ナイブズ・アウト ウェイク・アップ・デッドマン

配信開始日:2025年12月12日

解説・あらすじ

ダニエル・クレイグが主演を務め、ライアン・ジョンソン監督がオリジナル脚本で描く人気ミステリー「ナイブズ・アウト」シリーズ第3弾。ダニエル・クレイグ扮する名探偵ブノワ・ブランが、これまでで最も危険な事件へと挑む。

ある田舎町の教会で、絶対に実行不可能と思われる犯罪が発生し、名探偵ブノワ・ブランは若く実直な神父と手を組み、真相究明に挑む。しかし、その教会には長年封じられてきた忌まわしい過去が潜んでいた。

ブノワ・ブランと手を組む若き神父を「ゴッズ・オウン・カントリー」「墓泥棒と失われた女神」のジョシュ・オコナーが演じるほか、グレン・クローズ、ジョシュ・ブローリン、ミラ・クニス、ジェレミー・レナー、ケリー・ワシントン、アンドリュー・スコット、ケイリー・スピーニー、ダリル・マコーマック、トーマス・ヘイデン・チャーチら豪華キャストが共演。Netflixで2025年12月12日から配信。

2025年製作/146分/アメリカ
原題または英題:Wake Up Dead Man: A Knives Out Mystery
配信:Netflix
配信開始日:2025年12月12日

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Netflix映画「ナイブズ・アウト ウェイク・アップ・デッドマン」12月12日(金)独占配信

映画レビュー

3.5 生臭坊主への復讐

2025年12月25日
PCから投稿

ライアン・ジョンソンはTVシリーズポーカーフェイスのコンセプトをたずねられたとき「私が子供の頃に見ていたような、楽しくてキャラクター主導の、毎週事件を扱うミステリーの良さを掘り下げたものになる」──と語っていた。
ナターシャ・リオンはピーター・フォークを模しており、ドラマは真相を先に見せてから謎解きしていく倒置型になっていてコロンボそのものだった。
それを見たときライアン・ジョンソンという演出家は革新や目新しさへ奔ることなく過去のすぐれたミステリー遺産をオーソドックスに再映する職人型だと感じた。

今回のナイヴズアウトも古き良きミステリーを思わせる。筋立てはウィックス(ブローリン)がオリエント急行でいうところのラチェットであり、ウィックスは表向き敬われながら内実みんなに嫌われている。ダニエル・グレイグがポアロのような鷹揚さや滑稽さを見せながら実現不可能に思えるトリックを溶解していく。

役者もきれいに撮らず、素朴さを隠さずに演じさせており、ジェームズボンドだったグレイグはときどきぶざまでさえあるし、ホークアイのジェレミーレナーもおっさんにしか見えない。化粧っ気のないグレンクロースに残酷なほどカメラが寄るし、ミラクニスも警部補というよりは警官のコスプレしている人という感じ。素朴な外観で演技に集中させつつ、観衆の関心を種明かしへ持って行く演出はさすがライアン・ジョンソンだった。

もう一つは人の執心である。ころしを扱うミステリーなのだが、ふと、人間本来の良さや悪さが表れるときがある。この映画でいうと、建設会社の従業員であるルイーズと電話で会話しているとき、たんなる無駄話好きに思えたルイーズが、母親との確執に悩んでいることを知ってラングストロム(ジェフリーライト)は電話越しに懺悔をやってやる。
物語の中に本質的な命題が入っているときがある。ミステリと言うなかれで菅田将暉が柴咲コウが義父から「おんなのしあわせ」について説教されるのを反発する場面があったでしょう。ミステリーといえども人間感情によって繰り広げられる世界であり、それが表れる原作には感情移入ができる、という話。

ただ、けっこう長いのと乾きすぎ。
前前ナイヴズアウトのショートでゴージャスだったジェイミー・リー・カーティスやアナデアルマス、前ナイヴズアウトのジャネールモネイとか、ナイヴズアウトの艶々した魅力を担っているパーソナリティが今ナイヴズアウトにはいなくて、いないのはいいけれど本筋も硬派すぎるきらいはあった。前述とは矛盾するが、もうちょっときれいに見せたっていいべ、という感じはした。笑

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津次郎

3.0 重かった💦

2025年12月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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ねもちゃん

3.0 名探偵ブノワ・ブランはもはや脇役

2025年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ブラン(ダニエル・クレイグ)が登場するまでにかなり時間がかかる。
もはやジャド神父(ジョシュ・オコナー)が主役といって過言ではないほど、
ジャド神父が物語を引っ張っていく構成となっている。
またそれができるのがジョシュ・オコナーであろう。

犯人を予想しながら観るのがミステリーの醍醐味だし、
実際に私は犯人のアテがついていなかった。少し考えればわかりそうなのに。。
ブランによる謎解きコーナーも、途中で犯人が独白を始めてしまうのが
私は興醒めだった。でもまあ、私にとっては意外性もあって面白かったかな。

俳優陣も、ジェレミー・レナーとケイリー・スピーニーが出演していて
実に贅沢であった。

でもまあ、本作はアナ・デ・アルマスがヒロインで劇場公開されている
第1作目がいちばん面白かった。

あの面白さを次回(制作してくれるならば)は期待したい。

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ひでちゃぴん

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