果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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スカーレットは、許せるか
そばかすの姫が大好きだったので、星5つの気持ちで観に行ったので ちょっと、どうしちゃったんだろう…という感覚につつまれて
人間くさい話なのにどこか空々しいというか。
でも、過大な期待感なし、先入観なしで見たら、きっと好きな映画だったと思う
人間の業と 生きようとする力、許すという強さみたいなものを受け止めました
もう一度観たいです
芦田愛菜ちゃんがチラつき過ぎました。
ストーリーが意味不明
見た目は問題ないので普通に見れてしまうのだが、ストーリー、キャラが支離滅裂で楽しめなかった。見ている間ずっと、どういう反応をしていいのか非常に困る映画だった。
「多分これを主張したいのだろう」ということはわかる。しかし、キャラにただそれっぽいことを言わせているだけというか…行動や背景描写が伴わないので全然説得力がないし、ハムレット要素もキャラの名前を拝借している程度でしかない。
ハムレットを普通に現代風にアレンジして映像化したほうが余程よかったのでは?と思う。
言うほど悪くなかったけど
素晴らしい作品だと思います。
スカーレットは父親そっくりの優しい性格の聖との出会いの中で愛を悟り、自分の中の燃えたぎる復讐心との葛藤に悩まされることになる。
父親が最後に残した言葉の本当の意味を悟った時、スカーレットは復讐に囚われてきた自分自身を許し、相手を受け入れることができた。
その結果、長年自分を苦しめてきた復讐心、憎悪の心を手放すことができ、心が解放され自由になる。
父親は娘には自分の人生を歩んで幸せになってほしかった。
自分のせいで復讐に囚われてもがき苦しむ人生を歩んでほしくなかったのだろう。
だからこそ最後に「許せ」という言葉をスカーレットに伝えたのだと思う。
許すことが自分を救うことに繋がる。
苦しみと葛藤の末にその心境に至るまでの過程が鮮明に描かれている作品だと思いました。
それと同時に憎しみによる負の連鎖を断ち切ることが戦争を無くし多くの人を救うことに繋がることも伝えたかったのだと思います。
とにかく色々なことを考えさせられる良い映画でした。
メッセージはいいが設定のブレが凄まじい迷作
よほど評価が低いので気になって見に行きました‼️まぁ見る時は友達と見に行って笑いながら見るのを推奨します。ただネットであそこまでの批判を受けるほどかと言われたらそうでもないのも事実。それをどう思うかは見て決めて欲しいです。
以下ネタバレ注意
私はこの作品の一番気になったのは設定のブレです。それが細田守が描きたいことを邪魔しているような気がしました。死者の国であったはずの場所は本当は死と生の狭間(ここら辺の説明もよくわかりませんでした)であったり後に死んでるはずの王が死者の国を統治していたり、はっきり言ってもうめちゃくちゃでした。そのほかにも不殺生を固めてた聖が急に人を殺すところなど。大事なシーンでのブレが多かった気がします。確かに細田守は細かい設定に対して甘いところは過去作でもありました(アズへのログイン方法などなど)ですが今回は比にならないほど多かった気がします。描きたいストーリー、メッセージは伝わってくるのですがそれを設定のブレが邪魔して結果的にあべこべなストーリーに感じたんだと思います。他のやつが消える時は服が残るのに、聖が消えるシーンだけ服ごと消えるのは流石に笑いました笑
死者の国の意味もよくわかりませんでした。スカーレットが復讐を止めるまでの物語なのはわかりますが結局スカーレットは生きて王はスカーレットの関係ないところで毒殺されるというのうーむとなりました。これでスカーレットが未来を平和にし、聖が刺されないで終わるとかのシーンを入れたら良かったのではないかと思います。
一番言われてるミュージカルシーンですが、あそこを笑えるかどうかがこの映画に1000円を払う価値があったかどうかを決定づけると思います。確かにあそこ単体で見たらクオリティーは高いですが導入が唐突すぎて僕は笑ってしまいました笑あそこを真面目に見てしまった場合1000円の価値を感じづらいでしょう。この映画は全体的に集中してみるよりパッションで見た方が楽しいと思います。
色々言われている声優たちの演技ですが、確かにあってなかった感は否めませんでした。でもそれは最初の方だけで慣れてくると「やっぱ、うまいなぁ〜」ってなってきます。ただツダケンをあれだけに使うのは色々と格が違うなと感じました。
僕は映画そのものにお金を払うのではなく映画体験に対して払っています。映画を見終わった後に友達と語り合ったりなども含めて映画体験の一つと思います。その点で言えばこの映画はあのシーンなんだよwとかでもあのシーンは良かったとかを話すことも映画の評価に直結する要素だと思います。ので私は1000円払った価値はあると言えます。
本来のこの映画の主旨や伝えたいこととはずれてると思いますがそういう見方をしても良いんじゃないかなと思います。
最後に一つだけ映画とは少しズレるんですが、ネットの批評についてです。最近のレビューでも思うんですが、行きすぎた批判や作品外のことを否定するコメントがたくさんついています。正直この映画は褒められるものではないです。ただそれをいいことになんでも言っていいみたいな雰囲気になっていることに納得がいってないです。レビューするなら映画だけでみるべきです。その言葉が誰に向くのかもわからず責任を持たないで放つのはどんな映画でもしてはいけません。僕は映画よりそっちのが酷いと思います。
下調べ無しはキツイ
途中で時間が気になり早くミュージカルシーン来いと思ったのは秘密の話
オリジナル作品なのに事前にある程度の知識が必要な作品は正直厳しい
その時点でワクワクする様なエンタメじゃないもんなぁ
完全初見で封切り初日だったら評価はもっと低かったと思う
展開は速いが説明も無くパラパラと場面変換するのでもう少し深堀りしても良いのでは?と感じた
他の方のレビューでも有った通りキャラクターに感情移入出来ない
特に看護師の彼は正直「イラッ」とした
(これは完全に個人的感想)
その為最後に熱い展開と書いていた人もいたがその頃には心が冷めてしまっていて「ふ〜ん⋯」て感じになってしまった
監督と同年齢の自分にはにはキツイかな
若い人には刺さるかもしれない
あまりの低評価にSNSで逆に観たいかもと投稿したら「ハードルを滅茶苦茶低くした気持ちで行ったら地下に潜られたから絶対に止めろ」とコメ返された(笑)
このテーマなら⋯いや、もう控えようと思う
エンドロールを観て「勿体無い」と思ったのは初めてだった
ガッカリしました(笑)
デンマークと書いてスタジオ地図と読む
最近見た幾つかのアニメ映画と比較した感想
細田守作品はほぼ全て観ていたが、初日から始まったあまりの酷評の多さに萎縮。映画館へ向かう足が一度は遠のいた。
しかし、あまりにもな酷評の嵐を見て、自分の目で観ての意見を持ちたいと思い、公開日からまあまあ空いてはしまったがようやく鑑賞。
結果は...、まあ評価値からもお察しの通り残念だったなぁという印象が9割。星1点分は歌声に全振りで捧げます。
Xで、照明の数を数えてましたツイートが流れてくるのを見るたび、ネタなのか本気なのか半々くらいに思ってましたが、これは確かにそういった行動に出る人が出てしまっても仕方がないのかなという感じ。まー作品に感情移入出来ない時間が長い。
歌やダンスを取り入れるのが悪いとは言わない。海外意識が強い感じはしたから、多少その辺のテイストを加えたところまでは全然問題ないと思う。
しかし、そのダンスを投入するタイミングがとにかく酷い。ただでさえ掴み取りづらいストーリーの軸や主人公への感情移入の邪魔になるタイミングで出てくるのがよろしくない。動画のいいところでぶつ切りCMを挟まれるあの感覚を映画館で壮大に味わったような感覚だった。
ストーリー全体への酷評を挙げている人の中には、死生観の表現がわかりづらかったという意見が幾つか見られたが、ただでさえ伝えづらいそのテーマを更に伝えづらくしている要因が歌、ひいてはダンスのタイミングにあると思った。
今年はスカーレット以外に2本、歌やダンスありの映画を観ていたが、そういった間の悪さ、中断されたような感覚は特になかった。正直ダンスはあるなしでこの作品の評価もかなり変わるレベルだったと思う。重ねて言うが、歌やダンスが悪いわけではない。歌も単体で聴けばとても素晴らしいものだった。
書きながら歌以外の良かった点を探してみたのだが、残念ながら特筆すべき点が特に見当たらなかった。残念。映像面での良さを褒める人も一定数いる感じではあるが、それはここ最近の映画では特異に凄いわけではないし、興行収入違いすぎる作品を引き合いに出したくはないが、鬼滅の刃の作画の書き込みに比べたら、どうしても見劣りしてしまう。
作画が綺麗だった、から伝えづらいが許容されるわけではない。
歌が素晴らしかった、からそこに至るまでの観客の置いてけぼり感が帳消しになるわけではない。
死生観は分かりづらく表現が難しい、からストーリーに気持ちが乗りそうなタイミングで踊り出していい理由にはならない。
普段こうしたレビューは見るだけで書くことはほとんどないのですが、それでも書いたのはこの感想をどうしても知ってほしかったから。
細田守作品には大好きな作品が多いので、次回作は先入観なしで楽しめるものが見られることを期待します。
果てしなきスカーレット
今まで沢山の酷評レビューをじっくり読んでから観に行った。
これは、子供が観るものでは無く、大人が観る映画。
『憎しみという憎悪、それをどのように許し、平和を作っていくかという内容。』
細田作品としての枠で物語を考えるより、
1つの映画として観れば、充分理解できる話。
だからサマー〇〇や、オオカミ〇〇の幻影を照らし合わせながら観るからおかしくなる。
脚本も本人。前脚本家はおそらく国宝で忙しかったのかもしれない。
ちゃんと国宝も観たがあれは最高だった。
かれこれ映画を40年以上観てきたが、
こういう成長もの、精神鍛錬のような映画は、
1人でゆっくり観るのが良い。
今までの、レビューを思い出しながら、
いったいどこが悪いのか!どの辺がおかしいのか!
どこが納得いかないのか。
覚悟をして観たことで、逆に最高に面白く楽しく、感動しながら観ることができた。
本当にハードルをかなり下げてくれて感謝したい。
■私的なポイント。
この世界は、ようするに、あの世とこの世の境目、生死を彷徨っている空間の話。
だから、どのような展開になっても映画の演出として受け入れられる。
(ダンスが出てきてもいいじゃん!)
スカーレットの心の移り変わり、聖の役割(相当様々なレビューでは酷評だったが彼がいることでスカーレットが落ち着いて成長していく)、砂漠で同行したあの仲間達との触れ合い。
そして、
後半に出てくる少女、
あの子が発する言葉がこの映画の1番言いたいことだと私は考えた。
『私がお姫さまなら世界に戦争がない世界をつくる』
(という感じだったような。間違っていたらごめんなさい。)
映画の低評価や酷評コメントは人それぞれなので仕方がない。
しいて言えば、この映画をどの層、誰に観てもらいたいのかが若干ズレただけ。
確かに細田映画からしたら、かなり違う方向性だったが、私には、大変評価の高いサマー〇〇〇〇などよりは心に響いく良い映画だった。
そして声優達は本当に評価通り素晴らしかった。
あまり詳しいことは分からないが、
悪評だからと言って観ないのは損。
やはり自分の目で観て頭で感じて、それで評価するのが良い。
大変高評価な映画も意外と面白くないものも沢山ある。
映像の美しさと音響効果(SE)がよかったので見ている分には楽しい映画でした。
あまりに評判が悪いので、見る気になった。
お金をかけているだけあって、よくできたアニメでした。
そこそこ面白い。テンポもよく、話はダレることなくラストまで進む。
確かにシナリオの意図が透けて見えて、尚且つ説明不足のせいか、表面的に話が進み、腑に落ちない点が多い。そんな独善的なところを大目に見る必要はあるけど、言いたいことは伝わった。
映像は、CG3Dを多用して竜の描写や、荒涼とした風景や、海のような空や、切り立った山の頂上や民衆のモブシーンなどかなり見応えがある。特に主人公のスカーレットの瞳がよく書き込まれていてとても魅力的だった。
それに声優は、スカーレットは芦田愛菜、仇役のクローディアスを役所公司が演じていて、贅沢なキャスティングが功を奏している。芦田愛菜は泣ける演技をしてくれていて、尚且つラストの主題歌も歌っていて意外と上手くて感動した。
まあ、話は文句が出ても仕方ないところはあるけど、芦田愛菜が演じるスカーレットがなかなか良くてそれだけでも見る価値はあった。
映像の美しさと音響効果(SE)がよかったので見ている分には楽しい映画でした。
話の構造(生きている世界、死者の世界、それに現代の日本が出てきたりする構造)はよくわからなかったけど、結局、夢オチになっていたのでまあ気にする必要はないのかな?と思ってしまう。その点も話の弱さかもですね。
魅力的なイケオジに浸る映画
本筋のストーリーや結末は好きな流れだったし、映像もキレイで武器や衣装も細かく作り込まれている。いろいろ描きたいシーンややりたいことがありすぎて、まとまりきらずに結果中弛みになっている印象。
ヒトは死後、天国や地獄に行くわけではなく同一に死者の世界に行き、飢えや暴力から逃れることはできない絶望はよく表現されていた。その分、突然現代の渋谷でダンスするシーンなど「あれはなんだったんだ…」と咀嚼しきれないシーンが際立っていた。
役所広司・市村正親・吉田鋼太郎・松重豊と錚々たるキャストがとにかく魅力的で、おそらくサブスクでは得られない迫力は舞台を見ているような感覚だった。クローディアスの人臭さは役所広司さんだからこその演技だろうと思う。
個人的には「許せ」の一言に怒りや諭し、後悔など様々な感情をのせる市村正親さんにトリハダがたった。
結果的に映画館で観て良かったと思う。
まわりの酷評から怖いもの見たさで…
まわりの評判があまりにもよろしくなかったので、怖いもの見たさで観劇しました。
観終わってまず思ったのが、名の売れた監督はどうして独自の世界観で人生訓を語りたがるのだろう…ということでした。
宮崎監督の「君たちはどう生きるか」もそうでしたが、監督の思想を押し付けるように映像化した作品は、一見深読みして楽しめそうではありますが、そういう作品に限ってエンタメ性を犠牲にしているようで、たいへん残念な気持ちになることが私は多いです。
伝えたいテーマを盛り込みつつ、視聴者が血湧き肉躍るようなエンタメ性を提示したり、視聴者が涙を堪えられないほどのカタルシスをぶちこんできてこそ、劇場に足を運ぶ価値があると思うのです。
細田監督の作品はサマーウォーズが好きでしたが、以降、そのエンタメ性を期待してもどこかハズれ、今回もまた、エンタメ性も「?」、ドラマ性も「?」で、観劇していてボルテージがほとんど動きませんでした。
個人的には実写風の風景にアニメ人物を描くのは違和感から没入できないので、そこも残念。
声優に著名な俳優さんたちを当ててるところも、宮崎監督と同じで、うーーーん……特に主役のスカーレットは要所要所でハマらず大変残念。
逆に良いところ!!
うーーーん…単純にスカーレットがキレイというところと、聖の専守防衛が周囲に伝わるところ……かな?
いろいろと残念な気持ちになる作品でしたので、次回作に期待を込めて★1.5くらいかな…
タイトルなし(ネタバレ)
16世紀のデンマークの王女スカーレット(声:芦田愛菜)は「死者の国」で目覚める。
父王アムレット(声:市村正親)の仇を討とうとして、叔父王クローディアス(声:役所広司)に返り討ち、毒殺されたのだ。
時間や場所を超えて、死を受け入れていない者たちが集うのが「死者の国」。
「死者の国」でも国を牛耳っているのはクローディアス。
復讐を果たそうと誓うが、「死者の国」でスカーレットが出逢ったのは21世紀日本の救急救命看護士・聖(声:岡田将生)だった・・・
といったところからはじまる物語。
「ハムレット」ベースのヒロイックファンタジー。
なれど、エンタメ性が希薄。
スカッとする復讐劇でなく、細田版『君たちはどう生きるか』。
復讐か赦しか。
父王を叔父に殺された姫の「葛藤」の物語。
時間も場所も混然となった「死者の国」は、多様性の象徴。
本来フラットであるべき死者の国も叔父王により牛耳られている。
死者の国の住人が求める「果てなき場所のその先」とは生への執着か。
この設定だけでもエンタメから遠い作品とわかる。
フラットで多様性の象徴である「死者の国」を現代社会のメタファーと捉えると理解しやすい。
唐突に挿入される現在の渋谷に似た世界は、幻想の理想の世界、ということでしょうか。
細部の設定などは別にして、わかりやすい映画だと思うが、スカッともしない。
スカッとしないことが本作の欠点だが、魅力でもある。
まぁ、デンマークとかハムレットとかって何やねん! というのがエンタメを期待した観客の感じ方かなぁ。
ロトスコープ、モーションキャプチャのアニメ表現も、多くの観客に受け入れらないだろうし。
なお、「ハムレット」の名台詞「To be, or Not to be」は形を変えて終盤に登場する。
その他の台詞もかなり流用されている印象。
メジャーなエンタメ作品をあまり観ない身としては、水準以上でした。
本質的には悪くないと思いました
生死が交わる場所って、きっと複雑。だから単純に理解できないし、感じ方はそれぞれだと思う。
人それぞれの感じ方を持たせてくれる、そんな映画でした。細田守監督の作品は欠かさず観て育ってきた身として、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』のような なつかしさではない、異文化体験・生死が交わる場所という異空間を体験できた気がします。こういった単純な勧善懲悪ではない作品がどんどん面白くなってきて嬉しいです。
物語のベースにもなっている復讐劇の『ハムレット』や16世紀のデンマークについて、実はちゃんと知らないのですが…汗( ՞⌓°⎞ある意味でちゃんと学びたくなりました。
映像美や音楽も含めて、素晴らしい作品です、またリピートしたいです。
全854件中、81~100件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。






