LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族のレビュー・感想・評価
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ただカッコよくシリアス
ただカッコよくシリアスに仕上げているが、ルパンシリーズのなんでもありは踏襲してる。ゴミ人間と島民はルール適用外?右衛門の肉削ぎも完全復活で、ヤエル奥崎は火力マンセーサイボーグに成り果てた。昭和のご都合主義ok!
短編劇場版のラインで進めてるから、最初に次元がいつになくマジじゃねえかと言うけどずっと真面目モードだったような気がする。ブレないのok!
ムオム強すぎなのに致命傷ないのは奇跡か不思議か。伏線いっぱいで最後の砲弾一発逆転は昔よくあったテイストで懐かしい。
矢の名手、意味あった?
で、表のテーマは永遠なんてくだらねえ、裏のテーマは武器よさらば、監視社会なのかな。
唯一のホロリポイントは小林清志のクレジット。
バカモン!!!!(褒め)
2014年からⅢRDシリーズの新作が出るたびに観て、ようやくその終着点(?)である劇場映画が公開。
復習がてら墓標、血煙、嘘、二人のルパンを観てから臨みました。
その感想ですが...
あえうおうあい、あうあういうい
(ヤエル奥崎、活躍しすぎ)
新録無しで劇場デビューし損ねたビンカムも癖が強くて好きだったんですが、まさか生き残った二人も劇場で死んでしまうとは...
ヤエルは前述の通り活躍の場があったので良かったですが、ホークにいたってはムオム様の圧倒的なお力をお見せさせる為にお星様にされてしまったので☆-1。
殺し屋とはいえ、前作で生き残れたキャラがその後死んでしまう展開が好みではないので、とても悲しい。
そして他の方も書かれているように、物語の散らかってる部分は確かに引っかかるなぁと。
次元や五ェ門が比較的活躍できていなかったのは、ルパン一味の結成や技術がまだ浅いからかなーと解釈しました。
とはいえ、戦闘シーンや作画、台詞回りは極めてよかったと感じます。
作画を崩しつつ迫力、雰囲気を前面に押し出す見せ方が個人的にはかなり好みで、こういった作風のルパンはずっと観ていたいです。
ムオム様のキャラも尖っていて印象深く、不死へのアプローチが違うという点や「男を騙しすぎ」など、マモーへのリスペクトを感じました。
サリファはあれで終わりなんですかね...?
もっと罵倒して欲しかっ...
その後に改めてvs複製人間を観ましたが、このまま単純に繋がるように作ったとは思えないと感じました。辻褄が合わなかったり...
なのでマルチバース的な、小池監督版の複製人間が出る可能性があるかもですね。
いま一歩足りない
IIIRDシリーズの完結編。
圧倒的な強さの敵を前にハラハラの展開ではありましたが、もう少しキャラクターの内面(特にルパン)を描いてほしかったと思います。
予算やリソースの関係なのかもしれませんが、90分程度の尺では短すぎるのではないかと感じました。
冒頭はこれまでのあらすじのまとめでエンディングも長めなので本編は80分くらい?で映画というには内容込みでやや物足りない印象です。
短い割にぽっと出のバックボーンなしのキャラや、余計なザコ敵との戦闘が多くかつ一味の見せ場もそんなになし。
島でのストーリーがほとんどなので、場面転換したエピローグの語り的なパートがもっとあれば余韻が残ったのかもしれません。
ちょっとあっさり終わってしまったなぁという感想です。
話の骨組みは良くとも肉付けがちょっと雑。
世界観は大好きなのでせめてもう20〜30分観たかった。
これだけだと.....
正直この映画だけ見た時、残念という感想が一番最初に出てきた。
毒ガスで弱っていくルパン一味、いつものように最後の最後に5人で協力してやり返す場面も特にないまま、みんなよくわからんマモーの出来損ないにボコボコにされていき、ルパンが半分弱ったまま、流石の推理力ではあったが、ギリギリ死にかけで偶然勝った...という解釈が一番正しいんじゃないかと思うぐらいにはみんなダメダメだった。次元なんて酷いもんだ。最初に倒したヤエル奥崎よりも見せ場が少ないどころかゴミ扱い...五ヱ門も空手の応用のような波動でやられ、不二子なんて炙られかけるという始末。銭形に関してはほぼ記憶にないぐらいだ。
こんな点を考えると正直残念だった。
でも投げやりで複製人間を見てみたのだ。
少しずつだが繋がるところがあった。次元の異常なまでの帽子への執着は、この映画で帽子を無くしてしまったから、五ヱ門も様々なものを切り倒し、ルパンも不二子もケロッとしてふざけきっている。ジャケットの色、キャラクター性、色々なところを加味すると、なかなか無理矢理感が酷いが、でも繋がるところは確かにあるように思えた。だからこそ、この映画を見た時に複製人間を見たい!!!と思うような内容でないことが本当に残念でならない。
特にこの映画の前日譚。銭形と2人のルパンが最高に面白かったからなお残念としか言いようがない。
しかし私はルパンが好きだし、複製人間と繋げてみるとそれなりに良かったのと、いつも感謝を込めた星1おまけで正直3.5だが、4.5にさせてもらった。もっとこのシリーズを見たかったからこそ、広げた風呂敷をたたみきれなかったこと、とても悔しく思う。
中途半端
この映画を観る前に次元大介の墓標等々を視聴しておきました。
ルパンシリーズを大人向けに原作のハードボイルドに再解釈したシリーズでしたが、この映画はちょっと首を捻りたくなるような出来だった。
積乱雲の中にある謎の島、そこに到着すると飛行機を撃墜されて仲間がバラバラになってしまった! けど、すぐ合流できました。 ……うん?
島に上陸したルパン一行を監視している謎の敵……かと思ったらルパンだけワープしたかの如く変装して敵本拠地に侵入しました。……うん?
「これまでの作品で暗躍していた真の黒幕についに挑む!」とさんざん言っておきながら対面したのはその中ボスでした。……うん?
タイトルにある不死身の血族、という敵存在の謎もあっさりルパンが見破るし、補足説明も敵側がやってくれます。ルパンたちが何と戦って苦戦していて何を目的に行動しているのかよくわからなかった。
黒幕の正体を暴く、そこにあるお宝も盗んでやる! ⇒ 島に到着して冒険 ⇒ あ! 毒だ! 死んじゃうから逃げよう! みたいなスカスカのシナリオだった。
終始逃げているだけで敵と戦わないし、戦っても横槍が入って中断という展開が続くだけ。ボスのムオムも得体の知れなさはあるけどそれだけになってしまった印象で魅力を感じない。
多分続きをやるんだろうけど、それも映画館で観たいかというと……。
「人生はフィクション、楽しむだけさ」
2025年映画館鑑賞72作品目
7月6日(日)イオンシネマ新利府
ハッピーナイト1300円
監督は『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』の小池健
『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』『曇天に笑う』『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』の高橋悠也
粗筋
刺客を送り続けてきた黒幕の正体を突き止め倒すため地図にない禁断の島にやって来たルパン一味と彼らを逮捕するため追って来た銭形警部
島は霧が立ち込め赤い川が流れ廃棄された兵器と刺客の失敗作がうろつく不気味な全容
パワフルでタフなムオムに大苦戦のルパン一味
ルパンVS複製人間のオマージュ?
前日譚?
マモーを務めた尾形かんじの西村晃に寄せっぷりは最高
ムオムの通訳に謎の少女サリファ
アラカン演じる暴力団組長岡谷源蔵と桜町弘子演じる芸者の千代竜を思い出した
ルパン三世といえば視聴率的にも話数的にもコミカルなTV第2シリーズだろう
しかしハードボイルドな第1シリーズを好む通な人も少なからず存在する
ルパン三世には思い入れが強くそれぞれの拘りがありそうでないものは許せないと感じるのはわからないではない
自分はそこまで頭は硬くないし保守的ではないのでこれはこれで良いと思う
小池健監督なりのルパン三世
原作に近いなどと書き込みこの作品を全面的に正当化している者がヤフーで見かけたが少なくとも見た目は原作と全く違う
帽子をかぶってない時間がこれだけ長い次元は初めてで斬新
斬鉄剣をパラシュート代わり?にして落ちていく五右衛門の発想力にドッキリ
やっぱり全裸担当峰不二子のアチアチダンス
今回の峰不二子は単体だけだと峰不二子に見えない
ルパンと次元と五右衛門と一緒で声が沢城みゆきだから峰不二子だと認識できる
レギュラーで峰不二子ほど安定していないキャラはいない
音楽はジェイムス下地
テーマソングはB'z
エンドクレジット長め
声の配役
ルパン三世に栗田貫一
次元大介に大塚明夫
石川五ェ門に浪川大輔
峰不二子に沢城みゆき
銭形警部に山寺宏一
不死身の敵のムオムに片岡愛之助
ムオムに仕える少女のサリファに森川葵
ゴミ人間のルウオに鈴木もぐら
ゴミ人間のフウアに水川かたまり
サリファガールズに島本須美
サリファガールズに高山みなみ
サリファガールズに小堀幸
サリファガールズにゆりあ
ヤエル奥崎に広瀬彰勇
ホークに土師孝也
ビンカムに宮野真守
偽ルパンに堀内賢雄
マモーに尾花かんじ
このシリーズはヤッパリいい(≧∇≦)b
批判の多い今回の映画ですが、ヤッパリいい(≧∇≦)bです。アクションも少なく、LUPINが派手に活躍しているシーンも仲間達(銭形警部込み)の派手なシーンも無かったけど、敵役がなんとなく味方になっていたりするけど(そこには敵役なりの美学があるが)、強そうな新たな敵は三下ぽかったけど、それでもこのシリーズは成り立っているのではないだろうか。原作の雰囲気も漂っていた本シリーズの最後の作品としては続きがあるような気になっている今日このごろです。
最後にマモーが出てきて映画版第一作に繋がるのが良かったなぁ・・・
でも小池監督が話されているように、この『ルパン三世』という素材を活かしたいクリエイターの数だけ作風は千差万別。そこに好き嫌いはあれど次の『ルパン三世』に期待するのもいいのでは。
(だいたい原作は1960年代後半独特の無国籍風で何でも有りの世界観だと思うのですが・・・)
とても惜しい作品
第1作品目の映画に繋ぐためのストーリーであるために消化不良な箇所が多々見られた。時間の制約で敵側のキャラが呆気なく退場したところも思うところがあったが主要キャラは各々の見せ場があり見ごたえを感じられた。コメディ感が少なくハードなキャラクター・ストーリーは原作のルパンを彷彿出来た。ただ、敵の正体は序盤で察することが出来たので驚きがなくもう少し丁寧に隠してほしかった。第1作品目に続くにはキャラクター性が違うのでこの流れで是非リメイクをして欲しい。
映画館に行ってまで見る必要はない
かなりバトルが多めだけどシリーズの中で一番バトルが面白くない。敵のムオムにも魅力がない。今までの敵に比べて不気味さやカッコ良さ全て劣る。そんなつまんないキャラにルパン一味がひたすらやられるシーンを延々見せられた挙句に、実は島で~、ここが心臓で~というフワっとした決着に映画館に行って金を払ってまで見る価値はないなと思った
「Dead or Alive」が好きならオススメかも
個人的には結構好きなのだが、好みが別れるとは思う。
あくまでもLUPIN THE IIIRDシリーズの劇場版なので、「パンツ一丁で不二子ちゃんにダイブするルパン三世」を期待して見に行くのはおすすめできない。
逆に、「真面目で渋いルパン3世」がみたい人には強くおすすめできる作品ではある。
この映画を見た後には「ルパンVS複製人間」
を見ることをおすすめする。
俺が観たかったルパンの集大成!だったはずなのに・・・
「次元大介の墓標」から10年越え、MCUみたいなルパン三世のシリーズものですね。その集大成となる劇場版、大いに期待させてもらったんですが・・・
【ネタバレ】
う〜ん、ちょっと期待が大きすぎたかな。いや、嫌いじゃないですよ、面白かったと思います。でも、期待の範囲内って感じ。
前4作を続けて見れたのが良かったかな。まさに集大成に相応しい絡みまくりの劇場版ですね。特に「次元大介の墓標」で出てきた殺し屋も大活躍。その反面、五エ門の時の殺し屋は瞬殺でしたが・・・
ハードボイルドタッチで、命の危機に陥るルパンファミリーは、ハラハラドキドキで見応え十分でしたが、SF設定のせいか、リアル感に欠けるような。あっと驚く真相も、そう来たかったって感じで、面白かったことは面白かったんだけど、やっぱり出来過ぎ感が・・・
ムオムとサリファもキャラ的には面白いと思うんだけど。(森川さんの声が特に良かった)
まぁ、意味深の割になんだったのかが、よくわからない。特にサリファの存在って何?
今回の劇場版は、マモーのリメイクかと思ってたら、まるっきりの前日譚でしたね。
ラストはルパンが逮捕されたってところで終わって、マモーの劇場版が死刑になるところから始まる。うーん、そのものズバリでした。
おっと、言い忘れてた。
聞き馴染みのあるあの音楽が全く流れなかったと思うけど、全然、違和感なかったですね。むしろカッコよかった。B'zの主題歌も最高でした。
エンドロールが2回あるみたいで、そこも楽しめたかな。
ハッキリ言えば、見る価値はほぼ無い
打ち切り漫画の最終回みたいな映画
過去の中ボスがたくさん出てきて、なぜか助けてくれる
そして奴は四天王最弱といわんばかりの無意味な新キャラ達→そして即退場
ルパン以外で本筋に関する仕事したのは銭形と敵の中ボスだけ。その中ボスの仕事は次元かゴエモンにさせたら良かったんじゃない?
今回のルパン映画で唯一良かった点は、EDの絵がカッコよかったとこだけ
思っていたのと違う..
このシリーズは大好きでかなり楽しみにしておりましたが、戦闘がかなり多く、ボコボコにされているのを見てなんか悲しくなりました。
次元大介の墓標や血煙の石川五ェ門の時のような、次元の渋さ、石川五右衛門のかっこよさがあまり見受けられませんでした。
あと、ムオムが某アニメキャラの設定に似ていました....
また、ヤエル奥崎と次元大介の決着もしないままですし、ホークは崖から落とされて以降出てこないですし、序盤に出てきた弓を持った敵キャラも
ちょっと邪魔してそれ以降出てこないですし、
戦闘シーンももっと張り合ってほしかったです。
もっと尺長くていいんで、納得できる作品が見たかったです。、
無かった事にして下さい
1st、対マモー、カリ城なんかの旧いルパンの亡霊に憑りつかれて、長年ルパンを追いかけてきた。「次元大介の墓標」に出会って、そのシブさ・カッコよさ・エロさ・音楽の良さに心を盗まれてしまい、小池ルパンに傾倒してきた。劇場版が作られる気はしてたし、「墓標」のラストの事からも対マモーのリメイクになるものとばかり思っていた。期待を胸に、いざ劇場へ。…ん~何じゃこれ。こんなファンタジックホラーバトルアニメを観にきたんちゃうねん。なんかみんな追いかけられてボコられるだけ。奥崎さんの方が活躍してるやん。ルパンに狡猾さもシニカルさの欠片も感じられん。次元も五右衛門もシブさや強さがあんまり感じられん。不二子のエロさも足らん。何でルパンはダサいポロシャツなん?次元はなんでハット被らんの?銭形は終始パイロットスーツ?何か自分の中でコレジャナイ感が膨れ上がってしまい、期待が大きかった分残念で仕方が無い。対マモーのリメイクやったらあかんかったんかなぁ。返す返す残念。そう言えば自分は007シリーズも好きで、丁度クレイグボンドの「カジノロワイヤル」に衝撃を受け心盗まれたけど、その後の作品がどれも面白いと思えず残念な気持ちになったのを思い出した。
自分にとっての全盛期ルパン
長らくルパン三世の新作を全く見ていませんでしたが、
今回、約30年ぶりの新作2D劇場版という事で劇場で鑑賞。
子供の頃、熱心に見ていたルパンはTVシリーズのPART2でした。
PART1も好きですが、私にとってのルパンは赤ジャケットの彼です。
毎週、ルパンや次元や五右衛門たちと一緒に世界中を旅した気分に浸っていた子供時代でしたので、数年に及ぶTVのPART2が終わった時はかなり寂しく感じたものです。
そのPART2が人気絶頂だったあの当時に公開された映画が「ルパンVS複製人間」、当時はサブタイトル無しの「ルパン三世」というタイトルで公開され、ルパンの集大成といった感がありました。
途中、あの人物の登場で分かりましたが、今日鑑賞したルパンは、「ルパンVS複製人間」に繋がる物語で、私が子供の頃に見ていた、あの大好きなルパンでした。なので、久々に童心に帰って夢中でのめり込み。大満足で劇場を後にしました。文句なしの星5つです。
ただし、「ルパンVS複製人間」を知らない人にとっては、意味不明で腑に落ちないラストだったと思いますので、この映画鑑賞前か後に「ルパン三世 ルパンVS複製人間」(1978年公開)を観ることをお勧めします。
小池健監督新しい作品待ってます!
今回の作品とても面白かったとは心から言えないのが個人の感想です。
面白かった点として、
・各キャラクター(次元、五右衛門、銭形、峰不二子)が1人1人活躍していて、どのキャラクターが好きでも楽しむことができた。
・戦闘描写がとても綺麗に描かれていてワクワク感はとても良かった。
・主題歌のB'zの曲がルパン3世ととてもマッチしていて楽曲としても、主題歌としてもどちらも最高だった。
この3つが今回の映画の良かった点として個人的に思いました。
ですが悪かった点として、
・ルパンの良さがあんまり出てきていない。
・謎が謎のまま終わってしまった。
・他の作品を見ていないと楽しめない。
この3つが個人的には残念だと思ってしまいました。
今回の作品は映画のキャッチコピーでもある通り、
「すべてのルパンにつながる話」
とあるようにいわばこのお話自体は、小池健監督が書いためちゃくちゃ綺麗なあらすじ映画みたいな感覚だった。
個人的にこの作品の前、小池健監督の4作品が他の監督の作品に引け劣らないし、さらに画風や物語の構成がものすごく好きだった為、前日譚にしちゃうのはもったいない気がして悲しかった。
あと今回は順当にいけばルパンが活躍する話なはずなのに、あんまりルパンが活躍していない印象ではあった。
確かに島の謎を解き明かして、最終的に物語の結末を終わらせたのはルパンであるが、作中次元が言っているように、
「ルパンは逃げ足が早い泥棒」
そこがルパンの良さだと個人的にも思うのだが、島からどうやってルパンが逃げてきたのかが書かれていなかったり、そもそも今回の話的に逃げると言うよりか、立ち向かっていく話だった為ルパンの良さができっていない印象。
前の4作品がとても綺麗に各キャラクターの良さが出ていて、さらに脚本も良かった為ものすごく物足りない感が半端じゃなかった。
小池健監督のルパン3世として前日譚にするのではなくて、謎も全部回収して終わって欲しかった気持ち。
とは言えこの作品自体、映画の予告でも言っていたように前日譚としてはものすごく次が気になる展開で、自分自身家に帰って速攻ルパンvs複製人間を見てしまった。
一本の映画として見るのではなく、今回の作品は次につながるためのあらすじを見る感覚で見るのが丁度良いのかと個人的に思いました。
全てが物足りない作品
ルパン好きで小池監督のTHEIIIRDシリーズも全部見てるけどこれは途中寝そうになった。
どうして今作が物足りないのかははっきりしてて、要するに本作が「マモーの前日譚だから」だ。墓標や血煙みたいなキャラ掘り下げが本来なら今回はルパンの番になるんだけど、ルパンの掘り下げ本番はマモーなので今回はやるわけにいかない。本番控えた単なる繋ぎ回が物足りないのはそりゃそうだろう。
その上マモーで各キャラの見せ場があるから今回はそれ以上にかっこよくできなくて、今回皆を活躍させないための毒で全体デバフという、下手にマモーへ繋げようとした分全てが物足りない感じに。
前回の偽ルパンといい今回のヤエルといいオリキャラ無双みたいになっててルパン好きとしてはすごい不満!
繋ぎ回なら繋ぎ回で、今までの墓標や血煙をふまえた上での共闘やトリックを見せてくれたらいいのにそれもなし。
例えば、ヤエルも次元と連携して敵倒すとかダメだったのか? まともに撃っても避ける敵に、墓標を生かしてお互いの弾道変えて勝つとかさあーー
ムオムさんもデバフ状態のルパン達相手にイキってるみたいでいたたまれない……自分の体の上に物騒な武器並べてるのもよくわかんない……落石程度で血栓とか弱点ヤバすぎないか
しかもそうやってマモーにつながるよと主張しまくった割にはマモー時のルパン達とキャラが違いすぎて、ルパンて監督の差でそういうもんだと割り切れない人には違和感しかない。
THEIIIRDシリーズ自体はユーモア抑えめシリアス路線でこれはこれで一貫して面白かったから、こんなことなら下手にマモーへ繋げなかった方が良かったのではと思わざるを得ない。
以下細かいツッコミ
・ムオムさん復活機能の手がかりとはいえ言葉がどうとか設定必要?あと通訳なら全部訳せ。観客向けに字幕出すの萎える
・銭形警部がルパンがマグマに……!とか悲しんでたけど落ちても火傷もしないような風呂レベルとマグマなんて立ち上る熱さで違いわかるのでは?
・オリキャラ無双といっても今回新しく出てきた手長足長な人とか弓のお姉さんとかはあまり生かされない、いやホークも
・謎の骨折描写はなんなの骨折り損てこと?
最後にいいとこも挙げておく
・音楽と絵
・ルパンに対する皆の信頼感
・ルパンと次元のやりとり
・ルパンと銭形のやりとり
・小林次元への献辞
今までの小池監督の、墓標等のキャラにフォーカスした作品がよかっただけに、ラストがこれなのが非常に、非常に残念。
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