「英国紳士の愛らしい冒険」パディントン 消えた黄金郷の秘密 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
英国紳士の愛らしい冒険
大好きなシリーズなので、すっごく待ち遠しかったです。元々パディントン(原作:マイケル・ボンド)のことは全く知らず、たまたま1作目を偶然観て、パディントンのキャラと表情がとても愛らしくてすっかりトリコになりました。2作目もとても面白かったのですが、前2作のポール・キング監督からドゥーガル・ウィルソン監督に変わったのを観賞後に知りました。何となく観賞しながら微妙に雰囲気が変わった印象がありました。でも、今シリーズの魅力はしっかり継承され、とても楽しいひとときを過ごすことができて満足です。1作目で行き場のない迷子熊のパディントンを受け入れたブラウン一家の温かみに、またもや癒やされました。とりわけサリー・ホーキンスから変わったブラウン夫人役のエミリー・モーティマーの深い愛情表現に感動しました。礼儀正しく、寛容で、ユーモアのあるパディントンは、我々人間のお手本のような紳士。なのに、ちょっとおっちょこちょいなのがカワイイ。入国審査でのパスポート写真のシーン、彼の機転のよさとユーモアセンスが溢れていて、本当にすばらしいシーンでした(笑)。パディントンの造形は本当によくできていて、我が家で飼っているコーギー犬(英国犬)ともどことなく似ています。見え隠れする白目とか、黒くてツヤツヤした下唇とか、好奇心旺盛で友好的なキャラ、とっても賢いのにちょっと間抜けなところとか…(笑)。アントニオ・バンデラス扮するハンターにまつわるエピソードがちょっと風刺的で、今作のスパイスになっているようにも感じました。やっぱり、いいシリーズです!
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