「不穏な空気がずっと続く」ルノワール きーろさんの映画レビュー(感想・評価)
不穏な空気がずっと続く
観客にとって面白い映画と映画祭で評価される映画は全く違う。
この作品の不穏な空気や違和感は賞を取った者故の審査員への忖度の結果なのかもしれないと思ったり思わなかったり。
とにかく主人公の感情はチラホラ見えるが本意はわからない。
愛を知らないから愛せないのか、
愛を知らないから愛されたいのか、
愛を知らないから試したいのか、
愛を知らないから壊したいのか。
まったくわからないまま話は進んでいく。
まったくわからないから絵作りの昭和のディテールへの病的なこだわりに目が行き、主人公が橋を颯爽と漕ぎ渡る自転車の「昔オカンが乗ってたやつ」との完全シンクロに脳みそをぶん殴られる。そんな映画でした。
とにかく導入の夢のシーンからもう本当に胸糞悪い気分でそのまま最後まで行ってしまった感じ。
ポスターの多幸感と実際の内容がここまでかけ離れてるとそのシーンが映された時の驚きと違和感は半端ないな。
取り留めないけどこんな感想の映画もあるよね。
あと大好きなベンジー出てた!やっぱ彼のダメ男役最高だ!
それではハバナイスムービー!
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