劇場公開日 2025年5月9日

「面白いと思えるかは好き嫌いがはっきりするか」VENUS ヴィーナス yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0面白いと思えるかは好き嫌いがはっきりするか

2025年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年125本目(合計1,666本目/今月(2025年5月度)10本目)。
 ※ 個人的にDM(ツイッター)で「10月7日のガザ」のオンライン試写会に招いていただきましたが(ドキュメンタリー映画)、ここに映画タイトルが上がっておらず感想の書きようがないので飛ばします。

 もともと、クトゥルフ神話などで有名なラヴクラフトの有名な作品を、スペインを舞台に現代風に置き換えたという事情があり、スペイン映画もまぁ珍しいですが(年間10本あるかどうかくらい?)、一方で元ネタとなる作品はどうしても原作によるので(多少アレンジされている模様)、ここの好き嫌いがはっきり分かれるかなという印象です。

 スペインを舞台にして現代(スペインの公開は2022年の模様)のお話にしたのでわかりやすいところは多いですが、日食月食ほか、太陽系の諸現象の話が色々出て(現代スペインの映画基準で見ると)話の飛びようが変で、ここの好き嫌いがはっきりするような気がします。

 ホラー映画に分類され、直接的なホラー描写もありますが、原作が原作だけに間接的な描写も多く(クトゥルフ神話がそうであるように「徐々に精神を病んでいく」ような描写を想定したところもある)、その観点でも見てよかったかな、といったところです。

 太陽系に関する若干の諸現象の話題について若干明るいと有利かなと思いますが、原作そのものは100年くらい前のラヴクラフトの作品で、今からみても多少リメイクはされていても、趣旨のわからないセリフも多々出ます。ここは好き嫌いがはっきり分かれるかなというところですが、ホラー映画の元祖といえるラヴクラフトの作品としては一押しできるかなというところです。

 公式サイトにはいわゆる「光の点滅」に関する注意書きはないですが、主人公(ルシア)の描写の一部で「やや」厳しいかなという部分も一応あります。迷ったら後ろ側の席推奨です。

 採点上特に気になる点までないのでフルスコアにしています(古い作品なのでどうしてもわかりにくいものはありますが、過去作品やいわゆる復刻上映(広義な意味)までそれを気にして減点対象にすると減点対象が際限なく広がることになるので、まるで趣旨不明なもの以外は対象外にしています)。

yukispica
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