「演技がうまい」木の上の軍隊 jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
演技がうまい
クリックして本文を読む
演技の質が高く、上官に対して言いたいことが言えない部下の心理を表情でうまく表している。
終盤にの上官が部下の日記を見つけて読むシーンを挟むことにより、これまで表情や状況などで匂わせていた事実を明確に描くような作りになっている。
自由の女神像をバットで打つシーンや戦争が終わったことを告げられるシーンなど、米兵のゴミ捨て場が主人公たちの価値観を大きく変化させるきっかけとして使う手法も優れていると思う。
本作のモデルになった人物はインタビューで「木の上で過ごした2年間は平時の10年よりも長く感じた亅と語ったそうだ。後半はやや悲壮感が薄く描かれているが、このインタビュー記事を読むと、終盤の「帰りたい」と連呼するシーンの重みが少し変わる気がする。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。