バスティオン36のレビュー・感想・評価

フランスの国家警察の犯罪を映画化している。
主人公は理不尽な理由で左遷されてしまう。
しばらくして、元チームの捜査員が二人、殺される。
前半の説明がダラダラ長く、エンディングが酷い。

特筆して良いところも悪いところもない普通の作品です
面白みや新鮮さはまったくないですね

正義は貫かれなかった。。フランス警察の腐り切っていること。しかし、アントワーヌの死は元はと言えば闇ボクシングに興じていたことから暴漢に襲われたもの。父親のDVの影響なんだけど克服できなかった。あのままマスコミにリークする流れなら、暴漢ではなく警察に殺されていたかもしれないが。登場人物の名前がいきなり飛び交うので分かりにくい部分はあったが終始シリアスな展開、当にノワール作品で緊張感はあった。後味は悪かった。

一人で背負うには重すぎる真実。
知ってしまったが為に、生命を狙われかねない真実。
まったく別の事で死んでしまったのは「えっ、そんなラスト」であるが、
世の中、知らない方が幸せな事もある。

何だか不穏な空気だが、雰囲気進行で終盤に台詞でネタバレするタイプの映画でした。「ブラック・アンド・ブルー」や「トラブル・バスター」、「セキュリティ・チェック」の様な、巻き込まれてハラハラする映画が好きなので、かなり物足りないです。途中で殺害された女性が、売春婦売春婦言われて、誰だって好きでやっている訳じゃ無いのに、死後も尊厳が無かったです。