Instruments of a Beating Heartのレビュー・感想・評価
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短編ドキュメンタリーとして傑作。よくカメラが子どもたちにここまで近...
短編ドキュメンタリーとして傑作。よくカメラが子どもたちにここまで近寄れたなぁーと感心する。かなり長時間撮影してたらしい。学校側や子どもの保護者達の理解を得るのが先ずは大切だったろう。
山崎エマ監督の映画『⼩学校〜それは⼩さな社会〜』(99分)から生まれた短編でYouTubeで公式に観れる。
この短編がアカデミー賞にノミネートされた。
災害が起こっても国民が暴徒化する事も無く、飛行機や電車が長時間止まっても他の人に邪魔にならない様に待機してたりする日本人の国民性は小学校教育で作られているのかも。
電車の到着が1分送れただけで館内放送で謝罪のアナウンスが流れるのは、来日した外国人からは異常らしい。
カリフォルニアに住んでる映画評論家の町山智浩さんが言ってたが、アメリカの小学校では生徒が掃除したり給食当番をしたりする事は無くて、最近は予算が無くて美術の授業や音楽の授業も無くなってるらしい。それに担任の先生というのも無い。日本の小学校は "学問" と "社会の協調性" も教えているのだろう。
※山崎エマは伊藤詩織監督の『Black Box Diaries』でも確か編集をやってた方。
こちらもアカデミー賞のノミネート作で受賞最有力。(なのに日本公開は難しい日本映画)
イデオロギーと国民性
これは見ようと思って見た訳ではなく、たまたま偶然に本作を紹介していたYou tubeを見ていて、そのまま本編も見れたので見たという事ですが、どうやら今年の第97回アカデミー賞で短編ドキュメンタリー部門にノミネートされたそうです。
もう少し説明しておくと現在公開中のドキュメンタリー映画『小学校/それは小さな社会』の短縮版だそうで、なんかちょっと得した気分になりました(笑)
内容については本当に世界発信に向いているというか、日本以外の人が見てどのように感じどのように受けとめるのかが重要であり、そういう役割を持った作品のような気がします。
各国それぞれに多様な文化の違いはあれど、世界はどんどん小さくなり均一化している今だからこそ、賛否・正誤ではなく一つの教育サンプル事例として何かのヒントになりはしないか?という意味で、世界中の人に見て貰いたい作品ではありましたね。
でも特に民主主義の国の人達が本作をを見たら(作品の賛否ではなく、本作で描かれていた教育論に対しての)賛否が必ず起きる様な気はします。
日本は一応民主主義国家であるという事は世界で認識されているとは思いますが、他の民主主義国家とはかなり違って見られているとも思っています。
本作を見ていても社会主義や全体主義に近い国の様にも見えるかも知れません。
欧米の個人主義に根ざした自由・自主独立型の民主主義ではなく、古い歴史と文化のある単一民族が作り上げた民主主義なのですから当然違っていて当り前ですが、どちらが良いのか?どちらが理想的なのか?どちらが今の社会に合っているのか?と、外国人だからこそ色々な事を考えるヒントになる作品の様な気がします。
小学校密着は難しいのでは
YouTubeで視聴。
現在、公開中の小学校の短縮版。
まさか、アカデミー賞短編ドキュメント部門に
ノミネートされるとは思わなかった。
チェックしたが、改めて小学校の密着ドキュメントは難しいなと痛感。何故、世界の評価が高いのか
よく分からない。
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