「設定は斬新だが、物語が古い」プレデター バッドランド kozukaさんの映画レビュー(感想・評価)
設定は斬新だが、物語が古い
1987年の第1作から連綿と続編が作られてきたプレデターシリーズの最新作は半人前の若きプレデターが一人前の戦士となるべく最強の獲物に立ち向かう成長物語だ。
強いものしか生き残る価値がないヤウージャ族の若者デクは剣の腕前も半人前の落第者だ。そこでデクは、誰もが恐る最強の獲物を仕留め、この星を支配する父に自分の強さを証明するために凶悪な生物が住む星に旅立つ。その星で戦いにより下半身がちぎれてしまったアンドロイドの女性ティア(エル・ファニング)と出会う。獲物を探す道中では奇妙な動物も仲間に加わり獲物を探すが、ティアの仲間のアンドロイドたちと争奪戦になってしまう・・
下半身が無いヒロインを背中に背負い一心同体で戦う設定は斬新で面白い。ティア役のエル・ファニングもコケティッシュで魅力的。
テーマは家族、兄弟、仲間の絆というのはわかるのだが、ストーリーが勧善懲悪のありがちな展開で既視感が否めない。少年漫画やロールプレイングゲームを映画化したような内容で新しさに欠ける。キャラクターの意外性やストーリーの伏線などが欲しかった。
ビジュアル面の作り込みや迫力あるアクションなどは一級品でSFエンターテイメントとしては十分見応えある。
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