劇場公開日 2025年11月21日

「果てなきスカーレットの行き着く場所は?」果てしなきスカーレット 重村牧男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 果てなきスカーレットの行き着く場所は?

2025年11月25日
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鑑賞方法:映画館

映画より前にチケット購入時に、
まぁまぁ席が埋まっていたはずなのに、
空席が目立つ。
なぜ?換気のためみたいだが疑問。

さて内容であるが、
宮崎監督並みに、独自の路線を持っているのがこの細田監督だと思う。
『時かけ』や『サマーウォーズ』あたりはまだ一般人でも着いていけたが、
『バケモノの子』くらいから不思議要素がいっぱい詰まっている。

今回も唐突にフラやダンスが入ってくる。
そもそも昔のデンマーク人と現代の日本人が普通に会話しているのも不思議。
それもこれもアニメの世界だからできること。
今回も空になんか飛んでるし(笑)。
これも舞台化にはできそう。
舞台も不思議世界には寛容であるから。

『星の子』では、
天敵だった芦田さんと岡田さんがここでは、
身長差すら気にならないのもアニメだからできる技。

とにかく絵は美しい。
背景もだが、スカーレットは気高く凛々しい。
そして何よりも聖の真摯な眼差しはアニメ史上一かもしれない。
闘う女性と見守る男性、構図も現代的てある。

自己開放すると楽なのに、
執着心を解き放つことは非常に難しい。
スカーレット、今後は聖に執着しそうで心配。

重村牧男
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