プロジェクト・サイレンスのレビュー・感想・評価
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犬好きにとっては・・・‼️
韓国の大橋における濃霧、玉突き事故、タンクローリーの横転による有毒ガスの発生、電波喪失による通信障害、救助のヘリコプターの墜落、ヘリの墜落に伴う大橋崩落の危機、そして移送されていた軍の軍事実験体である暗殺犬「エコー」の襲撃、そしてそれを隠蔽しようとする政府からは見捨てられる・・・‼️考えられる限り、最悪の状況を揃えたパニック・スペクタクル映画ですね‼️娘との父娘関係に悩む主人公、自信がなく海外遠征に行きたくない女性プロゴルフ選手とその姉、認知症の妻とその夫みたいな、人間ドラマもありきたりだけど、それなりに充実していて面白い‼️ただ犬好きにとって、犬じゃないとダメだったのかなぁ、みたいな感じはする・・・‼️
あら?意外と面白いですねぇ
韓国映画を初めて見たが、日本の映画とよく似ているなーと思った。ある意味日本映画に似てるところが違和感なく見ることができた要因の一つなのかも。
ストーリーの一部分だが、例えば政治家の利権…霧の中で逃げ回る…未知の生物などなど映画で使われるネタとして新しいものはほとんどない。
ストーリーも似たようなものはたくさんあり、無難なお話なのでつまらなくはない。演出も、音も俳優の演技も感じたことのあるものばかりなので安心して見られる。
この映画を観て韓国映画は素晴らしいなとは思わなかったが、韓国映画もこれから観てみようという気持ちになった。また一方で韓国映画らしさを見つけられるように頑張りたい。
⭐︎3.6 / 5.0
芝居がウザい
デカい芝居は韓国のお家芸ではあるけれど…やり過ぎじゃね?その癖の強い芝居のおかげで緊迫感も萎える。いちいち「コレはお芝居です!」と威丈高に宣言されてるようで、イライラしてくる。
それでなくとも本作は、やけに説明が多かったように思うし、舞台装置も少々クドい。
まどろっこしいシーンもなくはなくて…時間稼ぎをされてるような感覚にも。
物語は、まぁなんて言うんだろ?犬に襲われる映画だ。それ以外にない…。
親子の話とか次期大統領候補が張本人とかあったけど、犬に襲われる話を覆す程のウェイトはない。
いっぱい説明してくれてたけど、まぁ、蛇足に過ぎなかった。どうせなら、犬を主軸にした方がまだ良かったんじゃなかろうかとボンヤリ考える。
cjnnってよく目にする会社だけど、恋愛コメディ系のドラマをよく作ってたような…そのへんのノウハウを丸ごとぶち込んで、スリルとコメディの両立が出来なかった感じだろうか?
ちと楽しみにしてただけに残念だった。
続編の予感
イ・ソンギュンの最晩年の作品なので、早々と予定を立てて見に行った。
カメレオン俳優チュ・ジフンは「ランサム」同様、胡散臭い雰囲気で登場したので、しばらく彼と認識できなかった。
韓国のパニック映画は実に面白い。
尺も無駄に長くないので、飽きることもない。
ゾンビものも何作も楽しんだが、今回は犬。
続編を想起させるラストが余韻を残す。
スカッと
安定のパニック映画
Barely
時間帯的にドンピシャだったのが4DXの上映だったのでそのまま飛び込んで鑑賞。
ちょい久しぶりの4DXだったのでワクワク多めでしたが、早い段階で動きまくりで4DXとの親和性を過去1感じられる楽しいパニックものでした。
なんてことない出来事が発端になって起きていくパニックというところはしっかり怖く、配信者の暴走運転で巻き起こってしまった玉突き事故はリアリティもあり恐ろしく、そこに獰猛な犬を混ぜ込んでファンタジーな感じも強めていくというのが良かったです。
玉突き事故の様子が容赦なく、急には止まれない車に霧で前が見えづらいという要素を掛け合わせているもんですからそれはそれはクラッシュクラッシュ、被害も尋常じゃないですから肝が冷えました。
そこからの火災も発生、暴走した犬が襲い出し、救助しにきたヘリすらも大惨事と、橋の上のそこまで距離のない道のりとは思えないくらいの被害量で圧倒されました。
犬も結構強いんですが、武装連中がそこまで強くないせいかちょっとバランスが悪い気がしてしまい、一般市民であるジョンウォンたちの戦闘スキル高すぎない?となってしまうのはもはやご愛嬌かもしれません。
通常の上映でもスリルはたくさん味わえたと思うんですが、4DXになると序盤の玉突き事故でクラッシュしていくたびに跳ね上がるくらい座席が動きますし、ヘリコプターが爆発四散していくところも振り落とされるんじゃってくらい動きますし、車が落下しようもんならお客のことを後回しかってくらい動き回ったりと、4DXの良さを全面的に引き出す暴れっぷりには思わずニコニコしてしまいました。
キャラクターはそこまで尖ったキャラはおらず、この手のパニックものの王道なポジションそのままって感じでした。
その中でもジョンウォンは主人公のはずなのにどうにも考え方が短絡的というか消極的というか…その点でもこの人は応援し甲斐が無いなぁとなりました。
その点、たかりばっかしてると思ってたレッカーがたくさん活躍してくれますし、良いやつそうそのまま真っ直ぐに活躍してくれるのでそこも良かったです。
娘はすぐに飛び出るのが良い方にも悪い方にも転がったりして心臓に悪かったり、他キャラは記号的な配置で意外性は無いんですが、この手の作品ではあり寄りだなと思いました。
ドラマ部分も詰め込みすぎな気はしましたが、なんやかんやまとめて解決にしにかかるパワープレイ、嫌いじゃないです。
よくそこまでやりきったな!というくらい清々しいラストシーンは爽快感もあり、パニックものとしても一本の映画としてもエンタメしてて良かったです。
韓国映画のパニックものの強さを改めて感じる一本でした。
続編はそこまでいらないかなとは思いますが、また面白いアイデアで盛り上げてくれたら嬉しい限りです。
イ・ソンギュンさんのご冥福をお祈りします。
鑑賞日 3/4
鑑賞時間 10:50〜12:40
座席 C-16
犬好きには…。
交通事故、火災、崩落する橋に殺人軍用犬プロジェクトの盛り盛りなパニック作品。テンポ良くありがちな設定だけどツボを抑えて悪くない。
とは言え犬好きにはちょいキツイ…。
犬は全く悪くないけど悪役。
ヨガフレーム?火炎噴射器?
ハイハイよくある韓国映画、でもオモシロイ!
ディザスタームービーの定石通りに話が進みますが、気持ち良く観終えることができる
生き残った人々がヒーローを中心に決死の脱出に挑む。
秘密のプロジェクトの存在を隠ぺいするために、閉じ込められた一般市民を犠牲にしようとする政府。
自分だけ助かろうとする者、互いに助け合う老夫婦。
職業の特技を使ってピンチを乗り越える。
反目していた親子も助け合ううちにわだかまりが解ける。
ディザスタームービーのお約束の連続ですが、本当の悪人は一人だけで、
脱出した際には、1発で殴り倒し、すべてを明るみに出して、
親子仲良くハッピーエンドなので、ちょっとすっきりするため、気持ち良く観終えることができて良かった。
しかし、その頃…と言うところまでお約束どおりでした。
崩壊した端から、実物大の車が次々に滑り落ちる様は迫力があり、CGもさすがに良くできてました。
金かけたドリフの大爆笑にしか見えない。
オープニングのYouTuberが原因の多重事故、レッカー車の戦車みたいな登板力。最後のレッカー車に繋いでいた例のアレが滑っていくところ。
笑わせようとして作っているとしか思えない演出に違和感ありまくりんぐ。
たった、数匹のワンちゃんに振り回されるのだが、そんなに慌てるような事だろうか?車に入っていれば、犬畜生はドアを開けれないし...。
ワンちゃんがCG丸出しのところもなぁ?多重事故の橋のセットを実物大で作り、カースタントも実車を使っているが、肝心のモンスターがショボいと台無しに。
わざわざ、映画館で見るまでもないと思う。イ・ソンギュンのファンにだけお勧め。
みたいものをみせてくれる
事故により倒壊しかかった橋からの脱出劇(と思ってた)が何故プロジェクト・サイレンスなのか、と思ったらそういうことか。
オープニングから(こういうの好き)、壮大な音楽の流れるエンドロール(こういうのも好き)まで、これでもかこれでもかの危機また危機の連続。ディザスターフィルムお決まりの人間模様もくどくなく、物語の流れにしたがって解ってくる脚本と演出。(こういうの大好き)
二枚目だけど非情さも少しある主人公のイ・ソンギュン、
「ランサム」に続いて男前だけど三枚目パートのチュ・ジフン。まさにはまり役。
下手に奇を衒ったり、オリジナルを改変したりしてガッカリさせられることが多いけれど、これでいい。
観たいもの(観たことのあるもの)を観せてくれる。
観終わった後の満足度大でした。
イ・ソンギュンさんはとてもいい声をしてるのに、吹替版の上映が多いのが残念。
続きが作れそうな終わり方だっただけに本当に残念。
ファーストキスの松たか子じゃないけど犬があまり好きじゃない。それでも昨年観た韓国映画で犬っていいなと思ったのに、ゴルフクラブであんなことするんだ。
イ・ソンギュン R.I.P.
何だろうイラッとした(笑)
事故の起こり方からサバイバルの現場まで、知能指数の欠如が累積するカオスだった
2025.3.4 字幕 イオンシネマ京都桂川
2023年の韓国映画(96分、G)
空港大橋の崩落に巻き込まれる行政官と市民のサバイバルを描いたスリラー映画
監督はキム・テグン
脚本はキム・テグン&パク・ジュスク&キム・ヨンファ
原題は『탈출: 프로젝트 사일런스』で、「脱出:プロジェクト・サイレンス」
「プロジェクト・サイレンス」は、劇中に登場する国家機密プログラムの名称
物語は、韓国内で人質が絡むテロ事件があり、その対応策をどうするかという国家安全保障室の会議が描かれて始まる
矢面に立つ室長のチョン・ヒョンベク(キム・テウ)は次期大統領候補となる人物で、行政官のチャ・ジョンウォン(イ・ソンギュン)は彼を懸命に支えてきた
会議でも室長の代わりに答弁を行うなど、次期総理に向けての根回しを行なっていた
彼にはオーストラリア留学を控えている娘ギョンミン(キム・スアン)がいた
その日は出発の日で、ジョンウォンは娘を空港まで送ることになった
ギョンミンは亡き母(ソン・ユヒョン)の絵本を大事にしていて、それを持って旅立つことになっていた
ガソリンを入れるためにスタンドに寄ったジョンウォンだったが、そこにいた店員が不当にお金をくすねようとしていると感じ、「後で店長に払う」と言って、支払いをせずに空港に向かってしまう
店員のジョー・パク(チュ・ジフン)は、慌てて彼を追うことになり、自前のレッカー車で空港に向かうことになった
一方その頃、仁川国際空港では、遠征に向かうプロゴルファーのシム・ユラ(パク・ジュヒョン)とマネージャーの姉ミラン(パク・ヒボン)が言い争いをしていた
また、認知症を患うソンオク(イェ・スジョン)とその夫ビョンハク(ムン・ソングン)もいて、彼らは空港からソウル行きのバスに乗り込んだ
バスはソウルを目指すものの、その車線には個人配信をしている暴走男(ムン・ビョンジュ)がいて、濃霧の中をあり得ない速度で走っていた
案の定、事故を起こすことになり、それによってタンクローリーは横転し、多重の衝突事故が起こってしまう
ジョンウォンは助けることもなく、そこを通り過ぎようと思っていたがギョンミンは居た堪れずに救助活動をしようと言い出す
そして、車から降りたギョンミンは、そこでガードレールに頭を打ちつけている「E9」と言うタグのついた犬と遭遇することになったのである
映画は、このE9が訓練された軍用犬で、ICチップによってコントロールでき、テロ対策などで使用される目的であったことが判明する
事故現場には、空港から基地に輸送される軍用犬が積載されているトラックがあり、E9はそこから逃げ出していた
その車両に乗り合わせた開発者のヤン博士(キム・ヒウォン)はそれらを制御できると知っていて、元のゲージに戻そうと命令を発する
だが、E9だけは指示に従わず、やがて全頭が制御不能になって、事故を生き延びた人々を襲い出してしまうのである
物語は、この軍用犬から逃げると言うサバイバルになっていて、政府の人間であるジョンウォンは国家権力を使って事態を収束させることができると考えていた
だが、そのプロジェクトは国家情報院が主導していたもので、その発進となる許可を出したのは室長だった
室長は関係閣僚から「決断」を迫られることになり、軍用犬の始末よりも救助を優先してしまう
だが、軍用犬の能力は特別で、派遣された軍人をあっさりと制圧し、ジョンウォンたちはさらに苦境に立たされるのである
映画は、ざっくりとしたスリラー映画になっていて、相手は訓練された軍用犬に思えるのだが、実際には選挙を見据えた時期における「政局への影響を考える人々の思惑が相手だった」と言うものだった
その板挟みになるのがジョンウォンであり、その思惑を暴露するのがジョー・パクと言う構図になっている
政治的な判断を理解するジョンウォンだったが、その判断が「現場にいれば行わないこと」であることを理解し、室長と全面対決状態になるのである
ひょっとしたら国権発動で橋ごとミサイルでぶっ壊すのでは?と思わせるほどなのだが、そこまで酷いことにはならないので安心した
もし彼が大統領だったらどうかはわからないが、現場にジョンウォンがいなければ、サクッと橋ごと爆破していたかもしれない
それでも、犬は泳げるので、それが最後のオチになっているところはニヤリとさせられてしまう
いずれにせよ、逼迫しているスリラー映画なのだが、登場人物全員アホと言う感じになっていて、やってはいけないことをやりまくっていくと言う映画になっていた
ここまで来ると、どこまで悲惨な状態になるかと言うコメディ映画にも見えてきて、最後のゲージが飛んでくるシーンは笑ってはいけないと言う感じに結ばれていた
報道陣のいる前で室長を殴るとか、プロジェクトを暴露するなど、その後がどうなってしまうのかわからないのだが、ともかくハッピーエンドのように描かれている
実際には110名の犠牲者と十数名の軍人などが亡くなっている悲惨な事件なのだが、それ以上に国家の闇との対決姿勢になっているのはわざとなのかなあと思った
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