「観客置いてけぼりで見終わったあとは虚無になった」果てしなきスカーレット もちさんの映画レビュー(感想・評価)
観客置いてけぼりで見終わったあとは虚無になった
ちょっと楽しみにしつつ公開初日に観てきました。
まず、私は時をかける少女とサマーウォーズが大好きです。おおかみこどもの雨と雪を観て泣きました。
バケモノの子も好きです。何十回と見ました。
未来のミライと龍とそばかすの姫は、あまり話が私には会いませんでしたが、龍とそばかすの姫の音楽は今でも聴くぐらい好きです。
そのうえで、今回のレビューを書かずにいられなかったので初レビューです。
今年映画館で観た中で、ワースト1の映画でした。
冒頭から聞いてただ不快になるBGMと声から始まり、劇中では人物の会話が時々繋がらず、音楽や映像美を全面に押し出している感じが強いです。
メッセージ性はあるのでしょうが、個人の感情と行動がころころと180℃変わることを前提にした世界のようなので、人物に芯を感じることはありません。
キャラクターに芯がないので魅力がなく、ヒロインの声は泣く、驚く、叫ぶ、全ての場面で同じに聞こえ、その時の感情で出しているように感じることはなく、滑舌が良すぎるのか、有名でなくても声優として活動されている方を起用された方がマシだったのでは、と終始感じました。
声優さんが好きなら、声優の人としての背景を踏まえて楽しめるかもしれませんが、キャラクターに感情移入したい方には個人としてはオススメしません。
この映画に統一した世界のルールみたいなものはなく、ヒロインに都合のいい展開が続きます。
また顔や色合いが過去作とは変わり、私には今回は合いませんでした。
なんでそんなにいいタイミングで龍がスカーレット助けてくれるんですか。生きてる人だからですか。
聖はなんで不殺を通してたのに、最後人殺しちゃうの。2人も。これが恋ですか。
王様の最後の言葉の真意ほ誰にも分からないのに、なんですぐに結論でちゃったんですか。敵の言葉が決定打って.....聖との議論が一敵の言葉で一瞬でなくなった......
スカーレットは復讐心消えて、子供心を取り戻してよかったね。他の人たちめっちゃ虚無になったけど。
途中おじさん、おばさんの踊り、あんなに長く見せる必要ありました?その後聖とスカーレットの謎の踊りを長々と見せられたのに......
結局身軽なお婆さん何者ぞ。
映画時間があっという間と言うよりも、この映画時間の割に長く感じて、見終わったあとは「虚無になった」と言いたくなります。
最後に声優陣みて、大御所俳優や有名声優の起用の多さに驚きました。それで完成したのが今回のもの、と思ったら残念すぎてより虚無になりました。
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