果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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細田ファンしか評価しないよね(汗)
本当につまらない内容でした。
ぼくは細田さんの映画が好きで全て劇場で観てきましたが、3作前からあれあれどうしちゃったのかな?
ととても裏切られた感じです。
スカーレットも主人公が困れば謎のドラゴンが悪をやっつけてくれる、こんな都合の良い話に共感はできません。
悪側もいろんな理由があるだろうに表面的なとこしか描かれてなく、黄泉の国も偏った人たちしか出てきません。
雑なストーリーづくりで、こんな綺麗事で戦争もなくなりませんし、説教臭い割に教えが現実的ではないですね。
美しい背景ですが、最近の映画ではそんなに驚くほどではないですね。
あの渋谷のダンスパーティー的なところもまったく意味不明(^_^;)要らないです。
ほんと残念な出来でした(T_T)
不器用すぎです
まずわたくしの評価基準は作り手メッセージが濃いかどうかが大きいので、視点が合わない方が多い前提でコメントします。
作品そのものは温もりのあるメッセージを感じられる点、おまけ評価込み星5つけさせてもらいました。今どきらしくない映画の良さを楽しめます。
●気になる点
皆様ご指摘の通り細田作品あるある、脚本中の設定不自然箇所、現代人が聖しかいない気がする点(モブまで注意深く観察したらいるのだろうか…)。死後世界で食料は何処で誰が作っているのか?死人に必要なのか?などなど気になります。また、シーンが単調に長く進む箇所があり、ストーリーが中だるみし途中で飽きてしまい(後半は盛り返すが意識が途中離脱する人も多そう、)観る人を振るいにかけてくる点笑。突然のミュージカルシーンへの違和感は世界線それぞれのギャップ感で現代社会平和部分の尊さを強調する意図とわたくしは受け止めましたが、観る人の多くはそう受け取らなそうだし、観てる側が少々恥ずかしくなる点。このあたりからのスカーレット心境変化も唐突過ぎてやや強引、何かもう一工夫ほしい点。あと、頑張ってはいるけど技術の追いつかない芦田愛菜の声演技。シーンごとの演じ分けが物足りずストーリーに集中できない点。
●よき点
冒頭でお伝えしている通り、昨今の映画としては珍しく、古臭い作り手のメッセージが良い意味で濃く伝わってくる。我々の生きる現実世界で起きている命への尊厳軽視など不穏な情勢に対する力強い祈りがあり共感できる点。また、映像の迫力や美しさは映画館前方での鑑賞をお勧めしたい。芦田愛菜の歌はよい。脚本のディテールにはツッコミ入りがちですが、トータルでは最後までちゃんと見続けることはできるので、そこまで酷いストーリー展開ではない。
というわけで、明らかに気になる点の方が多く星の数と矛盾しており、細田が思いを届けたい国内の相手には多分届きにくいのだろうな、閑古鳥のまま悪評とともに短期間上映で終わりそうだな、とも思いますが…
心の中でツッコミを入れながら大きな龍の表すものについて留意しつつ寛大な心持ちで鑑賞してほしい不器用な人の作った映画です。
果てしなくスカッとならぬ果てしなくイラっとした作品
個人の見解だが、観客を置いてけぼりにして細田守さんだけが満足している映画になってしまっていると思った。
私は個人的にバケモノの子やおおかみこどもの雨と雪は好きなのだが、この作品は良いところを探すのが大変なくらい、残念な駄作であった。
セリフが陳腐すぎる。
主人公が復讐をやめる時も、え?そんなことで長年の復讐心って無くなるか!?と思ったり。
感動も何も無く、ただただ脚本に終始イライラしてしまった。
果てしなきスカーレットならぬ果てしなくイラっとした作品であった。
世界の境目で愛菜がさけぶ
【所感】
細川守監督の新作が酷評続出ということで、それを確認しようと思い、平日の上映で観ました。上映直前まで観客は私ひとりで、結局4名というスカスカの客入りでした。酷評の影響でしょうか。まあ、他の観客の動きに気が散ることはなかったのですが・・・。これで、興行的に大丈夫なのでしょうかと。
映画が始まり、冒頭のつかみは悪くなかったものの、10分も経たないうちに集中力が切れて、早く終わらないかなと感じてしまいました。空腹や眠気も手伝ったかもしれませんが、何より映画の設定が自分の想定と大きくずれていたせいかもしれません。
物語は、ルパン三世のマモー似の存在が支配する、あの世とこの世のボーダーラインの世界が主な舞台となっています。あの世とこの世の間の世界という設定は面白いと思いましたが、その世界の描写は岩だらけの地表や砂漠中心で、設定が映像に活かしきれていないように感じました。ボーダーラインの世界の空の表現も、どこかで観たような映像でした。
世界観の設定も無理があると思いました。昔のデンマークのお姫様と現代日本の看護師がボーダーラインの世界で出会うというのは説得力に欠けるのでは。むしろ、素直に日本の戦国時代のお姫様に変えてもよかったのではないかと思いました。でも、それではクレヨンしんちゃんの映画になりますね。
スペクタクルシーンでは、群衆シーンや巨大ドラゴンとドラゴンサンダービームの迫力はありました。ボーダーラインの世界の人間が、虚無となってあの世に逝く際の消滅シーンは、アベンジャーズでの消滅シーンの踏襲に見えました。ワームホールは唐突。
登場人物のセリフですが、なぜか、滑ることか多くて、頭に入ってきませんでした。特に、マモー似のセリフは、哲学的なことを言っていますが、滑りが顕著に見られます。途中で脈絡もなく何度か登場するダンスシーンも滑っていて、フラダンスまで出てきて、物語の展開がそこで止まってしまいました。ボーダーラインの世界に、中東の人間が多いのも疑問でした。あっ、砂漠だからか。作画は終盤で急にレベルダウンして、薄っぺらになります。予算切れだったのでしょうか。
そして、最大の問題は、芦田愛菜さん。いや、愛菜さん自身が問題なのではなく、たぶん、監督の演技プランのせいでしょうか。映画では、芦田愛菜さんが演じるスカーレットが、ひたすら泣きわめき叫ぶということになっています。愛菜さんには悪いのですが、その叫びがいろんなシーンで繰り返されるため、正直耳障りでした。極端に言えば、疲労感につながるほどでした。監督が意図的に極端な感情表現を連続させて、観客に強烈な印象を与えようとしたのか、だとしたらまったく逆効果となっています。
岡田さんは過去のテレビドラマ「トラベルナース」のイメージでキャスティングされたのかもしれませんが、岡田さんでなくても別によかったのではないかという印象。役所さんの悪役は、これも演出でしょうか、ただただ大声でどなるだけで、役所さんの演技力が作品に活かされていない感じです。他の声の出演者も無駄に豪華かなという印象でした。映画の前に、テレビで見た出演者達へのインタビューでの、出演者同士のやりとりに漂う微妙な雰囲気も、現場の混乱を映しているのかと納得しました。
総合的に見ると、監督が、何かメッセージを伝えようとしているものの、観客に伝わるかたちで整理されていないと思いました。才能ある愛菜さんや他のキャストによる声の演技も、その極端な感情表現の演出で私の思考をストップさせてしまいました。物語自体はシンプル(敵討ち・復讐劇)で、ボーダーラインの世界という設定にも面白みはありますが、昔のデンマークのお姫様と現代の日本の看護師の組み合わせの違和感、過剰な感情演出、滑るセリフ・ダンスなどによって、物語がわかりにくくなったように思います。
これまでの細田監督作品は、嫌いではなかったので残念です。
愛菜さん、ごめんなさい!最後の歌はすごくうまかったです!
国宝ならぬ酷評を確かめたい方にはおすすめします。
11/28 酔爺
突然のワームホール??
人生初の貸切映画館でした。しかもシネコン1の大箱で。
評価が低いので逆に気になって観てきました。
慕われてる父王が簡単に殺されたり、スカーレットも簡単に毒殺されたり、敵王も簡単に死んでたりと、話があっさり進行してまず拍子抜けしました。
死後の世界では時代も地域もごちゃ混ぜのはずだけどデンマーク王国の人ばかりだし、1人だけ現代人の日本人というのも違和感が。
芦田愛菜ちゃんは歌も上手いということが分かったのが収穫でした。
王女様の傷をどう癒せばいいのだろう
激辛レビューが多くて正直見に行くのが怖かったです。だけど、細田アニメは、子どもに見てもらいたいコンテンツなんで、行かなきゃいけないよな、とも思いました
細田アニメに出てくるヴィランは強くても未熟で心に傷を負っており、これは問題を抱えた子どものメタファーなのだなと、解釈してしまう。主人公は戦っているようで、実はヴィランを救っているという構成が、たとえ君が悪い子でも私は見捨てないというメッセージを私のような弱い親の代わりに子どもたちに語ってくれているような気がして、やっぱ応援しなきゃなと思った次第。
五百年前の英国演劇の翻案だと飲みこんでいれば、おおげさな表現や図式的な人物像などなど指摘されている「欠点」は気にならない。むしろ欠点を改めたら、妙な現代感がスケール感は損なうのではないかと思いました。
古典を下敷きにしたファンタジー史劇として傑作だと思いますし、シュールな構成も刺さる人には刺さると思います。
強くても無敵ではなく、強靱な意志があっても未熟、傷を負って汚れることを厭わないヒロインは今風に魅力的でした。
問題は十分なカタルシスを味わえないという点でしょうか。
つまりスカーレットが救われた感がない。
復讐に取りつかれた狂戦士である彼女は、過去作だとヴィランとして現れるような存在ではないかと思います。説明不足ではありますが竜は彼女の暗黒面だと過去作から推測できます。15世紀の王女は母と叔父に裏切られ、21世紀の彼女(たぶん存在する)もおそらく深刻な家庭の危機に陥っているのではないでしょうか。
元気な男の子も歌姫も現れず、弱々しいパートナーと聞き取れない父の臨終の言葉を頼りに彼女は自分を回復しなくてはいけないのですが、物語上、救済の手立てを表現するエピソードに強さがなく、ハッピーエンドに無理矢理感が醸し出てしまった。
救われないのもまた道ではなかったか。
スカーレットは冥府の戦士として生きていくべきじゃなかったのか?ハムレットだって結局誰も救われず血まみれ惨劇として終幕します。最後に赤髪の少女だけが救われてエピローグを語ってもよかったと思います。これもシェイクスピアによくあるオチ。
ともあれここで救いを提示できれば世の中変わるぐらいの功績だったと思いますので、出来なかったことに怒るのは期待が大きかったのだろうなと受取っています。バッシングがマツリになっている、とは思いたくないですね。
【悲劇】メッセージ性の奴隷となったスカーレットたち
★ポイント
・スカーレットが可愛い(唯一の良い点)
・スカーレットの感情の揺れ動きが無理やり過ぎる
・聖に人権が与えられていない(特大マイナスポイント)
私が一番許せなかったのは、
自分でも意外なことに聖というキャラの扱いについてでした。
彼は一人の人間のハズなのに、作品内で彼の人生について語られる場面は非常に少なく、「本当にこの世界に生を受けていた?」と聞きたいほどにキャラの背景がペラッペラ。唯一、『看護師だから善人も悪人もみんな助ける!』というアイデンティティがあるのみです。
にもかかわらず終盤、そのわずかなアイデンティティさえも脚本都合のためだけに細田守にむしり取られてしまいました……。
細田監督は、聖の人間性をなんだと思っているのか?
メインキャラのたった一つの個性すら尊重できないのかと、割と本気で怒りを覚えました。
また、スカーレットの感情の動き方が無理やり過ぎるのもイマイチ。
それまで数年単位で激しい復讐心に燃えていたハズのスカーレットが、唐突に父親の遺言の意味を熟考して聖と意見交換を始めたり、乙女に目覚めたり、恋愛感情を抱き始めたり……。
いや、そうはならんやろ。
というくらいコロコロと感情を変えさせられていってしまいます。
聖もスカーレットも、あまりにもそのキャラの在り方が脚本に依存し過ぎに感じました。
彼らの存在意義はもはや「復讐は自分の番でやめよう」というメッセージを観客に伝えるためだけに用意された奴隷……言葉は悪いですが、そう思えてしまうほど。
スカーレットはとても可愛いのに。
それだけに、キャラ軽視とも言えるこの作品の出来栄えを非常に残念に思います。
聖は生きている
細田守監督の作品は金曜ロードショーで放送された『サマーウォーズ』しか触れたことがなかった。そんな細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』。
予告を見て「面白そう」という単純明快な理由で観たが、観賞前は全くの予備知識無しで臨んだ為「一体どのようなストーリー展開になるのか」と期待もしていた。
観終えた感想を一言で言えば、素晴らしい。
復讐とは?許すとは?生きるとは?愛するとは?
至ってシンプルなようで難しい哲学的な問いを考えさせられた。
また、16世紀から来た復讐に人生を捧げるスカーレットと現代の日本から来た困っている人を見ると放っておけない心優しい看護師の聖。
時代も住む国も生き方も対照的な2人が同じ世界で同時進行し、親密になっていく描写も良かった。
これほど心に残る作品は最近の中で一番であり、観賞から3日後の今も余韻に浸っている。
そしてこの作品を観た後、一つ思うことがあった。
聖は生きている。
ラストのほうで虚無になり、死んでしまったのでは?と思う方もいると思うが、聖は生きている。
なぜ生きているのか。
聖が生きている理由は4つある。
①虚無=死ではない
公式が使っている作品上での虚無の意味は「その存在が消えてしまう」。
スカーレットとの別れ際、聖の存在そのものは消えてしまったものの、死んでしまった訳ではないので未来で誕生する可能性も否めない。
②別れ際、聖への要求
別れ際、スカーレットは聖へ「未来が平和になれば聖は殺されたりしないよね?そのために私なんでもできることするから!そしたらもっと長生きして!家族を作って、子供を作って、いいおじいちゃんになって!」と願うように要求した。
もしも聖がこれから死んでいくのなら、スカーレットはこのような言葉を投げかけるだろうか?
どう考えても不自然である。
この時のスカーレットは「元の時代に戻って平和な世界を築けば未来で聖は生きている」と思った上での発言だろう。
③元の時代に戻ったスカーレットが平和な世界を築き上げた
映像にもあったように元の時代に戻ったスカーレットは平和な世界を築き上げた。そして世界が平和になったことにより数百年後に誕生した聖は殺されずにすんだのである。
④ 2034年の渋谷
スカーレット・・・16世紀(1501年〜1600年)のデンマークから来た。
聖・・・現代(2025年)の日本から来た。
スカーレットが気を失った時に見た、聖と一緒に踊っている場所・時代は2034年の未来の渋谷という設定で公式は「聖の存在する未来の世界」としている。
聖は2025年に死んでいるのなら2034年の渋谷で軽快に踊っていないのだ。
スカーレットと思しき女性は現代風の髪型と服装なのでスカーレットの子孫なのだろう。
元の時代に戻ったスカーレットは自分の本当の生きる意味を見出し、復讐に囚われていた人生から「子どもを死なせない」、「争いが無い平和な世界」を作り、聖のような心優しい女性としての人生を歩み始めた。
それが2034年渋谷で聖と踊っているスカーレットの子孫の表情が物語っている。
したがって上記の理由をまとめると、元の世界に戻ったスカーレットは王女として平和な世界を築き上げた→世界が平和になったことにより数百年後に誕生した聖は2025年に殺されず、2034年渋谷でスカーレットの子孫と軽快に踊っている。
聖は生きているのである。
ちなみに、スカーレットが目を覚ました時「(聖がダンスを)リードしてくれた」と呟いていたので、踊っていた2人は恋人なのだろう。
愛と友好を押し付け過ぎでは…
最近テレビでやってた、おおかみこどもの雨と雪が面白かったので見に行ってきた。
『生死関係なく過去と未来が融合した世界』の中で、スカーレットが復讐心をいだきながらも、もがいて苦しみながら、仇でも許せる(許せないけど憎まないという感じ)ようになる精神の成長を描いた作品。
芦田愛菜ちゃん、上手やった。
ミュージカルいらなかった…歌詞があかん意味で鳥肌たった…
未来と過去が融合してるのに死者の国に西洋の兵士・人しかいない。現代人『聖1人』。武器も昔の大砲・鉄砲と弓と刀、槍だけ。
ワンピースのルフィとロビンの掛け合いを知ってか知らずかのあのシーンもちょっと…
『愛の押し付け』『復讐してもいいことない押し付け』がまあまあすごくて、映像、音響で引き込まれそうになってもストーリーのせいで現実に戻される。
映画やし、きれいごと言わなあかんのかもしれんけど、現実にそぐわない。『やられたらやり返す!倍返し!』の精神の自分には受け付けなかった。
鬼滅と比べるのはダメだが、人の心の動きの表現が雲泥の差だった。
おおかみこどもの雨と雪が面白かっただけにかなり残念だった。
しかしながらオススメはできないけど、なぜか見に行かなくてよかったとは思わないので2.5。
人間らしく幸せに生きられるかを問うた今年一番の感動アニメ!
実際に映画を観て、何となく低評価の原因が分かったような気がします。基本的に平和的解決を望む今作は、増加してきた平和的解決を嫌う右派の日本人には受け入れ難いのかもしれません。
父親が処刑されてから、ずっと復讐のために生きてきたスカーレットは、人間らしい幸せな生活を描くことができません。死の国は、その葛藤のために与えられた場所なんだなと思います。
終盤何となく気づいていましたが、スカーレットが生きていることに気づく場面から非常に感動しました。
スカーレットと聖の都会でのダンスシーンや最後のキスシーンは少し違和感がありましたが、それ以外は臨場感のある素晴らしい作品に感じました。
全く面白くないけど退屈ではない
自分は物語が『死後の世界』とか『夢の話』になると、基本的には見る気が無くなります。
何が起こっても現実世界では無いし、どんな突飛なことが起こっても「まあそんなもんだから」済ませる事が可能になる。
それだけで物語の緊迫感は無くなるし、作品を考察する意味が無くなる。
ただ、今回はそれが良かった。
最初から死後の世界と断言することで、ただ単純に風景をバトルシーンをフラダンスを顔芸をミュージカルを名優達のマクベス風演劇を楽しむことが出来た。だって全ては夢の中の話。意味なんて無い。考えるだけ野暮。
そして、最終的には夢の中で少し成長した主人公が、少しマシな王様になる話。
自分的には夢と現実の境がシームレスで最終的にどうなったのかよく分からない「君たちはどう生きるか」よりはるかにメリハリがあって見やすい作品でした。
でも、面白くは無い。
細田守史上一番の美少女
酷評されてる程悪くなかった!
やっぱちゃんと自分で観てみて良かった。
細田守監督作品は概ね好きなんだけど、やっぱサマーウォーズが最高かな~?
以降は妙にリアルにしてるクセに急にご都合主義になったり片寄ったりで、途中で「え、なんでそうなった?!」て冷めちゃう事が有るもんで…
なんて言うかその世界に浸りたいのに急に目を覚まされて浸りきらせて貰えないから余計残念というかね。
今回はファンタジーにどっぷり浸からせていただけたかな、と。
だからこそ途中で渋谷で踊り出したのはちょっと失笑だったけど。ラ・ラ・ランドのオマージュなのかな?スカーレットのワンピースとか色は違えど同じに見え過ぎるw
まあスカーレットの白昼夢なのでwww
国籍時代をごっちゃにしたのは昨今のディズニー映画と同様なのかな?
でもそれにしては砂漠とかペトラ遺跡みたいなのが妙にリアルに出て来ちゃってるし
特定の地域を死者の国にしてるみたいになっちゃうからもっと架空の世界でも良かったのではないかと…。
スカーレットがとにかく美少女!
顔が汚れてても美少女ー!w
でもスカーレットのままエンディングを歌わせたらね、もう芦田愛菜ちゃんに戻っちゃうのよね。
もちろん芦田愛菜ちゃん歌もお上手なので歌ってくれていいんだけど、今回それが一番冷めたかな。
おじさんズは錚々たる面々でシェイクスピアの世界の重みを出して頂いて良かったです。
大きい劇場でやってるうちに観て良かった♡
世間の酷評ほど悪くはないが・・・許せない所も有る。
私は細田守監督の作品は苦手だ、評判の良い「時をかける少女」や「サマーウォーズ」もそれほどはまらず、それ以降の作品は見ていなかったので今回も見るつもりは無かったのだが、余りに評価が低く逆に見てみたくなって映画館に足を運びました。
全体的に、テーマは全て登場人物がしゃべってくれるので分かりやすく、そのテーマに共感できる人にははまるかもしれないけど、死後の世界の設定がガバガバでそれが気になる人は集中して見れないだろうなと思った。
特に渋谷での謎ダンス以降の展開はグダグダで見ていられなかったが、映像面ではところどころ光る演出が有ったのも確かだ。
声優陣は俳優を起用した割には、それほど気にならなかった。
そんな中で個人的に許せない所が2か所有った。
一つ目はさんざん人を殺してはいけないと、スカーレットに言っていた聖が後半あっさり二人を殺したこと、いや殺さなければスカーレットと共に殺されていたかもしれないから、殺したことはしょうがないとしても、後悔もしないというのはいかがなものかと。(テーマから言っても説得力がない)
二つ目は私事だが、親友が看護師をしているので、聖が看護師になった理由があまりにもひどくて、細田守監督自身が看護師の職業を見下しているんじゃないかと思えたこと。
聖の性格なら普通に、「人の命を救いたい」で十分だろ。
という訳で出来としては2.5点位あげたいが、2点としました。
心の成長を遂げていく娘とその成長を願う父親の愛を描いた物語
この映画は酷評が多く、宗教だ思想だと口コミされているのが目立って鑑賞する前はどんなのだろうとチョット心配もあったが私の感想は全く違った。
確かに設定や背景の難解さは否めないし、聖の登場には唐突感や違和感もある。
だけど、根底に流れている大きなテーマというか物語の根幹にはこれまでの細田作品と共通するものが大いにある。
それは、子供の成長に対する親の思いとその子供の成長する姿
物語の序盤で父親である国王は処刑されてしまうが、その時に子供であるスカーレットに残した言葉が物語の終盤から結末へ至る大きな伏線となっている。
それは、娘の成長を願う父親が、処刑される前の最後の瞬間に発した娘への思い。
スカーレットはその言葉の意味を問い続けるなかで成長していき、物語の最後にその本当の意味を知ることとなる。
私は、映画を見ていて挿入歌である「祝祭のうた」がかかった辺りから終盤までほとんど泣きながら映画を見て、エンドロールでは芦田愛菜さんの歌を聴きながら放心状態のようになってしまった。
私の中では今年一番泣いた映画だ。
全くの余談だが、私には娘も息子もいる。
娘は、悩みながらも働き続け、息子は今まさに消防士(聖の職業は看護師だった)としての仕事を始めようとしている。
そんな子供たちと子供たちの成長を願う自分の思いがドハマリした結果かもしれない。
境遇が違ったら全く違う感想を持った可能性もある。
現に私も「となりのトトロ」を初めて見た時、当時独身で当然子供もいなかったが、何がおもしろいのか全く分からなかった。
エンドロールが流れた時、「え!これでおわり?」と思ったものだ。
でも、子供が生まれてから改めて見直したときは泣けて泣けてしかたがなかった。
見る人の人生のステージによって感じるものが全く違うことがあって、この映画が評価されていない原因のひとつになっているのかもしれない。
とはいえ「果てしなきスカーレット」は僕にとってはすごく良かった。
根底にながれるテーマは「おおかみこどもの雨と雪」や「バケモノの子」などにも通じるものがあると思うし、設定が突飛なのはほかの作品にもあって許せる範囲なのかなと感じています。
厳しい評価の多い作品ではありますが、僕は楽しめる良い作品だと思います。
試してみてください。
ファンタジーの王道をゆく、直球勝負の、渾身の力を込めた秀作!
主人公スカーレットの内界の旅を通して、心の変容を迫力のイメージで描いている。
憎しみが充満している主人公の内界は、不毛の荒野であり、その中をスカーレットの魂は彷徨っている。
クローディアスはいわばスカーレットの憎しみの分身であり、一方聖もまた、スカーレットの分身である。その魂に引き裂かれながら荒野を往く。
細田守監督が信じている“歌の力“が時空を超え彼女を支え、時折り見える満天の星空のイメージは、スカーレットの美しい魂のイメージだろうか。
そして最後に自分自身の憎しみと対決する。そこでスカーレットは、自分を赦すことで憎しみから解放される。赦すのは自分以外の何者でもないだろう。そうすることにより、憎しみの分身であるクローディアスは竜という自然の力によって消え去り、また一方の分身である聖も役割を終え、消える。それは同時に、必然的に起きた。かくして自分自身となったスカーレットは、新たな生を歩み始める。
スカーレットの死と再生の物語であり、自己変容の物語である。
まさにファンタジーの王道をゆく作品だ。
だが、“果てしなき“に込められた意味は何だろう?
人の心の中に巣食う憎しみという感情は、過去から現代に至るまで、なくならない。今の時代にあってはますます増幅、蔓延しているかに見える。果てしなく続く連鎖だ。その連鎖を断ち切ろうとするなら、私たち一人ひとりが、我が憎しみとの対決という厳しい試練を乗り越えなければならない。そのような意味を込めた“果てしなき“なのではないか?
この作品は、ひとつの、監督流の憎しみの連鎖を断ち切る物語だ。
この作品は、私たち一人ひとりに対して、このような厳しい問いかけを残した。
だが同時にこの物語で提示されたイメージの力、歌の力、自然の力などが私たち一人ひとりの憎しみに立ち向かう勇気を与えてくれたのではないか?少なくとも自分自身はそのように受け止めた。
極めて優れた作品だと思う。
疑問が拭えないまま終わってしまうのは、シナリオ作成の基本を怠っているからだと思った
2025.11.26 イオンシネマ久御山
2025年の日本のアニメーション映画(111分、G)
父の仇を討とうとする王女を描いたファンタジー映画
監督&脚本は細田守
物語の舞台は、16世紀末のベルギー王国
心優しき王アムレット(市村正親)によって統治されていたその国は、民からの信頼も厚く、隣国と戦争をしないことで、国民の暮らしを守り続けていた
彼には、妻ガートルード(斉藤由貴)との間にスカーレット(芦田愛菜)という娘がいて、彼女は父のことを慕い、奔放なまま育っていった
だが、この安穏とした世界に嫌気を指していたガートルードは、野心家のクローディウス(役所広司)と結託し、アムレットを裏切り者として処刑してしまう
クローディウスの支配により、隣国と戦争が始まり、富は貴族だけが享受する世界へと変わっていく
民たちは現実を放棄し、言い伝えられている「見果てぬ場所」というものを渇望するようになっていた
その場所は、死者の国のはるか彼方にあるとされていて、まだ誰も辿り着いてはいなかったのである
アムレットの死後、スカーレットは父の仇を討つために努力を重ねる
そして、毒殺を目論むことになるのだが、クローディアスも同じようにスカーレットの存在が邪魔で仕方がなかった
クローディアスは晩餐会にてスカーレットに毒を盛り、それによって彼女は死者の国へと堕ちることになった
そこには訳知りの老婆(白石加代子)が彼女の行く末を見守っていたが、そんな彼女の元に別の世界の青年・聖(岡田将生)がやってきた
彼は、看護師をしていて、搬送先に向かう途中だったゆえに「自分はまだ死んでいない」と言い張る
聖は交戦的なスカーレットを嗜めるように敵味方関係なく手当を施していく
そして、キャラバンと仲良くなったり、スカーレットの刺客たちをも改心させていくのである
映画は、平和ボケした青年が戦国の世で理想論を説くという内容になっていて、その言葉を受けてスカーレットが変わっていく様子が描かれていく
そのあたりの布教活動的な側面も、いずれは変わるのだろうと思っていた
人心は環境が育てるというように、聖の大切な人が目の前で殺されれば、そのような理想論は振り翳せまい
だが、映画ではそう言ったことは起こらず、スカーレット自身が「父の遺した言葉」によって改心する様子が描かれていく
いつの間にか芽生えていた聖への想いなども取ってつけたような感じになっていて、男性遍歴皆無の若者が謎の羞恥心を発揮して、いつの間にか心を傾けていく
このあたりの流れもファンタジーで、寓話になっているのかすら何とも言えない
物語は、「見果てぬ場所」を目指す人々がいるのだが、彼らがどうしてそこまでその世界を渇望するのかはわからない
死者の国の果てにあることはわかっていて、そこに行くために現世で死んでいくというマインドも謎で、スカーレットだけは瀕死から蘇ったみたいな感じになっていた
見果てぬ場所は、言うならば死者の国からの脱出ルートのようなものになっていて、そこを経過することで、現世に何かを持ち帰ることになるのだろう
それをざっくりとした言い方をすれば、「後世のために尽くす誓い」であるとか、「普遍的な愛」と言うことになるのだが、「だから何?」みたいな感じになっているのは微妙だったように感じた
いずれにせよ、公開初週から「爆死」というワードが検索に出てくるほどの流れになっていて、平日昼間は私を含めて観客は二人しかいなかった
平日の昼に来る層が観るタイプの映画とも思えないが、それにしても大丈夫だろうかと心配になってしまう
映画に関しては、映像美は凄いけど話が酷すぎて台無しという感じで、現代パートのダンスシーン云々よりも、クローディアスを含めたあの世界の住人の価値観が意味不明のまま終わったように思う
「見果てぬ場所」を渇望する何かがあると理解はできるのだが、誰も到達していない場所をどうして聖域扱いできるのか悩むし、命の取り合いをしている世界で「死んで向かおうとする目的意識」も理解し難い
そのあたりを神話的でも良いので示していれば良かったと思うし、死ぬのではなく「臨死状態になる」という儀式などを用いることで、ある程度の世界観の説明になっていたのではないか、と感じた
映像は美しい
異世界ものがすきなのと映像が美しそうだったので
何の知識もなくIMAXで見ました
映像は確かに美しかったですが、登場人物はゲームの映像のように感じました。
私は、ハムレットもダンテの神曲もどちらも本で読んだことがあります。それらがミックスされて世界観が作られたと見たあとにパンフレットで読んで、なるほどとは思ったものの、唐突に歌やダンスが始まったり、かといって、全体を通して、歌を歌ったり、ミュージカルみたいにやるのかなと思ったら中途半端ですっきりしないと感じました。
そもそも、死後の世界の設定が甘く、ダンテの神曲では、地獄、煉獄、天国に分かれていて、地獄からはじまり、天国に至る仮定で、罪が浄化されていく設定ですが、スカーレットは罪をおかしたのか?
地獄にいく理由は?
敵役の叔父は、罪をおかしたから地獄からはじまるのになぜ先に天国の扉の近くにいるのか?
見た印象叔父は地獄や煉獄の浄化を経てないよね?設定に矛盾が
時空がねじれてるかもしれないが、都合よく、父王を処刑した部下も一緒にまた、叔父の部下になってるのも???
混沌とした世界といいながら、出てくるのは中世的な服装とキャラバンの洋装の人たちのみ。
日本人は聖のみ。時代が混じってる感じもない。
都合よく、スカーレットを助ける老女。白々しい老女のセリフ。人間とは何か?いやあんたが何よ。と心の中で突っ込んでしまいました。
これまた、都合よくスカーレットがピンチになると出て来る天罰を与える役割のようなドラゴン。
綺麗ごとを言う聖は、スカーレットが憎しみを許す方向にもってくための存在にしかみえず、スカーレットの憎しみにも感情移入できないままストーリーが進む。
なんじゃこりゃ
ハムレットと神曲の設定を取り入れてるけど、全体にスカーレットに重みがない。
最後まで主人公に感情移入できず、最後綺麗ごとで終わる。しかも、ドラゴンの天罰で都合よく敵が死ぬという。
えっ?とと言う感じでした。
王の弟だけが一貫性は感じたし、それなりの存在感はある人物なんだけど、ハムレットではそれなりの存在感があるはずの母親の存在感も添もの程度で中途半端。
うーん。あと、声優さんを使わず、俳優さんのため、主人公はがんばっているとは思ったけど、スカーレットがやたらにキンキン声に感じたし、もっと低音で力強い声の方がこの主人公にはあってるのに、なんだかうーんとかんじました。
ストーリーが誘導的なのかな。
結論に誘導するための登場人物の唐突感な感じ。脚本が悪いのか、もったいない感じ。
歌も踊りもそこだけ切り取ると良いけど、全体の流れでは唐突感、違和感を感じたし、現代を除くシーンが出てきたけど、それ、意味あったのか?
自分らしく生きるというヒントをあたえて目覚めさせるためのきっかけとして設定したのだと思うけど、それも、無理やりな感じに思った。
とにかく、ストーリーを自然に受け止めて世界観に入り込むという体験はできなくて、最初から最後まで、主人公に共感できず、俯瞰で見てる感じで見終わってしまいました。
映像はCG綺麗。歌も歌だけ聴けば良い。声優さんも主人公2人以外は重厚。そんな感じです
白雪姫を超える年末の魔物
最初は特に見に行くつもりも無かった映画なんですがネットで流れていた評判が俺を動かした
「白雪姫よりもひどい」 そんなはずはない…… 俺にあの怒りの長文レビューを書かせた白雪姫だぞ、クソだったぞ!
かつて戦った強敵がやられた時のような少年漫画の主人公のマインドでアメリカに向かう陸奥のごとく俺は劇場へと向かった
劇場から出た瞬間に俺はわからされた この映画白雪姫よりも強い……
結論から言いますとリトルマーメイド40点 白雪姫20点 この果てしなきスカーレットは10点
アリエル お前を超える逸材がここにもいた 年内に出た なんでこんな映画が作られた?
ではここからネタバレ&しょうもない長文レビューです 対戦よろしくお願いします。
こちらのスペックは細田作品はデジモン映画2つとデジモン全話見てて太一が一時帰宅した光がエッチな回とサマーウォーズ履修
ウォーゲームもサマーウォーズも結構好きでした 好きだったんです……
白雪姫までは下水に美点を見出すキルヒアイスみたいな心があったんですが映画を見ながら薄汚いクルタ族みたいな心になりました
世界観 死の世界
荒廃してて上空を都合のいいサンダードラゴンが飛んでる
なんか果てに『見果てぬ場所』っていう救済ポイントがあるらしい
全世界の死者がいるらしいけど主要キャラにデンマークの人が多すぎ
みんな死者でここでさらに死ぬと身体が崩壊して消滅する 『虚無になる』って言われてる この映画見た後もお客さん虚無になるよ
食料とかどうやって生み出してるのかもわからん 装備は奪うか掘るかでオッケー 一応街っぽいとこもある
でも一番大事なのはサンダードラゴン
登場人物 主人公
スカーレットちゃん いきなりゲロ吐くけど基本的には美人 芦田愛菜さんの演技は割と良い
この映画で唯一10点を取れた要素がこのスカーレットちゃん そこそこはかわいいし戦闘シーンではよく動く
16世紀のデンマークの姫 親父が殺されて叔父が王位を簒奪 叔父に復讐しようと決意 殺害失敗 死者の国へGO!
ガンダムWで言うところのビルゴみたいな感じの戦闘能力でモブ兵士には絶対に勝てるけど四天王には絶対に勝てない 悔しいビクンビクン
赦す
相手役 聖
坊主頭の看護師 現代で通り魔に刺されて死んで死の世界に行く
看護師の割には医療スキルが妙に高くてその医療スキルである程度信用を得やすい 医者でよくね?
妙に殺すなだの命を大事にしろだのと叫ぶ 中盤で特に躊躇なく名前付いたモブに毛が生えたやつを2人殺す
殺した後にショック受けたりするのかと思ったが特にそんなこともない
正直こいつのキャラでこの映画だいぶつまらなくなったと思うので赦さない
見た目がモブで言動も薄っぺらい
敵のボス スカーレットちゃんの叔父
スカーレットちゃんの親父を罠にハメて殺す 親父の奥さん(ふしだらな母)の情熱を秘めた肉体を求めて謀反
復讐計画を見抜いて逆にスカーレットちゃんを殺害したのになぜか死者の国に来てる?なんで?
なんかミスって自分も毒飲んだらしい 間抜け こいつがのし上がられる死者の国の程度が知れるな
終始カスだけどそういう役回りなのでまぁ赦す
敵の四天王
めんどいので最初に戦う奴がA 次がB あと妙に棒読みな銃使うのがC 余ったのがD 名前は公式サイト見てくれ
全員パパの処刑の実行犯で叔父の側近
AとBは王(スカーレットパパ)の死に際の言葉を間近で聞いてて(スカーレットちゃんは遠くて聞こえなかった)CDは聞いてないかとくに考えてない
AとBは絆されて味方になる CDは虚無る
すっごい疑問なんだけどなんでこいつらも叔父と一緒に死の世界来てるの?全世界から死者来てるのに人材偏ってない?
AとBは絆されて仲間になるのと仕込み杖アタックかっこよかったので赦す
名前の付いた四天王CDの部下2人
一応いる程度のキャラでモブに毛が生えたような存在 妙にテンション高いが聖によって殺される
もしかして聖に人間判定されなかったとかかな?
王(スカーレットパパ)
弟にハメられて死ぬ お前王だよね?あっさり処刑台に送られ過ぎだろもうちょいなんとかしろよ
死ぬときに『赦せ』って言って途中で何度も観客は『赦せ』って聞くことになる 赦せるかよこの映画
ふしだらな母
叔父を唆して謀反させる 叔父とは肉体関係 兄弟で穴兄弟 情熱を秘めた肉体💛
キャラバン
途中で会う集団 なんか商人っぽいけど特にこの世界のことがわからんので気にするだけ無駄
途中で地獄のフラダンスをお見舞いしてくれるが赦してやる 渋谷ダンスに比べたらマシ
謎のババァ
謎のババァとしか言いようがない 鼻くそが爆発するのととりあえず終盤それらしいこと言ってくるけどなんも響かない
●ストーリーは全部書いたら文字数オーバーしたので中盤から
死者の世界は過酷! サンダードラゴン強い! 世界の果てになんか救いがあるっぽい!叔父もその周辺にいる!
序盤は二人が出会う 四天王ABが絆されて叔父を裏切る 聖がキャラバンのおばあさんから「練習しなよ」って言われて大事な楽器を渡される
くらい覚えときゃいいです ここまでがワンセンテンスだよろしいか?
中盤まではまぁそこそこなクソで中盤のダンス以降がとびきりのクソ
あと中盤まででサンダードラゴンさんが2回召喚されて大活躍 サンダードラゴン サンダードラゴンはすべてを解決する
中盤!
まず聖が手に入れた楽器で未来で流行った歌とか言って歌う 歌詞が酷く薄っぺらくて酷い
この時点でだいぶ辛いが地獄はここから
急に壮大なワープ演出で1分くらいして2034年くらい?の渋谷に移動して聖とスカーレットちゃんの謎のダンス バックに流れてるのは未来で流行った歌
こんな曲が流行るのか?未来の世界の程度が知れるな。
ここPVになってるらしいけどこんなのPVで流したら誰も見に行かないだろ 犠牲者が減らせるという意味では正解か?
とりあえず途中で新鮮なギャオスハイパー2匹とガメラでこの渋谷を火の海にすべきだと思いました
ダンスが終わるとまた壮大なワープで焚火の前に戻る すいません一瞬で戻ってきてください 無理なら僕を劇場の外にワープさせてください
帰ってきた後にスカーレットちゃんが「私時を超えたの あなたと踊ってた」みたいなこと言って聖に落とされてる感じに
まぁ他に若い男いないししょうがないよね……
ここから終盤全部酷いけどゲロ吐きそうなの我慢して見ました
まず難民キャンプのようなところで聖が貰った大事な楽器を防具と物々交換
あまりにも人の心のないトレード 俺でなきゃ見逃しちゃうね
ちなみに防具は特に役に立たずに聖は致命傷を負います どうせ死ぬならおばあちゃんに貰った楽器大事にしとけ ここマジで必要だったの?
スカーレットちゃんは幼女と会話 ここの幼女後で出てくる まぁ大したシーンじゃない
なんか『見果てぬ場所』周辺は叔父の軍隊が守って支配してて それに不満持った民衆の団体がめっちゃいて乱闘中
火山が噴火して大変そうな中でバックでかかる渋谷ソング!このシーン全部クソ 時間稼ぎ?
名前だけかっこいいけど猿みたいな2人が出てくる さっき会った幼女が原因でスカーレットちゃんがピンチ!
この後聖が名前のついたモブ2人を殺害 殺した後特に気にすることもない聖 今までの命を大事にスタイルはどこいった?
このへんで聖のキャラがめちゃくちゃ薄味になります まぁこの映画も薄味なので合わせたんですかね?
で、途中いた大量の兵士や難民っぽい人は全部いなくなっててエベレスト南西壁無酸素登頂を終える ノーマルルートで登頂したということか 山頂綺麗
モブは置いてきた ここから先の戦いははっきり言ってついてこれそうにない
俺もこの映画についていけそうになかった
ここで四天王CDが出てくる 追いつめられるスカーレットちゃん! 最後までネームドには勝てないのが徹底してましたね
仲間になったABが突然出てきて乱入してCDは滑落 そのあと山頂から透明な階段があってそこをスカーレットちゃん1人で登ることに
聖登らんの?一人で行かせるんか? あと階段がめっちゃカイジの鉄骨渡りを思い出させる。
盛り上がらないクライマックス! 階段上った後は島があってそこから進むと扉があって叔父がいた!
叔父は扉の前で「なんで扉開かないの!」って嘆いてる 急に叔父の懺悔タイム 背後のスカーレットちゃんに気付いてない
「俺が悪かった!扉開けて!ごめんなさい!」 聞いてたスカーレットちゃん ほだされて叔父に説得
「しゃーないがお前私に謝れや!」叔父のさっきまでの懺悔は扉へのパフォーマンスだったのでもちろん嘘
スカーレットちゃんにつば吐いた後で襲い掛かる スカーレットちゃんブチキレて反撃!
このへんでスカーレットちゃんの心の声とかが延々と流れるのがすっごい苦痛というか酷いというか
この映画キャラクターの心理や状況が全部セリフになっててくどいし違和感凄いしでもうちょっとなんとかできなかったの?できなかったからこうなったんだろうな
叔父の殺害寸前で『赦せ』の意味を再認識して 叔父ではなく復讐に囚われた自分を赦すことに
ここでスカーレットちゃん叔父に背中を向ける この一族油断多すぎない?
叔父は落ちてた剣を拾ってスカーレットちゃん殺害をもくろむけどここで3回目のサンダードラゴン
召雷弾でまず叔父にダメージ 生きてるので叔父は攻撃力2001以上
そのあとトドメのサンダーフォースを喰らって叔父は消滅!
そして急に謎ババァが出てきて聖らと合流
で、ネタバレしたようにスカーレットちゃんは生きてたので現世に復帰
聖は道中で致命傷を負ってたっぽくて虚無りました
虚無るまでの間で 「生きたいって言え!」「生きたい!」の茶番が繰り広げられる
画面の前の俺の心はもう限界だ 赦せない
「クソ映画ってもっとはっきり言え!」 「クソ映画あぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!」
スカーレットちゃん生き返って現世では叔父が死んでた ふしだらな母は生きてた
スカーレットちゃん王女になって国民の前で茶番演説 ここすっげぇ茶番 十二国記の初勅がいかにかっこいいかがわかる
あと城の前の民衆の数がすっごい GLAYのコンサートじゃないんだからさ、20万人くらいいるよあれ 16世紀のデンマークで人こんなに集めるの無理っしょ
聖が将来死なないような世界を作るためにがんばる!➡ED
こんな映画が作られないようにしてくれ
EDで今までのシーンが流れますがストーリー全部薄っぺらいので感動は0 渋谷ダンスのコマが2つくらい出てきて失笑
終わった後僕は虚無になりました。
●作中攻略法
叔父が死の世界に召喚された瞬間にサンダードラゴンが叔父を撃破でターンエンド!
もしくは毒に頼らずに叔父を刺せ
●この映画の攻略法
サンダードラゴンが監督兼脚本を仕留めればいいですね なにしてんだサンダードラゴンこんな映画作らせんな はやくやれ
●総評
途中ちょくちょくここだけ見たらいいシーンに見えるんだろうな みたいな部品はあるんですが
カスと言うにはカスに失礼なほど薄っぺらいストーリーとのギャップのせいで余計にクソ感が増します
ついでに言うと復讐はダメだの赦そうだの薄っぺらい言葉が続きますが結論言いましょうか
僕はこの映画が赦せないですしこの映画作った人が赦せないですしなにより見に行った自分が赦せないです
この映画見た後では復讐はダメだとか赦せだとかそういうの全部響かないですよ この映画が否定してくるんだから
あとストーリーが薄っぺらすぎて愛も生も死もわかるわけないですこの映画 誰か愛を教えて
なんか古典みたいなの知ってると解像度増す?らしいんだけどそんなのどーでもいいんすよ
タイトルに2って書いてない時点でなんも知らん人が見て面白いか面白くないかが全てです
おもしろくありません
島根にパソコンはあったけど細田に脚本が無かった
ディズニーランド的なところに行ってきた
ってことなのかなぁ。
死んだら命懸けのディズニーランドでしばらく過ごせると思うことにしよう。たぶん誤解だけど笑
体調がよくて吸収欲に満ちた時に見たら
色々な発見があったのかも。疲れてる時に見てしまった
絵を描くのが好きなところ、
もう少し成長過程で見せて欲しかったかも。
サマーウォーズのような、妄想MAX時のぶわーっと空間が広がる映像は良かった。
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