「死者の世界の話だが...最後は...」果てしなきスカーレット sumireさんの映画レビュー(感想・評価)
死者の世界の話だが...最後は...
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「生きる意味」とか、いかにも青臭い、面倒そうなテーマを扱った映画。ストーリーを端的に言ってしまうと、主人公であるスカーレットは父王を殺した叔父に復讐するために人生を捧げてきたが、結局のところ、父王は「復讐などではなく、娘自身がやりたいことをやる人生を望んでいた」というお話。
面白くなかったとまでは言いませんが、死者の世界よりも現実世界を重視したような作り方をした方が良かったような気もします。いっそ死者の世界ではなく、現実世界をスカーレットが旅しながら成長して戻ってくる...という素直なヒロイックファンタジーで良かったのではないかなあ。
絵もきれいだし俳優さんも豪華なんだけれど、エンタメとしてはちょっとしんどいです。
★追記
この映画の弱点は、絵による語りの弱さだと思います。「生きる意味」「赦すこと」、そういうこの映画の主張を言葉にすると薄っぺらく感じてしまいます。もっと説得力のあるシーン、はっとするシーン、絵の力で見せてもらいたかったですね。
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