「「死者の国」の設定がよくわからない」果てしなきスカーレット トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
「死者の国」の設定がよくわからない
細田守監督の最新作
細田監督作品は前作の「竜とそばかすの姫」しか観ていません
王女スカーレットが父親を殺した叔父に復讐しようとするが
失敗をして、「死者の国」で目覚める
「死者の国」は国家や時代が混ざり合って存在をしていてそこで現代で看護師として働いている聖と行動を共にする。
全体的に「死者の国」の設定がよくわからないまま話がすすんでいる
「死者の国」で死ぬと塵になり、虚無になるらしい。
スカーレットの父親も虚無になったという。
さらに「見果てぬ場所」に行くことが目的となっているが「見果てぬ場所」に行ってどうするのかよくわからない。
スカーレットの仇である叔父も多くの人を引き連れて「見果てぬ場所」に行こうとする。
そして、「死者の国」ではなぜか中世の人が多くスカーレットを知っている人が多い気がする
現代人は聖だけに思えるので、彼の「平和主義」的な考え方はこの世界では馴染まない。
なんか、いろいろあって
「見果てぬ場所」に行き、そこで復讐相手と出会うが
結局復讐はせずに、なぜかドラゴンが雷を落として代わりに復讐をする。
その後、「死者の国」にいるスカーレットだけが
実はまだ死んでないので現代に帰ることができるらしい。
ここらへんで「生きたい」と無理やり言わせる感じがして変な感じだった
現代に戻ったスカーレットは実は叔父は間違って毒を飲んで死んでいたため
スカーレットが王座につき平和な国家をつくると決めて終わる。
全体的に映像はよかった
「死者の国」をCGっぽくして世界観を区別しているのかと感じたがそうでもないのか?
「死者の国」の設定が全体的によくわからず、ドラゴンもなんだったのかわからなかった
キャンプファイヤー中に唐突にダンスするシーンがでてくるが
それもよくわからなかった
メッセージ性はあると思ったが具体的にわかりにくい
“死者の国”がほぼ異世界転生なので、“見果てぬ場所”を目指すのが「別次元へ」と宣う新興宗教のようでした。
自分も最初は現世と“死者の国”で変えるのかと思ったら、画風はずっとごちゃ混ぜでしたね…
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