あめだま

劇場公開日:

あめだま

解説・あらすじ

児童文学界のノーベル賞とも称されるアストリッド・リンドグレーン賞を受賞した韓国の絵本作家ペク・ヒナの「あめだま」を、東映アニメーション製作で短編アニメ映画化。コミュニケーションが苦手な少年ドンドンが、人の心の声が聞こえるようになる不思議なあめだまを通じて他人の気持ちを知り、自分の気持ちを伝えることができるようになる様子を描いた。

公園の片隅でひとり、ビー玉遊びをしている少年ドンドン。新しいビー玉を求めて文房具店に行った彼は、店主のおじいさんから、ビー玉の代わりに一袋のあめだま袋を買うことに。色とりどりのあめだまから一粒選んで口に入れたドンドンは、どこからか自分の名前を呼ぶ声が聞こえ始めて……。

監督は、「ドラゴンボール」「金田一少年の事件簿」「ふたりはプリキュア」などでシリーズディレクターを務めてきた西尾大介。プロデューサーは「プリキュア」シリーズの生みの親としても知られる鷲尾天。第97回アカデミー賞で、日本作品として史上4作目となる短編アニメーション部門ノミネートを果たした。

2024年製作/21分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2025年2月28日

オフィシャルサイト

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受賞歴

第97回 アカデミー賞(2025年)

ノミネート

短編アニメーション賞  
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(C)Baek Heena, Toei Animation

映画レビュー

2.5ファンタジー系の寓話。結構面白かった

2025年3月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

韓国の絵本が原作のアニメ映画。
製作は日本の東映アニメーションで、監督も日本人だが、映画の舞台は韓国。21分の短編映画。

ファンタジー系の寓話。結構面白かったです。
2025年のアカデミー賞のアニメーション部門でノミネートされたので興味を持って観てみました。

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Mみやこ

3.5しっかり、良質、なだけに─

2025年3月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

原作はしっかりしたものだし、確固たるプロが制作した良作。なのでこの尺だとあっという間。面白い、よき、すなおに肯定的にとらえられる作品でしたが、映画として臨むとさすがに短い・・・と勝手に人の苦労や労力を無視して見ただけの印象だとどうしてもそうなってしまいます。驚くぐらいに違和感が全くなくアニメーションしていくので、さらりと簡単に作り上げてしまったような印象さえ持たれかねないような・・・そういった意味で今一度振り返ってみると、恐ろしいほどのクオリティーだったのかもしれません。

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SH

3.5順番を変えたら、もっとジンと来たように思う

2025年3月4日
Androidアプリから投稿

変に漫画的に(可愛らしく)デフォルメせずに、のっぺりとした東洋人の顔をリアルに再現したような登場人物たちに目を奪われる。人間だけでなく、犬も、同様に、生々しい。
はじめは、こうしたキャラクターに違和感を覚えたが、ストップモーション風のぎこちない動きと相まって、すぐに、その素朴な味わいに親しみを持てるようになった。
特に、突然、息子に後ろから抱きつかれて、驚きのあまり固まってしまった父親の佇まいなどは、それだけで「一幅の絵」になっていて、笑ってしまった。
漫画的ではない登場人物たちに対して、少年が耳にする声が、「ひらがな」の形で物体化するという漫画的な演出も、意表を突いていて面白かったと思う。
ラストは、想像した通りの展開となって、ストーリーとしては予定調和だが、短い時間の中に、物語のエッセンスが凝縮されていて、「コミュニケーションの大切さ」というテーマが、しっかりと心に響いた。
ただ、「あめだま」を舐める順番については、最後から2番目に「お父さん」、一番最後に「犬」だったならば、もっとジンと来る話になったのではないかと思えてならず、そこのところは、少し残念だった。

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tomato

3.0鑑賞動機:アカデミー賞ノミネート10割

2025年3月2日
iPhoneアプリから投稿

短編映画を目にする機会がある、しかも劇場でなんて…。アカデミー賞ノミネートが後押ししたのが大きいのだろうが。
クレイアニメ風のタッチで、日常に紛れ込んだ不思議によって、少年の世界がちょっとだけ変わる。順番も意外と大事かも。4つ目はちょっとズルいぞ。

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なお