「酷評するほどでは無い。全てが惜しい印象」果てしなきスカーレット ぬいさんの映画レビュー(感想・評価)
酷評するほどでは無い。全てが惜しい印象
良かったのは何より映像です。とても美しく、映画館で見てよかった点はこれに尽きます。海やら肌などが特に良かったです。実写にはない、きれいさがあります。
言われていた脚本も悪くはなく、目的や結末はしっかり書かれていたので支離滅裂では決してないです。ネタにされていた渋谷で踊るシーンも唐突ではないです。むしろスカーレットがあそこで聖に恋したのかなと思った印象で削ってはいけないと思いました。
悪かったのはまず、主要キャストが合っていないのと棒読みに聞こえました。お2人共ドラマでは素晴らしい演技なだけに、声優としては意外にも微妙でした。話題作りもあるでしょうがプロの方や声の演技が上手い俳優さんを起用した方がいいです。個人的に1番のマイナスポイントでした。未来のミライの一般観客の感想を見ていないのかなと思いました。あとは無駄にダラダラ歩いてるシーンが全体的に多く、ダレてきて飽きました。無駄を省いて謎の龍(?)の謎やお父様が虚無になった理由、最初と最後に出てくるおばあさんの役割を立たせて欲しかったです。あとはネタにされているダンスシーンの曲がチープすぎて、せっかくのシーンが台無しです。もうひとつ、スカーレットが殴られたり、嘔吐したり、吐息がうるさいなど、女性なら不快に感じるかもしれません。最後に、スカーレットと聖を恋仲にさせたのは残念、一個人の好みですが。
設定が意味不明と言ってはキリがないのですが、酷評するほどでは無く、むしろ面白かったです。時をかける少女やサマーウォーズほどのテンポの良さや面白さはないですが、未来のミライに通ずる酷さや不快さはないです。友人や家族がこの映画を見ようとして止めはしないです。自分の目で見て感想を持つべきだとおもいました。
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