劇場公開日 2025年3月7日

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Playground 校庭のレビュー・感想・評価

全64件中、61~64件目を表示

3.5カメラワークの妙

2025年3月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

全編、カメラの画角が主人公のアップかバストアップ程度で、俯瞰できないもどかしさを覚えつつ話は進んでいく。
周囲で何が起きているのかリアルに確認できない状況は、子供の視野を表現しているのか、あるいは閉塞された学校の中の子どもの世界で起きていることを、子どもから聞くことでしか判断できない大人のもどかしさを表しているのか…。

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し

3.5ある意味、「心理的ホラー作品」だ

2025年3月7日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

怖い

難しい

加減ということの理解できていない大人社会の中で育った子供には、他人への思いやる気持ちは欠如しているのだろう。
ハンムラビ法典よろしく「目には目を歯には歯を」のスタンスで「いじめ」が横行しているようで、無邪気に飛び廻る子供達の姿は稀少なのかもしれない。
そんなことを考えてしまうような怖い作品だった。

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ちゃ坊主

3.5ノラの行動力

Kさん
2025年2月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

公式様よりご招待いただきました。
ありがとうございます。

いじめだけがテーマとなっているわけではなく、
人と社会のコミュニティから
外されるつらさも繊細に描いていました。
カースト制度や差別についても。

学校という場所に対して
不安な気持ちを抱えていたあの頃…。
子供の頃に感じていた感覚が蘇りました。

些細なことがきっかけで
仲間はずれにされ、いじめを受ける。
場合によっては加害者にもなってしまう。
このグラデーションの描写に緊迫感あり。
最終的には希望が見えた作品でした。

いじめの理由や暴力の直接的な描写はなく、
観客の想像に委ねられます。
子供には見えて大人には見えていない。
大人の愚かさが露骨に表現されていました。

ノラ視点でのカメラワークは
言うまでもなく素晴らしいものでした。
不安や、少しずつ視野が広くなる様子は
ピントを利用。カメラ手法がお見事です。

また、演じる子供たちが
トラウマにならないように
ワークショップにて絵や人形を使って
伝えたという監督の配慮に感服しました。

本日は貴重な機会をありがとうございました。

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K
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