「プレデターをどう観てたかで評価が変わる!」プレデター バッドランド 日成さんの映画レビュー(感想・評価)
プレデターをどう観てたかで評価が変わる!
字幕版を鑑賞!
プレデター映画で初めて、プレデターが主役の映画という事で期待を込めて観に行ったら、良い意味で予想を裏切られる展開多めでした。
序盤の主人公デクと兄貴のクウェイとの訓練から始まり、クウェイの死、そして不死身の生物カリスクを狩るために惑星ゲンナに落ちてきたデクに襲いかかる危険生物達とまぁ、見事になんというかゲンナに落ちてから少しはパニック物の王道みたいな展開なんだけど、ここで面白いのがプレデターであるデク本人が強すぎて変にビビってないのが良い!!もうさ、なんか危険生物がいてワーワー言ってるパニック物に飽き飽きしてた自分からすると超新鮮!!
爆弾イモムシの爆発してるのを見て、「あー、そんな感じか」みたいにアッサリしてるリアクションなのが凄く良い!!
デクがプレデターでだいぶ強いから、パニック物じゃなくて冒険物になってるんですよ。インディ・ジョーンズとかのノリに近いんです。
これは新鮮だった。
そして、アンドロイドのティアと後々に分かるがカリスクの子供であるバグと出会ってさらに旅する3組。
後々の展開まで細かく書くと恐ろしいくらい長くなるのでとにかく一番嬉しかった所はラストバトルのデクVS父親のニョールとの戦いでプレデターVSプレデターなんだけど、ここで何が嬉しかったって、デクがリストブレイドと槍を使った所!!
今作のデクって剣をメインにするためなのかもう初っ端にリストブレイドは折れるは武器は取られたり壊れたりするわで、プレデターの面白さって野蛮な宇宙人がガジェットを駆使して戦うのが面白さじゃないですか?いや、剣は好きになったし、その前のウェイランドユタニの基地でのあの野生丸出しアクションも好きだったけど、やっぱりプレデターならガジェットがみたいわけですよ、こっちは!そんな中でこのラストバトル!!
もう、このラストバトルは「お待たせしました!!これでどうだ!?」と言わんばかりにガジェット盛りだくさんのバトル、そしてニョールはプレデターの代名詞の透明化をするけど、デクは冷静に宇宙船のブースターを使って砂を巻き上げてと……そうだよな!?同じ一族なら対処法知ってるよな!?とあのいつも鬱陶しいレベルの透明化が殆ど効果を成してないのに対するこのカタルシスはシリーズを全て見てきたファンならではの快感ですよ。
全編、非常に痒い所まで手が届いて今年一番の面白いSFバトル映画でした。
ただ、この映画、プレデターシリーズをSFホラーとして観てる人らは苦手そうだな。私みたいにプレデターシリーズを宇宙人と人間が戦うSFバトル物として観てきた人は楽しめそうだけど、1作目のようなSFホラーを期待してる人はちょっと合わないかもとだけ言っておきます。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
