いきもののきろく

劇場公開日:

いきもののきろく

解説・あらすじ

永瀬正敏が原案・主演を務め、東日本大震災の影響を受けた世界に生きる男と女の喪失と再生を描いた作品。

誰もいない廃墟のような街で、運河に流れ着いたゴミを拾い集める男。そこに1人の女が現れたことで、男の日常に変化が起こりはじめる。

“女”を演じるのは、「福田村事件」のミズモトカナコ。「戦争と一人の女」の井上淳一が監督・脚本を手がけ、後に「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」でも井上監督とタッグを組むシネマスコーレ支配人の木全純治が企画プロデュースを担当。ロックバンド「頭脳警察」のPANTAが主題歌を手がけた。現在は使われていない名古屋の中川運河で2013年末に撮影を行ない、完成から11年の時を経て2025年に劇場初公開。

2014年製作/47分/日本
配給:ドッグシュガー
劇場公開日:2025年3月7日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
井上淳一
企画プロデュース
木全純治
プロデューサー
片嶋一貴
撮影
鍋島淳裕
照明
堀口健
美術
永澤こうじ
音響デザイン
臼井勝
編集
細野優理子
主題歌
PANTA
監督補
石井良和
特撮監督
石井良和
宣伝デザイン
大石理沙子
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映画レビュー

2.5永瀬正敏さん

2025年4月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

永瀬正敏さん原案で主演、シネマスコーレの木全さんが企画プロデュース、名古屋で撮られた映画、ってことで、シネマスコーレで観ました(笑)

反戦のメッセージが込められてるのは分かったけど、基本あまり意味が分かりにくかった(笑)

昔の無声映画のようにセリフが表示されるタイプで、静かで眠くなった(笑)

そんなに悪いとは思わないけど、うーん…だな(笑)

分かりにくい内容に、当然ながら意味あるみたいだけど、考察しようという気になれない(笑)

名古屋に住んでる人には見馴れた景色が出てくるので親近感あるだろうし、監督も名古屋と縁の深い方なので、名古屋の映画って感じ(笑)

頭脳警察は知っていたが聴いたことなかったので、主題歌でPANTAさんの歌を聴けたことが良かった(笑)

永瀬正敏ありき、の映画だと思う。

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RAIN DOG

3.5震災の影響

2025年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

により産み出された作品。と言っても過言でない

と出演者舞台挨拶を聞きにいって思った

だが、震災復興助成にあたる資金を

ベースに作られていない。

純粋なクリエイティブである点は評価したい。

とは言え、映画撮影現場となる運河の助成利用や

低予算で作り上げた手法は十分な今後のクリエイティブ

への遺産であり、成果であろう。

素晴らしい👍

とプロダクション評価を残しつつ

作品の感想は、無声映画仕立ての白黒ムービーだったため

危うく熟睡してしまいそうな静けさだった◎

ただ、何といえどもPANTAさんの音楽は耳を傾けて

しっかりと聴く👂

それで本作の鑑賞はコンプだな。と

堪能を得た次第である◎

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tomokuni0714

1.5ハリボテ感

2025年3月10日
Androidアプリから投稿

単純

廃墟の様な町の運河でゴミを集める男と、それをみつけた女の話。

色々と集めた中から木材を並べて何かをつくる男…そこに女がやって来て行動を共にしていく展開。

モノクロの映像に音はあるけれどセリフは字幕というつくりで、なんでそれをつくるのか…そして木材以外はなんで集めてるの?なんて思っていたら、男の最初のセリフの安っぽさにがっかり(*_*)

そして2人でゴミを集める様になって行くけれど、生きる為に必要な食の部分が、スッポ抜けているからか生活感が感じられないし、妙にスカしていて上っ面に感じて仕方ない。

こういう話しって、もっと生々しい方が面白いと思うのだけれどね…生々しいのは睡眠と男と女のそれだけっていうね。

ちょっと自分には合わなかった。

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Bacchus

0.5世界の終わりで残された男女が求め合う…というおっさんの願望ダダ漏れ映画

2025年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寺山修司好きなので鑑賞したが…。

モノクロで描かれる工場廃墟。ガラクタばかりに見えるがそこにも生きている人々の生活があった…と言う主題も映像も良い。そこまでなら★3つつけたかったところだが、ストーリーがで気持ち悪いので★0.5に。世界の終わりで残された男女が求め合う…というようなおっさんの願望ダダ漏れのストーリー展開にうんざり。
パンフレットの対談にもアダムとイブとか描いてあるし。気持ち悪い。
それこそ阪神大震災でも東北大震災でも、避難所で被災した女性が男にレイプされ、逆らったら殺されてこっそり遺体を海に捨てられてもわからないような状況だから被害を言い出せなかったり、被害を訴えたところで相手の男も被災者だからと黙殺されてたり、子供の食料と引き換えに性行為を要求されたりする現実があるのに、被災後に男女にのんきにセックスさせてる映画とる監督はアホだよ。そういうのはAVでやれ。

世界の終わりで残された男女がセックスする作品があったらダメとは言わないが正直食傷気味だし、もううんざり。古今東西おっさんが同じテーマ描きすぎだろ。
せめて同年代男女ならまだしも、おっさんと若い女の組み合わせなのがさらにキモい。残されたのが40代~50代のおばさんでなら手を出さないんだろね(おばさんにも選ぶ権利あるけど)
撮影が10年以上前で低予算の映画だからインティマシーコーディネーターなんて無かっただろうし、撮影時まだ大学生で22歳の女優におっさん相手のセックスシーンを上半身裸で撮影させてたのがさらに気持ち悪い。おっさんも脱げよとは言わないけどカメラワークもアオリで女優ばかり映して男目線のAVみたいで心底気持ち悪かった。パンフレットにもグラビアみたいなポーズで上裸の写真載せてるし。
女優のミズモトカナコは悪くない。監督と脚本考えた男優がキモい。(余談ですが彼女の出演してる「正しく生きる」は好きでした)

そもそも子供が産まれても育てられないような環境で子供を作るんじゃない。生存自体が厳しい環境で子孫を残そうとするアホは男だけだからな。
悪名高き番組「電波少年」で無人島に置き去りにされたメンバーの1人であるいとうあさこが言っていたが「自分が生きるのですら困難な環境では女は性欲自体がなくなる」と言っていたが、産んでも育てられないんだから当たり前だ。子供が産んだ後のことを考えない男はせめてカマキリみたくメスに食われて栄養分になればいいのに。

大地震と思われる災害時に、看護師である女に避難を促すのに「子供が産めなくなるぞ」っていうのも気持ち悪すぎる。残された患者のおばあさんは子供産める歳じゃないからどうでもいいってか。もしEDや種なし男なら見捨てるのか?
女は産む機会じゃない。女だからと言って誰もが出産するわけじゃないし産まない女も産めない女も等しく尊重されるべきだ。

対岸で死んだ人々が旅立つ男女を見守るシーンがありが。妻子持ちだった男が残されて若い女とセックスしてるのを妻や娘たちが知ったら静かに見守れないよ。いやお前が死ねよという気持ちだよ。

作られたのが10年以上前の映画だからと言ってしまえばそれだけだけど、監督や男優の意識アップデートができてないどころか昭和だな~と思った映画でした。

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Jax

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