「テレビ放映面白くなりそうなのは間違いない」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning boreさんの映画レビュー(感想・評価)
テレビ放映面白くなりそうなのは間違いない
前半は名作ゲーム「ギレンの野望」のムービーパートのように細切れで進むためガンダムを知っていないとまったく理解できないかもしれない。
後半はテンポがとてもいいが、前半と同じ人類とは思えないくらい顔の形が変わるからアニメ慣れしてない人は混乱するかも。主人公のマチュはまんまるです、骨格。
前半はジオン側からの視点しかないので謎だらけですが、後半はまんまる少女パートとイケオジパートが半分半分なので話が前半よりはわかりやすいです。
前半で気になったのは
・シャアがいっていたひらめきのおかげってなに
・マリガンがやけに裏を知ってそうな感じなのはいったいなんなんだ
・いくらなんでもソロモン落しなんてワッケイン独断でやらないと思うけど、他の高官はどうなったんだ
・キシリアのとなりにいつもいるひとあれ、トワニング?シャリア・ブルだけじゃなくてこの人もイケオジ化してるの?
・いくらなんでもルナツー決戦があるとはいえ戦略的要衝のグラナダにシャア艦隊四隻の艦船プラスすこしのモビルスーツしか配備しない、ソロモン落しに対空砲火もあまりしない、などまるでゼクノヴァが起こりますように!とお膳立てしてあるかのような描写は脚本が庵野的ご都合主義すぎるような……
後半は
・いきなり戦わないのとかあっちのほうが強そうとかマチュ、戦闘民族すぎる…
・カムランはあんまり顔の形かわらないんですね…
・なんかシャリア・ブルが原作のララァ失ったシャアみたいで若干のキモさがやけににじみ出てる(反対にシャアがララァみたいな立場)
・女の子の髪の毛の匂いかぎマンのシュウジの家?にあったボロボロのランチだけはなんかメカデザイン違うのはなぜ
・ていうか、これシャリア・ブルが主役なんじゃないか…というくらいシャリア・ブルの出番が多い。テレビで一話だけ、劇場版未登場のキャラなので自由度が高いんだと思います。
ものすごくいいとこで終わります
このクオリティでテレビ放送作れたら大ヒット間違いなしなんですが、
いつものエヴァ方式でなんか謎の伏線が多いけど、ちゃんと着地点考えてくれてると思うのですごくすごい期待してます、本放送
あといつものように主題歌の米津玄師さんは解像度が高い主題歌です、あの日改札で止まらなければ、君の顔も知らずに「幸せに生きていただろうか」、っていうのがものすごく不穏な歌詞なんですが。
あと映画だけだとニャアン(声がミカサ)はまったくなんのためにいるのかわからないくらいのキャラだけど、なんとく不憫な目に合いそうなオーラがあります。
ちょっと劇場のお客さんの少なさが、心配。早く観に行ったほうがいいかもしれません、、
あと、前半が高評価らしいですが、正直なところ自分は後半のほうが圧倒的に面白かったです、前半は時間の制約あるにしてもあれじゃあガンダム詳しくないとわからないし、詳しい人だと反発ある人もあるだろうし、いつものように謎の伏線「シャノンのバラ」とかまいて終わるし、半世紀近く前に作られたものに乗っかってるだけかな、と。(ゲームギレンの野望のムービーパートの方が説明も含めて脚本がちゃんとしてると思います、シンガンダムともちあげるほどのものではないんじゃないでしょうか)
前半はテレビでは一話だけ、劇場版では未登場のシャリア・ブルのお披露目と考えればまあ、なんですが。
後半、マチュパートとシャリア・ブルパートがはっきりわかれてるので両方から話がわかりやすくて良い脚本だと思います。まあ後半もあちら側の世界が見えたとか意味深なセリフがありますが、パラレルワールドなんだな、というのがはっきりわかるようにしている演出であれば、テレビの本放送を期待するしかないですね