劇場公開日 2025年11月14日

平場の月のレビュー・感想・評価

全383件中、1~20件目を表示

4.5等身大の大人の恋は、静かで、ちょっと苦くて、とてつもなくやさしい。

2025年12月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

大人の男女の心の機微を繊細に描いた朝倉かすみの同名恋愛小説を、堺雅人主演、井川遥共演で映画化。中学時代の初恋の相手同士が、時を経て再会し、ふたたび惹かれ合っていく姿を描く。監督は「DESTINY 鎌倉ものがたり」以来8年ぶりとなる土井裕泰。「花束みたいな恋をした」「罪の声」など、恋愛と人生を描く名手でもある。脚本は「ある男」の向井康介。

映画『平場の月』は、
「特別な恋」じゃなくて、「ごくありふれた、どこにでもいる大人の恋」を描いた作品。だからこそ刺さるし、だからこそ少し痛い。

若い頃みたいに、勢いだけで恋に飛び込むことはできない。
仕事も、家族も、過去の失敗も、体力の不安も。
いろんなものを背負いながら生きている“いい大人”のふたり。
それでももう一度、“誰かと生きたい”と、夢みたいなことを願ってしまう。

この映画が良かったのは、
恋愛映画なのに、無理に「キラキラさせよう」としていないところ。

派手な告白シーンもない。
ドラマティックな運命の演出もない。
ふたりの会話も、ほとんどが“なんでもない日常の話”。

でもその“なんでもなさ”のひとつひとつが、
たまらなく切なくて、尊い。

誰かと一緒にご飯を食べること。
誰かが体調を気にしてくれること。
誰かに「またね」と言えること。

その当たり前の日常が、
どれだけ奇跡みたいなことなのか。
大人になると、身にしみて分かる時が来る。

「若くないからこそ、
こんな恋を、大事にしたいんだよ。」

作品全体から、そんな声が聞こえてくるようだった。

等身大の大人の恋に、ちゃんと切なさを感じられる人には、
ぜひ静かな気持ちで観てほしい一本。
どうぞハンカチのご準備をお忘れなく。

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ななやお

4.050代だからこそ描けるラブストーリー

2025年11月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

エンドロールに流れる星野源さんの曲を聴きながら、全身に染み渡るこの大人なラブストーリーに、ただただ胸が苦しくなった。

大人になったらなんでも器用にこなして、正しい判断ができると思っていた。けれど大人になったからこそ、自分の生き方や振る舞いを変えられなくて、後先考えずに衝動では動けなくなってしまう。
おかしいな、10代の頃よりいろんなことが出来るようになったはずなのに、恋愛になると不器用で滑稽で、なぜこんなにも切ないのか。

ドラマチックで甘酸っぱいキラキラとした恋愛よりも、ただ愛する人と、平凡な普通な平場のような暮らしをしていくことが、どれだけ幸せなことなのかが身に沁みてくる。

ありそうでなかなか無かった50代のラブストーリー。堺雅人と井川遥という美男美女が演じているにも関わらず、演出やメイクや服装のおかげで、そこらへんのスーパーにいそうな、庶民的なふたりになっていた。そのおかげで最後まで没入して、ふたりの恋の行方を追うことができた。
中学時代のシーンもすごくいい。

堺さんは現代のラブストーリーものに出演されるのは今作が初めてということで、見慣れない堺さんのラブシーンは正直居心地が悪かったけど、それ以外の2人のシーンはとても素敵だった。

鑑賞後、日が経つにつれてじわじわと余韻が染みてきて、あーあの時須藤はどんなふうに思ってたのかなとか、青砥はあの後どうしたのかなとか、考えてしまう、苦しいけど美しいラブストーリーでした。

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AZU

4.0誰もが今、側にいる誰かに思いを馳せる時間

2025年11月15日
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泣ける

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清藤秀人

3.5淡々と心地よい空気が流れます

2025年12月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

単純

中年の純愛を描いた映画。淡々と穏やかな空気で話は進むので少し物足りない人もいるかもしれません。
私はこういうのは好きです。
中学時代の話も挟みながらというのもいい効果で感情移入もしやすかったと思います。
ただ、いくつか生々しいシーンがあり、ちょっとそこは苦手でした。
でも、おすすめできます。

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マイマイ

4.0あの2人もこうなるかな

2025年12月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

ドキドキ

最後はちゃんと泣けます
秒速5センチの2人も50代に
出会えますように

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しんちゃん

2.5あくまでも個人的意見ですが。

2025年12月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

癒される

正直、期待外れだった。監督や脚本に期待してしまっていた。悪くはないけど、別にわざわざお金払って映画館観に行くほどではない。悪くないとまだ言えるのは、感動はしないけどじんわり来る系の主人公達と同世代の人とかには染みる映画なんだろうなというのは伝わった。イマイチ感情移入できない不必要なシーンが度々あった。最後の方の展開もあまりにも読めすぎるありきたりなものだった。
ただ舞台ががっつり地元なので、それは観てて楽しめた。

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通行人B

3.0原作が難しいので映画見てから読もうと思って観た

2025年12月2日
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原作が難しいので映画見てから読もうと思って観た。原作が冒頭の会話から誰のセリフだか掴みにくくて混乱したので。
同人小説でなくプロの編集者を通って大手出版社から出ていのに、こんなに理解できないのは、私の理解力、国語力が不足してるのだと思う一方、皆さんスラスラわかるのかなあ?とも思う。
独特の文体が新鮮なのだろう。
結果映画も良かった。
中学のとき深い親交があったんだなあと意外に感じた。
大人の女性があの言葉遣いはどうなんだろうと映画のリアリティが薄れたのが惜しい。
堺雅人は個性的な役をやるほうが映える俳優さんだなと感じた。
小説を読むのが楽しみ。映画の話が短くて申し訳ない。

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SUZUKI TOMONORI

4.0余韻が ずっと残る心地よい感じ

2025年12月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

癒される

堺雅人ファンなので 観に行きました。
〇〇だ! と言う 男っぽい?セリフと 井川遥の 雰囲気に 違和感が
ありましたが、そんな事は どうでも良い位 最後の 堺雅人の 居酒屋での
演技が ホントに胸に染み入り ずっと余韻が残ったままです。

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miwa

1.5映画館で見なくていい

2025年12月1日
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鑑賞方法:映画館

一応その世代なので感じるものはあるけど...
中途半端な感じだった。

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Cちゃん

3.0何か、物足りない…

2025年12月1日
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台詞が、やっぱり文語体。役者さん(井川さんだけ)の演技や監督さんの演出でどうにか補っているが…。ラストも全然響かなかった。ラストってホント大事なんだよ。甘く見過ぎ。他の監督さんしかり。あと、堺雅人さんの演技が、誇張し過ぎで肌に合わなかった。
これは想定内だったんだけどね。

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indiana

4.0中年の初々しい恋

2025年12月1日
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くろすけ

5.0スゴく良かった

2025年12月1日
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鑑賞方法:映画館

私自身が50代でバツあり独身なため
メチャクチャ刺さった。

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まる

4.5堺雅人の泣きの演技が秀逸

2025年12月1日
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悲しい

癒される

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元祖浮遊人

3.0うーん。。。

2025年12月1日
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鑑賞方法:映画館

単純

癒される

原作未読。52歳のオッサンです。最後のオチ?は、かなりよくあるパターンで、ありきたりだったなぁ。。
やたらラジオで勧めてて、涙が止まらない!とかそういうレビューが多かったので期待しすぎたかも。。井川さわが。。綺麗だったなぁ。。。あんなアラフィフいたらザワザワしちゃうね。
俳優達は、最高でしたよ。

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JOLLY8410

4.0いまさらながら初恋と付き合う

2025年12月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

 個人的な話から入って申し訳ないですが、車での一人旅のお供に、買ったまま封を切っていなかったCDアルバムを持っていきました。1970年代に活躍したアイドル第1号と言われている南沙織の引退記念アルバムなのですが、これにドハマりしてしまい、旅の間ずっと繰り返し流していました。そして中古市場で出ているアルバムをほぼ買い集め、ずっと聞いています。
 でも本人はわずか7年で引退し、今は70歳、いまさらハマったところで推し活できるわけもなく、新作も出るわけもなく、なんかけっこうな喪失感にとらわれました。この感覚は何だろう、以前にもあったなあ、と思い返してみると、初恋で失恋した時の喪失感とおんなじだ! と思い当たりました。
 そんなわけで、普段は恋愛物なんて見ないんだけど、この作品がそんなテーマで作られたようなので見に行ったわけです。
 淡々と描かれる中年の日常に初恋時のやり取りが印象的に交わって、堺雅人の絶妙な表情と井川遥の押さえた演技がよくマッチし、静かに心にしみる作品になっていました。いつもはクライマックスがどうの山場がどうの言っている私ですが、ラストに向かってもうこのまま何も起こらないでくれと願った作品はこれが初めてです。
 ラストシーン、居酒屋の老亭主がかけている曲、私はかのアイドルの唄に変換して思い返したりしています。

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ゾアさん

4.5井川遥は、主演女優賞級の演技。リアルで静かな演技こそ評価されていいと思う。

2025年12月1日
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泣ける

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mac-in

3.03:7と言ってくれたなら

2025年12月1日
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かみちゃん

4.0後からくる

2025年12月1日
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悲しい

幸せ

癒される

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ペットショップ

4.5まさか、薬師丸ひろ子さんの曲「メインテーマ」で号泣です。😭

2025年11月30日
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泣ける

ドキドキ

2025年劇場鑑賞17本目、「平場の月」。

第32回山本周五郎賞を受賞した恋愛小説を、堺雅人さん井川遥さん共演で映画化。中学時代にかすかに思いを寄せ合った2人が時を経て再会、お互いにひかれ合っていく姿を描く大人のラブストーリーです。

妻と別れ、地元に戻った青砥健将(堺雅人さん)、印刷会社に再就職しつつましい生活を送っていた。そんな中、中学生時代に思いを寄せていた須藤葉子(井川遥さん)と偶然出逢う。彼女もまた、夫と死別し独りで暮らしていた。

真面目で優しい青砥と、どこか頑固で生真面目すぎる程の須藤だが、寂しい者同志「じゃ、相互互助会みたいに」と少しずつ2人で過ごす時を重ね、次第にひかれ合う。😍

一緒に過ごした彼女の部屋から見える月。「あの時、月を見ながら、一体なにを思ってたの」と問う青砥、「夢みたいなことだよ。」とはぐらかしながら微笑む須藤。🌖

ある日2人で交わした約束。この素敵なラブストーリーの行方は⁈
ラストシーンで流れる薬師丸ひろ子さんの曲「メイン・テーマ」。この曲でこんなにも涙がぼろぼろととまらなくなるなんて、思いもよらなかったです。😭

世代、境遇が似てたものですから、期待感いっぱい。「そりゃ、井川遥さんみたいな初恋の人が、おひとりで身近にいらっしゃったら、1発で撃ち抜かれるよねー。」と自分で突っ込みを入れながら鑑賞したです。😆
とってもとっても素敵な作品でした。

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Smile

5.0朝霞っていい街だなあ

2025年11月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ジワる映画。
全く泣けないというかぽかーんとしてしまう展開。
最後まで感情移入しすぎて空虚感に苛まれてしまう。
朝霞の長閑な風景が作品の中に出てくるどこにでもいそうな友達や恋人、家族を際立たせている。
2人はもっとストーリーがあったのでしょう。たくさん、思い出があったんだろうか。

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肉郎
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