「とても満足できました」果てしなきスカーレット ルックオーバー2000さんの映画レビュー(感想・評価)
とても満足できました
鑑賞前に「ご都合主義、ダンスが意味不明」などの酷評をたくさん見ましたが、実際に観た感想は全く違いました。
死後の世界でスカーレットや他の登場人物が、看護師との出会いによって感情が変化していく様子が描かれており、神様とおぼしき登場者が全てを見通して導いていたのではないか、など多くを感じました(龍も操っていた?)。
そしてスカーレットの心が変化したあとの帰還後でも、民衆を平和な世界に導いていくが、それは皆さんの気持ちが重要と諭す行動があり、単純なハッピーエンドでもありません。これらもとても良かったです。
しかし映画ファンとしてもちろん文句もあります。敵役の王と部下4名が揃ってなぜ死後の世界にいるとか、せめて敵役の王は毒殺されてて欲しいとか、芦田愛菜はとても頑張っていたけれど、あの厳しいスカーレットを全て演じきるのは難しかったなどなど。
しかし映画全体を総じて俯瞰的に見ると、全体ストーリーは通っており破綻とは感じませんでした。
(個人的には竜とそばかすの姫よりよほど全体のスジが通っていて分かりやすい。そもそもご都合主義でない物語が世の中にあるのか?)
今もネットの酷評はひどいですし、良い悪いは人それぞれでいいと思います。ただ、他人の批評だけで判断せず、自分の目で観て、自分の心で評価してほしい作品です。
補足ですが、大阪万博開催前のネットの酷評、ネガティブキャンペーンを思いだしました。オワコンとかひどい批判でしたが、実際に行った体験は素晴らしく何度も足を運び、多くの感動を得ました。
ネットは叩くターゲットを見つけるとなぜここまで叩くのでしょう。やはり自分で見て自分で判断する、をみんなが実践すれば世界は少しでも良くなると思います
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