「子どもだってちゃんとできる」ふつうの子ども 豊島区のはずれさんの映画レビュー(感想・評価)
子どもだってちゃんとできる
テレ朝系ドラマ『こんばんは、朝山家です。』を見て気になっていた嶋田鉄太主演ということで、見てきました。彼が演じる役は、どれも自然で、何か障がいのある役だと、実際にそういう子じゃないかと思ってしまうほどです。今回のこの映画でも、いわゆる「子役の演技」ではなく、本当にそういう子の普通の振る舞いにしか見えません(普段の彼を知りませんが)。
よく子どもだからできなくてもしょうがない、というスタンスの大人がいますが、そういう人はこの子が出演している作品を見てみて欲しいです。子どもだからって、バカにしていないかと。ちゃんと対応すれば、子どもでもちゃんとできるでしょうに、ちゃんと対応することを大人が怠けているだけじゃないでしょうかね?
この映画でも、ちゃんと対応することを怠けている大人が出てきます。いろいろ言い訳はするものの、大人たちの都合であったり、メンツだったりして、結局は何もしません。そんな大人たちを見ていて、動機はなんであろうと、何とかしなきゃと思う子どもたち。
今の小学校に関わる機会がありませんが、周りの子どもが騒いでいて、メインの子のセリフが聞き取りづらいというシーンがありました。あれはリアルな教室に見えるように、わざとなんでしょうか? それと校舎内なのに「飛び出し注意」という立て札があったのにはビックリ。
電車の中で、隣に座っている子どもが話しかけても、カラ返事でスマホゲームに夢中の親を見たことがあります。子どもに対して適度に適切に向かい合うことが必要じゃないでしょうかね?
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