「年内にChao!を下回る作品が現れるなんて、、、」果てしなきスカーレット 外村さんの映画レビュー(感想・評価)
年内にChao!を下回る作品が現れるなんて、、、
私は細田作品は
デジモンぼくらのウォーゲーム
サマーウォーズ
時をかける少女
が好きでした。
サマーウォーズはデジモンの演出で
細田さんに期待してパートナーと行き
面白かった思い出。
サブスクなどで
雨雪、ばけものの子、そばかす姫は
あまり好きじゃなかった、嫌、虚無だった。
最初はよくても、最後に向かうにつれモヤモヤ。
そしてスカーレット。
好きな人には申し訳ない、
個人的には今までの作品でも感じたが
細田さんは長編の物語作りが苦手なのでは?
と思うことが多くなり、スカーレットで
明確に演出専門に戻ってほしいと感じた。
物語を最後に進むにつれ尻窄み
霧のように離散する感覚。
ネタバレ、ネタバレか
いやもう内容が薄くて思い出せない。
テーマが重いのに脚本、物語が薄すぎて
カタルシスもない、復讐からの
希望的未来へ進む話なのに
皆なんでそんなにとんちんかんなんだ。
ハムレットは元々深い、神曲もそう。
・あの竜の立ち位置は?(ファンタジーだからとかじゃなく、スカーレットが許そうとしたのに龍が殺して現世にもどって『私は許す』のどこに感動したらいいのか。)
・地獄って死んだ人間が大きい顔できるくらい
緩いのか?(敵役が死んでるのもつっこみ所だがなんで側近まで?)
・え?何故そこにいきなりの令和日本人?
・焚火はわかったよ、わかったから。
・お父さん、現れたら冷めませんか?
・死にかけて目開けるまでの短時間で
敵に会えるくらい地獄は狭いのか?
駄目だ、頭が、
別に全部語らなくても面白い作品はたくさんあります。考察系もエンディングの意味は貴方が考えて系も、シュール系も大好物です。
ただこんなに薄いよくわからない
物語では何も残らない。
考察系でも、エンディングの意味は貴方次第
でもない。そこにとってつけたような台詞
多分、カタルシス要素やドヤ要素を水で
薄めて上積みに浮いて漂っている状態。
なんだか疲れた。アニメーションは綺麗でした。
これならもっとシュールに寄せたカオスに
した方が面白かったのでは。
※今【この映画を評価できない人は教養がない】
と仰せの方がいらっしゃるようですが、
まず、この発言が教養がありません。
別に好きなら好きでいいんですよ、否定派を
態々貶めるためにそう言ってるなら
それこそ教養がありません。
初めて映画みたんですか?
映画なんて教養なくとも楽しめないならそれは
もう映画じゃないですよ。
古典がわかれば楽しめる映画はありますが
この映画は古典を知ってようが知るまいが
ひどいのです。
この映画の中でハムレットの台詞を
逆に言ってますが、本当にハムレット読んで
落とし込もうとしたのか安直すぎます。
【教養】をたてに否定派を下に見る
表現にこの映画をだしてるならそれこそ
この映画に失礼です。
純粋に映画の好き嫌いで評価してる方が
余程教養ありますよ。
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