果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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絵面の綺麗なカクヨム
カクヨムで☆30くらいの小説にありそう。
映像が綺麗なので見るのが苦痛なわけではなきったですが、ポップコーンの肴くらいに思ったほうが良さそう。
映像より先にこだわる場所がたくさんあると思う。
いろいろツッコみどころが満載すぎる。
序盤の設定はこねくり回しようによって面白くなるだろうに、あそこまで陳腐なものにできのはもう才能だと思う。映画のあの雰囲気で歌い出すのも謎だし、唐突に渋谷が出てくるのも謎。
1クールアニメのダイジェスト版と言われたほうが納得できる出来。すべてのシーンに突拍子がなく思いついたシーンをとりあえず全部詰めましたって感じ。整合性も捨てられているし、キャラクターも設定シートをそのまま活用したみたいな薄さがあります。というか、人物の葛藤を台詞で言わせる以外の表現を知らないのか。
大筋はちゃんと考えているし、要素も多いので、もっと長尺でしっかり説明すればもっと見れるようになると思われます。
同じ監督の作品は見たことがないのですが、本当に評価されている監督が出すものなのか甚だ疑問です。影武者とかいます?
広告にお金かけても入らないことってあるんだね
賛否があるのも納得の一本でした。きっと「作りたいシーン」がものすごく多かったのだろうなというのは伝わるのですが、それをとにかく繋げていったような構成で、流れとしてのまとまりはあまり感じられませんでした。その中でも細田守らしい雰囲気の良いシーンは確かに存在していて、急にハッとさせられる瞬間もあります。
全体は壮大なミュージックビデオのように進んでいくのに、最後に流れた曲が思っていたものと違い、そこもやや肩透かしに感じました。また、作中ではあまり伝わらなかったものの、「きっとお母様はすごくいい女だったんだろうな…」と設定だけで補完する部分もありました。
そして、小説を読んで初めてタイトルの意味が腑に落ちた気がします。映画では拾いきれなかったところを小説で“答え合わせ”できる部分もあって、「そういうことだったのか」と後から分かることも多かったです。逆に、映画の中では「そこでその展開はないだろう…」と感じてしまう場面もまあまあありました。
公開日に観た時点では正直あまり好印象ではなかったのですが、もしかしたらあと3回くらい観たら、じわじわ味が出てくるタイプなのかもしれない……そんな不思議な後味の残る作品でした。
メディアで巨匠扱いされてる監督が出しちゃいけないレベルの映画
2年くらい前の生成AIに「復讐をテーマに深いストーリー考えて」って注文して出てきた脚本をそのまま映像化しました!みたいな作品。
それくらい突拍子がないストーリーは、細田監督が入れたいシーンを取り敢えず古典になぞらえて繋げただけなのではと疑るほど。また、登場人物の設定や行動、思想全てがも余りに安直で、何も共感できないし、何を視聴者に感じ取って欲しいかも読み取れなかった。
10分に一度は「このシーンいるか?」と思わせられたし、監督が力を特に入れているだろうダンスのシーンをシラケずに見れた人はいるのだろうか。
声優の芦田愛菜ちゃんは声に迫力がないせいか、感情的なシーンでは常に金切声で叫んでばかりで、少し見ていて疲れた。歌もあまり上手ではなく、最後に歌い出した時は流石にキツかったし、それがエンディングテーマと分かった時点で席を立ちたくなった。岡田将生は論外でした⋯。
映像に関しては、3Dのトゥーンレンダリングと手描きを使い分けていたが、手描きシーンに迫力もなければ作画もおかしく、試みは失敗していると感じた。
3Dアニメ部分が比較的正確に細部まで描く一方、細田監督の少し崩したタッチが完全にミスマッチで、逆効果だったように思えた。
メディアでもすっかりアニメーションの巨匠扱いの細田監督だが、世間ではその実力がとっくにバレているようで、公開後初の土曜日に行ったが私の家族含め合計3組、計7名だった。でも、残念ながらその動員が妥当なクオリティだった。
生きるとは、愛とは、何もわからなかった
16世紀のデンマーク国王だった父を叔父のクローディアスに殺され王位を奪われた、王女スカーレットは、父の仇クローディアスへの復讐を企てたが、失敗し逆に毒殺されてしまった。そして、死者の国で目を覚ましたスカーレットだが、そこは盗賊による略奪と暴力がはびこり、力のなき者や傷ついた者が再び死ぬと、虚無、となって存在が消えてしまうという世界だった。この地になぜか宿敵のクローディアスもいることを知ったスカーレットは、改めて復讐を心に誓い彼を探す旅に出た。そんな時、現代の日本からやってきた看護師・聖と出会った。彼は戦いを望まず、敵味方の区別なく誰にでも優しく、傷付いた人を手当てした。聖の行動や人柄に触れたスカーレットの心は徐々に和らいでいった。一方で、クローディアスは死者の国で誰もが夢見る、見果てぬ場所、を見つけ出し、自らがそこへ行こうとしていた。さて、どうなる、という話。
スカーレットは聖と共に旅をする中で心の変化があり、生きるとは何か、を問いかける、と書かれているが、愛とは何かも含め、観終わっても何もわからなかった。
もしかして、赦す、と言いたかったのか?
キリスト教じゃあるまいし、そんなわかりにくい事をこんなに長々とやってたのだろうか?
クローディアスの恐怖政治はC国かNK国の指導者みたいに感じ、国民を弾圧した上で権力の座にしがみついてた様に思えて滑稽だった。
それと、残念なことに絵が綺麗じゃない。ほとんどが死後の世界を描いてるという設定もあるけど、現代の日本も綺麗じゃなかった。
さらに、スカーレットのキャラも目が大きいだけで特に魅力的でも無いし、もう少しアイドルアニメを参考に魅力的なキャラ設定をしないと、それだけで観る気がしなくなる。
声優は、芦田愛菜、岡田将生、役所広司、市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、柄本時生、青木崇高、染谷将太、白山乃愛など、豪華俳優が担当していた様だが、そんなに違和感もなかったから悪くなかったんだとは思う。
そんなに多くの有名俳優を使わなくても1人か2人にして、あとはプロの声優にすれば良いのに、とも思った。
いずれにせよ、宮崎駿の、君たちはどう生きるか、と同様面白くなかった。
観ながら入力。過去一駄作。声優もイマイチ
反戦をかっこよく伝えたいのかもだけど、くさい。脚本が下手。
信じれないが14時代の映画館に2名。前と一番後ろの私。人気がない。。笑
1時間が経ち、ストーリーが入ってこない、声優にも違和感あり、キャラと岡田くん、愛菜ちゃんも合ってない。
ストーリーが意味不明、つまんない。早く出たい。って感じの映画です。
予告から駄作の匂いしかしなかったけど、駄作でした。
細田氏、前作もだけど脚本書かない方が良いです。
名作になれたのに。
他のレビューを観てて多いのは「何を見せられているのかわからない」という感想ですが、まさにその通りです。泣けない、笑えない、興奮も感動も出来ない・・映画三重苦とでも言うしかないでしょうか。
正攻法の王道で作ったら、名作になったはず。めちゃくちゃ勿体ない!
この物語に現代日本の要素は全く要らないです。
何となく「ドラゴンクエスト ユアストーリー」を彷彿させるような壮大な「外し方」で作品世界をぶち壊しています。
あれだけ派手に宣伝を打って公開4日目の祝日というのに客がほとんどいない、というのはもう興行上は惨敗といわれること必至です。
ただ一点だけ、芦田愛菜さんのエンディングテーマには感動です(映画の内容とは関係なく)
愛とはなにか、そして生きるとは。
久しぶりに魂に響く作品を観ました。
人は何故生きているのか、どう生きたらいいのか、時間をどう捉えるのか、人は何故死ぬのか、幸せとは何か、という様々なテーマが織り交ぜられていたと思いました。
スカーレットは、聖という愛の人に出逢い、自分の内面を見つめていきます。
そして、自分を赦すという境地に至ります。それは、他者も赦すことにもなります。聖が日本人というところも興味深く、また説得力がありました。
人は誰しも幸せでありたいと願って、日々を過ごしています。そのヒントになるような作品でした。
作品は悪くない、空気が悪い。『果てしなきスカーレット』酷評の本当の理由
本作をめぐる評価の錯綜は、作品そのものの出来不出来よりも、むしろ現代の“空気の悪さ”を象徴している。ヴェネツィア映画祭に並ぶ作品群の多くが、キャンセルカルチャーやポピュリズムの暴走、相互保証された狂気など、いま世界を揺さぶる現象に正面から切り込む中で、細田守監督が提示したのは、ハムレットを大胆に換骨奪胎した異界ファンタジー。これが「家族で楽しむ細田アニメ」のブランドイメージと致命的に噛み合わず、観客の構えと作品の方向性が激しく干渉した。それが「難解」「凡庸」といった表層的な批判の増幅につながり、さらにSNSの同調圧力が“作品を正直に褒めにくい空気”を作ってしまった。
実際、肯定的な感想を述べれば「理解できる俺スゲェと言いたいのか」と揶揄され、批判すれば批判で「評論のテンプレに乗っただけだろ」と嘲られる。もはや作品を語る自由そのものが失われ、議論が“面白半分の消費”としてのみ機能している。これがいちばん不健全だ。作品の中で描かれる、異界に流れ着いた亡者たちのコミューンや、スカーレットの自己変容の旅は、本来なら死後世界を通じて“痛みと再生”を描こうとする寓話になり得たはずだし、理解すれば十分に楽しめる構造でもある。
だが、細田守監督がこれまで積み上げてきた“家族向け大衆エンタメとしての成功”が、今回の作品の評価を逆に縛った。観客は細田作品に「わかりやすい感情のカタルシス」を期待する。しかし『スカーレット』は、その期待に応えるどころか、あえてニッチで象徴的な構造を打ち込み、ハムレットの文脈を差し込んだ。観客の想定と作家の実験がズレたまま、興行の場に投じられた結果、「これは細田のエゴだ」という非難に変質してしまったわけだ。
作品の弱点——物語の甘さ、寓意の未消化、世界観の説明不足——は確かにある。しかしそれ以上に問題なのは、観客側が持つ「細田守はこうあるべき」という固定観念と、それを裏切った瞬間に生じる拒絶反応である。評価の多くが作品の内実ではなく“ラベル”に反応しているということだ。皮肉なことに、こうした空気そのものが、作品が投げかけた“世界の歪み”と地続きにある。いま必要なのは、この映画を一度「細田守の新作」ではなく、一つの寓話としてフラットに見直す態度ではないか。作品は駄作どころか、むしろ“語る力のある作品”なのだが、それを語る環境のほうが劣化している。そう感じてしまう。
果てしなきスカーレット
世界観は良かったが心の中の陣内智則が抑えきれなかった作品
16世紀のデンマークのお姫様「スカーレット」が現代の日本人看護師「聖」と共に、憎き叔父を打ち倒そうとする復讐劇という世界観は興味があり、楽しみにしていました。以下、良い所と悪いところを箇条書きでまとめます。悪い所についてはツッコミも兼ねているのであしからず。
【良い所】
・細田守氏が描く死者の国という名の地獄の描写はダークな雰囲気がとても好みだった。
・死者の国には過去も未来も場所も関係なく迷い込む場所であるという設定で、様々な時代と人種が交わる壮大な世界設定は良い。
・作中の格闘描写は見ごたえがある(細田守氏の趣味なのだろうか?)。
【悪い所 or ツッコミどころ】
○世界観について
・「死者の国」は様々な時代・人種が交わる環境なのに、登場人物の大半はスカーレットの関係者で世界観が狭く感じた。もったいなさすぎる。なお、道中で様々な人種がいること自体は描写されていた(ハワイ、中東、ローマ、アジアの人種は居た?)。
・王様となった叔父が死者の国に居た理由について終盤明らかにはなったものの、叔父の部下達もあの世界に居るのは謎のままだった(スカーレットの父親の処刑に立ち会った4人ならまだしも、大勢の兵士までいる)。
・「死者の国」は死んだときの姿で迷い込むものと認識したが、もしそうであれば、叔父の部下たちは作中の時間軸から近いうちに死んだことになると考えられ、デンマーク国内が戦争などでとんでもない状況になっているのが想像できる。(まあ、そんなオチではなかったが。)
・スカーレットと聖が対面した時、「会話」について補足がなかった。16世紀のデンマーク人であるスカーレットと21世紀の日本人である聖では当然言語が異なる。死者の国では意思疎通は不思議な力でできるということで脳内保管した。あと聖、イタリア語読めるのか(「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」の原語を読み解くシーンから)。
・叔父が「見果てぬ場所」に連れていくことを餌に部下たちを指示していたが、そんな曖昧なことで部下たちは従ってくれるのだろうか。作中の描写からあまり人望があるようには見えないが。
・「死者の国」について、物語序盤を除き現世とあまり変わらないという印象だった。食事をとる必要もあり、致命傷を負えば虚無(=死ぬ)となるのは、現実そのものではないか。もう少し現実とは違う設定が欲しい印象だった(死者の国なので食事しなくても困らない、とか)。
○登場人物について~スカーレット~
・スカーレットは長年復讐のために心身ともに努力を重ねていたのに、聖と数日過ごしてすぐにほだされる所は何とも言えない。
・聖に対する好感度について、初対面はともかく途中から急に好きになりすぎだろと感じた。渋谷ダンスの影響なのだろうか。
・設定では「16世紀のデンマーク王国」のお姫様という設定だったが、わざわざ具体的な時代と国を設定する意味はあったのか疑問に感じる。元ネタが「ハムレット」だからそう設定したと考えられるが、史実との整合性も取れないため意味をなしていない気がする。架空の王国のお姫様じゃだめだったのか?
○登場人物について~聖~
・嫌いではないが、お花畑な善人キャラという印象に見えた。不殺主義なのは現代日本人かつ医療従事者である設定なので理解はできるが、物語後半にスカーレットを助けるため敵を殺す描写は賛否が分かれる印象だった。
・キャラデザを見たとき、旧日本軍の軍人か自衛官あたりかと思っていたが、現代日本の看護師という設定は意外性を感じた。作中の活躍では医療スキル(銃創の治療までできる)だけでなく馬術・弓術スキルも高いが、馬術・弓術をどうやって身に着けたのか設定が特になかったのが少し残念。
・もう一人の主人公という認識で見ていたが、どうも作品の舞台装置にしか見えなかったのが残念。しかも、オチで実際には「○んでいた」ことが発覚し、かわいそうにもほどがある。(道中、現代日本の病院で集中治療室?のベッドに居た人物が、まさかとは思ったが・・・)。
○ミュージカル描写について
・例の渋谷ダンスの前に、キャラバンの人々と仲良くなった聖がハワイ系の女性とダンスをする描写があるが、「これ要るのか?」と感じた。
・渋谷ダンスについて、ダンスに入るまでの描写(よくわからない宇宙空間?)が無駄に長かったのが気になる。
・渋谷ダンス自体は「スカーレットがもし現代日本に居たらこんな風に楽しんでいたかもしれない」という描写なんだなとは理解できるが、背景のモブが現実感なく不気味さを感じた。
○物語終盤について
・終盤、叔父と再会して許すか許さないかで葛藤していたが、一瞬改心したように見えた叔父が結局クズのままだったのは面白かった。結局、スカーレットは結局復讐をやめることにし、叔父が隙を見てスカーレットに攻撃を仕掛けようとしたところでドラゴンの雷が直撃して虚無になった描写は、流石に都合が良すぎると感じた。(結局あのドラゴンはスカーレットたちの味方だったのか? 一度ならまだしも3回もピンポイントで雷落として助けるのはご都合主義にも程がある。)
・結局、終盤の扉はなんだったのか(開かずじまいだった)。
・スカーレットが現世に戻るとき、聖だけでなく他の登場人物も居たが、彼らはあの後どうなったのか。
・結局、スカーレットに色々説明したり手助けしていた婆さんはなんだったのか。
○まとめ
細田監督が作りたい映像と描写を優先し、それ以外の設定がテキトーである印象だった。おまけに、監督が見せたいものと世界設定がかみ合っていないように感じた(世界設定の風呂敷を広げすぎたのが原因ではなかろうか。)
この映画を見た人の大半が、脚本は他の脚本家に書いてもらうべきと思うのではないか。言いたくないが、一回見て10個以上のツッコミどころがあるのは脚本として破綻しているようにみえる。
映像や世界観のプロットは良いのだから、次回作を考えるのであれば良い脚本家をつけて頑張っていただきたいと思う。(個人的には万人向けよりもマニアックでダークな世界観を作るのが得意と思われるため、それを突き詰めてみるのもいかがだろうか。)
人類皆兄弟仲良くしましょう‼️❓神を赦す‼️❓
生きるべきか、死ぬべきか…それが問題か?🤔
先ず、、私は今作を嫌いじゃなかったようだ。
つか、何だったら…スピッツの«スカーレット»を想起した。
それと、芥川龍之介の[蜘蛛の糸]🕸️
肉体を喪い、魂だけの存在になって尚…【煉獄】でヒトの真似事をして、
弱いモノから略奪し、簒奪し、奪い合う。
げに恐ろしきは、ヒトの浅ましさ也…とは、先人たちもよく云ったもんで。
そんな修羅の世界で、復讐鬼となり修羅道を邁進せんと鼻息荒く立ち向かう嘗ての美姫に寄り添うは、現代ニッポンからやって来た甘ちゃんの看護士青年。
天高く聳えるバベルの塔を造った時に、その傲慢さで神の怒りを買い、コトバを頒かたれたと云う人類…
生きた時代も国も違うのに、言葉が通じるのは、その地が神すらも見捨てた場所だからか?
そんな煉獄でも、何だかんだヒトは必死に“生きたがり”…共に協力しようと藻掻く。
どんなに裏切られ、バカにされ、不様に平伏しようと、
なればこそ余計に人恋しくなる物哀しさ…ヒトの業にして、人間の性である。
王女スカーレット👸が、もし…王子🤴だったなら、それは勿論…先王に伴なって一緒に処されていただろう。王位継承権とかで。
でも、スカーレットは腐っても王女👸だ。ましてや、国民の信頼篤い先王の遺児…妄りに殺めれば、民衆の怒りが爆発して暴動が起きかねない。
それに、父にも似ず母にも似てない美姫・スカーレットの使い道なんて幾らでもある。
それこそ隣国や大国の王子と政略結婚って方法も…。
つか、当時のヨーロッパは正に貴族社会…それはつまり…家父長制ド真ん中、男尊女卑ド真ん中時代、、【女・子供は弱いから護る“物”】と、スカーレットを見下し、小娘一人とその弱小一派に何が出来る?と侮っていたかもしれない。
何にせよ、仇敵であるクローディアスがスカーレットを殺さなかったのも不思議に思わなかったし、
密かに特訓をしていたのを見咎められなかったのも、
王とて城の隅々を知り尽くしているとは限らないし、もしかしたら、スカーレットが年頃になり、謀反を起こすのを見計らって、彼女を処すのに大義名分を得る為に、わざと王女側を泳がせていた可能性もあるだろうし、、
不思議にもおかしいとも感じなかった。
それこそ…渋谷でもフラッシュモブっぽいラテンなダンシング🕺💃も、その前段に、アロハな踊りを魅せる婦人を前に、
「ヒトの言葉が通じぬ神に、歌と踊りで意志を伝える」みたいな事を云ってたんだから、
現代ニッポンの愛の歌を聴いて…スカーレットの内面…内心に眠る😪愛情に溢れる本性が感化され、
刹那的に神?と通じたとか、、あるいは…インド映画🇮🇳のソレみたいなモンか?と思ったから、
私には無問題だった。
現代ニッポン人の聖との関係性、対比も、
《正義無き力は只の暴力だが、力無き正義は只の無力だ》
…を字でいく流れで、
復讐に燃え、己の心を殺しながら痛々しく映るスカーレットに変化を与えるには充分な存在であり、
さりとて…聖にとっての«力»は、武力に在るのではなく、他者との対話や他者への理解と描く事で、
聖の強さをちゃんと示している。
然しながら、、
聖の様な日本人は、上澄みも上澄みで、、大概は、死して尚、私欲に溺れたが為に塵芥となった他の者達とそう違いは無いと思う。
何だかんだで、今作は…私にとっては、かぁなぁりぃ左巻きな反戦映画だったなぁってのが、率直な意見で、
そりゃぁ…自分と異なる価値観に対して、薬指を立てながら🖕いけしゃぁしゃぁと反差別を叫ぶ様なトンチキ共に比べれば、かなりマトモな部類だろうが、
現世を生きる我々に…憎しみよりも融和を!復讐よりも赦しを!と謂われても…
自分よりも、自分にとって大切なモノ達を護る為には、
殺られる前に…殺れ!が正しいと思うし、、
襲ってくる熊🐻を可哀想って言える程、、
私の脳味噌🧠は、お花畑じゃない。
まぁ…綺麗事や理想論無くして!現実は変わらない!ってのもアタマでは分かるけど、
ココロから賛同するには、歳を取りすぎた私であります。
これでよく映画化しようと思ったなと問いたい
果てしないクソだと聞いてさっそく観に行きました。
小学校の道徳の内容としてはいい題材だと思いました。また、この内容を小学生が考えたというのであれば賞賛されてもいいと思います。
当たり前ですが、伝えたいテーマがありそこから設定などを考えて物語を作ります。この際に、そもそもどんな形にしても及第点にならない題材だった場合、その題材は諦めるのが商業作品というものです。有象無象に転がっているネットの私小説とは違うわけです。それを映画で完成させてしまった。誰か第三者がそもそもの時点で制作をストップをかけるべきでしょう。
このコンテンツ過多の時代を再度見つめ直す時が来たように思えます。とりあえず出せば良いではなく、本当にこれでいいのか、という目線が昨今のアニメ業界、ラノベ業界には欠如しているように感じてなりません。数年後には廃れて何もなくなってる可能性すらあります。
最後に、中盤に急に踊り出すB級インド映画リスペクトの演出は思わず笑ってしまいました。まあインド映画の方がネタに走ってる分、これより20倍面白いですが
もののけ姫×SFファンタジー
待望の新作なので観てしまいましたし、観て良かったです!!
世界観と構成はSFファンタジーなので疑問に思ってると楽しめないので引っかかってはいけないポイントですね。
映像と芦田愛菜の演技力が凄いなぁと。
天気の使い方、特に悲しみの雨と浄化の意味の雨とか磨きがかかってるなあと思いました。
スカーレットがカット毎に別人のような雰囲気を出しますが、王女らしさ、少女らしさ、幼女らしさ、乙女らしさが使い分けられていました。
サブリミナル効果を多用していて、意図的に色々な作品のオマージュのカットが使われていて視聴者の既視感を呼び起こさせてると読みました。
スカーレットは本能敵な美を刺激してくる感じがします。恐らくAIに学習させて作成している気がします。
聖は言の葉の庭の靴職人目指してる男の子の転生版でしょうかね?
普通以上によかったです。
‥‥
隣の女性は鼻をすすっていたので、好みが分かれると思う。そして好みで言わせてもらえば、私の中の今年の栄えある最低ランク1位になるであろう映画であった。映像は素晴らしかったし、声優さん達の演技も素晴らしかった。なのに!!終始全く集中出来ず、それぞれのキャラクターの矛盾に辟易。特に聖の役は、何故出てきた??行動は???な事ばかり。そしてその聖をかばうスカーレット。ラストは陳腐な恋愛に発展。途中、よくわからないミュージカル風な場面も興醒め。ヨーロッパの王女様なのに日本人の男に恋をする。それも最初はあんなにスカーレットが殴られてるのに助けもせず!敵を介抱する?!本当に本当に、これでいいのですか?監督!娘さんのために作った???えーー????でも、ラストのラストは、女性のリーダーになって良かったので、星を一つ追加。。こんなに酷評したのは初めてです。絵と俳優さんがこの酷いストーリーに付き合わされて頑張ってただけに😢悲し過ぎます。
制作時に、公開前に、誰も監督に指摘出来なかったんですかね?シェークスピアが消化不良になって悪影響になってる気がする。書けば書くほど止まらなくなるのでもうやめます。。
こんなに書いてしまったので、次回作、監督に期待しますm(_ _)m✨✨
じわじわと人気が上がる名作間違いない‼️
ネット上の評価点数に惑わされなくて良かった笑。きっときっとじわじわと人気が上がる名作だと私は確信します。この作品を一言であえて言ってしまうと、「生と死と愛と平和」をストレートにシンプルに表現している作品だと思います。確かに物語の柱となるのは「父を殺された姫(スカーレット)が復讐する」「復讐相手に抱く憎しみを許す」だと思いますが、そこに生と死の問題を絡めていて、人間にとっての一番悩める部分に切り込んでいる気がしました。そして、究極は愛がこの世の全ての事象を包み込み、平和に導いていくのだと喧伝しているような気がしました。スカーレット(芦田愛菜の声)と、聖(岡田将生の声)とのピュアな恋も見事に溶け合っていてとても素敵でした。拍手です!ちなみに号泣したのは、スカーレットと聖の悲しい別れ、そして国民の前で力強く演説するスカーレットの姿でした。この映画を観おえて、ますます芦田愛菜が大好きになりました笑。批判はあれど彼女の成長の確かさは間違いない!いずれにしても、生と死の問題(本当は問題ではないのですが?)を扱っている作品はめちゃくちゃ多いのですが、スカーレットは一旦死んで生と死が融合した世界で復讐のために戦うのですが、示唆に富んだ比喩に学ぶこと多しでした(生と死は一体不二であり、過去と未来も一体不二である。その境目は無い?)。
追記 スカーレットが16世紀のデンマークで亡くなり、聖が現代の渋谷で亡くなったという設定にも特に違和感がなかったです笑。
何も得られず
久しぶりに何も得るものが無いものに出会ったなw
どんな作品でもネタになる部分や良い点があると思うのですが、今回は無かったなぁ…
竜とそばかすもそうだったのですが、伝えたいことに一辺倒過ぎて中身が無いんですよね。
キャラの深掘り、動機やそれに至る経緯、何もかもがほぼ無い。
スカーレットと聖もいつのまにか二人が過去と未来の人で納得してるし、この世界に対しての疑問もあまり無い。ただ復讐に向けて進み、平和が一番だ!となるまでの話。
なんだろう、中世で戦う女性と、好みの設定ばかりで、世界観も悪く無いのに、それを台無しにする作り。
じゃあ伝えたいことはしっかりあるかと言われるとそうでも無く、当たり障りのない結末。
竜とそばかすは歌が良かったが、今作はそう言う見どころもない。映像も、綺麗ではあるが、他の作品でもっと綺麗な描写、描き方もあるだろう。
踊るシーンとか要らないので、もう少しキャラクターの会話と成長を見せて、感情移入しやすくして欲しいなぁ…
全600件中、301~320件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。







