プロフェッショナルのレビュー・感想・評価
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やっぱりリーアム・ニーソンは強い。 『96時間』シリーズのような凄...
やっぱりリーアム・ニーソンは強い。
『96時間』シリーズのような凄腕精密アクションとは違った、第二の人生を楽しむ元殺し屋人生の深みを感じさせる役どころ。
派手なアクションだけで終わらない、ニーソンの年齢やキャリアが活きた役どころになってる。
1970年代の北アイルランド紛争を背景にしてるので、街やクルマ、ファッションも見どころの一つ。
彼のクルマはトライアンフ・サルーン(Triumph Saloon)
半径300mの
ナメてたら、リーアム・ニーソンの傑作だった❣️
「プロフェッショナル」(原題:In the Land of Saints and Sinners)をAmazonプライムで視聴
(2025/6/11配信開始)
無双リーアム・ニーソンではなく、殺し屋ながら慈悲のある老人の渋い良作だった!
クリント・イーストウッドの愛弟子、ロバート・ロレンツ監督作。原題の方が分かりやすいのに、これはダメな邦題だろう。
主演リーアム・ニーソンが祖国アイルランド製作の作品に出演した作品であり、キャスト陣がほぼアイルランド出身の俳優ばかりなのも興味深い。
1974年、北アイルランド紛争を背景に、長年の間、殺し屋として暗躍してきたフィンバー・マーフィー(リーアム・ニーソン)は引退を決め、海辺の町グレン・コルム・キルで正体を隠しながら静かに暮らしていたが、ある事件が引き金となり爆弾テロリストの壊滅に挑む。
アイルランド共和軍(IRA)による首都ベルファストでの自動車爆破テロ事件から始まる冒頭のシーンに驚く。偶然にも子供3人を巻き込んでしまった陰惨な爆破テロ。テロ組織リーダーの女性デランが子供たちに逃げるよう叫ぶシーンが印象的であり、彼女のキャラ描写としても象徴的。
IRAの過激派グループが町に逃げ込んで来て、彼らのひとりが地元の少女モヤを虐待していると知ったフィンバー・マーフィー(リーアム・ニーソン)は少女を助けるために制裁を下し、テロリストたちと対立することとなる…
パブにて、人の死への軽薄な姿勢に怒り、弟分ケビンを殴るシーンはマーフィーの実直で真面目な人柄が象徴的に描かれた場面だと思う。
(所詮、彼も人殺しだけどね…)
「イニシェリン島の精霊」では、読書好きで聡明な主人公の妹役の好演で、第95回アカデミー賞:助演女優賞にノミネートされたケリー・コンドンのキャスティングが素晴らしい。アイルランド共和軍(IRA)の過激派グループのリーダーとしての演技が巧くて感心!(額の皺も印象に残る…)
テロ組織の同僚でもある、弟カーティスが行方不明となり、弟の行方を案ずる悪党デラン・マッキャン(ケリー・コンドン)が弟を殺したリーアム・ニーソンを追い詰めていく様子もスリリング。
(床に落ちてた弾薬で気がつくとは有能だよ)
悪党リーダー、デランとパブで取引する前、虐待されていた地元の少女モヤに愛猫を託すマーフィーの姿は死を覚悟した表れと優しさの描写。
悪党リーダー、デランが最終的に逃げ込んだのは教会というのも味わい深い。爆破テロを実行してもなお、神に救済を求めているのかもしれない。
果たして神は爆破テロのリーダーに赦してくれるのだろうか。しかしマーフィーの手により土に帰るのか…慈悲の心で恐らく弟と同じ場所に葬ってくれたのかもしれない…
地元の警官ヴィンセント(キアラン・ハインズ)の車のバックシートにマーフィーが残したドストエフスキーの「罪と罰」の味わいも一層深いし、本作のテーマでもある。静かで小さな未来を感じるラストがよい。別の街では静かに暮らしてほしい。
聖人と罪人たちの国、アイルランドには本当はどちらもいなくて、人間がそこにいるのみ。
(メモ)
同時期に公開した「アマチュア」の方を選び劇場鑑賞した事を少し後悔した。本作の方が、丁寧で分かりやすいストーリー展開と良い作品でした。
2025年の年間ベストに入れたい映画だった
アクション映画ではありません
リーアム・ニーソンと言えば英国人だが北アイルランド出身である。 この映画はアイルランドの映画だが、アイルランドの映画と言われても 何も思い浮かばない。 原題は「聖人と罪人の国で」
動画配信で映画「プロフェッショナル」を見た。
2024年製作/106分/G/アイルランド
原題または英題:In the Land of Saints and Sinners
配給:AMGエンタテインメント
劇場公開日:2025年4月11日
リーアム・ニーソンと言えば英国人だが北アイルランド出身である。
この映画はアイルランドの映画だが、アイルランドの映画と言われても
何も思い浮かばない。
原題は「聖人と罪人の国で」
アイルランドの名物と言えばIRAだが、この映画の中ではIRAのメンバーが4人死に、
それ以外の人が3人死ぬ。
フィンバー(リーアム・ニーソン)は戦争から帰ってきたとき、
妻が亡くなっていたことを知る。
フィンバーは金をもらって人を殺すことを生業としてきたが、
その稼業を辞めようと思っている。
静かな町にIRAのメンバー4人が潜んでいた。
フィンバーが大事にしている少女をその中の一人の男が虐待しているようだ。
それを赦せないフィンバーはその男を消すことにした。
男が死んだことを知った姉は弟を殺したフィンバーに復讐を試みる。
作品全体が暗い雰囲気なのはお国柄なのかもしれない。
映画的娯楽の要素も個人的にはあまり感じられない。
満足度は5点満点で3点☆☆☆☆☆です。
何をしたかった映画なんだろうか
アマプラでオススメに来ていたので視聴
原題『In the Land of Saints and Sinners』(聖人と罪人の国で)が
なんで『プロフェッショナル』になるのだろうか
タイトルを付けた者は一体何を見たのだろうか
少なくとも同じものを見たとは思えないのだが
スカした原題、リーアム・ニーソン、北アイルランドの美しい風景といかにもなBGM
うーん・・・イマイチ
引退した暗殺者が、不遇な存在をきっかけに、暗殺をして、追いかけられる
もはや面白みのない食傷気味のネタにもかかわらず、新規性も無ければ、独自性もいまいちで虚無
おまけにどう考えてもプロっぽくない行動でタイトル詐欺甚だしい
ハッとするようなアクションも、暗殺の悍ましさもない、カタルシスは皆無
劇場公開からあっという間に配信もわかる出来
アイルランドの美しい海岸線
そこは
憎しみと安息の地
戦いに疲れた男
闘い続ける者達
誰もが持つ
優しい心根
人の罪と罰
彼らの物語
※
【追記】
実は深く良いテーマの物語
ただ邦題にピントずれはある。原題 In the Land of Saints and Sinners 聖人と罪人の国で… こちらが内容ズバリの正解で、邦題と主演とこのポスターだと「ランボー」だとか「ダイハード」とかと同類と勘違いされる。この物語の中には日本人には分からない彼らの正義がある。それも重く苦しいテーマであると想像する。映画の中でカリフォルニアにゆく夢を語る青年が出てくる。自由の国、フラワーパワー、サーフィンと当時のアメリカは歌い、食べ、楽しい場所に見えたのだろう。アメリカならではの苦悩はあるが間違いでは無い。「聖人と罪人」どちらが正義か悪かの白黒は難しい。どちらも心の内では「救い」を求めている。何百年、何千年と、あの地は変わらずに有ったし、この後何百年先もあそこに残っていると思う。あの街で、あの村で起こった様な事は、現実にしばらく続いた。悲劇ではあるが、個々それぞれの意思も立場もあった。重く観るに耐えない時間を与えてくれなかったことにはある意味感謝すべきか。アイルランド出身の俳優を選び作った映画に気合を感じた。それぞれ素晴らしい演技だった。
自然は変わらずずっとここにあるのに、
我々は何のために何をやっているんだ。
彼らと同じく、あの風景に釘付けになった。
※
残念なのは邦題が単純すぎること
のれん分けをした老舗かと思いきや違う店
リーアム・ニーソンに
はずれなし!のはずだったが、前作に続いて個人的にはイマイチ。
アマチュアより本作を観たかったが、近隣での上映はなく待望の観賞。
だが、プロフェッショナルじゃなかったな。
時代背景もあるとは言え、スタイリッシュじゃなくて圧倒的にB級感が漂う。
もはや彼に目を見張るアクションを望むのは酷なのかもしれない。
敵役の女性にも観ていてフラストレーションがたまった。
自分の思想に合致しないものはすべて悪。
それでいて自分のすることはすべて正当化。
左翼の思想は万国共通か。
リーアム・ニーソンでなければ、最後まで観るのも辛かったかも。
配信で十分すぎた。
罪と罰
時代は1974年アイルランド紛争の最中、足を洗おうとした元軍人の殺し屋フィンバー・マーフィー(リーアム・ニーソン)が住む北アイルランドの海辺の町に武装組織IRAのメンバーが逃げ込んでくる、メンバーの女ボス、デランが弟の仇フィンバーをつけ狙う・・。
どちらも人殺しなのだがIRAの方が市民迄巻き込むテロリストだからフィンバーの方が多少はましに思えます。独身の殺し屋のくせに猫を飼っている演出は、ハリウッドのシナリオの教科書にも載った「Save the Catの法則」にフィット、まさに善人ぽく思わせるためでしょう。物語は西部劇のようなアウトロー同士の抗争劇、悪をもって悪を倒すお話。
邦題のプロフェッショナルはプロの殺し屋フィンバーのことでしょう、原題のIn the Land of Saints and Sinners(聖人と罪人の国で)はまさに内戦で荒廃したアイルランドの惨状、おそらく聖人とはフィンバーの隣人たちのことで、フィンバーもデランも罪人の方でしょう。劇中でもドストエフスキーの小説「罪と罰」が出てきますが人間の内面的な葛藤や、罪と罰、救済といったテーマを探求し、人間の本質に迫るあたりは似たような感触の映画でした。
二択に失敗
忘れかけていたIRAの悲哀。
トレーラーとはちがう
96時間に代表されるスーパー暗殺者的なトレーラーだったがまったくちがう。アイルランドの田舎の人と自然の中で暗殺者として苦悩し引退する主人公。あくまでこれがテーマでありテロリストとの対決も地味。人の「罪と罰」とアクションが中途半端でした。
控え目なリーアム・ニーソン…
時代背景も去ることながら、一昔前の映画のようなスピード感。リーアム・ニーソンの年齢的な部分を加味したのか、単なるいつもの無双の殺し屋ではなく、殺し屋稼業に疲れ、平穏な生活で余生を過ごしたい男を描いている。IRAの姉も政治的テロであり、弟のために復讐する姿は単純な善悪では語れない。過去の所業が長くは居座れない運命、友との別れ、雄大な景色、音楽に寂しさを感じた
今回は控えめでしたね。
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