「主演2人が良かった」木の上の軍隊 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
主演2人が良かった
第二次世界大戦末期の1945年、沖縄県の伊江島に米軍が侵攻し、激しい攻防の末に島は壊滅的な状況となっていた。宮崎から派兵された山下一雄少尉と沖縄出身の新兵・安慶名セイジュンは敵の銃撃から逃げ、大きなガジュマルの木の上に隠れた。圧倒的な戦力差を見た山下は、援軍が来るまで待機することにした。厳格な上官・山下と、呑気な安慶名は、噛みあわない会話を交わしながらも2人きりで恐怖と飢えに耐え続けた。そして、戦争は終ったが2人はその事を知らず、木の上で2人きりの戦争を2年間続け・・・そんな話。
実話に基づく話らしいので、第二次世界大戦後に長い間戦争終結を信じなかった横井庄一さんや小野田寛郎さん以外にも戦争終結を知らずに孤独な戦いを続けてた人達はまだまだ居たんだろうな、と思った。
本作では主演の堤真一と山田裕貴のちょっとコミカルな会話、行動などが良かった。
全編沖縄でロケした様だが、美しい海の風景は良かった。
山西淳の缶詰シーンは面白かった。
洞窟の外で空襲にあった少女の死が1番ショッキングだった。
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おつろくさんのコメント
2025年7月30日
共感ありがとうございます!
元々少人数で演じる舞台劇だったので、木の上という狭い空間での二人のやりとりの絶妙さは練りに練られたものだと確信しています。今年下半期の作品のキャストを検索していると、山田裕貴の名前がちょこちょこ出てくるので、男性版浜辺美波の路線が狙えるんじゃないかと勝手に思ってます。


