劇場公開日 2025年11月7日

「父子より仲間の絆を選んだプレデター」プレデター バッドランド bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 父子より仲間の絆を選んだプレデター

2025年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

『プレデター』と言えば、1987年アーノルド・シュワルツネガー主演で、狩人戦士プレデターとのジャングルでの死闘を描いた第1作目から既に38年が経とうとしている。当時、戦闘シーンのグロさ、仮面を取った時のプレデターの醜悪なフォルムが、絶対悪として強く印象に残っている。その後も数多くのシリーズ作品が製作され、人間だけでなくエイリアンとも死闘を繰り返してきたプレデター。そんなプレデターを、本作では主人公に、今までとは違う視点で映し出したSFアクション大作。

生き物を狩ることだけを目的に、強き者だけが生き残り、弱き者は排除され淘汰されてきたプレデターの宿命と掟。たとえ家族と言えども、その宿命には逆らえない中で、弱くて若きプレデターのドクは、父からも命を狙われる。それを救ったのがドクの兄。兄は掟を破ってまでドクを救った報いとして父に殺され、ドクはゲンナ星に追放される。そこは怪物がうようよ蠢く地獄の様な『バッドランド』だった。

そこからはもう息を突かせず、次から次へと得体の知れない怪物や化け物のオンパレード。そのフォルムや様々な攻撃性のあるモンスターを生み出したクリエーター・スタッフの本気度も覗えて引き込まれる。そんな怪物を、プレデターが狩人戦士としての本能で次々と倒し、ロールプレイング・ゲームの『モンスター・ハンター』の様な戦闘シーンが続く。

一方で、ドクは思いがけなく、下半身が引きちぎられて身動がきできなかったアンドロイドのティアや子供のモンスターを助けたことで、旅の仲間として、様々なモンスター達に立ち向かい、命掛けのサバイバル・アドベンチャーを繰り広げていく。そして、いよいよラスボスとの死闘という時、新たな敵が現れてドク達の行く手に暗雲が立ち込めていく。しかし、そのラスボスが、キー・モンスターとなって、予想外な展開へと導いてい行く。

冷酷なプレデターが、アンドロイドや子どものモンスターとの出会いによって、無慈悲な父親より、互いを助け合う仲間との絆が生まれていく所に、役柄として一人も人間が登場していないのに、ヒューマンティックな人間臭さを醸し出している。その点で、プレデターを主役にしたことで、これまでのシリーズとは明確な違いを見せた作品として描いているとも言える。ラストも次に続くシーンでエンドロールとなるので、本作の評価次第でシリーズ化も期待できる作品だ。

bunmei21
seiyoさんのコメント
2025年11月23日

こんばんは〜。
評判しだいだとは思いますが、次作はありとみました。
面白かったです

seiyo
bunmei21さんのコメント
2025年11月16日

パンダさん(^^)だからこそプレデターに人間味を感じたんでしょうね。

bunmei21
bunmei21さんのコメント
2025年11月16日

ノーキッキングさん(^^)プレデターの家族は女性上位なんでしょうかね…次回に期待を…‼️

bunmei21
パンダさんのコメント
2025年11月16日

はじめまして。共感有難うございました。そうなんですよね、人間は一人も出てこないところが面白いですよね。

パンダ
ノーキッキングさんのコメント
2025年11月16日

共感ありがとうございました。
ママのビジュアルが気になりますね。それと、子供の時はどんな顔?

ノーキッキング
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。