果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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酷評に釣られて「怖いもの見たさ」で鑑賞。そこまで酷くはないが、演出の「余白」がもっと欲しかった
元々劇場で観るつもりはなかったのですが、あまりにも世間の評価が低いので、逆に気になって「怖いもの見たさ」で観てきました。
結論から言うと、巷で言われている「駄作」というほど酷くはありませんでした。私は細田監督作品が初めてだったので、過度な期待がなくフラットに見られたからかもしれません。「復讐」という重いテーマや、そこから生じる葛藤を描こうとする姿勢自体は悪くないと思います。
ただ、脚本や演出において「全部説明してしまう」点が非常に惜しいと感じました。 (※ここからネタバレを含みます)
特に気になったのは、物語の核となる「許せ」というキーワードの扱いです。 この言葉が出るタイミングが早すぎますし、その言葉について登場人物たちが協議するシーンは、映画的な情緒よりも説明臭さが勝ってしまい、少し冷めてしまいました。スカーレットの葛藤は、言葉で整理された会議ではなく、映像や表情の揺らぎの中で見たかったです。
そして何より、ラストの展開です。 「生きたい!」と叫んでスカーレットだけが生き返るシーン。あそこは、聖(ひじり)とスカーレット、「果たしてどちらが生き返るのか?」という緊張感を最後まで引っ張ってほしかったです。
観客に「どっちだ…?」と固唾を呑ませるような演出があり、その上で予想を裏切る(あるいは納得させる)結末があれば、もっと心に残る映画になったはず。変にスッキリと答えを出すのではなく、いい意味で「もやっとした後味」や余韻を残して終わってほしかった。
スッキリ分かることだけが映画の良さではないと思っているだけに、映像が素晴らしい分、説明過多な構成が悔やまれる一本でした。
悪でも許せ。強いメッセージを感じる力作
悪でも許せ。戦争を止めるために。
恨みの連鎖を止めろ。今、戦争を止めるために。
そんなメッセージがバシバシ響いてくる作品でした。ありがとう。
16世紀のデンマークと、未来の渋谷。
それぞれが死者の国にたどり着き、死者の国は治安は悪いが、各国からの人々がキャラバンを組んで移動している多文化共生の場所で。盗賊はいるが、天罰を与える神のような存在もいる。
この時代に出したかったメッセージを受け止めました。ありがとう、前へ。
公開1週間で1日3回上映も納得
一ヶ月もたねえなと思い映画館に突撃。無事に頭痛を抱えてなんとか生還。冒頭から芦田愛菜プロの棒読みが響き渡り、時代背景とかの描写もほどほどに、ご都合展開を連発されます。死者の国で物凄い執念が無いと虚無になるってのに、その世界に居るジジババとか子供はどうやってその世界で生きながらえてんの?それにその世界なんで馬とかの動物がおんねんwそして話題の渋谷(新宿だっけ?)ダンス!正気ヲタモテナイほどの頭痛に襲われました。それと、火山が噴火するシーンがあんだけど、そこで突如始まる芦田愛菜アカペラショー!!そして火山岩が降り注ぎ火砕流が溢れ出すさなかに芦田愛菜とボーズが居たはずなのに次のシーンでは冷えた溶岩乗り越えて「山頂だ」とか言ってるけど、「お前らあの噴火の中どこで何してたんや!」と突っ込まずにはいられませんでした。………うんもう二度と観ない。
ただ面白くないと片付けられない映画
ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『ハムレット』や黒澤明の晩年作品『夢』に触れてこなかった40代男性です。
この作品に込められた監督のメッセージ性を一言「面白くない」「理解できなかった」と片付けるにはもったいと感じました。
ただ細田守のこのタイミングで作らなければいけない解説が欲しいと感じました。
良いところもあるが惜しい
公開すぐ見てきました!
結論言うと、
良い方だと思う、と言う感想です!
細田さんの映画は時をかける少女が1番好きで、
その次にサマーウォーズ。
それ以降はちょっと展開が、
ん?と気になるストーリーが多く、
あまり自分には合わないところが多かったです。
それで今回のスカーレットというと、、
正直おしい!という映画でした。
キャラクターには魅力があるのですが、
いかんせんストーリー展開に気になるところが多すぎました。
良かった点
・キャラクターが魅力的
スカーレットがものすごく可愛いですね!
復讐を知ってしまったから心が荒んでしまったけど、根は普通の女の子で泣くシーンは感動しました。
途中のダンスシーンは後述しますが、
もうちょっと補足シーンを入れれば良かったのになー、と思いました。
・キャラの行動のツッコミどころは控えめ
キャラの行動にツッコミは今回少ないですね。
前回までは虐待してる親のところに周りの大人が女子高生単身で向かわせたり、
バケモノでは唐突にレギュラーの親キャラが武器になったり、
キャラの描写少なすぎでした。
唯一思うのはスカーレットの死亡シーン。
いや、毒殺されんなよ笑!
気をつけろよ!
あと叔父も毒ミスって死ぬな!
ラスボスなのにおバカ感出てしまい、
キャラが安くなってしまいます。
ツッコミどころ
・ラストの展開に違和感
ラストは聖が死んでしまったような世界にしないように、
スカーレットが国を納めるという終わりですが、いやいや、
通り魔と国の戦争は、、
直接的には繋がらないんじゃないか、、?
と気になりました。
いっそのこと聖くんは看護師じゃなくて、
戦場の衛生兵でよかったんじゃないかな。
それなら国の戦争を無くすって言葉につながりできます。
・途中の現代へのつながりが薄い
いや、やりたいことわかります!
戦場で戦う普通の女の子が、
恋とかの暖かさを知る映画をやりたいんですよね!
そういう展開、感動します!
、、だったら途中の現代の聖くんと踊る夢を見て泣くのは最重要シーン、
大事にして欲しいです。
あのシーンをいれるなら、
ED後にスカーレットが現代に生まれ変わって、
聖くんと会うシーンは絶対入れて欲しかった。
そうすれば生まれ変わった世界の自分にシンクロしたって流れにできます!
ファンタジーなんだから
そこは許せるんじゃないかな観客も。
それがあればみんなもそこまで
文句なかったんじゃないかなー、、
惜しい。
以上です!
ハードルを少し下げてみたのもありますが、
良かったと思います!
ただ、
もう少し誰かにストーリー添削してほしかったな、、。
もう映画の中で前半後半に分けて、
前半はスカーレットの復讐劇、
後半はスカーレットが生まれ変わった現代で
聖くんと2度目の恋に落ちるとかが
良かったんじゃないかな。
西洋の社交ダンスを介して再び会ったとかなら
ダンスにも繋がりますよね。
出来上がったものにこんな言い方も失礼かもしれないけど、、。
なんにせよ個人的には良いところもあると思うので、
見てみてください!
scarlet
オープニング
結構グロいかも
完全な中世な世界の物語に
現代の日本人男性の乱入に戸惑い
殺陣アクションは本格的に見応えがあった
この静止画は手抜き?って所があったり
笑いを取る所が「薄い」
しっかり笑いを入れなさい
出ないと「復讐」の思いの主人公に
観客が疲れてしまう
急なポリネシアンダンスは
振りに意味があるけど
動きと歌詞を見るのに👀がキョロキョロして疲れた
レクチャーしているシーンがあると
より親密感が高まって良かったのかな
なんて思ったり
夢から目覚めた彼女は...ブスだった。
「あ、夢の中の自分を美女にしてたんだ...」
なんてことだ
本当の自分の姿は....嫌い?好きじゃない?のかな?
彼女自体は
誠実で人想いで素敵な人。
だったらブスのままで良いじゃないかって
エンドロール見ながら思った
案の定
美女バージョンしか
エンドロールも出てこないし
ビジュアル重視?
前作は
大衆の前に本当の姿を曝け出した女子高生の勇気
まぁ夢の中だから良いのか!って思ったり
夢の話なのかな?
細田守監督の作品で好きなものはあまりない。
多分、彼とは価値観が合わない。
時をかける少女もサマーウォーズも響かなかった。
ただ、バケモノの子はお気に入りの作品の一つで、最後の戦いのシーンは泣けた。父の子(血が繋がっていない)に対する熱い想いに涙した。ツッコミどころは多いが、あのシーン1つですべてOKになった。
今作はツッコミどころが多彩でかなりストーリーも支離滅裂である。酷評なのも分かる。
ラストの叔父との対話も酷い。
なのに、心に響いた。
父が最後に遺したという「ゆるせ」という言葉。
スカーレットは何もかもが思うようにいかないどころか一度、叔父を赦そうとした気持ちすら踏みにじられ心を乱す。
なんでこんなことに?!復讐すべきと思い込み、元凶の叔父を責めてきた。その為、全て復讐に捧げてきたつもりでいた。
そして、遂に父の遺言であったはずの『叔父を赦せ』ということも裏切られた。
自分のしてきたことは全て間違っていたということなのか?
どうすべきだというのか?
まさに"To be.or not to be"。
そこで彼女が行き着いた心の結論とは
「自分を赦せ」
だった。ここに行き着くシーンは心に響いた。
最後の最後でこの作品を観た意味があった。
結局、『死後の国』はスカーレットが毒で生死を彷徨い、その狭間でみた夢だった。
と、私は解釈した。これだと意味が分かる。
死後の国は時代も国も混ざった世界である割にはスカーレットの想像の範囲の世界だった。
そして、高熱にうなされているときに見るような支離滅裂な世界だった。
あれ?なんで急にこんなことになってんの?という。でも、夢を見ているときはその支離滅裂には気づかない。
この、果てしなきスカーレットは復讐に取り憑かれ、死にかけた意識の混濁のなかで、彼女の心の葛藤を自らが克服するために巡った、心の旅路なのだろう。
ただ、スカーレットの死にかけた魂が、本当の意味で時代を超えた亡くなったばかりの日本人の聖の魂と邂逅したのはこのストーリーの中での事実でもある。
だから死後の世界といえば、死後の世界であり、とはいえ、スカーレットの意識の世界ともいえる話なのだと思う。
まあ、めちゃくちゃ自分の中でこの話を正当化しているわけだが、それもまた私の中にあるものが「果てしなきスカーレットはそんなに悪くない。」という結論を出した。1つの印象的なシーンがこの作品をすべてOKとした。
ゆるした。
この作品を赦します。この作品を良いと感じた自分も赦したいと思います。
そう思うと、鑑賞後は優しくなれた気がする。
まあ金返せのレベルではない
世の中のレビュー評価がめちゃめちゃ低い細田守監督最新作品…。概ね2.8点。3点を下回る評価ってかなり酷い(笑)
そういう前評判を知ってたせいか、見始めて、ずっと何故評価が低いのか、そこばっかりが気になって仕方がなかった。でも、30分ほどで、確かにめちゃめちゃつまらん作品だとわかり、半分観たら低評価が物凄く納得できた・・・
丁寧にアニメーションの作画は出来てるし、感動的に美しい映像だったが、そりぁ、こんなストーリーや脚本では、映像がむやみにきれいで大掛かりな大作品だけに、もったいない。まさに声優の俳優人の豪華さも含め(あまり合ってないけど…)、金と時間のちょ~無駄遣い映画だ(笑)日本のアニメはホントに優れているのにねえ。残念!
最後、全部、見終わって…はじめから終わりまで、ホントにつまんない話でなんとも褒めようがない、いろんなものが未回収のまま、不快感満載だったというのが私の正直な感想…
芦田愛菜ちゃんの耳障りで下手くそなエンドロールの歌を延々と聞かされながら、どこをとっても評価3点はあげられない超駄作だと太鼓判を押す。ぜひディスるためにも、劇場でご鑑賞ください(笑)
横浜のイオンシネマみなとみらいの364席入る大スクリーンは10人も居なかったが、この映画では客は入らないだろう…。
話が臭いし、意味不明の展開と、主人公たちのキャラクターも歪で、しかも唐突な歌や踊りも入ってきたりして???の連続。機能不全な作品ですね…しかも、陳腐過ぎるシェイクスピアのオマージュ(笑)。さぶかった…
私の★評価も世間並みに2.8。2.5でも良い…ただ、大きなスクリーンで見たので、アニメーション画像は素晴らしく、そこはまあ金返せのレベルではない。
ハチャメチャで取ってつけたような何の説得力もないストーリーだから、テレビや配信の小さな画面で観ると、つまらない過ぎて、途中でやめるだろう。
サマーウォーズは好きだったけど、細田監督にはがっかりだ…もうそろそろ原作とか脚本とかは、他人に任せるべき…なんじゃね。
ハムレットのifストーリーをベースにした世界の縮図
酷評のレビューを読んで、
ハムレットや神曲の内容を知らないとわからないかも…
というアドバイスを参考に
先にハムレットと神曲をざっくり頭の隅に添えて
観たのですんなり入れました。
おかげで映像美に集中できたというか、
監督は王様の名前を聞けば
これはハムレットの話をベースにしたものよと
観客が理解できるっしょと
省略したのですかね、申し訳ないです。
過去作品もそういうのあるのかな…
日本のアニメ映画でこの規模の密度?
群衆や映像表現できるんだなと嬉しく思いましたし、
3Dのセルルックキャラで死と生の境を表現して、
生きている時代は手書きのキャラに変える演出も
面白いなと。
3dセルキャラは生きてる様で死んでるよね、
アニメの様に生き生きはしてないわって
言っているような。手描きで修正してるシーンも
あると思いますが…いや他の作品とかではなくこの中でね
(スカーレットはその意味でも別格)
過去作品ではネット世界がセルルックキャラ、今回は死と生の境か〜〜〜鯨もいる……やっぱ出さないと気が済まないんだ…なんだあの龍…誰か教えていただきたい。
聖の様なキャラも他に多数居るだろうに、なぜ彼だけ中世の🏰人々に囲まれたような環境に?というのが
不思議でした。おそらくスカーレットが心の中で強く助けを求めていてそこに聖が引っ張られたからと
解釈してますが、
わかりやすい説明は省略してますね。
聖がいたエリアは日本の侍とかも沢山いそうだけど
みんな自ら自害したのか…
戦争をやめて、現実に生きてと訴えても
無くなることはない。
戦争によって進化している文明もある、
ただ文明だけでは人は滅びる
文化こそが人の共存と繁栄であると
止めることができるのは自分自身が
止める側に加われば良いという
答えまで見せている。
生まれる場所や時代間違えれば
そんな中にいるのが日常だと思うと
今の戦後の80年を100年先200年先まで
続けなければ
吉祥寺の都会でネットの世界を見つめていた
監督が生身で世界旅行をし俯瞰し、
感じたことをスカーレットという子を通して
真っ直ぐな声を上げた勇気ある作品…か…
(島ニ郎風に)
最後に一言言いたいのが、スカーレットのお母さんの
キャラデザをもっとスカーレットの様に
美女にしてくれれば悪役の心境とか立場とか悪い王様の
気持ちとか同意というか深掘り
したくなるんだけどすごいのっぺりしていたのが…
諸悪の原因ぽい重要キャラなのにすごいのっぺりで…
クレオパトラみたいな戦争引き起こす美女!くれ!!
まじで悪女スカーレットみたいなデザインで
登場してたら私が嬉しかったけど
そのデザインにしたら、スカーレットの純粋すぎる声を
映画の中で聞かなくなりそうだな…だからか…
マジで最後個人の感想すぎてすみません
「仇討ち」に失敗した者への鎮魂と「立山信仰」
制作段階の紹介文に「仇討ち」って書いてあるの見て、完全にグローバル狙いだなと予想してたけど、想像以上だった。日本では理解されないかも知れないけど、世界からは絶賛されるのがわかる。細田監督、やりましたね。おめでとうございます。
「仇討ち」って書いてあってピンときたのは、覚えてないけど歴史小説の後書きに、「仇討ち」は誰でも彼でもやっていいわけじゃなくて、きちんと奉行所に届けて許可を得ないといけなくて、さらに失敗したらお家お取り潰しなどペナルティがある、むやみやたらにやられないようなシステムだったことと、逃げてるカタキを見つけるのも大変で、見つからない場合、戻れば失敗とみなされるし、見つけても相手が強いと返り討ちにあったりと、成功率がものすごく低いということだった。
細田監督が「仇討ち」というからには、この日本古来のエッセンスを入れてくるに違いないと踏んでいたというわけ。今更、「巌窟王」の焼き直しは絶対やってこないだろうと思ってた。
なので、仇討ちに失敗した者たちに対する鎮魂を描いてることは理解できた。憎しみに囚われる主人公に対し、現代日本の平和をみせ、時代に翻弄される運命の残酷さも伝わってきた。
すごかったのはここから。
われ先にユートピアに行こうと殺し合う姿は、イスラエル、パレスチナのよう。(絵の中にヒジャブ姿の女性もいた)
険しい山での決闘は、たぶん監督の郷里、富山の剱岳だ。天国と地獄が共存する立山信仰がベースにあると思った。オババは阿弥陀如来だ。
👉 立山信仰とは、富山県にある立山を神聖な霊山として崇める、山岳信仰の一種です。古代の神道と仏教が融合した「神仏習合」の信仰で、山の景観を地獄や極楽浄土になぞらえ、登拝を通じて死後の世界を疑似体験する「地獄と極楽の巡拝」という特徴があります。
利己主義に走ったネタニヤフが倒れ、国民のために犠牲を厭わないと説く、女性総理、高市早苗さんがうまれる。
かりそめの平和を楽しむ日本にも、予想だにしない悪が存在する。だけど、自分の魂は自分にしか救えない。
分断より共存、死よりも生、憎悪より愛情。
国際社会に向けた力強いメッセージが伝わった。
言われるほど悪くなかった・・・気がする
この作品、特に興味もなかったが、かなりの酷評と聞いて、あえて鑑賞
確かに見ていて恥ずかしくなる、あるいは寒気がしそうな演出がちりばめられているのだが・・・
画的なことを言えば、背景描写がリアルすぎて、目がチカチカしてくるのと、人物とのバランスが取れていたり、浮いていたりで、品質的にばらつきが多い印象。
また、ラストの画など、それまでの画に比べ、雑に感じたり(ラストこそ、もうちょっとビシッとした画が見たかった)。
演出も蛇足じゃないの?と思えるような・・・
気恥ずかしいセリフのオンパレードで、ダメ邦画の見本のようにも。
(ヒロインとモブのやり取りが、あまりに凡庸・・・児童会役員選挙かなと)
映像や音響は、リアルな戦争映画に転用できそうな気もするのだが、邦画で期待できないのが残念なところ?
声優陣は、エンドロールを見るとほとんど、実写で活躍する俳優のようだが、違和感はなかった(逆にアニメ声優にありがちなキャピキャピ声が苦手)。芦田愛菜も芦田愛菜に聞こえなかったし(個人的に阪急電車の女の子からアップデートされていないが)。猛々しいしゃべりぷりが、往年のナウシカ(島本須美)みたいで良かったかも。
中性のデンマーク女と現代らしい日本の男が出会うとは、なにか、形を変えた「君の名は」のようにも思えるが、正直「よく分からん」世界観で、ここも落ち着かないところ。
おまけにヒロインも現代に出てくるんかい!
ただ、男の役どころは、「衛生兵」として必要だったんだなと・・・
この昔のデンマーク人と日本人は、何語で話していたのだろうか、気になるところだが、ファンタジーなので、そこは触れないように?
細田守作品の絵面は、そんなに好きではなかったが(実際、「時かけ」と「おおかみこども」しか見ていない)、この作品の絵面は、まぁまぁ見られた(キャラクターのデザインが良くなった)。
感動的なお話にしたかったようだが、「見ているこっちが恥ずかしくなる感」は否めない。
劇中の歌やダンスも尺を取りすぎな気もするし・・・・
暇があれば、もう1回くらいは観てもいいかも・・・
(こっぱずかしい演出には目をつむって)
意欲作なんだけど共感できず
対立と分断の時代へのメッセージ、そして自分を大切にして生きろ!
前作『竜とそばかすの姫』ほどではなかったけれど、面白かったし、感動もしました。
巨大スクリーンで鑑賞したので、とても迫力があった。めくるめく物語世界にトリップし満喫させてもらいました。
本作についてざっくりいうと、対立と分断のこの時代に細田さんが放ったメッセージ、ということになるのかな? そして、(たとえどんなにつらい境遇にあったとしても)「生きろ!」「自分を大切にして」というメッセージも監督が是非とも伝えたかったことなのでしょう。
ただ、我々の実生活や現実社会に根差したシーンが少なく、作品が抽象的・観念的ともいえる色彩を帯びているので、いくぶん内容を咀嚼するのが難しかったです。それから、ちょっと教訓めいたところが前に出てきているのではないかという気もしました。
それにしても最近のアニメの作画技術ってすごいなぁ。格闘シーンや戦闘シーンの動きとか本当にすごい。僕も絵を描くからわかるけど、人物なんかあれだけのものを表現しようとすると、骨格や筋肉の構造をしっかりと理解していないといけないだろうし、この視点からはこう見えるということも熟知していないと描けないでしょう。いや、参りました。
でも、どうなんだろう。背景をあれだけリアルに表現する必要があるのかと思ったりもしたけれど、第一線のプロにそんないちゃもんつけても仕方ないですね。
あと、前作に続いて、今回の作品も声優陣の豪華さに驚きましたが、芦田愛菜さんは、ちょっとスカーレットのイメージじゃないような……。愛菜さんはどちらかというと「まるい」、すなわち穏やかな、やわらかい感じがします。復讐に燃える王女スカーレットは、もう少しシャープでキツイ印象の、そうだなぁ……今田美桜さんあたりがよかったのではないか。これまたここでそんなこといっても仕方がないけどね。
ところで、今回、本作を大シアターで鑑賞したのですが、観客は僕を入れて5、6人しかいなかった。なんでかな? わるくない作品なのになぁ。
まだ観てない人は、こんどの休みに『果てしなきスカーレット』を観に行こう!!
(大画面で観てね♡)
常世とは別の世界の話として受け止め矛盾とか気にはしませんでした
大切な気づき!
すごーーーくいい作品です、見たほうがいい
いい作品でした
なんか、一個人が世相をみて良かれと思って作った作品を、ヘボとか、許さんとか、笑うとか、特に笑うとか非常にさもしい評価があり、まさに、味気ない地獄みたいな世相の中で、それでも個人はその中にある生きる希望や博愛の心を人は持ってるだよ、と教えてくれた作品でした
死の世界なんか誰も見たことないのに、ルールがないとか方向性がわからないとか、 そこは想像でええやん だって、アニメなんだもん 神曲の煉獄篇みたいな感じで連想して、今の戦火にある人達のことも馳せながらその中で、もし自分がそうだったらどうなんだろうとかでいいんじゃないの、これを見て私はやはり日本は平和な国なんだ、とつくづく思いました、
私は、結構、歳いってますが、人生の中で自分なりに絶望を感じたことはありました、その中で少しでも前にいけるように、時に楽しいことを考えたり、それを真似てきたりしたこともあって、劇中のダンスのとこは思わず泣いてしまった 笑うとか、
まー、何を思うかは本人の自由ですが、彼らに今から起こる絶望の参考になってくれればいいなー、と思います
飛躍かもしれませんが、特に聖は、看護師、弓使い、博愛精神から仏様の化身で、スカーレットの心のどこかで生きていた方がでてきたものだと感じました、劇中でダンスの前に彼が歌いだしたことをキッカケに、彼女の内面の映像が流れます、それは彼女が復讐鬼になる前の優しい一面を思い出させてくるかのように
そこから、初心を思い出すことによって人を許すことや自分を許すことの大事を覚醒させたように思えます
苛立ちや怒りや憎しみが多い世間で、そこに立ち戻る 明るい未来は自分の心の持ちようなんだよ、そんなメッセージをダンスから感じました、 あえていいますけど、そこを笑うとか まー笑っても、侮辱、侮蔑しても全部自分に跳ね返ってきますからね
とにかく、久しぶりいいアニメを見せて頂けました
何十年ぶりに同じ映画を2回見てみようかなー
おすすめです
内容はおいといて絵は綺麗だった
観る前にSNSで酷評が流れていたため
(お金を払ってまで観る価値はないかもしれんがそこまでひどいなら逆に観てみたい)と好奇心が掻き立てられ映画館に足を運んだ。
何の予習もせずに観たが、まぁまぁ主人公のビジュと映像が綺麗だったから言うほど悪くはなかった気がする。
(主人公の女の子のビジュは大事)
というのもあまり真剣にストーリーを考えて観てなかったので真剣に観た人にとっては急に訳のわからんシーンが始まって何じゃこりゃだったのかも。
真剣に観ろよという話だが。
予告で観た時は声優がひどいなと思ったがまさか芦田愛菜ちゃんだったとは、、。
あんな清純で暴言など無縁そうな子に、血の気混じった主人公の覇気のある声など出せなくて当然だろう。
監督は何を考えているのか…。
とにかくこれといったストーリーの記憶がまるで一度も観たことなかったかのように数日後には消えているので内容はそこまで深くなかったのかもしれん。
全584件中、81~100件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。









