アヴィーチー　マイ・ラスト・ショー

舞台でプレイをしている青年は
とびっきりの笑顔でその場を楽しんでいるように見えた。

その青年の名前はアヴィーチと言った。

彼が作り出すサウンドは、

欧州きっての伝統的ダンスビートである

ユーロビートと

欧州発で世界中をロックしたビッグビートが脇を固め

ヨーロッパを代表するメロディメイカーの

珠玉の旋律が彩っている◎

この青年が生み出した曲たちは、欧州各国の主要番組で

ヘビープレイされ世界中を駆け抜けた。

その青年が立つ舞台にはCDJ4台とそれらを無駄なく繋ぐ

ミキサーが用意され、彼を支える舞台にはこれでもか！

と言わん限りのディスプレイが設置され

この青年の姿は神々しく観客には映っただろう◎

僕はこの青年が送り出した数々の名曲は好きだけど

このライブ映像を見て改めて聴き直しをしたい

とは思わなかった。

むしろ、その時代その時を生きていた自身に語りかけ

その後に起こる世界の変化に目を向けてみようと

説教しちゃってるだろうな。と感じた。

それが本作を観ての率直なファーストインプレッション

である。

イビサ島のナイトクラブ「ウシュアイア」でのアヴィーチー最後のライブ。
やっぱり凄かった。
カラダが揺さぶられいつの間にかノリにノッていました。
もう観られないと思うと寂しさが湧き出ます。