パーフェクト・シェアハウス

佐々木ありささんのファンです。
今までのミステリアスな役柄と違って、視覚障害だけど自分の意志を通す強さと、
不安定な迷いに振れる感じがリアルでとても良かったです。
サイコ風味のある平井亜門や○○な濱田龍臣もハマってました。
SFの会話劇なので、想像でストーリーを補完しながら見ていましたが、最後は
バッドエンドかハッピーエンドか曖昧な感じで余韻が残りました。
佐々木さんの熱演、また見たいです。

第7地区と呼ばれる埋め立て地に建てられたシェアハウスにて、擬似カップルとして生活しながら動画配信をするという企画に参加した4人の男女の話。

外科医の芽衣と大手外食チェーンの御曹司でアイドル的動画配信者の翔は本当に付き合っていて、全盲の女優の凛と元介護士で吃音の遣都は企画上のカップルという設定で、シェアハウス生活120日目から話しは始まって行く。

どうやって分析したのか不明な眠剤騒ぎからの疑惑展開は良いけれど、良くわからない停電騒ぎだったり、さらには過去の話しとかなんだか回りくどい。
そもそも、どの部分が配信されているのかわからないし…。

そしてこれまた訳のわからない消滅からの、なんだか後出し設定暴露されてなんだそりゃ？？？

最早何でもありで納得感も何もあったもんじゃなかった。

海辺のシェアハウスでの共同生活を配信していた2組の疑似カップルが、あることをきっかけに関係が崩れていく様子を描く。

かなり暗い描写だけど、それがテーマを引き立たせていて、スクリーンに引き込まれる。
なぜ彼•彼女たちがシェアハウスの住人に選ばれたのか？そして、その結末は近い未来を暗示しているようでホラー感。
誰も苦しまない真っ白な世界、愛が満ちた世界になることを願う。