沈黙の艦隊 北極海大海戦のレビュー・感想・評価
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悪との闘いではないこの映画のテーマに救われる。
一作目が良かったのでどうしても見たかった映画。とても良かった。何と言っても殺し合いの戦争映画ではない。迫力満点の闘いのシーンは最大の見どころだが、飽くまでも世界平和を目指し、攻撃され続けてもこちらからは攻撃せず相手の攻撃をひたすら交わしていくところ。昨今の悪との闘いで血みどろのシーンの多い映画ではない。そして、日本の国会を巡る議員の主張、マスコミ、米国のこの沈黙の艦隊ヤマト対応が興味深い。この中に出てくる日本の国会議員、米国の議員と軍幹部の女性たちはいずれも強硬派。力で国を守ることを強調し、平和裏に事を進めようとする首相や大統領と対立する。昨今の世界情勢、日本の国内情勢を逆手に取った誠実な映画としてとても評価したい。
この映画を見た後に、呉のてつのくじら館を見たので映画の印象もより強くなった。
うぅむ😔
昔、原作途中まで読んで、映画見て、AmazonTV見ないで観た。戦闘シーンは迫力あったが、話の筋が見えない😥
個人的には僚艦を失っても戦うだろうし、もっとやると思うんだけど😓
潜水艦映画の最高峰
前作は序章感が強く消化不良だったが、ドラマ編を経て、今作はクライマックスの連続で大変面白かった。
選挙編も面白かったが、何と言っても大和の戦闘シーンでしょう。
ベネット兄弟が率いる抜群の連携を見せる最新鋭の潜水艦2隻を同時に相手にした北極海の戦いと、敗れたアメリカが威信を掛けて物量で迎え撃ったニューヨーク沖の戦い。戦い方は全く違えど、結果はどちらも大和の大勝でした。
ニューヨークの国連総会で海江田はどのような演説をして、どのような反響があるのか?海江田は無事に帰還できるのか?2つの大海戦を経て満身創痍になってしまった大和を補修することはできるのか?大和は海江田の圧倒的なカリスマ性と操船技術で維持できているのは明らかであり、アメリカは隙あらば海江田の身柄拘束を狙ってくるでしょう。
まだまだ目が離せない展開が続きます。映画第3弾も必ず出して欲しいです。
スクリーンXで潜水艦の迫力を楽しめる
公開初日に通常版を、続いて4DXとスクリーンXで鑑賞し、合計3回観ました。回を重ねるごとに、新しい発見と感動が深まる作品です。特に潜水艦の迫力は圧巻で、ニューヨーク近海でのミサイル攻撃を回避するシーンでは息を呑みました。海江田艦長が「アップトリム、30、40、50!」と指示を出しながら踏ん張る後ろ姿はセクシーで、山中の「行けー!」の叫び、巨大な潜水艦の映像と相まって興奮の連続でした。
窮地でも冷静に敵を見抜き、慈悲を持ちながらも常にぶれない選択で結果、船員の命を守る海江田艦長の才能に深く感動。今作で見せた山中の人間味あふれる笑顔や仲間への気配りも良かった。ベイツ兄弟の過去の映像では戦いの残酷さに心が締めつけられました。でもそこから目を背けることはできないし、勝利しても彼らの苦しみを背負って生きていくんだということも強く感じさせられました。
大滝役の津田さんのキャストも良かった。またヤマトを支える溝口、入り江ら仲間たちの能力の高さも素晴らしく、海江田艦長が信頼する最強のサブマリナー達がかっこ良過ぎました。
ヤマトは戦いを望まないという言葉通り魚雷を一発も撃たずにあれだけの敵艦をかいくぐり最後にベネット大統領に入国を許可させた展開にも感動。
原作を読んでいなくても十分楽しめ、映像・音響ともに極上の体験でした。4DXも良いですが、潜水艦のダイナミックさを味わうなら私はスクリーンXがおすすめです。次回作が待ち遠しいです!
4Dで体験する機会が少なかったのが残念
10年以上前に原作マンガを読みました。
北極海で話が終わるかと思ったらNY沖まで含まれていたので、残りは配信なのかなと思ってます。
近年の海外の政治情勢を考えると、NY沖の撮影を先延ばしするのもリスクなので仕方ないですね。
私はグラシネの4DX ScreenXで観ましたが、東宝配給なのにMX4D上映がなかったのが残念です。
水しぶきを浴びながらやまとの乗員になり、「アップトリム◯◯!!!」をもっとたくさんの人に体験して欲しかった。
公開時期が被る他作品との兼ね合いなのかな。
世界の政治や軍事が目まぐるしく動く今だからこそ、多くの人に観てもらいたいと思う作品です。
津田さんも見れて嬉しい
原作を多分このあたりまでは読んでいたかな?と思いますがだいぶ記憶は曖昧なため、とにかく映画の第1弾も見ていたし、当然続編も見ると決めていました。
魚雷の回避の仕方がほとんど垂直になるのは凄い作戦だし船体としては大変だけど、人物はひたすら物に捕まってるだけしか出来ないので
アクション系の作品ではない分、そういう派手な見栄えではなく「如何に頭脳戦を繰り広げているのか」「この相手には勝てるのか?」「この攻撃にはどう対抗するんだ?」という、
映画としてハラハラさせる見せ方が凄いな、と思いました。
(例えば王騎将軍なら武器を振り回すだけでも絵になるけど、この映画はそういう見せ方じゃないのに、「艦長(元首)、凄い!」と思わせる演技・演出が良かったです。)
そしてまた津田健次郎さんが役者として見れたのも良かったです!
今見るべき映画!
原作ファンです
この作品は今こそ見るべき映画ですね、世界平和をどうやって成し遂げるか、海江田艦長の言葉に痺れます。
潜水艦戦闘シーンと政治家達の戦いのシーンの2軸というのも物語を飽きさせないよく考えられたストーリーです。
あの超大作を映画版だと凝縮させるので緻密な作戦行動が少しライトになってしまうのは仕方がないですが、ハリウッドに負けない大迫力で前作も含め、これは是非とも映画館で見たいと思ってました。 潜水艦パートの見どころは前半、北極海大戦
後半、ニューヨーク大戦、どちらも見応えありましたし、政治家パートも良かったです。
もっともっと多くの人が観て、是非とも次回作( 完結編?)にも期待したいですし、次も是非映画館でみたいと思いました。
原作のテーマを完全無視
原作は最初から最後まで見どころ連発スタイルで押す漫画だが、それでもあえて言うと「最も美味しいところ」の映画化ということなので期待。
本作で描かれる原作の対応は以下(全16巻版における巻数)
北極で原潜対決 7巻
総選挙 8巻
大西洋艦隊 9-11巻
となっており、あれ!?となる。132分では尺が足りない!2時間映画でできるのはせいぜい選挙まででは?チラシにもそう書いてあったぞ。
案の定それぞれのエピソードがスカスカになってしまっている。話なぞっただけやんけ…。
所詮はAmazon資本のテレビドラマに毛が生えた程度の出来なんやな、と残念。
しかしそれだけではなく、本作には決定的にあかん点がある。
核の脅威「一切なし」で大西洋艦隊が降参!原作で最も盛り上がるところなのに…。
沈黙の艦隊のテーマを根本から否定していてこりゃダメだ。
前作の鈍行から、やまと浮上
映画前作を見た事だし、今回も…。
しかし、前作を所々忘れてる上、レンタルはされずアマゾンプライム配信のみ。おまけに続編に当たるドラマシリーズも配信のみ。こんなんで新作劇場版を観ても…。
そんな時、先日のTV放送。ドラマシリーズの再編集だけかと思ったら、前編が映画前作の編集版。後編がドラマシリーズの再編集。
これは有り難かった。しっかりお復習し、劇場へ。
サブタイトルにもなっている“北極海大海戦”は実は前半のみ。
しかし、前作一本分以上に潜水艦映画としての醍醐味充分。
海江田艦長以下乗組員を乗せた原潜“シーバット”改め独立国“やまと”は東京湾で米艦隊と一戦を交えた後、NYで行われる国連総会に出席する為、現在は北極海を潜航していた。
ベネット米大統領はやまと撃沈を表明。最新鋭原潜を出動させる。
暗く冷たい氷の海の下で相見える両原潜。開戦。
が、米原潜の動きがおかしい。レーダーで前方に現れ、消えたと思ったら一瞬の内に後方へ。その後も頻繁に移動。
そんなに速い原潜など存在するのか…?
撹乱されるやまとだが、海江田は遂に見抜く。
何となく予想は付いた。米原潜の艦長が兄弟の話してたし。
米原潜は2隻。兄弟艦長による見事な連携プレー。
相手の動きを読み、先手を打つ。海江田vs兄弟艦長の静かながらも白熱の頭脳戦。
兄弟艦長各々の性格やエピソードも疎かにされず。闘った相手への敬意も忘れず。
何だかそれが『銀河英雄伝説』のようでなかなか熱かった。
なるほど、原作屈指の名エピソードなのも頷ける。
にしても、米原潜2隻と有能艦長を打破する海江田って…。本当に王騎の末裔か…?
やまと支持を表明した竹上総理。
世論は賛否両論。野党からも激しい批判。幹事長役の風吹ジュンの大物感。
新党を立ち上げ解散総選挙。
やまとによって揺れる国内情勢。そんな日本に相応しいリーダーは…?
間もなく行われる首相指名選挙とタイムリー。
映画前作を見た時は笹野サンが総理~!? お抱え運転手から出世したけど何だか頼りないなぁ…としか思わなかったけど、腰低く誠実。再選も果たし、出演場面も増えた気がする。笹野サン他実力派が政治ドラマパートを担う。
理想的な総理。果たして現実世界では…? 新総裁には選ばれたものの、公明党の連立離脱によって自民の議席獲得数に届かず、現時点で危ぶまれる初の女性総理誕生は…?
この政治ドラマパートで新キャラ。与党から独立した鏡水会代表、大滝。掲げるは、全世界の軍備永久放棄。原作でもキーキャラらしく、今後の動向が気になる。俳優としても板に付いてきた津田健次郎。
クライマックス、遂にNY沖に辿り着く。
米政府や米軍は厳戒態勢。“テロリスト”を仕留めよ。米大艦隊が立ち塞がる。
それに対し海江田の主張はただ一つ。国連総会に出席し、ベネット大統領と会談する。
米艦隊の攻撃。が、やまとは反撃しない。耐震限界まで深く潜航したりしてミサイルをやり過ごす。
その突破法。北極海でも大胆な戦法を見せたが、こちらでも。
我々は見た。鯨を。海上大ジャンプする鯨を。
我々は闘いに来たのではない。話し合いに来たのだ。
その時響き渡ったのは…。
信念を貫く男、海江田。
時々突飛過ぎるようにも思うキャラだが、それすら納得させ魅せてしまう大沢たかおの風格。
ご都合主義やツッコミ所、リアリティーあるように見えて実はリアリティーに欠けたり、説教臭さもある。
が、迫力の原潜バトル、やまとvs米艦隊、今回の主要キャラの描写、問われる日本と政治と平和とは…?
前作より面白かった。このクオリティーなら引き続き航行希望。
ただ心配なのは…
次が重要。国連総会での会談。
いつやるの…? 映画…? ドラマ…? 何作までやるの…?
飽きや忘れない内に、お願いだから低速航行にはならないでね。
クジラのごとく
戦闘シーンの演出が良かった。
ナイアガラフォールズ、オーロラ作戦
やまとの保険等々の展開。
海江田艦長の瞬間的な判断力が凄い。
まるで盤上にあるチェスや将棋のように
知力の対決。
一歩間違えば木端微塵。
まるでクジラのごとくの操縦とはね。
乗組員達の異常な信頼感が熱い。
山中副長も溝口さんも。
ソナー員の彼が小さく『見つけた』という
シーンは好きだなぁ。
やられても決して打たない。
世界の正義とは、世界平和とは
何なのだろう。
詰め込み過ぎた印象
『沈黙の艦隊 北極海大海戦』は、そのタイトルの通り、北極海でアメリカの原子力潜水艦2隻と対峙する場面を中心に描かれています。
しかし、期待していた北極海での戦闘シーンが意外と短く、少し物足りなさを感じました。
終盤に描かれるニューヨーク沖での海戦については、この作品内で無理に盛り込む必要はなかったのでは?という印象です。
その分を削って、北極海での駆け引きや戦闘描写をより丁寧に描いてほしかったです。
見終わった後には「え、ここで終わるの?」という感覚が残りました。
また、政治家パートについては賛否が分かれそうですが、そこは置いておくとして――。
実写化の海江田艦長のキャラクターについては、もう少し人間味を感じられる演技でもよかったように思います。
全体的に詰め込み過ぎた印象で、テーマをもう少し絞ればより深みのある作品になったのではないでしょうか。
良き映画でした。
アマプラでドラマ版をしっかり観てきました。
日本における政治家がこうあって欲しい?と思えるような描写は大変良かったと思います。
潜水艦同士の戦いはどうしても派手にはならないのですが、緊張感を感じるドキドキする様な展開でしたね。
後半の戦闘でソナーのみでアメリカ艦隊を(仮)撃沈をしていくのは痛快でした。
ほんの少しだけですがやり過ぎたかなと思ったのは、魚雷避けすぎじゃね?ってくらいです。
ちょっとした事だが…
気になったところをいくつか
観覧される多くの方は気にされないと思うが、釣り師の私としてはあのロケーションであの様な擬〇〇を使う事ないだろう…また取り付けられたリングがデカすぎ…w;
この映画に限ったことでは無いしマイゴジよりはよっぽどよかったがCGがイマイチ…
あとは…いくら高出力とはいえ〇ぶか?w
そのくらいかな
前作ほど良かったと思わないが、テンポも良く置いてけぼりも無く面白かった。
全体的に良かっただけにちょっとしたところが残念だった。
津田さん夏川さん良かった。
北極海での戦闘が分かりづらい
北極海での原子力潜水艦が敵と味方で3隻登場するのですが、レーダーとの組み合わせと断片的な映像があり、どちらが攻撃を受けているのか、分かりにくかったです。
長い割には話が薄いように感じられました。続きがあると思うけど、次回観るかは微妙です。
原作では
魚雷がことごとく当たらないのは、原作ではちゃんと説明があるらしいが、そこは省略されててヒーローに弾は当たらないお約束?になってしまってる。
AmazonPrimeVideo版?では原作の最後まで描くのか、映画の続編で?
迫力ある映像。ただし原作にあった緊張感はない。
前回もそうだったのですが、原作の核兵器に対する人類への問いかけが感じられません。時節柄、描きにくくなったのかもしれません。しかし、海江田が無謀と思われる戦いに臨んだのかという理由が薄っぺらくなってしまっています。
核兵器による恐怖が、全く伝わってこないのです。そこからの駆け引きじゃないですか、このドラマって…原作にあった、核のロシアンルーレットがなかったのが、本当に残念です。
スクリーンXが、なんだかなー
良い作品に仕上がっていますが、スクリーンの両サイドが、ボカかされてて つまらない
もっとリアルな潜水艦の内部が見たかった
3回見ましたが、ちょっと残念でした
迫力があり手に汗握る
テレビ放送を観て続きが気になり観てきました。映像に迫力があり、緊迫した氷下での潜水艦戦は見応えがありました。大沢たかおさんの演技も良かったと思います。
ここからはマイナスポイント。
やまとの優れた操舵や戦術があったにせよ、魚雷が全く当たらず無双状態だったのは、ちょっとやりすぎな気がしました。津田さん演じる大滝が北極へ直接海江田に会いに行きますが、北極の氷の下にいる潜水艦にアポなしで行って会える確率って…と思いました。テレビ放送では自衛隊の第二防衛群の護衛艦や潜水艦たつなみ、米軍の空母や潜水艦などが入り乱れて戦闘して見応えがありましたが、今回の映画では2隻の米潜水艦との戦闘だったので、少しスケールダウンしたように感じました。
笹野さん演じる総理が見た目は頼りないが、判断が早く、自分の信念の元、とても決断力があり憧れました。本物の総理もあれぐらい決断力があったなら…無理か。実際は周りの国や重鎮、野党の顔色伺いながらじゃないと決断できないもんね。
劇中のセリフで『艦長』の発音のイントネーションが語尾に来るリアルな『艦長』で良かった。
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