「やりすぎです。」映画 仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者 ヤスさんの映画レビュー(感想・評価)
やりすぎです。
ゴジュウジャーもかなり良かったですが、ガヴは今まで観た夏映画でもトップクラスでした。良くもここまで色んなものを詰め込めたものだと驚きました。
予告でストマック家がクローズアップされていましたが、割とちょっとしたお楽しみ要素に留まっていました。ショウマを助けに来たというよりは、たまたまショウマと敵のいるタイミングが被ったぐらいの感じだったので、敵が映画では味方に!ということではなかったです。それでも5人で戦うシーンは圧巻でした。
とにかく、ストマック家が霞む程、映画のキャラが良かったです。ガヴのキャストの演技力が凄いので、正直不安もありましたが、それを払拭する演技と脚本でした。この時間でキャラに感情移入し、没入できるとは思ってもみませんでした。
敵も、絶望的なまでの力ではありませんでしたが、かなりやっていることが悲惨で、本編の闇菓子よりエグい内容でした。
かなり衝撃的なシーンもありましたが、手前段階でショウマが助けるだろうと思いながら観ていたので、救いの無い脚本に驚きました。
新フォームも敵もめちゃくちゃ良いデザインで、かつ既存のフォームも駆使して戦っていましたので、変身前はドラマに、変身後はアクションとフォームに釘付けでした。
ガッチャードは大分映画キャストの演技だったり脚本だったり、フォームだったりと気になる点が多かったですか、ガヴは何も言うことが無い、ただただ良い作品を観た満足感しかありませんでした。
さすがに全くの初見では楽しめないので、最低でもヴラム登場までは本編を見てから鑑賞した方が楽しめるかと思います。
本当に最高の作品をありがとうございました、パンフもゴチゾウブックも良かったので、両方ある今のうちに是非、鑑賞して頂きたいです。