劇場公開日 2025年6月13日

おばあちゃんと僕の約束のレビュー・感想・評価

全70件中、1~20件目を表示

3.5Redefening Mortality

2025年5月15日
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鑑賞方法:試写会

The big emotional pull of death often drives us to the movies, but wouldn't it be refreshing to see a film that breaks the trend of mourning our own mortality? How to Make Millions Before Grandma Dies is exactly that film. It is spiritual without being overtly religious, offering a thoughtful and practical examination of how our fleeting time on earth strengthens the bonds of family love. This Eastern perspective provides a profound way to reframe how we view life's final chapter—a "graduation ceremony" filled with meaning and grace.

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Dan Knighton

3.5泣けてしまったが…

2025年8月17日
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鑑賞方法:映画館

財産ある家はこうなるよなー、と言うお話だけども…。ガンで余命宣告受けた祖母の遺産目当てに祖母の介護を始める孫。しかし実の子供達の態度に反感し本心からの看護に変化していくが…と、泣ける展開必死だがラストまで金絡みな展開にちょっと疑問も。それでも暖かい気持ちにはなるなー。

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peanuts

4.5日常の中の普遍性

2025年8月17日
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鑑賞方法:映画館

タイ映画は、あまり観た記憶がなく、とても新鮮でした。主人公は、大学を中退して毎日ゲーム三昧のエム(プッティポン・アッサラッタナクン,ビルキン)。日本もタイも似たり寄ったりだなと思いきや、いきなり大胆な行動に出てビックリしました(汗;)。不純な動機で始まった祖母メンジュ(ウサー・セームカム)の介護ですが、そんなに突飛な事件が起こるわけでも、奇抜な人が登場するわけでもなく、淡々と祖母と孫の日々が描かれますが、なぜか引き込まれます。エムの母(サリンサット・トーマス)、その兄や弟、メンジュの兄といった具合に、少しずつ大家族の面々が登場するうちに、家族間にあるしがらみや格差や考え方の相違などが露わになります。わずか16ページの原案を監督と脚本家で2年以上かけて練り上げたという脚本は、さりげない日常をしっかり掘り下げて、辛辣にもコミカルにも見えるような深みのある描写にハッとさせられます。本作が長編映画デビューになるパット・ブーンニティパット監督が影響を受けたという中に、小津安二郎監督や是枝裕和監督の名前があったのも納得でした。100回以上のオーディションで見出されたメンジュ役のウサー・セームカムの自然な演技もよかったし、何よりもエム役のビルキンに魅了されました。何しろ不純な動機で始めた介護ですが、祖母との生活や親族との関係の中で少しずつ彼が変化していく様子がとても自然体であり、かつとても共感できたのが今作の最大の魅力だろうと感じました。タイトルの意味がわかったとき、エム青年と同じくらいの驚きと感動がありました。タイでは、伝統的にホラー、コメディ、ハリウッド映画が興行収入の上位を占める中で、本作のような家族の映画が2024年の2位になるのは、本当に珍しいことらしいです。オープニングに重なるラストシーン、じ~んと染みました(涙)。

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赤ヒゲ

3.5誰が誰を一番愛したの?

2025年8月11日
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鑑賞方法:映画館

知的

驚く

ドキドキ

少し気が塞ぐことがあって、こんな日は甘いほっこりする映画が観たいなんて思ったら…
とてもとても、そんな甘い甘い映画ではありませんでした。

冒頭で一家が墓参りをするシーンで墓標が漢字なのに微かな違和感を覚えました。
そう、これは代々タイに住む中華系一族の物語。
家族のルーツは重要な伏線です。

おばあちゃんを含めた家族夫々が思いの外、辛口の言葉で赤裸々なホンネを洩らし、金銭欲や疑いを隠さない。
微笑みの国タイから想像していたよりもずっとエスプリの効いた、フランス映画を彷彿とさせる雰囲気で二転三転しながら物語は進んでゆきます。

長い人生を送った人は、その道のりで得た様々な想いを抱えて最期の日々を過ごす。
ままならない事もあれば、撒いた種が大樹となることもある。

誰もが善人一筋でもなければ極悪人という訳でもない。
浮世を泳ぎぬくために精一杯な人々の姿に、鑑賞前の予想とは違った不思議な心の安らぎを貰って劇場を後にしました。

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さとうきび

5.0さわやかに明るく泣ける

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

誰もが持つ肉親への愛情を祖母と孫という関係を中心に、一つの3世代家族の繋がりを描いた心に響く作品でした。東アジア文化(儒教的)をバックボーンに持つ家族なので日本的な価値観にも近く共感しやすかったかもしれません。親と子とこの映画の家族のように繋がりを持てると自分も幸福になれるのになとしみじみと思いました。祖母が誰にも知らせずに子供、孫のために注いだたくさんの愛を自分も持てるといいなと思います。さわやかに明るく泣けるいい映画です。6月公開で2か月くらいたつのにまだ上映しているのでロングランともいえますね。

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むっ、むいちろう

4.5言いそびれた「ごめんなさい」と言えなかった 「ありがとう」を紡ぐ佳作

2025年8月1日
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泣ける

全編を通して、「これぞ、まさにタイ!」って感じの景色や生活が、画面から零れ落ちそうなほど溢れ出ています。
そして肝心の中身ですが、前半は、なんだか“かったるく”感じた半面、いろんな点と点が少しずつ紡がれていく後半は、そのたびごとのエピソードひとつひとつに、個人的にいちいち思い起こさせられることが多すぎて、自然と涙が出て止まりませんでした。

ただ、ひとつ「残念」だと感じたのが日本語タイトル。
たしかに無難で正しいんだけど、もうちょっと広く一般の人たちをも惹きつけるタイトルじゃないと、せっかくの良質な作品なのに、このタイトルだと、特に気に留めることもなく見逃してしまう人も数多くいるんじゃないか?
それが、とてももったいないと思いました。

あと、いまひとつよく分からなかったのが、ムイとメンジュ(おばあちゃん)の関係性。
エムとムイは従妹なんだから、メンジュ(おばあちゃん)とムイはそれなりに関係性があると思うんだけど、なんか、お互いをよく知らない、ほぼ初対面みたいな挨拶を交わしてたとこが??でした。(ちゃんと相関図で紐解けば理屈にあってるのかもしれないけど)

それにしても、Billkinって、正直、けして超イケメンってわけじゃないのに どこか生活感のある存在やたたずまいが、 他にも数多いるタイの俳優さんたちとは一線を画す、滲み出るような魅力がある。
知れば知るほど、どんどん惹かれていく存在であり、 そういった意味でも、このフィルムは、 彼じゃなきゃ成立してないんじゃないかというくらいに、味わい深さが凝縮されていていると感じました。

とにもかくにも、言いそびれた「ごめんなさい」や、言えなかった 「ありがとう」の言葉を伝えたいがための作品であり。
家族であるという間柄であればなおのこと。「誰かを心底愛したことがある」もしくは「愛されたことがある」ことに身に覚えがある人なら、まるで心の扉をノックされているかのように響きまくる作品じゃないかと思います。

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えあ

4.5オーガニックな映画感覚美にほだされる

2025年7月21日
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鑑賞方法:映画館

路地裏や市場や電車、台所、あらゆる景色のディテールに目を奪われる
繊細なサウンドデザインに耳が癒される
お話しはオーソドックスをきちんと急がず、荒げず、
最後まで積み上げていく
まるで旧き良き日本映画のあの臨場感心地よさを
タイ映画で感じるとは

観ている間より見終わってからの味わい
柘榴のごとき香り高き名作

ところで、ざくろってどんな匂いだっけ?^_^

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青樹礼門

3.0ネットで評判がいいので見て見たけど…。

2025年7月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

どうなんだろうという印象。誰もが経験するであろう、身近な問題すぎて、面白い面白くないの二択で判断はできない。

タイの中国華僑の生活をのぞきみできたことは興味深かった。100万という金額が再三でてきたが、調べてみると日本円で460万円ほどで妙に納得してしまった。日本でも昔は百万長者なんていっていたね。

日本より、東洋伝統の男尊女卑の考え方が色濃く残っている華僑の社会で介護、遺産相続、葬式、お墓の問題と身につまされることが多かった。息子は、年老いて余命いくばくもない母親を老人施設に入れてしまう。娘と暮らすことを望んだ母親の願いを、娘は叶えて施設から引き取る。でも遺産は息子のもとに。男は、口ばかりで実のないのは、日本もタイも中国も同じ。最後の最後は、女の実のある賢さに頼ってしまうという情けのない現実。

でも最後にちょっとしたどんでん返しが用意されていて、ほっこりと救われた気分。

孫ははじめは、祖母の遺産が目当てだったが、祖母が孫のために早朝粥を売ってこつこつ貯めた銀行預金を祖母の願い(立派な100万のお墓に入る)をかなえるために使ってしまう。ラストの満足気で涙を流す孫の顔が印象的だった。
タイは土葬文化。日本のように火葬であれば、後からお墓のことはどうにでもなるけど、土葬である以上、即決即断現金用意できなければ、一生後悔することになるのだろう。(後から掘り返すわけにはいかないよね)

人生紆余曲折でいいことばかりではない。でも悪いことばかりでもない。中庸という言葉が中国人は昔から好きなようだけど、けっきょくそうゆうことが、一番幸せにつながるということだろうと自分を納得させるのである。

だから面白さは中庸で、評価は☆3とするのである。

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うさぎさん

4.5ところどころエムや息子たちに憤慨するのだが、おれもそんな人間だよ。

2025年7月19日
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泣ける

ところどころエムや息子たちに憤慨するのだが、おれもそんな人間だよ。

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Mr. Planty

4.5Mよ。まだわからないと思うが、バカはお前だぞ。

2025年7月13日
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sow_miya

3.5おばあちゃんとした、約束

2025年7月12日
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かばこ

5.0えげつない家族

Mさん
2025年7月9日
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の話なのに、心から見てよかったと思いました。

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M

4.0ほのぼの良かった、タイの映画。

2025年7月8日
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泣ける

幸せ

癒される

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みったん

4.0新人女優(78歳)の自然体の演技

2025年7月6日
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幸せ

癒される

俳優の資質というのは必ずしも演技の勉強をしたとか
何年も修業を積んだとか、そういうことで開花するとは
限らない、そう思わせるおばあちゃんの演技。

この映画が長編映画初出演というウサー・セームカムが
非常に良い味を出している。自然体の演技がとても良かった。

彼女の人生経験が演技に役立ってはいるだろうが、人生経験を
たくさん積んだ人が皆良い役者になれるわけではない。

その辺にいるおばあちゃんを連れてきて演技をさせたって
台詞を棒読みするのが精いっぱいで、役を演じることからは
ほど遠くて見るに堪えない場合がほとんどだろう。

画面に映る彼女は祖母メンジュがそこにいるという佇まいで、
人気俳優のビルキンことプッティポン・アッサラッタナクンや
他の役者さんたちに負けない存在感を放っていた。

オーディションで彼女を選んだ人の目に狂いはなかった。

バンコクに住むある家族。一人暮らしをしている祖母のメンジュが
ステージ4のガンに侵されていることが判明して物語が動き出す。

冒頭の墓参りの場面から淀みなく話が進む。息子・娘、孫たち
との関係性がどこにでもいそうな家族の姿として描かれる。

脚本の妙で、登場人物それぞれが話す言葉が人物像を反映した
生きた会話になっていて引き込まれる。

映画の中の家族は中華系で、子孫の繫栄を願って立派な墓を建てる
とか、観音様にお祈りするとか、タイ人の中でも独自の風習がある
のが興味深かった。

おばあちゃんが毎朝早起きしてタイ式お粥を売って生計を立てて
いるとか、庶民の生活ぶりも描かれる。日銭を稼ぐ慎ましい生活。
一方で息子や孫世代になるといかに楽をして金銭的に豊かに
なるか、そんなことを考える者もいて対照的だ。

映画の題にある”約束”とは何なのかは終盤になってようやく分かる。
孫のエムに対しておばあちゃんが何を遺してくれたのか?これが
一つの山場となる。

公式サイトによると、本国タイでは鑑賞後に号泣する観客の様子を
SNSに上げるブームが勃発したとのこと。

自分の感想は”心温まる良い映画”ではあるが”号泣”まではない、
といった感じ。

泣く人がいてもおかしくないが、SNSのブームは主演俳優のファンが
感想を”盛って”いるのでは?と邪推。日本でもアイドル主演映画の
口コミ評価が異様に高い傾向があるのでそれに近い気がする。

それはともかく、過剰な演出を避けて家族の自然な姿を描いた本作は
観て良かったと思う。静かなピアノの音楽も映画に合っていた。

俳優でありミュージシャンでもあるビルキンが歌うエンディング曲も
余韻に浸らせてくれて良かった。一点だけ違和感があったのは
歌詞の เธอ が 君 と訳されていたこと。映画の内容から
おばあちゃんへの思いを綴った歌だと思うが、祖母を君とは
あまり言わないだろう。

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toshijp

5.0おばあちゃんと僕の約束

2025年7月5日
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泣ける

幸せ

癒される

とってもとっても良い映画でした。2回観ましたが、1回目で気づいていなかった細部のこともいくつか2回目に気づくことがありました。こちらのレビューを読んで、最後のお花の撒き方のエムくんの気持ちを知り、気づきも人によって本当に違うなあ〜と参考になり、その意味に心がまたうるっとしました。『人のBeing とDoing は違う』という事をこの映画の登場人物達によってわかった気がします。多くの日本人に観てもらいたい映画の一つです!

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えーちゃん

4.5自分の人生は…

2025年7月4日
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泣ける

幸せ

どう終わっていくのだろう…と、作品に出てくるおばあちゃんの姿を観ながら深く思いました。
とてもとても良い作品。

タイの文化が私には新鮮で面白く、作品をより良く観ることが出来たように思えます。

日が経ってからまた必ず観てみたい。

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rs8jn2

3.5実家に帰って親孝行しようと思った

2025年7月3日
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素朴でじわじわ来る良い映画でした。
多少なりとも資産のあるおばあちゃんで良かった。
資産のない高齢者は子供、孫から見放されるのだろうか。

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チャーリー

4.0中国系泰人家族

2025年7月3日
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泣ける

幸せ

墓参りのシーンや、
家族のあり方を見て沖縄みたい
~と、思った
働かない男と、身を粉にして働く母親。
でも主人公の役者のキャラのせいか
荒んだ感じはしない。

よく知らない国の 映画を見るのは
楽しい。

テイクアウト、そういえばあんな風に
リズミカルにゴムでクルクル包んでくれたな
~とか、いろいろ思い出しながら楽しめる

ラストシーンまでの伏線回収で
珍しく泣かされてしまった。

自分の親の 病院&施設探しで
疲れてた時に観たので、かなり
染みた。

良い映画だった。

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虎吉

5.0泣きました

2025年7月2日
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泣ける

人の欲や損得感情を分かりやすく描いていて、見事に感情を揺さぶられました。
お金は人を良くも悪くも動かし、喜びも絶望も教えてくれる。そして、本当に大切なものが何かも見せてくれるものだと思います。

遺産が欲しいと思っている人には、欲や争いばかりの景色。お金なんて要らないと思ってる人には優しさや思いやりで溢れた景色が見えている。同じ出来事・現実を生きているのに、捉え方や心の在り方で見えてる景色は全く違うということを改めて感じました。

お金を取っ払った時に出てくる人の本質、後悔や謝罪、そして感謝。色んな気持ちを味わうからこそ人は成長すると思いました。

悲しくて泣き、切なくて泣き、感動して泣く。とても良い映画でした!

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麻婆豆腐