プロフェッショナルのレビュー・感想・評価
全71件中、1~20件目を表示
『アマチュア』便乗タイトル
検索したら「プロフェッショナル」=「本職とすること」らしい。
リーアム・ニーソン演じる主人公のフィンバー・マーフィーさん、映画開始してすぐ引退していたような…。
まあたぶん、同日公開の『アマチュア』に便乗して邦題をつけたのだろうと勝手に推測。
風景が『イニシェリン島の精霊』と似てると思ったら、やっぱり舞台は同じアイルランドだった。
「復讐の連鎖」を描きたかったことはわかるが、ことの発端であるフィンバーの暗殺が個人的には理解し難かった。
たしかに子供への虐待は酷いことだけども、命を奪うのはやりすぎ。
そもそもテロリストのリーダーのお姉さん、映画冒頭でテロの計画より子供の命を優先する面を見せていたが、弟の幼児虐待を把握していたっぽいので、それならちゃんとお姉さんが弟を躾けておけばこんな大惨事になっていなかったのでは?と思った。
お互いに自業自得な気がした。
映画を観ていて久しぶりに典型的な死亡フラグを見た気がする。
1974年 北アイルランド紛争時 ベルファスト にて
リーアム・ニーソンが苦手なのでスルーしようと思ってたんだけど、北アイルランド紛争が絡んでると知って鑑賞。
いやー、北アイルランド紛争とかベルファストとか弱い(笑)
昔のパンクが好きだったら、この気持ち分かる人いるはず(笑)
1974年の北アイルランド紛争時で、ベルファストが舞台です。
ベルファストの町並みや風景、車もパブもギネスビールも最高だ!!
オシャレで、ウットリします。
『イニシェリン島の精霊』みたいな海岸線も出てきて、いいですよ♪
脚本も良くハラハラでき、引き込まれて観てました。
いい映画だった。
「Ghost Riders In The Sky」に似たテーマ曲?が使われてたりして、西部劇っぽさも感じた。
敵が最高にムカムカするイヤな奴だった(笑)
ちなみに、この映画、気に入って2回観ました(笑)
スルーしなくて正解だった(笑)
迷ったら、ぜひ!!
『アマチュア』って映画が、いま同時期に公開されてるけど、この『プロフェッショナル』の方が好みです(笑)
『ベテラン』って映画も公開中だけど、似た言葉のタイトルの映画が同時期に3つも公開って、面白いですね(笑)
タイトルに惑わされないように
リーアム・ニーソン作品は大傑作にもなかなか当たらない代わりに、大ハズレも無いので近年の作品は欠かさず観ている。 本作もルーチンのように観賞。
ところで、本作は公開日の11日に観た作品2本の内の1本だが、実は本作の前に観たのが“アマチュア”。 「アマチュアの次がプロフェッショナルって」と一人密かに笑ってしまった。“アマチュア”は原題そのままだったが、本作は原題とは異なる邦題なので、“アマチュア”の同時期公開を知ってから、狙って付けた邦題???
【物語】
舞台は1970年代の北アイルランド。戦争で暗殺スキルを身につけたフィンバー・マーフィー(リーアム・ニーソン)は海辺の片田舎グレン・コルム・キルで、厄介者の始末を職にしてひっそりと暮らしていた。 しかし、殺し屋稼業をいつしか悔いるようになり、引退を決意していた。
そんなとき、ベルファストで爆破事件を起こしたアイルランド共和軍(IRA)に属する過激派グループが町にやって来る。親しい少女をグループの一人が虐待したことを知ったマーフィーは、加害者を打ちのめして少女を救う。しかし、仲間がやられたと知った過激派グループは復讐のために犯人を探し、マーフィーに迫っていた。
【感想】
冒頭に書いたことの続きになるが、リーアム・ニーソンの役柄は確かに「凄腕のプロ」という設定が多い。なので、タイトルだけ見たときは「なるほど」と思った。 が、本作はちょっと違った。“凄腕”かも知れないが、タイトルから連想される「凄腕のプロの殺し屋」という感じではない。 そういう意味では「タイトルに偽り有り」かも。やっぱり、宣伝のため、受け狙いのタイトルかと疑いたくなる。
リーアム・ニーソン演じる多くの主人公のもう1つの共通点は、“凄腕”でありながら人情味あふれるキャラ。そこが彼の魅力なのだが、本作もそちらは健在。本作は“必殺仕事人”的作品というよりは、片田舎の町で晩年を迎えようとしている男と町の人達の交流、そして小さな町で起きた事件を描いた哀愁漂う物語だ。 タイトルから「凄腕のプロ」の話を期待してしまうと
「なんか、違う」「ガッカリ」
となるかも。
でも、ミスリードを誘うタイトルに惑わされなければ、悪くはない。
人間ドラマ
この邦題はないわ
邦題が微妙
リーアム・ニーソンの男気溢れるいつもの映画であったと思う。
70年代が舞台なので撮影等かなり難航したんじゃないのかな?
今作は派手なアクションシーンはラスト位にしか無いので物足りないと思う方もいるかも知れないがその分人間描写が上手く描かれていたと思います。中だるみとかも全く無かったです。
ラストのパブでの対決シーンは西部劇又はマカロニウエスタンはたまたクリント・イーストウッドへのオマージュなのかと思ってしまいました。流れていた曲もハーモニカをベースにしているしね。
全体的に良い映画なんだけど、ただタイトルの英題と邦題が両方共しっくりこないんだよなこれがなんでだろ~?
いっそのこと「フィンバー」でいい様な気がします。
『In the Land of Saints and Sinners』『聖人と罪人の国で』。 『聖者にも過去があり、在任にも未来がある』というメッセージ
ラグビーではイングランドとバチバチの闘いを繰り返す『北アイルランド』。
子供の時に世界地図を見て、なんでこの島の上部一部だけイギリスなの?と誰もが疑問を持ったパーツ。
民主国家と認知されているイギリスが21世紀目前まで殺戮・拷問・差別・蹂躙を繰り返してきた悲劇のゾーン。
祖国独立を願う過激派IRAを取り上げた物語は北アイルランド出身の『リーアム・ニーソン』をはじめ、アイルランド出身の俳優で固めた視点も深い。
『リーアム・ニーソン』らしい勧善懲悪ものですっきりした!っていうだけでは感想を終えられない深い映画。
いい意味でも悪い意味でも『平和な国家』の邦題は『プロフェッショナル』に対して原題は『In the Land of Saints and Sinners』『聖人と罪人の国で』。
『聖者にも過去があり、在任にも未来がある』というメッセージを前提に観れば深さがわかる名作。
派手なアクションはないが、良い映画。 C.イーストウッドの作品のよ...
派手なアクションはないが、良い映画。
C.イーストウッドの作品のように
人物をよく描けていると思う。
ただし日本語タイトルはよくない。
俺を怒らせるなというのもよくない。
配給会社は的が外れている。
こんなにいい映画なのにそれが残念だ。
Potager
リーアム・ニーソンが銃を持ったビジュアルを見ると脳が考えることをやめて「見に行こう!」という気分にさせられるのは毎度のことです。
この週は謎にアクション映画が多くて嬉しい悲鳴が響き渡っています。
ただ中身は全然アクションしてくれない…薄味な銃撃戦と人間ドラマの作品で好きではなかったです。
原題が邦題と全然違うので何かしら捻ってるんだろうなとは思いましたが、「アマチュア」公開週にぶつけるのは戦略としては有りだけど観客には不親切だなと思いました。
これだけ銃を観客に向けたポスターをしているのに、アクションはバーの中で起こったり、道の真ん中で起こったりととても地味。
ド派手さを求めすぎたってのもあるんですが、あまりにも動かなさすぎて退屈でした。
テロリストの残虐さはしっかり表現されていましたが、爆発をやっている割にはどうにもショボく映ってしまい、テロリストたちも情緒不安定なので見ていてイラつかされます。
一転して人間ドラマとして見ると興味深いところがあり、警官と軽く賭けをやって楽しんでいたり、庭を作りたいからと引退をそそのかしつつも、実はお隣の女性に惚れていて近づこうとするという可愛げがあり、ご飯を食べたり、庭の知識について共有し合ったりと優しい老後を過ごしていて微笑ましいので、テロリストの方々はお帰りください案件でした。
元殺し屋のマーフィーの元へ幾度も幾度もやってくる悪人たちを葬る様子は面白く、葬る前に穴を掘らせて、1分間猶予を与えて遺言を言わせてから銃弾でぶち抜くスタイルで、その穴を埋めたのちに木の苗を植えて育てるといったユーモアもあり、でもよく見たら結構な数の木が生えているので、どんだけ殺したんすかという気分になりました。
リーアム・ニーソンが最高なイケおじなのは今作でも健在で、やっぱこの人にはまだまだアクションやり続けて欲しいなと思いました。
全体的なキャラクターの個性はしっかり出ており、それ故にテロリストたちが弱く映ってしまっていたのが残念でした。
ロケーションも壮大という言葉が似合う広大な土地で、そこでじんわり広げられる人間ドラマは良かったんですが、いかんせん沸点低めのテロリストと沸点低めの元殺し屋がドンパチし合うので街中が大変なことになるのはなんだか良くも悪くも哀愁が漂っていました。
邦題でやらかしてしまっているタイプの作品で、「愛を耕すひと」くらいしっとりしたポスターでやってくれたらまだギャップを感じずに観れたのになと思いました。
鑑賞日 4/11
鑑賞時間 13:40〜15:40
座席 F-17
木を植えています
第二次世界大戦の戦場帰りで戦後は田舎町で殺し屋をしている男・フィンバーが、引退を見据えた矢先によそ者が町の平穏を乱しているのを知り、秘かに危機を排除しようとする物語。
舞台となるアイルランド北西部の町は、やらかして都会から逃亡した者の潜伏先としてメジャーなのか、殺し屋と仲介人が常駐済という設定が面白い。
テロに失敗して逃亡してきたIRAメンバーと闘うフィンバーの姿は、相手に負けず劣らず身内に優しく他人に厳しいスタイルなので、ヒーローとは言い切れない。西部劇やハードボイルド映画のような、業を背負って戦い抜く彼の姿を見守る作品だと感じた。
タイトルは『プロフェッショナル』だが、フィンバーの行動は鮮やかなプロの手際からはかけ離れている。普段相手を弱らせてから始末するせいで格闘は得意ではなく、交渉には失敗し、相手の行動予測もよく外す。多分「リーアム・ニーソンのアクションもの」ということで作られた邦題なのだろう。英題『In the Land of Saints and Sinners』の方が、この無情な争いを表現できていたと思う。
「リーアム・ニーソンのアクションもの」という売り方に一定の集客効果があるのはわかるが、そのフレームと内容のズレが目立つ作品が続いている気がして心配である。
断崖の町の景観とハードボイルドな世界観がマッチしており、曇天続きの空もいい味を出していた。
戦地から帰還して空っぽになったフィンバーはどういう心境で30年の殺し屋稼業を生きてきたのか、想像が刺激されるキャラクターである。海沿いの途切れない道が、予定外に老境を手探りで生きることになる彼のこれからを想像させる作品だった。
『善き人』であろとする常人のハードボイルドストーリー
けっこう好き。
ジョン・ウィックやイコライザーのような『舐めてた相手が実は殺人マシンでした』系映画を期待して観ると肩透かしを食らう。
老境に差し掛かった殺し屋リーアム・ニーソンが、仕留めたターゲットの最後の言葉をきっかけに、殺し屋を引退し『善き人』として生きようとしたタイミングで、IRAの爆破テロリスト四人が村に逃亡してくる。
テロリスト四人の内、一番チンピラ臭い若者が食料調達のついでに村の少女を虐待しているのを知ったものだから、『善き人』として生きる生きる決意をしたリーアム・ニーソンは虐待を止めるために殺し屋として対応するが、そのせいでチンピラの実姉でテロリストのリーダーの女性を刺激してしまう。
登場人物誰も超絶な戦闘スキルなど持っていないし、話のスケールも小さい。
リーアム・ニーソンが所属していた殺し屋組織?は仲介業者と常勤とアルバイトが一人づつ位の規模だが「実際に殺し屋とか居たとしても、この位のスケールなんじゃないか?」という感じはする。
IRAテロリスト側(主にリーダーの女性)はチンピラに毛が生えた程度で、非道ではあるが情を持ち合わせている一面も垣間見せる。
そんな両者で、リーアム・ニーソンが『善き人』になろうとした行動をきっかけに、いざこざが起こり、次第に事が大きくなってしまう様子が、70年代のアイルランドの田舎を舞台に大変地味(渋いとも言える)に展開していく。
殺人を解決手段に使ったせいで(思い返せば、あのチンピラはボコボコにする程度に留めておけば、それで済んだんじゃ…)、事態が悪化するというあらましはジョン・ウィックやイコライザーに似ているが、ジョン・ウィックやロバート・マッコールのような超人ではない常人には、悪化した事態を速やかに収束させる力などなく、翻弄されながらも食らいついて解決するしかない。代償を払うハメになっても。
殺し屋引退前から既に地元に馴染んでいる様子のリーアム・ニーソンのスローライフと、アイルランドの田舎の穏やかな風景が良かった分、地元を去らなけれならなくなるラストは哀愁を誘う。(自業自得なんだが)
失敗しながらも『善き人』であろとする常人のハードボイルドストーリーとして、けっこう良い出来だったと思います。
時と共に罪は重くなる
聖人と罪人の地で
プロフェッショナル(映画の記憶2025/4/13)
奇しくも同時期公開に「アマチュア」ありw
プロの殺し屋が引退を考えるが・・・というありがちのプロットながら
美しいアイルランドの田舎の風景を、比較的ゆっくりと見せながら
会話や物語そのものも時に退屈さを感じるギリギリのペースで展開していく
タイトルはプロフェッショナルとあるが、どうもリーアムニースン演ずる
殺し屋はプロの殺し屋としては精彩を欠く(老いからくる部分もあるが
殺し屋としての冷酷さは微塵もない)
ターゲットの最後の言葉や、若手の殺し屋の無神経な言葉に気持ちを揺さぶられて
しまうのは彼が「プロフェッショナル」に見えないという違和感があった
本当に原題がプロフェッショナルか?と思い調べると、原題は
「In The Land of Seints and Sinners」和訳「聖人たちと罪人たちの土地」
そう、映画で語りたかったことはこのタイトルに凝縮されている
登場人物の深堀りはほとんどなく、良い人とそうでない人が
各々の「理由」でこの土地に住んでいるまたは縛られているという感じか・・・
アイルランドと言えば、IRAと呼ばれるテロ組織の名前と結びつく
映画の中でも冒頭にその活動が描かれる テロを強行するメンバーたちの
「そうする理由」は詳しくは描かれないが、リーダーである彼女の戦いは
途中から「弟」が理由になっていく
また、主人公リーアムも「そうする理由」がありそれは「弟」と繋がる
若手の殺し屋も殺し屋をする理由とアメリカの音楽を好む理由をサラっと
セリフで語らせる
また、リーアムと親交が深い警部さんや隣人の未亡人など、「聖人」側である
人たちの数少ないセリフが、この映画を気持ちよく調和させていく
予告編などで煽っている、リーアムニースンの過去作のような殺し屋としての
アクション映画として期待するのはミスリードになるだろう
それでも、観終わってから「これはこれでいい映画」と思えるから
見て損はない
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