「主人公は聖」果てしなきスカーレット 教授さんの映画レビュー(感想・評価)
主人公は聖
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巷で大不評&酷評の果てスカ観てきました
全体の印象として絵は綺麗だけど可もなく不可もなく・・
描かれているのは死後の行き場のない魂がさまよう魑魅魍魎の世界
ここに辻褄を求めてもしかたないなっという感想でしたが・・
しかし
見終わった後、何だか引っかかるものがあってフト気が付いたのです
この映画の世界って看護師・聖の死亡直後の残留思念が作った妄想じゃないのか?
実はこの死後世界もスカーレットも聖の魂の妄想の産物
だから観客には脈略の無いキャラと辻褄も合わない世界観も実は歴史好きの聖の生み出した妄想世界、そして21世紀の渋谷を知るのは聖のみ
通り魔に刺殺されて意識が消えつつ最後に自らの理想(お花畑思考)をデンマークのスカーレットという有り得ない自作王女キャラに投影して自己満足の走馬灯を作って死んでいったのかと
最初にスカーレットの前に現れた影も実は聖の怨念
そう考えるとナカナカの怪作かも^^
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north-windさんのコメント
2025年12月19日
確かに21世紀の風景を16世紀の人間が創作するのは、夢の中とは言え難しい気が。
聖が最後、仇敵二人をやっつけたのも、犯人に一矢報いたかったからでは?とも思えます(二人とも攻撃パターンが犯人に近似)。案外、あそこが一番のカタルシスな印象(若干コメディ担当ぽかったので、かわいそうな感じもありましたが)。
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