「細田守はやっぱり細田守。」果てしなきスカーレット しんしーさんの映画レビュー(感想・評価)
細田守はやっぱり細田守。
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高評価のレビューが増えてきていたので自分の目で確かめに行ってみました。
情報不足な展開の早さは「観ていないテレビアニメの総集編ならこんなもん?」くらいの感じでつい許容してしまいましたし、絵の奇麗さと芦田愛菜ちゃんの完璧超人すぎる演技で「アレ? 確かに、この作品そんなに悪くなくね?」と思ってしまったのですが…
山の頂でのピンチに突然現れる改心した悪役の登場あたりからご都合主義が目に余ってきて、あとは「復讐の連鎖を断ち切る」物語のテンプレ展開、神様の天罰で主人公が手を汚すことなく倒れる悪役、そして安直なハッピーエンド…。とにかく「主人公はあれだけ悩み苦しんだんだから、お約束な展開だけどこれでいいんだ!」と許容するだけの説得力がありませんでした。
もともと細田守を評価していない方なのですが、あらためてこの監督のポテンシャルの低さと底の浅さが見えてしまった気がします。宮崎駿の後釜探しで、もともとそれだけの器じゃないのに神輿に担ぎ上げられた不幸な人とも思っているんですが。
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