名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)のレビュー・感想・評価
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硬派なサスペンス!櫻井武晴脚本の1つの到達点にして集大成!
《Dolby Atmosにて鑑賞》
【イントロダクション】
劇場版『名探偵コナン』シリーズ、第28弾。
10ヶ月前に、長野県・八ヶ岳連峰未宝岳(やつがたけれんぽうみたからだけ)で起こった雪崩事故から生還した大和敢助警部の記憶に隠された真相を追う。
監督は、演出家、アニメーターの重原克也。脚本は、コナンシリーズでは『絶海の探偵(プライベート・アイ)』(2013)以降、『ゼロの執行人』(2018)、『緋色の弾丸』(2021)、『黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023)等を担当した、『相棒』シリーズの櫻井武晴。
【ストーリー】
10ヶ月前。長野県警の大和敢助警部は、八ヶ岳連峰未宝岳の白雪の中、仮出所後に逃亡していた男を追っていた。しかし、逃亡中の男とは別に、山中で怪しげな人物を目撃。その人物は、持っていたカバー付きのライフル銃と思われる武器で大和警部を射撃。大和警部は負傷し、突如発生した雪崩に巻き込まれて、半年間行方不明になってしまう。雪崩の際、左目に十字傷を負い隻眼となる。
10ヶ月後。国立天文台野辺山宇宙電波観測所の職員、円井まどかが夜間に侵入者を発見し、逃走する犯人との接触で意識を失ってしまう。倒れた彼女を発見し、警察に通報したのは、天文台教授で阿笠博士の後輩である越智豊だった。現場に駆け付けた大和警部と上原由衣刑事だが、まどかはフードを被った犯人の素顔は見ておらず、大和警部は天文台のパラボラアンテナを目にした途端、突如左眼の傷が激しく疼き苦しんでしまう。
その頃、東京では毛利小五郎に一本の電話が入る。その相手は、小五郎が刑事時代に親しくしていた同僚の鮫谷浩二(通称:ワニ)だった。彼は10ヶ月前の「八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事件」を調査しており、大和警部と知り合いの小五郎に聞きたい事があるという。小五郎は鮫谷と会う約束をした。
翌週の月曜日、日比谷公園で小五郎に会いに来た鮫谷は、突如背後から狙撃され殺害されてしまう。犯人を目撃し、後を追うコナンだったが、間一髪のところで逃げられてしまう。
盟友の死を悲しむ小五郎は、彼の弔い合戦として、警視庁の高木・佐藤刑事らと長野県に向かう。犯人を目撃した事から同行を打診したコナンだったが、小五郎に却下され、蘭と共に別行動で長野に向かう事にする。コナンは警視庁のロビーで、2階からこちらの様子を伺い、誰かと連絡を取る公安警察の風見警部補を目撃し、公安絡みの事件なのかと疑う。
一方、野辺山観測所には越智教授の招待で、阿笠博士と少年探偵団の面々が訪れていた。彼らと合流しようと長野に着いたコナン達に、ある人物が盗聴器を仕掛ける。それは、風見の指示でコナンを監視するよう命じられていた、隠れ公安である山梨県警の林警部補だった。コナンは盗聴器の存在に気付き、東京に居る安室透に連絡を取る。風見の独断による盗聴行為を咎める安室だったが、風見は過去の事件で安室がコナンに協力を仰いだのと同じだと言う。コナンもまた、盗聴器を外さない方が風見や安室と情報共有が出来ると踏み、取り外さないで行動することにした。
その夜、大和警部は上原刑事と共に、雪崩事故に巻き込まれた場所へ現場検証に訪れる。しかし、突如何者かからの襲撃を受ける。駆け付けた元太、光彦、蘭の活躍もあって犯人は逃走するが、大和警部は自身の左眼に隠された記憶が事件の鍵を握っている事を確信する。
「俺は…、何を見たんだ…!?」
【櫻井脚本の1つの到達点にして集大成】
本作は、コナンにおける櫻井脚本の1つの到達点・集大成と言ってよいだろう。
『絶海』のように大人達が頼もしい硬派な刑事モノで進行しつつ、『ゼロ執』で大人向けになり過ぎた事に対する反省を踏まえてか、事件の全容は比較的分かりやすい。そして、『緋色』で赤井ファミリーそれぞれに見せ場を与えるという無理難題を経験したからこそ、本作では数多くの登場人物にそれぞれの見せ場を与えつつも纏りがある。
“司法取引制度”や“証人保護プログラム”と、それによって生じる諸問題に対する現実的な問いかけを織り交ぜつつ、長野県の雪原や観測所というロケーションを最大限に活かした荒唐無稽なアクションは、「『相棒』では出来ないが、『コナン』なら出来る」という絶妙な塩梅だった。
ポストクレジットで、公安が犯人に迫る冷たい選択も、後味のスパイスとして効いていた。
また、興味深かったのは、本作の脚本を担当された櫻井武晴さんのインタビュー。それによると、劇場版シリーズは公開の1年半前には脚本を書き上げて製作が始まるそうで、となると、本作は2023年の秋頃には脚本が上がっていたという事になる。因みに、櫻井さんが担当した『緋色の弾丸』(2021)は、東京オリンピックを題材としていたが、新型コロナウィルスの世界的流行によって公開が1年延期され、ようやく公開されたかと思えば、緊急事態宣言によって映画館が軒並み休館してしまいという不幸に見舞われた。その経験から、時事ネタとリンクした作品作りは避けようと学んだそうな。
【感想】
大和警部をはじめ、長野県警のメンバーにとって重要な事実を、今後の原作に大幅な影響を与えそうなレベルで今回の劇場版で補完しており、その攻めた姿勢も非常に好感が持てる。もしかすると、原作者の青山剛昌先生は、長野県警の面々の過去の掘り下げを原作で語られていた以上にするつもりはなく、だからこそ本作のような踏み込んだ内容を描けたのかもしれないが。
また、現職の刑事且つ公安警察が、殺人、それも同業者を殺害するというタブーを犯す点も評価したい。特に、少年漫画であるコナンにおいて、正義の象徴である警察官が殺人を犯すというのは、非常に攻めた作りである。恐らく、原作では今後も無いであろう展開なので、そうした劇場版ならではの特別感も推したい。
やっている事は、殺人罪を超えた国家転覆罪に該当するのだが。
伏線の張り方と回収の仕方も丁寧で高評価。
分かりやすいミスリード含め、全ての要素を過不足なく回収して着地させてみせるのは、流石ベテランの脚本家と言う他ない。
刑事達大人組だけでなく、灰原や少年探偵団ら子供達の活躍が描かれていたのもポイント。特に、光彦の機転を効かせた命懸けのハッタリは痺れた。灰原はもう何でも出来るね(笑)
今やシリーズの目玉となり、インフレし続けている荒唐無稽なアクションは、本作では控えめ(控えめ?)である。
左右の山の片方からの雪崩を、もう片方の山からの雪崩で止めるという展開は、「雪崩を止める」という目的が『沈黙の15分(クォーター)』を彷彿とさせる為か、本作では中盤の見せ場になっている。また、今回は全員無事に避難し、“生死を分ける15分”を的確に回避しているのも面白い。
ところで、もう誰もコナンのキック力増強シューズや花火型サッカーボールには疑問すら抱かないんだね(笑)
また、レーザーを反射させる都合上、クライマックスの追跡アクションでコナンが乗るのがパラボナアンテナの破片というのは理解出来るのだが、単なる破片に乗ったに過ぎないはずなのに、平面で一切勢いを失わずに追い続けることが出来るのは凄いね(笑)
せっかく冒頭でお馴染みのスケボーが破損したんだから、博士に直してもらおうと持ってきていたスケボーのエンジンパーツを使って、即席のターボエンジン・スノーボードにでもしてくれたら面白かったのだが。
ゲスト声優の山下美月と山田孝之は、特に山下美月の演技が素晴らしく、「コナンのゲスト声優における女性キャストにハズレなし」に新たな1ページを刻んだ。演技力があっただけに、演じた円井まどかの出番が冒頭のみというのは残念だった。対する山田孝之は、割と本人まんまである。
草尾毅による2代目安室透は、序盤こそ技術云々ではなく、純粋に声が「違う」と認識していたが、気付けばポストクレジットの時には、すっかり新しい安室さんの声が私の中に馴染んでいた。
残念なのは、恒例となりつつある趣向を凝らしたオープニング映像が、本作では割とシンプルで控えめだった事。この点に関しては、前作『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』に大幅に劣っていた。
ところで、私は『ハロウィンの花嫁』(2022)以降、風見祐也のファンであり、彼の苦労人としての奔走ぶりが好きである。今回も『ハロ嫁』に引き続き、上司やコナンに良いように振り回されっぱなしである。監視の為に車内に増えていくブラックコーヒーの空き缶やペットボトルが泣ける。あと、警視庁で電話する際、待ち受けが大ファンの沖野ヨーコだったり、努力も虚しく寝落ちしていた所をコナンからの連絡で起こされるのが可愛い。いつか報われてほしいものである。
【司法取引制度への問い】
本作の犯人である林警部補は、大友隆(鷲巣隆)と御厨貞邦の事件により、恋人である舟久保真希が自殺した経緯から、日本の司法制度への激しい怒りを抱いており、観測所の移動観測車を使って国家機密を傍受し、法改正を行おうとしている日本政府に脅迫を仕掛けていた。
鷲巣と御厨を許そうと葛藤しつつ、司法制度と法改正に激しい怒りを抱くというのは些か理解に苦しむ(普通、2人を殺害した上で、それでも怒りが収まらずに法改正を食い止めようとするものだろう)が、動機自体は理解出来る。
この辺りの動機設定を弱いと指摘する人も居る様子だが、個人的にはラブコメが主ジャンルであるコナンにおいて、恋人の死がキッカケであり、『相棒』らしい法制度への問いかけも盛り込んだ林の動機設定は、コナンの犯人の動機の中でも出色の出来だったと思う。
出来れば、証人保護プログラムによって名前を変えていた大友はともかく、御厨だけは殺害してくれていた方が、その後更なる凶行に走る感情のプロセスとして納得出来たのだが、流石にそれは難易度が高過ぎるので仕方ない。
もしくは、『14番目の標的(ターゲット)』の犯人のように、正体が暴かれた事で激昂し、「やはり大友も殺す!」となった上で逃走し、それをコナン達が食い止めようとするという構図でも良かったかもしれない。
ところで、私は「人間性を変えてしまう程の喪失」を経験していない人間が、復讐や自暴自棄に陥った相手を諭すという展開は、単なる綺麗事にしか感じられず大嫌いである。
だから、本作において林に警察官としての心得を説く役が佐藤&高木ペアだったのは頂けない。彼らは相思相愛のカップルである為、愛する人を喪った林警部補に警察官としての心得を説くというのには違和感があった。
今回の場合、林に説教するに足る立場にあるのは、弟という家族を喪った高明なので、彼が咎めておくだけで良かったはずだ。
「喪っても怒りに囚われず、耐えろ」と。
もしくは、鮫谷というかつての同僚を喪った小五郎が、
「お前のその信念は、お前だけを犠牲にして貫くべきだった。その為にワニを、そして大和警部達を犠牲にしていいなんて事は断じてない。一線を越えた以上、お前はただの犯罪者だ」
と、真っ向から否定しても良かったかもしれない。
余談だが、私はXにてアカウント名で本作の犯人をネタバレされるという悲劇に見舞われたのだが、犯人の情報を事前に頭に入れた上で鑑賞するというのは、その人物の動向を俯瞰した位置から見ることが出来、また違った楽しみ方があった。
また、佐久平駅に着いたコナン達の背後の公衆電話ボックスに居る林を見つけられたり、本作はトリックより動機や目的に比重が置かれていたので、大した損失ではなく済んだのは喜ばしい。
【総評】
コナンシリーズの御約束をこなしつつ、現実への鋭い問い、作品のトーンを硬派でシリアスなサスペンスに仕上げた櫻井武晴さんの脚本力に拍手。今後もシリーズに携わるであろう櫻井さん含め、当分は本作を上回る作品は出てこないと思われる。
King Gnuの主題歌『TWILIGHT‼︎!』も最高だった。
前作でいよいよ興行収入が150億円台にまで届いたコナンシリーズだが、本作が果たしてどこまで興行収入を積み上げるのか、今後の動向に大いに期待したい。
とても楽しめました
可もなく不可もなく。 正統です。
ある意味、正統的コナン映画でした。
コナン映画は、その長所として、魅力的なキャラクターが多数いる事であり、その短所として、キャラクターを活かそうとしすぎると、ストーリーがまとまらないを抱えていると思う。
また、お約束も多い為、尚更、ストーリー展開が難しい。
その中で、この映画は頑張っているとは思うけど、流石にストーリーに無理がありすぎる。
なんか惜しさを感じる映画だったと思う。
もう少しストーリーを練り込めば、名作になった感じがあった。
ただ映像は素晴らしいので、映画館で見る価値はあります。
まあ、現状、競合作も無いしみても良いかも、
昨年よりはぜんぜんいい感じ
総論
珍しく(?)SF部分が少ない作品。SF部分が少ないので、探偵コナンを前面に押し出している。自分的にはこちらの方が好きなのだが、それだと興行的に厳しいのかな!?
余談だが、執行猶予者 及び 今回の犯人はわりと初期からわかりやすい。
【余計なコメント】
①初期のコナンはほんの数秒だが「爆弾が盗まれるパート」をキチンと入れていて、犯人が凶器・爆弾を持っている理由をそれとなく出していたが、最近は全くなかったような気がする。それが、公安を出すことによって、それとなく犯人が凶器を持っている理由を表現できている。そのためか、最近はなぜか公安がでることが多いような気がする。
②それとも、大人の都合で「安室透」を出すためなのかな? 同様に「灰原哀」の出演パートが増え、「毛利蘭」がどんどん弱体化しているような気がした。初期の「毛利蘭」なら、ライフル持った相手にもやられはしないだろうに。。。
③今回すごい気になったのですが、「証人保護プログラム・司法取引」で犯人が、共犯者の人相・場所特定だけで、かなりの差が付いたのは、ストーリー上のためとはいえ、ちょいとやり過ぎのような気がします。レベル感がちょいとあいませんでした。
【終わりに】
まぁー自分的には、今回の映画は、無理やりのこね回しが少なかった気がして、キチンと鑑賞することができた。前回と比べるとシナリオがキチンとしている。今 確認したら、昨年のコナン映画と監督、脚本が変わっているんですね。納得しました。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
メインテーマが良かった
GWの風物詩、みんな待ってた名探偵コナン新作😗コナンファンなら当たり前に知られてる事だが、名探偵コナンの劇場版のメインテーマは作品事にアレンジが違う。和が色濃いストーリーならメインテーマにも、日本独特な楽器が使われていたり、元々サックスのメロディが特徴的な曲だが時にはよりジャジーな雰囲気に仕上がっていたり聴き比べると全然違う。今回はどんなアレンジかな?と楽しみにしてる人も少なくないだろう。本作はある見せ場からの流れでかなりこちら側を煽るようなかなり盛り上がるイントロだったので、とても良かった😗期待値高まるでだし。冒頭の小五郎の電話の内容からちょっと考えられないような会話のやり取りや説明セリフのオンパレードはあったものの、それもコナン印‼️我慢しよう‼️本作も公安が出てきたり、過去の因縁やらでとてもややこしくて、わかりづらい。説明セリフが多いのに、何故かわかりづらい。だかそれもいつもの事って言えばいつもの事なのでそこまで気にならない。ただ、出来ることなら子供でもわかるように分かりやすい話にして欲しい。あえて言おう。もっと説明セリフをなくてし、せっかくアニメなのだから、映像表現でちゃんとアニメでこその物語の伝え方を目指して欲しい。その為にはややこしいストーリーよりはもう少しシンプルなシナリオにしてもいいのでは!?とは言うものの、とりあえずは楽しく見れたのでまた次回作も楽しみに待ちます。
かなりお粗末
冒頭で犯人を逃す(まだ分かる 掴みとしてはいい(いつもの事だけど
推理色濃いめな小五郎さんメインなのに色恋沙汰を絡ませる(久々の小五郎さんメインで長野県警の色恋沙汰を絡ませるのはあまり宜しくない
犯人は即解る(会話ですぐ分かっちゃう
ただその犯人が冒頭でスピーディーにコナンから逃げてるのになんで最後その行動とるねんって突っ込んでしまった(疲れてる訳でもないのに
長野を舞台にしたくてしたくてたまらなかったんだろうなずさんな重機の扱い方(哀ちゃんの見せどころがそこなんだけど、いくら科学者だろうが無理があった(そういう使い方しない物を雑に扱い、レーザーを曲げて犯人に放つのは意味がわからなかった(他にもやり方はあるだろうに何故そうさせたのかが理解不能
今までのコナン映画要素を詰めに詰めた実に杜撰な脚本
(見に行けば分かる
杜撰過ぎて泣けてくる作品
ハロウィンが駄作過ぎたけど、それに匹敵するくらいの駄作
(小五郎のおっちゃんがかっこよかったり長野県警の見せ場もあっていいっちゃいいんだけど映画バリアのせいでハラハラしない(危機には襲われるけどどうせ助かるんやろ?が見えてて
来年の方がまだ楽しめそうなのが強い。
ミステリー路線はいいのですが・・・
今年はここ数年のコナン映画の「ド派手なアクション!恋愛!いっけー!真実は一つ!」から脱却を目指したのかミステリー路線で小五郎が活躍する脱劇場版テンプレコナンな作風は評価するのですが、やっぱりしがらみを断ち切れてない印象を受けました
まず伝えたいテーマがあってそれに沿ってコナン風に肉付けしていくといった工程でストーリーが作れてるのでなく
・小五郎の銃による活躍
・敢助と由衣の恋愛要素
・衛星アンテナを使ったド派手なアクション
・安室さんを絡めた公安の絡み
・犯人は警察官
・最後は警察官としての志でどや
・次回作以降の伏線であろう高明の弟と安室さんの関係
などなど最初からストーリーに組み込まないといけない部品が決まっていてそれらの点を無理やり線で繋ぎましたってのがこの映画な気がしました
そしてミステリー路線なのはいいのですが謎解き要素が後付けが多く関連性も希薄なため「実は犯人はこの人でした意外でしたか?」と言いたいだけのストーリーで推理に参加できません
「ワニ」に反応しなかったというのが犯人特定のポイントだと思うのですが、ちょっと安易すぎるしストーリー理解してなくてもここだけ気づけば犯人わかっちゃのは推理とは違う気がします
あとここ数年毎年言ってますが、犯人の殺人動機が軽いというか納得できないです
恋人を殺されて復讐心を抑えきれないならわかるのですが、強盗犯の2人を素っ飛ばして司法取引改正が許せないってちょっと共感できないですね
あと自殺した娘も父親に結婚を報告しようとするぐらいの恋人が居たにも関わらず足を怪我して選手生命絶たれて自殺ってのもうーんって感じです
足を怪我した後父親に結婚の話する機会はあったんじゃないですかね
恋人の警官も彼女を支えること出来なかったなら責めるべきは司法取引改正ではなく自分では
敢えて強盗殺人ではなく間を空けてからの自殺という設定にした意味はなんなのかと
犯人の警察官も街中でぶっ放したり他に目撃者が多数いるなか殺害しようとしたり計画性無さ過ぎて無法過ぎるでしょ
あと強盗犯が自殺した娘の墓に花供えるってのも私には理解できませんでした
そんな繊細な人が強盗する?
てっきり恋人が花を供えに来てるかと思っていました
犯人をすぐ特定されないよう複雑にしてるのかもしれませんが筋が通ってない継ぎ接ぎだらけのストーリーに感じました
謎解きに関しても敢助がフラッシュバックして犯人を思い出してそれを聞いたコナン君が小五郎のおっちゃんにメールして解決
サブタイトルの隻眼のフラッシュバックってまんまそういうこと?!
「真実は聞いてメール!」
流石に雑すぎるやろ・・・
あと気になってるのがここ数年コナン君の名探偵っぷりを感じられません
正直今回の内容であれば元太君でもいけちゃいますよね
安室さんに電話しまくってヒントもらうのもなんだかなーと
今回であればサブタイトルは眠らない小五郎にして
ストーリーは小五郎の警官時代をじっくり掘り下げワニと捜査した未解決事件だったりをメインテーマにして、コナン君が名推理で真相に迫るもあと一歩解決できなかったりピンチになったりを小五郎が過去の経験や事件の記憶を元にカッコよく解き明かすみたいに小五郎も決める時はバシっと決める的なストーリーでよかったのでは
やっぱり色々欲張って結局全部中途半端になってる気がします
そういった映画ならではの特別感や登場人物の過去や知られぜる真実みたいなのが今回無かったのも物足りなさを感じた理由のひとつです
それと周りの登場人物がもうコナン君を子供扱いしてないのも違和感を感じます
「見た目は子供、頭脳は大人」は内緒の設定だから意外性があって面白いですよね
コナン君自身も今回全然隠す気ないですしね
最後の犯人追い詰めるシーンの壮大な衛星アンテナの目くらましも、とりあえず衛星アンテナ使って派手なアクションぶち込んどけ的な無理やり感が
コナン君のスケボーといっけーを毎回無理やりねじ込むのではなく、ドラえもんじゃないですが阿笠博士の新しい発明品を使ってコナン君が活躍した方が観てる側は楽しめる気がします
といった感じで変化というかミステリー路線回帰は感じたのですが上手くかみ合ってない印象でした
やはりド派手なアクションを期待されている方、登場人物たちの恋愛模様を期待してる方、本格的なミステリーを期待されてる方
それら全員が満足できる内容というのは難しいと思いますが、もうちょっと頑張ってほしいところです
次回作も期待しています!
とても良いサスペンス
期待通り
大人向け作品でストーリーが素晴らしい出来だったと思います。アクションシーンを抑えていたのが良かったと思う。シリーズのファンはそれぞれ思うところがあると思うので、正直今ひとつとか物足りない又は全然駄目とか言うファンもいるとは思いますが、毎年この時期に公開されるのを楽しみにしているファンもたくさんいると思います。
期待通り面白い作品に仕上がっています。
近年では、黒鉄のサブマリンと同等位良かったと思います。個人的には人気キャラクターよりサブキャラクターが活躍する作品の方が人間描写を深く掘り下げることができると思う。来年の映画も超サブキャラクターがメインの様なのでどういう作品になるのか今から非常に楽しみで仕方ありません。
たまには、こういう作品があっても良いと思います。
おっちゃんが格好良い回
おっちゃんが格好良い回
今回のおっちゃんファインプレー連発で小五郎さん好きにはいい
ワニとおっちゃんの飲んだくれてる写真で最後うるっときてしまった
長野県警の恋愛模様いい…エピローグのあの引きはもうちょっと続き見せてほしいくらい良かった
今回は小五郎さんメインっぽかったからストラテジー以来の推理パートあるかと思ったら、新一からのメールでいやそこは外すのかと残念だった
本気になった回は小五郎さんに花を持たせて欲しかった
■イマイチ読み取れなかった点
婚約者の自殺→そこまで追い込んだ犯人が憎い→司法取引で罪軽くなるのはわからん、まではわかるが、婚約者が自殺した背景の描写が薄く感じ、なんで自殺したんだっけっとなった。
時系列がバラバラに描写されるため、うまく整理できていないかもしれないが、親の頼み→そのまま自殺?の流れで合ってる?
親との会話含めて前後の文脈で、自殺する感じに見えないから混乱してしまった
あと、刑務所に残ってる仲間問題放り投げられた?
出所したら殺されるやん
せっかくの感動場面がその問題解決できずにいたからもやもやした
■好きなシーン
酸素ボンベをあの距離まで蹴り上げるコナンとシューズの性能やべぇよ
高木刑事が当たり前のようにボンベ補充してる姿に笑った
蘭姉ちゃんの格闘シーン、対銃器に対する戦い方がガチっぽい(グ◯ザイアを思い出した)
高明さん落下スピード速すぎません?
ワニィーー!大和警部ゥーーー!!
ワニ?遊びじゃねぇんだ!眠らない小五郎
終盤のカーチェイス、クライマックスの見せ場がいつにも増して120%完璧に『ワイスピ』すぎて、脳内でドム達ファミリーに置き換えるの余裕すぎた。流石はシリーズ屈指のワイスピ度を誇る『黒鉄』脚本家・櫻井さん!あと、コナン映画の犯人、バイク乗りがち(ex.『14番目の標的』『迷宮の十字路』)?
小五郎 ✕ 長野県警組 = シブい!「コレでおっちゃんメイン(と言えるの)か?」と思いながら観ていたけど、最後の最後に「やっぱりそうだったのか!!」と途中の演出の意味がわかって納得!小五郎のおっちゃんが格好良さ出せるところって言ったらね、やっぱりそこだから。見せないブラックアウトとホワイトアウト、シーン変わりの黒フェード多用。おまけに、今回も安室に理不尽なパワハラされながら、みんな大好き風見警部補も大活躍でよかった(実質もはや第三・影の主人公と言ってもいいのでは?)。…からの、この閉鎖的で歪んだ国家の闇も。
敵をだますには先ず味方から?赤マフラーを蝶ネクタイの代替にしたコナン君の、おっちゃんや警察など大人組に合流するための作戦が、『トラップ』のジョシュ・ハートネット演じる主人公くらい強引すぎて爆笑した。にしても光彦、流石にコナンと修羅場を乗り越えてきたからといって、リアル7歳があんな銃声や大変なことになっている現場に大人も連れずグイグイ行くかな〜と不思議に思った。長野県警組は良い、好き。幼馴染の好意に気付かない鈍感男、という鉄板の図式。彼らを大スクリーンで見られるだけで◎。総じて展開としては読めるものだったけど楽しめた!
P.S. 寄りの作画は映画クオリティでもロングショットなど引きの画になると安定しなかったり、口パクの甘さが気になったりしてしまった。
おっちゃんが今回眠らない!
兵は詭道なり
名探偵コナン 隻眼の残像
どっぷりのコナンファンではないので、長野県警絡みのTVシリーズを、配信で観てから。
なので、スッと話に入って行けました。
面白かったです。
クライマックスで、いつものテーマ曲が流れた時は、最高潮。
小五郎さん、ゴルゴ13か。
どの映画よりも濃い
期待してなかったけど……
長野県警のイチャつきというか 良さを知れた事が1番大きいと思う あまり予習せずに行ったけどそれでもとても満足できたし 高明と勘助に惚れるしかない 小五郎もサラッと活躍していて惚れる
久しぶりの映画だったけど楽しかった!
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