「ハムレットのifストーリーをベースにした世界の縮図」果てしなきスカーレット マンメンミさんの映画レビュー(感想・評価)
ハムレットのifストーリーをベースにした世界の縮図
酷評のレビューを読んで、
ハムレットや神曲の内容を知らないとわからないかも…
というアドバイスを参考に
先にハムレットと神曲をざっくり頭の隅に添えて
観たのですんなり入れました。
おかげで映像美に集中できたというか、
監督は王様の名前を聞けば
これはハムレットの話をベースにしたものよと
観客が理解できるっしょと
省略したのですかね、申し訳ないです。
過去作品もそういうのあるのかな…
日本のアニメ映画でこの規模の密度?
群衆や映像表現できるんだなと嬉しく思いましたし、
3Dのセルルックキャラで死と生の境を表現して、
生きている時代は手書きのキャラに変える演出も
面白いなと。
3dセルキャラは生きてる様で死んでるよね、
アニメの様に生き生きはしてないわって
言っているような。手描きで修正してるシーンも
あると思いますが…いや他の作品とかではなくこの中でね
(スカーレットはその意味でも別格)
過去作品ではネット世界がセルルックキャラ、今回は死と生の境か〜〜〜鯨もいる……やっぱ出さないと気が済まないんだ…なんだあの龍…誰か教えていただきたい。
聖の様なキャラも他に多数居るだろうに、なぜ彼だけ中世の🏰人々に囲まれたような環境に?というのが
不思議でした。おそらくスカーレットが心の中で強く助けを求めていてそこに聖が引っ張られたからと
解釈してますが、
わかりやすい説明は省略してますね。
聖がいたエリアは日本の侍とかも沢山いそうだけど
みんな自ら自害したのか…
戦争をやめて、現実に生きてと訴えても
無くなることはない。
戦争によって進化している文明もある、
ただ文明だけでは人は滅びる
文化こそが人の共存と繁栄であると
止めることができるのは自分自身が
止める側に加われば良いという
答えまで見せている。
生まれる場所や時代間違えれば
そんな中にいるのが日常だと思うと
今の戦後の80年を100年先200年先まで
続けなければ
吉祥寺の都会でネットの世界を見つめていた
監督が生身で世界旅行をし俯瞰し、
感じたことをスカーレットという子を通して
真っ直ぐな声を上げた勇気ある作品…か…
(島ニ郎風に)
最後に一言言いたいのが、スカーレットのお母さんの
キャラデザをもっとスカーレットの様に
美女にしてくれれば悪役の心境とか立場とか悪い王様の
気持ちとか同意というか深掘り
したくなるんだけどすごいのっぺりしていたのが…
諸悪の原因ぽい重要キャラなのにすごいのっぺりで…
クレオパトラみたいな戦争引き起こす美女!くれ!!
まじで悪女スカーレットみたいなデザインで
登場してたら私が嬉しかったけど
そのデザインにしたら、スカーレットの純粋すぎる声を
映画の中で聞かなくなりそうだな…だからか…
マジで最後個人の感想すぎてすみません
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