カレンダー・キラー
配信開始日:2025年1月16日
解説
Amazon Prime Videoで2025年1月16日から配信。
2025年製作/94分/ドイツ
原題または英題:Sebastian Fitzeks Der Heimweg
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2025年1月16日
配信開始日:2025年1月16日
Amazon Prime Videoで2025年1月16日から配信。
2025年製作/94分/ドイツ
原題または英題:Sebastian Fitzeks Der Heimweg
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2025年1月16日
AMAZON MGM Studios 製作
ドイツ原題’Sebastian Fitzeks Der Heimweg’ 「帰り道」の意(前半は作家名) 同名の原作は2020年発表
英題は邦題と同じ’The Calendar Killer’
ジュールスは帰宅ヘルプホットラインのボランティアをしている。クララという女性から電話がきた。 カレンダー・キラーに殺されると。
カレンダー・キラーとは最近多発している殺人だが、壁に殺害日が書かれているためそう呼ばれている。
夫に「VPナイト」という謎の会員制クラブに連れていかれる。(VP=ヴァイオレンス・プレイ) そこで意識を失い、目覚めたらメッセージがあった。
DV、DVの連鎖、被害妄想、間違った正義感。
最後に明かされる真実。
しかし、映画を見ている私ももっと早く違和感に気づくべきだった。
かかってきた初めての電話。DV履歴。
クララは子供への深い愛で助かった。
しかし一方、妻の最低限の子供への思いやりが、思いもしない結果により、夫の歪んだ心を増幅させた。
現実ならゾッとするが、映画名なら秀逸な「カレンダー・キラー」のタイトルもいい。
…………
日本語版キャスト
主人公 クララ:永宝千晶、帰宅ヘルプ交換手 ジュールス:川本克彦、夫 マルティン:清水優譲
ドイツではそんなにDV被害者がいるとは。夫からのDVが全面に出て、いつになったらカレンダーキラーが出てくると思いきや、まさかの相談相手がそうだったとは。。主人公じゃないのこの人と。父親は只者ではないと思っていたけど、カレンダーキラーである息子を殺しに探していたとはこれも悲劇。転落死したビゴーは可哀想だし、クララを助けたサンタも全くの被害者だった。ジュールスは忘れてしまってるけど、自分で別荘にも行って殺人予告を書いていたんだな。DVとカレンダーキラーの両軸で物語は進みながら、ラストにまさかの展開で交錯し、双方解決。見せ方がうまかった。
VIPの集まりかと思ったら、まさかのバイオレンスプレイだとは・・・クズ男たちだけではない。富裕層にも存在するDV。しかも、パーティの席で薬を飲ませて!とか信じられない世界。そうして見守り隊のジュールスがその事実を聞き、助けようとするのだが・・・
「帰宅ヘルプ・ホットライン」なる慈善団体(?)の消防署緊急通報司令官だった男ジュールス。今年の冬ドラマ「119エマージェンシーコール」と被ってしまうくらい、緊迫した場面もあるし、逞しい存在だと思わされるのがミソ。
カレンダー・キラーの正体は何となく想像できるものの、徐々に登場人物が増えていきミスリードされてしまう。そもそも妄想癖の疑いをかけられているクララなんだからミスリードだらけのサスペンスと言っても過言ではない。
連続殺人事件は解決したけど、その後のエピソードが辛辣。最初からホットラインの録音にこだわっていたし、電話がかかってきた時から証拠を残そうと必死になってるクララの心情が興味深い。