劇場公開日 2025年2月28日

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「俺的、後部座席に乗り込んできたら嫌な人第一位のニコラスケイジ」シンパシー・フォー・ザ・デビル 自分BOXさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 俺的、後部座席に乗り込んできたら嫌な人第一位のニコラスケイジ

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

『ニコラス・ケイジが勝手に後部座席に乗り込んで来る』
ただそのワンシチュエーションに心惹かれて観に行きました。

嫌すぎるだろ、(あぶない方の)ニコラス・ケイジが来たら!

もし乗り込んで来たのがドゥエイン・ジョンソンだったならワンチャン「ヒーロー活動に巻き込まれたんかな?」と希望が持てるし、ハビエル・バルデムだったなら訳が分からない内に殺されて恐怖を感じる暇もなさそう。

でもニコラス・ケイジはなぁ…
案の定、意味不明なおしゃべりを聞かされ続け、しまいに「お前はどんな人間か言え」と詰められてウザ怖いったらありゃしない。

今回のニコラスはヒゲ面に髪を赤く染めて赤いラメのジャケット姿という奇抜なファッション。ニコラスが奇抜なファッションなのはよくある事なので違和感を感じず観賞後まで気付かなかったんですが、あれって西洋で悪魔は赤い皮膚に角とヒゲ面で描かれるから、赤いニコラス=悪魔って意味だったんですね!

でも結局、ニコラスは悪魔のフリをしていただけで『深淵をのぞく時深淵もまたこちらを~』と『悪魔を憐れむ歌』の合わせ技で荒木飛呂彦の短編みたいな話に着地しましたな。

もうちょい、ウザ怖いニコラスが見たかったですが、ニコラス・ケイジ好きな自分としてはわりと満足できました。

自分BOX
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