果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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大コケの原因は声優の選択ミス。
全然見る気なかったが、都市ボーイズの岸本さんがフラッシュモブで笑い死にそうになったって言うんで気になりすぎて映画館へ。
酷評が多くありますが、映画としてはそれほど悪くないです。
ただ、主人公のキャラと芦◯◯菜の声が合わなすぎるし下手すぎて、全然映画の中に入れない。何で芦〇〇菜はあんなに丁寧に一言一言感情を入れて話してしまうんでしょう。それに対して聖役の岡田将生の上手いこと上手いこと。
映像は分業制で色々な会社が入っているせいか、全体を通した絵面に統一感がない感じでした。
聖がジョイマンみたいな格好で踊ってるフラッシュモブみたいなのは、何か他に表現はなかったのかなと、もったいない気がしました。
エンディングの芦〇〇菜の歌はすごく良かったですよ。今後は演技より歌で頑張っていただきたい。
駄作駄作というが私は失敗作だと思う。なぜかといえば、細田監督の持ち...
駄作駄作というが私は失敗作だと思う。なぜかといえば、細田監督の持ち味が映画全体において悪影響を及ぼしているからだ。ゲド戦の時のこれがみたいけどという感じで、主に舞台は日本にすべきだと思う()。中世やら近世のヨーロッパを舞台としたアニメーションは細田監督にはあまり向いていなかったと感じた。いつもと変わらず演出 音楽 映像は良。ただ、大多数の人たちが言っている通り、内容は何かな〜という感じであった。自分がカレー好きで、あるカレーを買ったとして、味は薄いしあまり辛くなかったカレーを食べているような感じであった。途中でスカーレットが聖の生きていた世界にタイムスリップし、東京の交差点でダンスするシーンがあるが、やりたいことはわかる。でも、細田監督のやりたいこと(持ち味)を無理くりねじ込んで入れた感じでキツかった。スカーレットの声優を担当した芦田愛菜さんに対しては、公開前の声優発表で、あ?となったが個人的には悪くなかったと思う。逆に彼女で良かったと感じた。次回作は脚本家をつけることと、細田監督のThe世界観が観たい
ずっと泣いていた
純粋に面白かった。人間の業とは…。
実写と違って、アニメはある意味何でもありな世界。
展開の幅広くてとても面白かったです。
何も考えず、最後までほぼ没頭できて、この時の感情はどんなものなんだろうと想像しながら見ていくのは本当に楽しいものでした。
私にとっては、前作のラストの若干の違和感より、今回の清々しいまでの終わり方にはとても好感が持てます。
誰の作品かと言うよりも、1つの作品として見る限り、こんなに綺麗で美しい映像の中、素晴らしい声優たちに囲まれて、頭で、必死にいろいろ考えさせられたことが辛いよりもとてもとても楽しかったでした。
この物語が少女の主人公だったことで、とても入り込みやすかったでした。
ぜひ鑑賞する人が1人でも増えてくれたらいいなと思います。
人間の業とは…。
本当に美しい物語でした。
単純に面白くない
正直、褒めるところがない。
世界の平和とか憎しみの連鎖、みたいな台詞があってテーマが「人間とは」という普遍的だが非常に重苦しいテーマなのに、それに耐えうる世界観にも主人公にも仕上がっていない。
全体的に冗長な上に爽快感がない。映像美はあるが、最近の目覚ましい表現技術の進化を考えれば「まあ、こんなもんだろうな」と思う程度だった。
・復讐譚なのに主人公のスカーレットに共感できない。序盤はひたすら「お父様大好き!」って言うだけなので見ているこっちが恥ずかしくなった。散々訓練するシーンを描写しておいて毒を盛って弱った所を狙う作戦って何?
・スカーレットの台詞の大半が「アア、アア」みたいな声で、ちいかわかと思った。まともに喋っても感情的で刺々しく、とてもではないが王女に見えない。
・ヒーローの聖は真っ向からスカーレットに歯向かうでも迎合するでもなく、ただ現代の価値観を体現しているだけで「人間らしさ」を感じない。
・聖が歌一つ歌っただけでギスギス感が消し飛び、恋人みたいな雰囲気になるのはどうなんだろう。「へえ、やっぱバンドマンがモテるんだ」と見当違いな事を思った。
・ダンスシーンが不気味の谷過ぎて気色悪い。等身がおかしいせいだろうか、人形が動いているようにしか見えなかった。
・戦闘シーンに爽快感が皆無。主人公達が弱すぎる。四天王みたいに立ちふさがる王の処刑人に真っ向から勝てないのはどうかと思う。
・死後の世界? の設定がよくわからない。(最後に明かされる事実だが、)実は死んでなくっても行ってしまう世界のようだったし。あの竜は結局何? あの婆は何?
・ボスがマジで愚昧すぎてなんで権力を持てるのか意味不明。周囲の人間はなんでアイツに「死後の世界でも付いて行こう」と思ったんだろう。頭に脳味噌が入っていないんだろうか。
・ボスの死に際が異常に長く、報いとして長く苦しませたかったのかも知れないが、陳腐だったし終盤で見ているこっちは疲れてたので「さっさと○ねよ……」としか思えなかった。
・死後の世界にも現世の王国にも大勢の人間がいるのは結構なのだが、王国に地平線を埋め尽くすほどの群衆がいるシーンは、「ちょっとコピペをやり過ぎてないか?」と思った。
可もなく不可もなく 65点
アニメーションや画は90点だが内容は50点
やはり細田守は脚本は他の方に頼むべき
疑問点や気になった点をあげるとなると
・急なミュージカル映画。インド映画ですか?笑
・死の世界…であるべきだったのか
・生きるとは 難しいテーマである。
・セリフが単調
・主演は声優に任せるべき(バラエティーのイメージが拭えない)
話題になっていたので観ました。
映画館で見るべき作品。
アニメ映画ではなかったら...
2時間全て見た時に出た感想は「説明が少なすぎてよくわからない」だった。その原因を自分なりに深掘りしていく。
まず、時折出てくるあのババアは一体なんだ。死神とでもいうのだろうか、物語進行的に結構重要なポジションなのでせめて名乗ってほしかった。
次に物語全体の無駄の多さ、例えばみんなが「インド映画みたいだ」と言っている現代の渋谷に飛ぶシーンの前の宇宙を旅するような描写が長すぎる。他にもなぜ山が噴火したのか、なぜ最初に山頂についたのがスカーレットと聖だけなのか、他のみんなはどこにいったのかなど、いらない部分と説明が欲しい部分が多い。そこが作品全体の評価を下げている一番の原因だと思った。
作品を見ている時にずっと思ったのが、「これは2時間でやる内容じゃない」だ。復讐ものを2時間にまとめるというだけでもかなり洗練された脚本じゃないと難しいのに、それに現代から来たよくわからん角刈り看護師を混ぜたらそりゃ無理に決まってる。
さらにプラスして細田守がやりたいことを全て2時間に凝縮したような内容で、全てが中途半端だと感じた。
これがもし1クール丸々使えるアニメ作品ならば、もっとマシになっただろう。時代のテーマだったり作品自体の素材の良さは随所から感じた。特に芦田愛菜の演技がよく、ぜひもっと声優をして欲しいと思った。
もっと説明があったら、もっと時間があったら、もっと脚本がちゃんとしていたら、きっと別の評価をされていただろう。そんな映画だった。
映像はとても綺麗なのでこの評価を見てもまだ「観たい」と思った人はぜひ観て欲しい。2回目は行かなくていいけど。
つぎはぎアニメ
箇条書きで評価
加点
映像美
キャラクターの味
フラ
減点
演出の大き過ぎる振れ幅
ネグレクト母の腰の軽さ
時代を気にしてる割には参照していない
指輪物語
謎稲妻
光の国のウルトラマン
オチ
この先ネタバレのため 読むのは自己責任にて
酷評されなきゃイケナイほど駄目な作品だとは言わないが、その説明でいいのか?というシーンは多い。
王女ちゃんは父に大事に育てられたとても純心な娘、そんな父(旦那)が気に食わない母は王弟を唆し王位簒奪を画策し王国内に大乱を招く。死んだ父の復讐を誓った王女ちゃんだが、根が純心なので酷い目に遭い荒んでいく。王女も王国の住民も大乱に巻き込まれて死に現世と地獄との狭間のような過去も未来も生も死も混ざり合う不思議空間へ放り込まれる。ここまではまだ良い。
突如現れた現代風青年ひじり、何故か手に入れていた弓で矢を放ち父王の処刑執行人だった男に殺されかけた王女ちゃんを救います。この辺から少しずつ なんだこれは というシーンが差し込まれます。
中略
というか王位簒奪したなら、王女ちゃんは処刑の対象だし、その母も普通は処刑では?さらにはこの頃のヨーロッパなんてのは殺伐時代まっしぐらで大航海で奴隷ばんばん隣国と話し合いもへったくれも無いはず戦争嫌なら婚姻関係で親戚なって生き残り戦略じゃないの?16世紀から現代へ跳躍させる光の集中線エフェクトは古臭い、青年ひじりにダンスさせる不明確な意図が解らぬ、歌わせるなら必要性をもっと見せていかないと、戦争反対は自由だが王女ちゃんがそれを言うのは許してもらえるのか?
殺伐シーンのカッコ良さは許すが新興宗教じみた思想は認めない、話し合えば戦争回避できるかのような切り口は駄目さね。
映像は綺麗
鑑賞動機:観る気なかったけど、園村さんと伊澤さんがアクションに参加しているなら観てもいいかも10割
アニメになっても体格の差、体重の差がきちんと表現されていた。かなり尺とって戦闘シーンを見せてくれたのは嬉しかった。吹っ飛ばされ方とか搦手とか鎧の隙間から突き入れるとか…ふわあ。スタントというかモーションキャプチャーなのかな。かっこいいですね。
他はいいところも悪いところも、取り立てていうほどのことはないのでは。
此岸と彼岸
歳をとって徐々に映画館に行くのが億劫になってきたのですが、あまりの酷評の嵐に返って興味をそそられ『果てしなきスカーレット』を見てきました。
ズバリ、お子様の見る映画ではないです。その点、宮崎駿の『風立ちぬ』『君たちはどう生きるべきか』と同じ。
私は一度だけ、最悪の金縛り体験をしたことがあります。その際、体がドブ沼の底へ沈むような「落ちる感覚」と共に、どこの誰かも分からぬ叫び声を「聴き・感じた」のですが、スカーレットが暗殺に失敗後に毒で死にゆく際に体験した「あの状況」はまさしく「それ」と同じ感覚でした。まさか40年前の感覚を呼び起こされるとは思いませんでした。
時代や時の交差する地で巻き起こる現象。脈絡なく現れる敵とか。場面の移り変わりなど。これなどはもはや哲学の話であり、「人とはなんだ?命とはなんだ?」と冒頭から問うてくる、あの老婆と共に見る人が考え、感じるほかないもの。
私は小学生時代に国語の時間で読まされ、気味が悪くて大嫌いだった宮澤賢治の『注文の多い料理店』のことを思い出しました。此岸と彼岸とは、隣り合わせで表裏一体。心象風景の、妄想にして現実の、過去と現在と未来の交差した「あの世」の顛末(ちなみに今は宮澤賢治さん、大好きです。とてつもないイマジネーションの嵐。読むといまだに頭がクラクラしてくる)。
物語の終盤に現れた「門」は、彷徨う「ヒト」にとって固く閉じられた門だが、反射して下方に映し出された門はすでに開かれていた。天国の「門」を閉ざすのは、今の段階の文化・宗教・教養・知性等に縛られた「ヒト」のマインドのせいであると暗示していたのだろうと。
どうやら酷評は主に監督の脚本についてが大多数のようです。私は前作の『竜とそばかすの姫』も大好きだけれども、ちょっとありえない脚本の粗が気になり、それでも何度もリピートしてしまったのでした(エガチャンネルでも江頭2:50さんが分かりやすく解説していてすごいな、と思ったり)。本作品は、前作よりずっと一本筋が通っていましたので「脚本」が悪いとは私は思いません。
テーマが深すぎてすべっちゃったのかもしれない
まさかの「人間とは?存在とは?」だった
人類がいまだに未到達の普遍的かつ深遠な哲学的宗教的テーマを扱った作品だったので意外だった
というのもCMから単なるスカーレットの敵討ちバトル譚アニメなのかなとばかり思っていたから
自分は小さい頃から「いつか死ぬのに生きてる意味あるのか」ってずっと不思議に思ってたタイプの人間だから監督のこの唐突な深いフェイントwに対して真面目に相対したいと思った
ダンスが神とのコミュニケーションだったり時空を超えた世界で違う人生を見たりという様々な時間軸が同時並行パラレルワールド的に絡まってるのでうまく統一感を出せなかったのかも?そこがチグハグな印象を与えたかも知れないね
このテーマは人を選ぶだろう
深淵を覗く監督に深淵が反応してくれますように
壮大で深く広いから暗すぎる海に乗り出した細田監督においてその答えが結実しますように
私の中でその域に一番近いのはジェームズ・キャメロンだがこのような深いテーマと視点視座持つアニメ監督が日本にいるなんて嬉しいことだ
バトルに明け暮れる脳筋アニメ界が哲学を始めるなんて
行かなければ良かった
全851件中、301~320件目を表示
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