果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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舞台演劇でやれば結構イケるかもしれないと感じたよ
出る杭は打たれる感がまだまだ強い昨今、上映スクリーン数や大きいシアターやIMAXまで押さえているもんだから、ハードル高すぎて逆に気の毒だなーと思いつつ、正直、1ヶ月ほど映画館で予告が流れるたびに、「時かけ、サマーウォーズ等を作ったあの細野監督の最新作です!」しか伝わって来なくて、どんな作品なの? スカーレット? 果てしなき? と、こちらが心配になる程、作品内容が分からず期待値が上がらなかったので、これはやばそうだと思っていたら、案の定、公開初日から騒がれちゃって本当気の毒でした。
そんな中、恐る恐る観に行った次第ですが、前々作『未来のミライ』で肩透かしを喰らった覚えがあるので、前作『竜とそばかす姫』は観ておらず、久しぶりの細田監督アニメ。今はこんなアニメーション表現で作っているんだと少々驚き。『ひゃくえむ。』のようなモーションキャプチャーな人物と、実写のような背景で表現されていて、興味深いとは感じたものの、またもや肩透かしを喰らった感は否めず。
作品内容はどうやらハムレットを彷彿とさせますが、描かれる世界が死後の世界だったり、時空を超えて16世紀のデンマークと現代の渋谷が繋がったりと、かなりぶっ飛んだ構成なので、前衛的な舞台を見せられているようで、終始困惑してしまった。
声優さんを起用しなかったのも少々残念で、スカーレット役・芦田愛菜、聖役・岡田将生、どちらも演技は良さげなんですが、多分に身体表現や表情が加味されて初めて成立している印象。モーションキャプチャーのキャラとは相性が悪すぎですよね。
で、改めてキャスト陣を見てみると、これ、舞台演劇でやればよかったんじゃね? ハムレットから着想して舞台演劇をアニメで作ったら、こんな作品になりました、ってことかしら。なんだか色々ともったいない作品でしたね。
しかし『未来のミライ』でも感じたんですが、決めとなるような大事な台詞がことごとく薄っぺらい気がしています。平易すぎるというか、深みがないというか。物語をしっかり受け止める言葉に重みがないと、作品を通して伝えたいメッセージもなさそうに見えちゃうんですよね。
なんで酷評されてるのかな?
低評価のレビューが多いですが、私は素晴らしい映画だと感じました。
映像は綺麗だし、芦田愛菜さんの演技、歌も素晴らしかったメッセージ性が強すぎて嫌だとレビューで書いている人が多くいましたが、メッセージ性の無い映画に何の意味があるのか私にはわかりません。
どんな人でも理解できる映画ではかもしれませんが素晴らしかった。
前例がない新しい表現だと思いました
今回、この映画の表現は前例がなく、自分の受け取り方が正しいのか分からない為星3にしました。個人的には星MAX5です。
これは所謂「戯曲」をそのままアニメで表現した作品なのではないかと感じました。
まず冒頭のスカーレットの世界を2D作画表現で描きつつ、背景のレイアウトをひとつの舞台に見立てた=場面にキャラクターが実際の演劇の様に配置され、話が進んで行く様なカットがあり、基本どのシーン、カットもレイアウトとキャラクターの収まりがすごい丁寧に感じられました。
死者の世界に移動してからは3Dに切り替わるものの、昨今のゴリゴリカメラを動かしたり派手なアクションをしたりする様な作品とは真逆で、レイアウトの収まりを舞台に見立ててその収まりに合う様なアクションとなっている様に感じました。
恐らくこの冒頭は「このアニメはこう見せていきますよ」という説明になっているのですが、これは台詞で説明する事がまず基本的に無理で、この冒頭で細田監督の新しいアニメの見せ方を受け取れないと本当に最後まで置いてきぼりを食らう可能性があります。
↓戯曲説明
戯曲は登場人物(キャラクターとも言う)と、彼らが舞台上で行う行為(アクションとも言う)によって構成される。登場人物の行為は通常、連鎖反応的に描かれる。つまり、ある行為が次の行為を誘発し、その繰り返しが劇の始まりから終わりまで続く(ウィキペディアから引用)
否定的な意見の中に脚本について言われている方が多いのですが、これは戯曲としての脚本で、戯曲をそのままアニメ化し、さらに細田監督版ハムレットとされていると私は解釈したので今までのアニメの脚本とは全くの別物で前例が無く、シーンの前後の説明が無いのもキャラクターの説明が無いのも恐らく「ハムレット」を知っているのが前提で描かれている可能性があるため「ハムレット」を事前に読んでおくと見やすいかもしれません。
ちなみに私は「ハムレット」を読んだ事も戯曲というものを見たこともありません。戯曲の意味も映画を視聴後検索して調べてこうではないかと勝手に解釈したものになります。しかしそれ以外この映画を上手く説明できません。
また、作中出てくる龍は「サマーウォーズ」「竜とそばかすの姫」で出てきた守護神のクジラ的な存在であると解釈すれば大分見やすくなります。
戯曲=舞台として見せる+現実世界は2Dで見せる、アクションが強めのシーン+死者の世界は3Dで見せると、今回も2Dと3Dの使い分けが前回に比べてよりパワーアップしている様な感じがしました。ただ、この2D作画と3Dの入れ替わりが絶妙で、上手くいっているのかどうかがちょっと分かりません。
かなり新しいことに挑戦しているイメージが強かったです。
「鬼滅の刃」「チェンソーマン」の後に公開するには余りにもタイミングが悪く、この2作品とは全く真逆かつ前例のない見せ方だと感じたので現状の評価がとても残念に感じました。
個人的にはすごい楽しめて新しすぎて何回も見て考察したいのですが、2100円は高いので配信を待つことにします。
確かに端正な造りではないけど、細田監督の挑戦には一定の評価をしたい一作
名作として名高い『サマーウォーズ』からして全く心に響くことがなく、それでも「次こそは感動できるかも!」と意気込んで劇場に足を運んでは、しょぼーんとして引き揚げる…、という細田作品遍歴遍歴を持つ観客による感想です。
結論から言うと本作は、今までの細田監督作品の中で、一番心動かされた作品となりました。
とは言っても、確かに世界観の説明は足りないし、唐突なダンスシーンは苦笑してしまうし、ご都合主義なところもなきにしもあらず…、と、言いたくなるところはわんさかありますが、それでも「生きるとは何か」という、まず答えの出ない、そして人類究極の問いに懸命に取り組み、何かをつかもうとした姿勢は作中一貫しており、そこに細田監督の、テーマに対する真摯な姿勢を感じました。
少なくとも、都合の良い設定をごてごて張り付けた登場人物に、お前が言うな的な説教をさせたり、主人公が登場しただけで、良からぬ行為を働いていた輩が取り乱して逃げ去る、といった、どこかの作品で見たような安直な展開は、全くない、とは言わないけどかなり抑制的であると感じました。一つの作品としていびつな部分が色々あるのは、細田監督の挑戦と苦闘の証、とひとまず受け取れる程度には、十分内容のある作品でした。
予告編でも明らかな、これまでの作品とは頭一つ抜けた感のある映像表現の品質を、冒頭から結末まで維持していること自体が既に驚異的で、この映像を観るだけでも、スクリーンで鑑賞する意義は十分にあると感じました。少なくとも酷評だけで済まして良い内容では全然ない作品です。
なお、死者が集うはずなのにみんな中世風のいでたちだったり、交易などの経済システムがある、といった世界設定は確かに分かりにくいのですが、ダークファンタジー系のゲーム、特に『ダークソウル』シリーズとか『エルデンリング』とかプレイした経験がある人であれば、ある程度はその世界観を了解しやすいかも。竜も出てくるし。最終盤に登場するあるギミックも似てるし。
私は良いと思いましたよ
風景などがとても綺麗でした。
私は他の方のように難しい評論はできませんが、主人公がとても魅力的で素敵でした。
声の出演も意外と違和感なかったです。ただ、芦田愛菜さんの声はやっぱり芦田さんでした。スカーレットはもう少し大人の女性っぽい声が良いのかなって思ったのですが、きっと復讐しか考えて来ず、恋すらしないで過ごしてきて精神的に幼いまま大人になってしまったのかなって思いました。そう考えると少し若いイメージの芦田さんの声でもピッタリなのかなって思います。
主人公二人が渋谷で踊る演出も、あれはあれで良いのかなって感じです。
メッセージ性が高い作品だと思いますが、普通の大人なら読み解ける内容だと思います。
冒頭から続く鬱展開も最後は爽やかに終って良かったです。
私は他の細田作品より好きでした。
高市総理誕生秘話につながる(願望)
スカーレットがとにかく可愛いかったので+1
まあ、総合的に3が妥当かな。
何の前情報も入れずに観た。
ハムレットが下敷きなのはすぐにわかって引き込まれた。
スカーレットが可愛いけど、全体を通して観た後にミスキャストだなと思った。声が可愛い過ぎて王女たる威厳が無い。ぎこち無い演技から声優では無いだろうと思ってエンドロールに芦田愛菜とあってびっくりした。
いろいろ残念な部分が多かった。
特に死後の世界はもう少し面白い要素を詰め込めたのではないか。
FateZEROというアニメで「イスカンダル」というサーバントの敵を固有結界内に閉じ込めて、そこに歴史上の英雄達が集結して敵をボコる設定があった。この映画のクライマックスにも、世界のあらゆる英雄達を登場させても面白かったのでは無いかな。ご都合主義の死後の世界なんだから、いくらでも面白く盛り上げられたろうに残念。それでも映像演出はさすがな部分も多く、楽しめたのだが期待外れ感は否めない。
最後の演説シーンで、今年の流行語大賞をとったセリフのシーンを思い出した。
映画や小説は個人的芸術
この映画の評価が著しく低く、つまらない、時間の無駄、2000円の罰というものまでありました。
しかし、新作映画を年10本は観てきたじじいの私にはとても良い映画に思えました。少なくともキムタクのタクシーさんより10倍は楽しめました。映画は観る人の知識や趣向によりこれほど違うものと改めて実感しました。お稲荷さん顔のきむたく推しや変態なかいずきには分からないかな、
とっても素敵な映画。見ないと損。
どっちつかず!中途半端
◾️どう言う立ち位置で見ればいいの?
客を置き去りにしたいのか、エンタメにしたくて日和ってんのか、どう言う目線で見ればいいのコレ?
死者の国という半分心象風景のようなものに、整合性求めるのはナンセンスかなぁと思う。
そう言うものと割り切って鑑賞したい気持が一つ。
「ついていけない君の為に説明してあげよう!」
と口頭での説明が多く、こちらとしても
あゝ理解して見る映画なのかな?と思いきや
例のダンスシーンが始まるので、
海で遭難したら救援ボートきたけれど、結局見つけてもらえずにそのまま放置されている…そんな気持ちがもう一つ…。
味付けが「君たちはどう生きるか」に似ている。
けれど
「客なんかしらねぇえええ!!俺の好き勝手する!!ここは異空間みたいなもんだからわけわからん事起こる!!こーんなこともあんなこともしちゃうぞ!どやぁああ」
みたいなよくわかんねーけれどやべーものを見ている感覚もない。
整合性もなければ勢いもない。
テンポも悪く。私のような性格の悪い人間に悪口を考えさせてしまう隙を与えている。
◾️例のダンスシーン
別にいいと思う。だって異空間だし。
でも、ダンス始まるだいぶん前からダンス音楽流れて
たりするのなんか腹立つ。
「ダンス。急に始まるわけじゃないんっすよ」
と言い訳がましい印象。
◾️ハムレット事前に予習しておくべきか?
見ても見なくても感想は変わらない内容。
◾️その他所感
・ガートルードが全く魅力的じゃない。
クローディアスがやたら執着する割にただの乾いたイヤミな婆さん。
逢瀬の時の髪下ろしてるカット一つを、下心ばかりの他の監督が演出したらもっとエ口く悪そうになる。
・ダンスマウント
聖が急にばぁさんらに「踊れ!!」と無茶振りをされて
ちゃんと言われた通りに踊ったのに、下手だなんだのマジトーンでディスられて、
挙句退場させられ全然知らん爺さんが笑顔で上手いダンスを見せつけてくる。
翌日。「練習しろ」と楽器をもらう。
その後の渋谷ダンスに繋がるのでストーリー上楽器は必要だけれど
まぁまぁデカい楽器だから旅に邪魔すぎる…。
そんなんだから死者の国ではいつまで経っても争いが絶えねぇんだよ。
・ヒロインの顔、表情かわいい
・三下と骨ストのおっさんはめちゃくちゃいい
・ホドロフスキーみたいな荒涼とした風景が好きで、それっぽい雰囲気の背景がとても印象的
・あんまり出てこないけれど、草や木がいい感じ
・駄作ではない。おもろくはないだけ
「生きるべきか、死ぬべきか」
シェークスピア戯曲『ハムレット』を下敷きにした、細田守監督のオリジナル作品。
デンマークの前国王の娘スカーレットが、生と虚無の狭間の世界(日本的には“黄泉の国”または“冥界”)で “見果てぬ場所” を目指し、復讐の旅を続ける物語。
復讐は新たな復讐を生み出す要因となることを示し、復讐の連鎖を断ち切るための一つの答えを教えてくれます。
いつも参考にしているレビュアーさんの評価が低かったので、観るのを躊躇していましたが、結果として、私は観て良かったです。画も音も素晴らしく、(ストーリーは浅く単純ですが)最後まで楽しむことができました。
また、スカーレットの声の芦田愛菜さんが不安でしたが、思いのほか良かったです。
でも、中世のデンマーク人が多数いる中に、現代の日本人がポツンと一人登場は、ちょっと違和感。あと、主題歌の詩が薄っぺらい感じがして残念。原作・脚本は…作詞も…細田守監督でしたか…。
関係ないけど、悲しいことだけど、本作の答えでは「戦争で子供が死なない世界」は実現し得ない。できることなら、そこまでテーマを広げ、掘り下げて欲しかったな。
スカーレットが魅力的です。
何処にも無駄なシーンなんてなかった…最初から最後まで目が離せなかった。正直最初は聖がそれ程好きになれなかったのですが、話が進むにつれ聖も好きなキャラになりました。
渋谷のシーンはスカーレットのイメージではあるんですが、現実世界ではなく、死後の世界だからこそリアルなイメージとして見えたのでしょうか。
もしも今とは違う時代に生まれていたらと、もう1人の自分の姿が見えて涙するスカーレットに、決意と共に長い髪を自ら切る姿に涙が止まりませんでした。
大好きな父上の敵を取る事だけを目標に、普通の女の子で、可憐な王女様である彼女がただひたすら必死に自らを鍛え上げ、兵士のように訓練を受けた訳でもない女の子が、実戦で戦う姿にも目が潤みます。
ラスト間近の本来敵でもあった相手に助けられ、最後の戦いに向かうスカーレットの姿にも胸が締め付けられました。
それと同時に映像が本当に美しく、劇場で見た方が良いクオリティだと思いました。
聖との別れのシーンは本当に美しく、そしてスカーレットが愛を知った重要なシーンでもあり、とても感動的です。
愛菜ちゃんの演技も凄いと思いました。スカーレットのイメージから、声優さんを起用したとしてもきっと新人さんになっただろうな…と個人的に思います。愛菜ちゃんだったからこそ、よりスカーレットが魅力的な女の子になったのだと思っています。
ドラゴンが滅茶苦茶カッコいいのですが謎ですね😂ドラゴンが悪者を成敗してくれるのでしょうか。カッコいいです。迫力も満点。
スカーレットが可愛くて仕方なくて2回行きましたが、全然足りないです。
素晴らしい映画をありがとうございます。
見なければよかった
ご都合展開があからさまでもOKで
メインキャラの頭の中がお花畑でもOKで
メッセージ読み上げてくるのもOKな方は
楽しめるのかも。
どうなるんだろうとワクワクしたのは物語序盤だけ。メインキャラがお花畑すぎて反吐が出るし、そんなメインキャラが話を進めていけるようにあからさまなご都合展開が多くて興ざめ。フィクションなんだからありえなくてもいいけど、都合が良すぎると冷めるよね。
唐突なミュージカルも、やりたいことはわかるけど...気持ちが既に離れてたのもあって、より冷ややかな気持ちになった。
あと、生きろだの人生とは何だのメッセージがナレーション的に何度も入ってくるのが本当にウザかった。
君たちはどう生きるかを思い出した。映画監督の間で流行ってるの???
メッセージは匂うくらいでいい、そのまんま読み上げられると押し付け感が強くて不快。
意味がわからない映画を見たほうが不快にならないからずっっっとマシ。
ずっと復讐劇
本作品は、いろんな意見があるが、批判的な意見が目立つように思う。同意だ。
本作品は、そういう立ち位置で見るべき。皆は、なんかハッピーエンドに向けてすごいことが起きるのではないかと、期待に胸膨らませながら観ているかもしれないが、起承転結あったか?と疑った。残念ながら、スカーレットの絶叫が続く復の旅路の映画で、たしかに表題のとおりだったので合ってる。
エンターテイメント性は何く、またストーリー性の起伏も皆無だが、画はよく、芦田愛菜の声優としての力のある声は流石だった。
監督は、本作で死に対しても取り組んているように見えるが、結局絵面としては出さなかったのは、コンプラに抵触するからなのか残念である。もっと、ストーリー性があると良かったなあ。
虚無しか残らない
酷評されているので実際にこの目で見て確かめたくて見てきました。
見た後に虚無感が残りました。感情が動きませんでした。
何故なら聖と言うキャラが浮いていて感情移入ができませんでした。
何故一人だけ令和の日本人がいるのか?
単に現代的要素と看護師と言う設定を話に盛り込むために
無理やり入れたからとしか思えませんでした。
良く細田監督は浅いと言われたり、背一定の穴を突かれていますが
テーマを決めてそれを後付けで進めるために無理やり思いついた物を
ぶち込んで行っているだけで、綺麗に整理されている感じが全くありません。
最初は少しワクワク感もありますが
中盤から早く終わらないかなと思ってみてました。
芦田愛菜さんは女優としては好きですが
今回声優としては微妙な感じがしました。
絵は綺麗で表情も豊かですが、瞬きをしない目に違和感を感じました。
ファンタジー要素があるのでリアリティがないのも当然ですが
あまりにも何でそうなるの?と言う疑問が出てくると
物語に没入できなくなります。
今回は映画デーで1200円で見ましたが2000円払ってみたい作品では
ありませんでした。
面白いと感じる人もいるとは思います。
ただそれは子供のような純粋な心で何も考えずに
アンパンマンを見るのと同じ感覚で見ればお話としては完結しているので
面白いと言えるかもしれません。
残念ながら私はそういう見方はできませんでした。
今の時代に届いて欲しいメッセージ
近年稀に見る酷評の嵐
元々見るつもりは無かった
何故なら、PVの時点で面白さはあまり感じられなかったからだ。
じゃあどうして見たのか?
あまりにも酷評が多いからだ。
じゃあ気になるじゃないかということで見に行ってきた。
実際に見てみて思ったのは、
酷評レビュー(ネタバレ無し)がマシに思えるくらいつまらなかった。ストーリーが全然詰められてなくて演出が曖昧で意味が分からなかった。キャラに魅力を感じないほど設定がよわい。
ただ、話の流れや結末はそんなに悪くない。
問題は物語の曖昧さ加減と設定の弱さにある。
自分は、映画を見る時は期待を胸に抱きながら作品を楽しむのだが、今回は期待せずに行った為そんなにドン底に落とされることは無かった。
世界観は良く、ひとつの映像としては非常に良い。
近年稀に見る酷評の嵐。とても残念だ。
美しい!映画館で観ないと勿体ないです!
私も余りにこの作品の酷評が多すぎるのでこちらのIDを作りました。
細田監督作品は「竜とそばかすの姫」を自宅で観て、その独創的な世界観と映像美に感銘を受けたので楽しみにしていました。
今回の「果てしなきスカーレット」は、映像が美しすぎます!アニメーションの映像作品を多く観ているわけでは無いですが、映像表現が「君たちはどう生きるか」や「シン・エヴァンゲリオン」より斬新に感じました。画面が大きければ大きいほど楽しめそうな作品です。このような精緻で迫力ある3D?CGの背景や人物の細やかな汚れ描写は初めて見るのですが、今後、新しい表現としてアニメ史に刻まれるのでは無いでしょうか?不穏な雲や水、龍や馬の動き、そして火山の噴火シーン、などなど素晴らしい映像美が随所に見られます。
美術史では新たな技法が誕生すると歴史に残ります。例えば、レオナルド、ダ、ヴィンチ生み出したのモナリザのスフマート技法のように。アニメ史の新たな表現法を駆使した作品として残るのではないでしょうか?
そして、ストーリーも比較的わかりやすいです。シェークスピアを読んでいなくても十分堪能できます。音楽も良いので私は3回鑑賞しました。1回目より2回目の方がダンスシーン等の意味がより理解でき感動できました。もしかしたら、舞台などをよく観に行かれる方の方が柔軟に楽しめるかもしれないですね。
全849件中、181~200件目を表示
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