オメデタ?! そんなトコのレビュー・感想・評価
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テンションに乗り切れず…
気軽に笑えるコメディが観たくて鑑賞。
個人的にあまり乗り切れなかった。
コメディポイントも下ネタも笑いに振り切れず、全体的に苦笑いで観る形に。
友情(しかも対象が二人)や恋愛、年齢や立場故の女性の孤独というドラマ要素もあったけどそれらもどれもハマれず…むしろいろいろなエッセンスが多いからかシーンに連続性がなくてつぎはぎのような印象を受けた。
「こんなシーンを入れたい!この部分があったらドラマや笑いもカバーできるだろう!」みたいな感じか。
妊娠がばれるばれないの攻防も、お腹をぶつける云々以外の別の方法での笑いも見たかったな。
あと今作で改めて気づいたが、主演のエイミー・シューマーが自分は苦手なのかもと思った。
彼女自身がというか、彼女が主演のコメディ映画がどうにも面白く思えないことが多い。
中途半端なコメディや、笑いもロマンチックさも足りない下品で妙にリアルなエロ表現など、なぜか彼女が演じるキャラクターを魅力的に思えない(今作はほかのキャラクターの面白くもない下品さにも辟易してしまった)
脚本なのか演出なのか演技のせいなのか分からないけど。
もっといいキャラクターの作品に会えたらいいなと思っているけどなかなか…。
ただいいなと思ったシーンもあった。
フェリーの上で見つめ合っていた時に主人公が文学作品から引用した言葉をぽつぽつと話すところとか。普段の彼女と違う控え目でおずおずとした言い方と少しうるんだ目、これは惚れるよ、と同性ながらに思ったりした。
その女偽腹につき
エイミーシューマーがフェイク腹をつけている画像を見ただけで「フェイク腹をつけていい気分になって外せなくなっちゃうんだな」というところまでわかった。それで起こりそうなドタバタも詳細ではないにせよぼんやり想像できた。そうすると見る前から半分はわかった感じで実際見ると想像にたがわない展開をしてきた。
とはいえ予測できるのがいけないわけではなくあとは好みの問題だった。“上品”な笑いに占められているので家族向きとは言えないがぼっちでクスクスするにはちょうどよくシューマーのはれぼったい顔つきも体つきも好ましかったので楽しく見た。
しかしシューマーは毒舌系スタンダップからのしあがってきたタフな人で舌禍も多くジョークの盗用疑惑や擾乱かなにかの逮捕歴もある。一方で寄付や支援活動にも積極的、つまり良きにつけ悪しきにつけ活発な人ゆえたぶん本国ではシンパとアンチが半々みたいなポジションなのでは、と思う。
よってキャラを知っている上で見るコメディだからアンチはパスするだろうしアンチでなくてもエイミーシューマーが清らかでソフィスティケートされたコメディをやるわけないので、それをわかって見るコメディだった。だからこれを下品だと評するのは相撲を見に行ってみんな太ってるんですねと言うようなものだが、としてもいい出来とは言えなかった。
imdbは5.0でRottenTomatoesも23%と23%。
Kinda Pregnantはチョボウスキーのエヴァンハンセン(2021)とかWorld's Greatest Dad(2009)のように、偶発的についた嘘が周囲のじぶんへの好待遇によって実は嘘だったんですと明かせなくなってしまうというプロットをもっている。撮影時シューマーは42で主人公レイニーもその辺りだろう。ぎりぎり崖っぷちなのに男にふられてマタニティショップでフェイク腹を着けてみたら道行く人が彼女を祝福し敬意をもって接してくれることに歓びを感じて外せなくなってしまう。厚底靴もセーラー服を着る立場じゃない女がセーラー服を着るのも似たような自己実現欲求だろう。フェイク腹を着けてフェイク妊婦になったレイニーは、ママステという吸った息を屁で出すあなるラマーズエクササイズで会ったミーガン(Brianne Howey)と友達になる。
レイニーは教師だが学校はゆるく、むしろ生徒のほうが理解力と包容力がある。同僚ファロン(Urzila Carlson)は終始葉っぱをふかしているし、同じく同僚Shirley役として出てくるLizze Broadwayという女優がとても上手で映画内でもShirleyがからんでくるところがいちばん面白かった。
Shirleyは二回り年下ながら底意地の悪いインフルエンサー的ポジションで終始レイニーをばかにしてくるのだが態度が据わっていてキャスリンニュートン的な胆力を感じた。
レイニーはラテ/ジョッシュ(Will Forte)が指摘するようにイカれているというよりは病気だがシューマーが演じることで“正常”の閾値が変動するため、いつものエイミーシューマーだと思えてしまう。普段ふざけたおしている人間がふざけても諧謔性はトリガーされないというのがあった。
とはいえKinda Pregnantはじっさいには切実な主題をもっている。男なら種ある限り90代でも自分の子をつくることはできる。でも女は適齢期を逃したらもう自分の子をつくることができない。だから年をとって適齢期を過ぎてしまったときの喪失感はたぶん男には想像できない。たとえパートナーがいなくても、また子供をつくろうと思っていなくても、40代半ばになってもうこの年齢ではむりだと悟ったとき、自分の子孫が残せないとわかったとき、そんなときの気分は男にはわからないものだ。そういう女の哀しさみたいなペーソスがこの映画には・・・なかった。最後も整氷車を暴走し街を破壊しまくって終わった。
しかし現実のシューマーは2018年にクリスフィッシャーというシェフと結婚し2019年に男児を出産した。子宮内膜症のため帝王切開で生まれたそうだ。出産後、子宮や盲腸を摘出している。SNSで顔パンパンだといじられたとき、顔がはれぼったく見えるのは子宮内膜症と薬の副次作用であると反論した。なのではれぼったいと思ってしまったことはいけなかったがシューマーのバウンス(bounce)な印象は彼女のトレードマークでもある。
いまを生きる
下ネタはますます直接的に
四十過ぎの独身女性が主人公(エイミー・シューマー)、期待していたプロポーズが得られず、友人の妊娠姿に憧れ、妊娠を偽装することに。
その姿でいい男に出会ってしまい・・・。
モロな下ネタは苦手なのでちょっと引くが、可笑しい。
妊婦=勝ち組ではないですよ
台詞にキレがあり、気楽に楽しめた!!
お腹に詰め物をして、妊婦のフリをした女性の出会いを描いたコメディです。日本では作れないであろう内容で、特に下ネタや罵倒にキレがありました。偽装もそれ程オオゴトにはならないので、殺伐とした日本の現実から逃げたい場合は、軽快で気楽に楽しめる映画だと思いました。
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