果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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スカーレットに芦田愛菜の違和感
スカーレットのビジュアルはよいが、芦田愛菜の声と演技の違和感が最後まで気になり、作品の世界に没入出来なかった。愛菜ちゃんには悪いが、声優がやっていたら、もっと良かったはず。映像はよく、作品の世界観は海外ウケするかもしれないが、日本人には難解だし、子供向けではない。赦しが大きなテーマだが、これが一番難しい。しかし、それを乗り越えないと自分の本当の人生を送ることは出来ない。ラストは賛否が分かれるかもしれないが、王女として生きる選択は、未来の人々のためでもある。その考えや生き方は、細田監督自身の考えでもあるのだろうと思った。
細田守らしさが溢れた素晴らしい作品!
口コミの負の流れ。。楽しめたし、良い作品だったと思うけどな。。
私は十分に楽しめたかな。。
今回、この映画については見に行く前に口コミサイトをチェックしていた。
公開前のココでの書き込みは一人のみ。
見に行ったのは土曜日だったので、初日の金曜日に見に行った方々の書き込みを見ると、厳しい評価ばかり。
それを見て、見に行くかどうか悩む。
同日公開のTOKYOタクシーは、一昨年に映画館で見たパリタクシーのリメイクと知っていたのと、キムタクだったので却下。
キムタクじゃなかったら行ったかも。。
結局、映画館での予告で何度も見ていた壮大な映像とスカーレットの芦田愛菜の声が気になって見に行く事に。。
芦田愛菜が良かったです。
絶叫系のセリフが多かったので大変だったと思う。
芦田愛菜がココまでの声の演技をする事が意外だったかな。
苦境に立たされるスカーレットの声、張り詰めた緊張感をうまく表現できていた。
やっぱり、この人は凄い役者さんなんですね。
ストーリーというか話の流れは、実際の死後の世界の話なのか壮大な夢だったのかは置いといて、なんでもありの世界という認識で見ていたので特に違和感は無かった。
アニメだし、死後の世界の話でしょって思って見ていたので、特に整合性などは考えずに見れちゃいましたね。
ただ、死後の世界なのに、その世界でもう一度死ぬと虚無になるというくだりは少し気になった。
あの世界から消えてどうなるのだろうとは思ったけど、そこに引っかかっての違和感までには至らなかったかな。
唐突な愛の歌とか、ミュージカルシーンにも特に違和感は感じなかった。
スカーレットの頭の中での話。
そこが受け入れられない人はダメなのかな。。
細田監督だからハードルが高くなっているのもあるのかもね。。
過去の細田作品と比べる人が多いみたいだけど、『サマーウォーズ』とか『バケモノの子』とはまったく違う作品。
同じような作品を求める人は見るべきじゃないでしょう。。
それに、なんか、口コミに負の流れが起きているような。。
ヒマな私は酷評している人(0.5とか1.0を付けている人)の他のレビューを見てみた。
すると、そういった人たちは、他にレビューしている作品はほとんど無く、あっても全て低評価ばかりしている人が多かった。
それに逆に、どんな映画を高評価するのかと思ってみてみたら、高い点数を付けてる映画が無いんです。
低評価ばかりって、映画を楽しめた事が無い人ばかり。。
悲しいですね。。
負の流れと言ったら良いのか、酷評のムーブメント。。
今回は酷評の流れが凄いと思う。
これがネットのダークサイドな面な一つなんでしょう。。
ココのレビュー点数も、食べログみたいに投稿者のレビュー数によって反映度が変わるようにしなきゃダメでしょう。
例えば、1件だけの投稿の人のレビュー点数は全体点には反映されず、投稿数が多い人の点数は大きく反映されるとかね。。
私はココの点数ほど悪い映画じゃないと思いましたよ(^ ^)
あれ?評価悪いんだ。。。
異次元ならぬ違和感たっぷりの細田ワールド
細田守監督の作品は強烈なビジュアルイメージの異世界が魅力的なんだけど、今回は妙にスピリチュアルな感じで説教臭くてガッカリでした。(絶賛している人、すいません)16世紀のデンマーク王家から、急転直下して荒涼とした死後の世界を王女が放浪する設定は、シェイクスピアみたいで引き込まれます。とは言え、死後の世界なのに人間達は掠奪と殺戮を繰り返し、現実世界をまんま引き継ぎでいるので、この世界の意味がイマイチ分かりづらく、お話しの中に入れませんでした。ストーリーも復讐に燃える王女が赦すことを悟り現世に戻ると言う予定調和的な内容で、オチも真っ当過ぎて、正直言って退屈でした。主人公も剣士の割にはあまり強くなく無謀なだけだし、絶叫シーンばかりが目立って感情移入しにくかったです。結局、監督・脚本の細田監督が、頭の中でこしらえた世界に馴染めなかった感じです。役者では、芦田愛菜が熱演だけど、どちらかと言うと舞台や実写映画の演技でミスキャストかな。
奥寺佐渡子じゃないとダメなのか…?
うーん、ちょっとコレはないですね…。
日本中みんなに怒られたらごめんなさいですが、率直に言います。
芦田愛菜と岡田将生は、声優に抜擢すべきではなかったと思います。
歌はともかく、演技はプロ声優の深みや感情表現には遠く及ばず、所々拍子抜けしてしまいました。やはり俳優と声優は違うと思い知らされました。
この2人のキャラが主軸な時点で、演技に難を感じ、たまに現実に引き戻されます。
墓掘り人が最も演技上手いって、なんかのバグだろ。
ストーリーも、どうにも語りがくどいというか。
くどいくらいに延々とセリフで心情説明をする割には、だからなんだ?というレベル。
細田作品、どうも奥寺脚本じゃなくなってから、画で期待して蓋開けたらアレ?ってことが多い気がします…。
自分なりの解釈
鑑賞後にここのレビューを見ました。
自分は色々な知識は無いので単純に予告編を見て中世的で絵がキレイで面白そうと思って映画を見た感想なのですが、
序盤剣とか戦いとか想像してたら、そっか毒かってなりました。
そこから死者の国を彷徨う中、次の場所、次の敵、次のシーンと移り変わり色々な物を見せられる。
何で一人だけ現代風な人?何で知ってるの?このシーン何かに似てる?とか思う事は色々あるのですが、最初に隠された父の死に際の言葉がハッキリしたり、映像がキレイなので上映中はそれ以上を考えず淡々と見れました。
後半主人公が目覚め、自分なりに解釈しました。
死後の世界は死の間際で見てる夢みたいな物だったんじゃないか?だからシーンも飛ぶしファンタジーみたいで何でもありなんじゃないか?
老婆は死神的な?ドラゴンは天罰的な?
聖は自分を介抱してくれてる人だったり先の未来で出会う人の意識だったりするんじゃないか?
復讐に囚われた娘を解放して前に進んで欲しいと父の意識も現れたんじゃないか?
と思いました。
それを踏まえて明るく前に進もうとするラストはそんなに悪くないと思いました。
果てしなき
予告編やポスターが続々出るたびに不安が増していったのですが、一発逆転あると願って鑑賞。
一発逆転は…無かったです…。
今まで観てきたアニメ映画の中でも1.2を争うレベルの大問題作だと個人的には思いました。
全体的に「ハムレット」を細田監督なりに新解釈して、監督の過去作品の要素を盛り込んでいった結果、ストーリーがドッタンバッタンしまくってハチャメチャで、もう最後の方は笑うしかないくらいには酷いなと感じてしまいました。
ハムレットをなぞっているのでスカーレットの父親が殺される過程もあったり、殺した主犯格の叔父を殺そうとして返り討ちにあったり〜とかもあるんですが、その中でゾンビみたいな奴らに襲われて沼に引き摺り込まれる様子はシンプルに謎すぎてちんぷんかんぷんでしたし、結局このシーンくらいしかゾンビは出てこないので必要か?とどうしても思ってしまいました。
様々な時代の死者が死後の世界に集まってくると言われている割にはスカーレットと生きている時代が近い人が多い気がしましたし、現代人っぽいのは聖くらいで、盗賊だったり貧民だったりばっかで、極論言えばスーツ着てる人間とか武士とかマンモスを襲ってそうな原始人とかそういうのは全く出てこないので、死者の世界が舞台装置でしか活きてないのも残念でした。
スカーレットの父親を殺したであろう叔父の部下たちに途中途中突撃していっては、ヒントをもらったり、父親の聞こえなかった言葉の真相を知ろうとする展開もあったりしつつ、そんなものを掻き消すレベルで聖の熱血漢というかバカみたいに突っ込んでいく姿勢が展開のあやをねじ伏せていくので大変イライラします。
盗賊がひたすら貧民を襲うところでやめろーやめろーと言っているだけでボッコボコにされまくるし、騎馬戦で聖が馬を乗りこなせているのはもう置いておいて、戦いを止めに行くと思ったら何にも策なしで突っ込んでスカーレットに助けてもらうとかいうバカプレーの連鎖で頭ガンガンしました。
途中で現代の渋谷に送り込まれた時は、現代と交錯して進んでいくのかなと思いきや、大量の人が踊り狂っている中に聖とスカーレットが何故か送り込まれ、何故かミュージカルを始め、聖とショートカットのスカーレットの謎ダンス、それを見てスカーレットが「もう1人の私?」と言っていましたが、コイツは何を言っているんだ?と観ているこっちの疑問符がバカデカくなりました。
スカーレットは人生をかけての復讐を企てているという壮大な前振りがあったにも関わらず、聖が現れたらどんどん、というかあっという間に懐柔されていき、スカーレットの芯の強いというアイデンティティや修行の成果なんかがバカらしく見えるくらい、穿った見方にはなってしまうんですが、スパダリイケメンに堕ちたようにしか見えなくて滑稽でした。
正直聖のどこに惚れんねん状態で、もうスカーレットもバカに見えてきてしょうがなかったです。
今の今までほとんど出てきてなかった死者が一つの国単位で一気に登場してくる割にはそこまで展開として活きないですし、誰と誰がどう争ってもみくちゃになっているのかも大変わかりづらい絵作りになっていてもう真顔でした。
最後の方の突然の山登りからの2vs2も謎で、ヌッと生えてきた2人の兵士とのバトルかと思ったら、1人は普通に転落していくという、黒く消えていくという設定を突然放り投げていたので困惑が増しました。
叔父との最終決戦も見応えという見応えはもう感じられず、叔父の目を潰すんじゃって勢いでスカーレットが襲うシーンがハイライトで、ひたすら白目になってる叔父が滑稽ですし、完全舞台装置な龍が都合よく叔父に雷を2発ぶちのめしてトドメを刺すあたりもう何を見せられているんだろう状態で、もう放心状態でした。
最後のシーンの聖がひたすらスカーレットに訴えかけるシーンなんかもう笑ってしまって、「生きろ」「生きたい!」の押し問答がパワープレイすぎましたし、脳裏にニコ・ロビンがよぎりまくってもう大変でした。
大切なことを言いたかったんだろうなとは思ったのですが、結局この問答にたどり着くのはなんと浅はかな…と悲しくなってしまいました。
スカーレットが息を吹き返してからの展開も非常に雑で、スカーレットがずっと昏睡状態だったのは置いておいて、なぜ叔父が死後の世界に居たのかの理由が誤って毒を飲んでしまったとかいう間抜けすぎる理由で死んでいましたし、それを見て母親がムキー!ってなってるのはもう観てられなかったです。
そこから女王になって高らかと宣言するシーンもなーんだか安っぽく、まず群衆が多すぎてなんじゃこりゃってなりましたし、ここまでの物語を送ってきて最後のセリフでコロッとおちる群衆チョロすぎない?と思ったままエンドロールに突入していったのでもう置いてけぼりです。
アニメーション自体はとてもクオリティが高く、登場人物の表情や、16世紀の服装や風景なんかの質感のリアルさは素晴らしかったです。
ただ個人的には細田監督作品に3DCGはあまり合わないなと思いましたし、CGと手描きの中間みたいなアニメーションがちらほらあったのはかなりノイズだなと思いました。
声優陣は芦田愛菜ちゃんは成長したスカーレットとは合ってなかったなと思いました。
ガキンチョの頃のスカーレットは合っていたのに、声質そのままで成長してしまっていたもんですから違和感が拭えなかったです。
叫び声がフェードアウトしていってたのもプツッとしていてモヤモヤしました。
岡田くんはばり上手くてスッと入ってきましたし、細田監督作品に関わってきた俳優陣大集合なのは見応えがあって良かったと思います。
既存の言葉を知っている用語と同じ意味で使うのもややこしさに拍車をかけていたなと思いました。
死ぬことを"虚無"と言い換えてはいるんですが、普通に死者の世界とか死んでしまうとか出てくるのに、虚無になりたくない〜とかほざいているので頭が痛くなります。
この作品を細田監督は本当に作りたかったのか、それとも幅を見せようとして失敗してしまったのか、とんでもない作品がまた世の中に現れてしまったなと思いました。
非常に語りがいのある作品ではあると思うので、そういう面では話題になるだろうなと思います。
鑑賞日 11/21
鑑賞時間 18:00〜20:00
映像と音響は最強 ストーリーは王道
期待ハズレ感は否めない
全くの期待はずれ…
作製された方達に大変失礼を承知で言わせて戴きます。全ての歯車が合っていないと思ってしまう。
先ず物語りがおかしい…。。ストーリー脚本共に。何故現生で死んだのに又違う世界(死んだ者達の世界)が存在するのか⁇そしてその者達は食事もするし怪我もする。そしてその世界に死んで無い者が紛れる。その辺の設定もおかしい。
そして舞台が16世紀のデンマークであったのにいきなりその世界に現代の日本人の聖が登場して口語が通じるのか?また何故、聖なのかそれも現代の日本人の?医療従事者で亡くなった者など沢山居た筈だ。納得する説明も無く完全に謎だ!意味が分からない。何か聖で無くてはならぬ根拠が欲しい…。。
また非常に残念であったのは、プロの声優を使わなかった事。最近のアニメに多い事だが、、、話題重視の為人気俳優を使う事が多いが今回の配役に至っては主役のスカーレットに芦田愛菜さんを起用した点。芦田愛菜さんは非常に特徴のある声質でアニメ画面で聴いても芦田愛菜の顔を思い起こしてしまう。だから物語りに没頭出来ないのである。入り込めないのである。一方プロの声優は声質を変化させる事が出来る為その人(本人)の顔が出て来ないのだ。この点も大きなマイナス要因であった。
後半の"赦し"やスカーレットが新女王とし国を統治する前の人民前のスピーチも綺麗事しか述べず非常に陳腐な内容であった。また余りのつまらなさに途中何度か寝落ちしそうになってしまった…。。 観ていて映画館から出たいと思った作品は久々である。しかしこのレビューをする為に最後迄苦痛であったが席を立つ事を我慢した映画は初めてである。
星2を付けたのは映像は良かったし動きにダイナミックさと迫力があったし俳優陣の演技も良かった。只々、頭の中に沢山の⁇疑問(納得がいかない)が増える作品と言うのは困ってしまう。ある意味こんなに突っ込み所満載な作品も珍しい……。。
言われるほど酷いものではなかった、けど
先日観賞してきました。
簡単に言えば、「ストーリーに期待するな。でも、ネットのレビューほど酷くはない」です。
SNSで散見される酷評っぷりに、前作の『竜とそばかすの姫』の時に味わった未消化感や杜撰だった脚本がよみがえります。
ストーリーは相変わらずな細田節で、無理やり継ぎ接ぎしたようなストーリー展開に、煮え切らないロマンス(と言っていいものなのか)。監督の性癖(やたら女の子を吐かせる演出が多くて、またかよ…と冒頭早々なりましたけども)。
割と物語の内容というかは、あらすじなどである程度予測できます。
死者の国が舞台で、スカーレットがそこにいて聖が同行している時点で、彼が死んでいることは明白です。
ハムレットは知らなくても見ることはできるから、ご安心ください。知っていたら、「ハムレットだ」となるかもしれませんね。
死者の国という設定がちょっと強引というか都合がいいと思うかもしれません。
「生と死が交わる世界。過去も未来も混じり合う世界(だったかな)」ということで、未来と生死が混じり合う世界というわけなのですが、未来要素が正直薄くて、「時代物」感が強い。未来要素が薄い。多分、聖を登場させるため。聖が死んだという事実、聖が未来で死んだことによってスカーレットに出会うという意味であるのかもしれませんが、それ以外に未来や近代を感じさせる要素は薄い。だったらもっと、未来で死んだ人間が出てきてもよかったのではないか。
死者の国は、死にかけの人も行くことができるみたいです。
途中で出てきたフラダンスは、ハワイ。ハワイ王国は18世紀ごろにできた。確かにスカーレットたちが生きた頃と比べると近代史寄りなのかもしれないけど、「何で出てきたの?」感は拭えない。スカーレット←フラダンス←聖の時代や時間経過の暗示だったのか。死者の国だったし、フラダンスは霊的な、宗教的な要素もあるが唐突感がある。死者の国だし、出てきても違和感はないものなのかもしれないけど。
キャラバンは紀元前~中世期。死者の国は、またそこで独自に文化を築いているのかもしれない。死者の国と言えばのメキシコのようにマリーゴールドたっぷりみたいなのはなかったけど、墓掘りがそれっぽかった。
ドラゴンは何だったのか。
正直よく分かりませんが、都合よく出てきて、悪党を滅ぼしてくれます。いわゆるお天道様というやつなんでしょうか。「お天道様がいつも見ているから。悪いことをするもんじゃないよ」みたいな。この辺で出てくるだろ、というタイミングで出てくる。
途中のインド映画みたいなミュージカルは要らない。冗長的。
ダンス楽曲を手掛けるは、離婚伝説。どこかオシャレで、懐かしい。
最初自分は、死者の国が輪廻転生できる場所か何かだと思っていたのですが、そういう感じでもなさそうでした。さらに、見果てぬ地を目指す最終の闘いは、妊娠~出産のような感じにも思えました。
クローディアスが、「王妃と共に見果てぬ地へ」と言っていましたが、それはもちろん叶わないわけですが、そもそも王妃であるガートルートは生きている人間なので、一緒に見果てぬ地へは行けないんですよね。あと1人しか見果てぬ地の門を開けることはできない。
どこかで何度も見たことあるような単調な流れ、けれどやはりその単調さやシンプルさがちょうどいい。ただ、場面がブツブツ切れすぎたり、唐突な演出があって、違和感。時折、胸くそ。映像はハイクオリティ。CGでも、イラストアニメでも、違和感ないけどダンスはちょっと違和感あるかも。
竜とそばかすの姫ほど酷くはなかったのですが、「もったいない」と感じました。
ゲスト声優は皆さんほぼ違和感なく聴くことができました。いい加減細田監督は、脚本家を外から引っ張ってきた方が良い。
王女の復讐劇 in 死後の世界
聖の行動に正直、虫唾が走った。
16世紀のデンマーク(でしたっけ?)のとある王国にて。隣国との争いを好まず善政を敷くことで領民から支持されてきた賢王がその弟の策略により王女スカーレットの目の前で殺され、王位を奪われてしまう。復讐に燃えるスカーレットは敵討ちの為の鍛錬を日々繰り返し、新王暗殺を果たそうとするも失敗・・・まるで死後の地獄の様な世界に迷い込んでしまう。そこで現代日本から飛んできた?聖という看護師に出会い、道中苦難に遭いながら彼女は復讐の旅を続ける・・・たふん、そんな感じのストーリーです。
まず描かれるのは属性的に全く正反対な信念をもつ主人公らの二人の敵に相対した時の行動です。
復讐心に支配されて我を忘れ、まるで猛獣の様に剣を振るう王女スカーレットと、博愛心に溢れ敵に対してもすべて話し合いで解決しようとし、傷ついた者であれば敵さえも等しく助けようとする聖・・・はなから両極端すぎますね(笑)。
もしかしたら・・・なんですけど、物語序盤のスカーレットの行動が復讐に狂った挙句、いかに人として常軌を逸しつつあるかを明示するために、聖には極端に現代日本的、つまり理性的で博愛精神に乗っ取った行動をするキャラにしたのかもなあ、と思いました。
しかし、スカーレットは確かに復讐の鬼と化してはいるけど、やたらめったら?出会う敵をすべて殲滅させようとしてるわけじゃないのです。基本、間違いなく悪意ある相手から先制攻撃を受け自己防衛の為に戦ってるだけですよね?
スカーレットが敵意剥き出しの相手に応戦する際、聖は基本傍観者を決め込み、時に客観的に彼女の行動を諌めさえする彼のその行動や態度は、スカーレットの悲惨な生い立ちや彼女が受けた耐え難い苦難を知る者(=私ら観客)からしたら大変奇異に思え、怒りが腹の底から湧き上がる様でした。
お前は彼女の受けた屈辱、苦しみをどれだけ知ってんだ!・・・と。そしてなぜ、身を挺して彼女を守ろうとしないんだと。敵を痛めつけないまでも彼女に加勢し、相手の攻撃の邪魔くらいは出来るだろうと思いました。見るになぜか弓やら馬やら武術の嗜みはあるっぽいのにさ。
上記の通り、彼の特に最序盤の一連の行動は私にとって鬼門でした。スカーレットが劇中口にした言葉であらわせば「虫唾が走った」ともいえます。
こんな感じで物語の序盤から彼の煮え切らない甘ちゃんな行動が常に鼻についちゃって、正直、作品世界に没入できなかったのが個人的に敗因でした。
それでなくても支離滅裂で他力本願なストー・・・もうディスるのはお腹いっぱいなのでこれくらいにしておきます。
なお、映像表現だけはとても頑張っていて素晴らしいので興味があれば、ご鑑賞ください。
では。
復讐の果てには
IMAX版で鑑賞。
結構面白かった。
細田監督の思いが、存分に出ていた様に思う。
公開前特番を幾つか見たこともあって、
単なるアニメ映画というだけではなく、
色々な挑戦も気になっていた。
ただ公開初週にも関わらず、
客入りが1割ほどだったのは意外だった。
主役のスカーレット役が芦田愛菜ちゃん。
アニメ台詞って所と、愛菜ちゃんの印象が強いだけに、スカーレットよりも愛菜ちゃんがチラつくのが、少々気になった。
それでも、中盤以降は多少は慣れてきてたかな。
スカーレットの感情を繊細に表現するのは、
難しかったと思うけど、愛菜ちゃんなりに、
熱量を持って演技していたのは良かった。
内容的には、まず、2Dとも3Dとも違う、
独特の表現が新鮮だった。
キャラは、髪の毛の揺れや泥、血の汚れ、
背景は死者の国の荒野や砂漠、海みたいな空、
別世界のガラッと変わった時空間移動等、
物語世界の作り込みが観ていて楽しかった。
騎馬戦の所は、特に見応えがあった。
音響はIMAX版で観たってのもあって、
重低音がシアター内に響く響く((((;゚Д゚)))))))
あの特大の楽器のおかげなのかな。
ストーリーは上手く練られているというか、
最初は一方通行の展開かなと思ったけど、
そこはさすが細田監督。
最後のスカーレットと聖の生死の所なんかは、
思わず泣いた。
そこまでの2人の積み重ねからの感動というかね、
最近は涙腺が緩くなってるわ。・゜・(ノД`)・゜・。
あと、途中の別世界の2人のダンスは面白かった。
全く別の時代に生きていたらなって。
時々出てくるあの謎のドラゴンはカッコよかったな笑
ストーリーがダメ。演出や効果、音(歌ではない)や声優の演技は割と良かった。
カメラワークや演出効果は良かった。
場面場面で何が起きているか分かりやすく、迫力もあった。
美しさや恐ろしさ、汚さといった表現が伝わったし、効果音も臨場感があって良かった。
全体を通して挑戦的な表現が多く、アニメ3Dの洗練を感じた。(多少雑さを感じる部分はあったが)
芦田愛菜の演技も良かった。クレジットで名前を見たとき素直に驚いた。
ストーリーや込められた思想が幼稚でも観れてしまうのは、上記の理由からだった。
誰かの言葉を上っ面だけ掬ったような中身の無い言葉が鼻についた。
脈絡の無い場面転換は、意図的ではあるが効果的だったと思えない。
正直、この映画は当初の予定から、何もかもグニャグニャに曲げられたんだろうなと感じた。
そうでなければ説明できないような場面が幾つも有ったし、その不自然さが非常に不快だった。
この違和感の正体について、いつか説明される日を期待する。
期待して行きました
映画を作ることは大変なことだと思うけど、とても期待して見に行ったので残念でした。
全体的に説明不足。なんで?ばかり。
途中で戦争始まってるけど、どこから人来たんだよ。
なんでダンス見せられてるんだっけ?
中世の使者の国に、現代の使者の国が1人だけ?それ以外の時代の使者はいないの?
聖は人を助けて殺しをしなかったのに、なんでこの世界に来た?って問われた後に人殺し?それが答えか?
竜はなんだったの?最後雷で死ぬの見え見え。
と話しだしたら止まらないです。
あまりにも面白くなく、途中で帰りたかったし、初めて酷評をしたくて書き込みをしました。
期待してました。1年ぐらい楽しみでした。
あまりにもひどい映画でした。
細田監督はアイデアだけにして脚本はプロを雇ったほうがいい
細田作品は初期は良かったが脚本を単独でやりだしてから一ミリも面白くなくなった。
正直な話、細田監督は脚本の能力が致命的に欠けている。周囲が指摘しないのかもう誰も指摘できないのか、とにかく不思議なほど改めない。
恐らく、細田監督には右腕がいないのだろう。宮崎駿で言えば鈴木Pのような人だ。宮崎駿のようなクセ者監督と殴り合いをして軌道修正したり、駄目な部分をハッキリと駄目と言ってくれる人がいない。
駄作が生まれた際に反省して次の作品で改善されていれば何も言うことはない。が、細田作品は駄目なところが駄目なまま次の作品が出てくる。
誰も指摘してくれないと改善もない。何が悪いのか理解しないままなのでまた繰り返す。
まるで小学生の宿題のようだ。
誰かハッキリ言ったほうがいい。君は宮崎駿にはなれないし、一時代の寵児でもない。変な勘違いせず、脚本をプロに見てもらって手直しを受けなさい。それだけでも絶対に良くなる。映像表現に関しては光るものがあるんだから、そっちを伸ばせばいいじゃない。
周囲をイエスマンで固めるとクリエイターは駄目になる。殴り合いでしか生まれてこない名作もあるだから、そろそろボロカスに言ってくれる右腕を作ったほうがいい。
カタルシスど底辺
展開が早くて薄く、なして聖とスカーレットが惹かれ合うのか全く分からん。
ほんでスカーレット戦闘力低いし聖はスカーレットの足を引っ張っとる上に「戦いをやめなさい!」だ?
で、アレだけ卑劣極まりないクローディアスを「許せ」だ?
争いのない未来をとか、俺の様なオッサンにとっては頭お花畑極まりないわ。
子供騙し作品やな。
2日目やのに観客動員少ないなぁ思てたけど、みんな賢いわ
全588件中、401~420件目を表示
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