「Blue Hawaii」リロ&スティッチ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Blue Hawaii
アニメ映画は見たんですがなんとなくしか覚えておらずだったので見直しました。
アニメシリーズは確か夕方くらいにやってたのを見たな〜という感じで、スティッチとは結構長い付き合いだなと振り返りながら思ったりもしながら鑑賞。
実写らしい改変が良い方にも転がり、悪い方にも転がったりしていてトータルイーブンなところに落ち着いたかなと思いました。
今作ではヤングケアラーというのを強く描いており、ナニがリロや家族にどう向き合うのかといったところがどどんとお出しされますが、そこんとこがスティッチの大暴れよりも多めに描いてあった割には飛ばし飛ばしになっていたのもあってうまいことのめり込めずだったのは惜しかったです。
ただちびっこの時に両親を亡くして姉との2人暮らしってのは相当辛いと思いますし、そこが表面化してきた現代だからこそ描けるものでもあったなと思いました。
しっかりリロも悪ガキですが、あのくらいの年齢だったらそんくらい暴れてもおかしくないですし、そこにスティッチがこんにちはしてきたらそりゃお祭り騒ぎですよねっていうのも良かったと思います。
アニメ版からは登場キャラの簡略化だったり、エイリアン状態での変装が無かったりという辺りの改変はありましたが、まぁそこんとこアニメ通りにやったら違和感しかなかったと思うのでそこんとこの改変はありかなと思いました。
博士がヴィラン寄りの扱いになってしまったのは仕方ないとはいえ、みんなでハッピー!なアニメ版の終わり方が好きだったのでそこはちょっと引っかかってしまいました。
大団円なラストは好きなだけにちともったいなかったです。
映像は鮮やかな島や海の様子、建物の木を感じる作り、アニメーションとは違うアプローチでの映像表現だったのでとても良かったです。
キャストも良い具合にハマっていましたし、モフモフなスティッチの躍動感もこれまた良かったです。
実写映画としては無難な作りでしたが、3月に公開した革命姫の出来を考えるとこれくらいがちょうど良いよなとなりました。
ディズニーを救う救世主なスティッチ、子供の頃からお世話になってますし、立派なヒーローですね。
完全に余談ですが観た回でのビニール音が過去1うるさく、注意しに行ったろうかなと思いつつも自分は1番後方の席、ビニール音は結構前の席という事でどこにおるねん…と思いながら頑張って映画に集中することに必死でした。
普通持ち込み可な劇場でもビニール音は控えるはずなのにガッサゴッソガッサゴッソでした。
帰ってから足の小指を強打しておいてください。
鑑賞日 6/16
鑑賞時間 13:30〜15:25
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。