「涙腺崩壊?良い映画なんだけど哀しい・・・」おいしくて泣くとき ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
涙腺崩壊?良い映画なんだけど哀しい・・・
「片思い世界」に引き続いての鑑賞だったんですが・・・
ホノボノ、ホンワカとした世界観の後で、この作品は辛すぎる。突き付けられる現実の、悲惨な展開に打ちのめされました。
悲しい話だろうなってのは、予想してたんですが、長尾さん、當真さん、若い二人の淡い初恋を思わせる爽やかさに惹き込まれれば惹き込まれるほど、哀しい現実にドップリと落ち込んだ次第です。
【ネタバレ】
心無い大人に踏みにじられる子供たちの純粋にイライラしっぱなし。
人の善意を偽善と言い切る若者(バカ者)たちの思い上がりに、ますますイライラ。例え、偽善であったとしても、何もしないよりは良いだろう。ましてや、それを非難すること自体が最低の行為だと気付けや!
當真さんにすっかり魅せられました。華とは、また違うような存在感の大きさを感じました。
長尾さんも良かったです。まさか「室町無頼」の彼だとは・・・全然気付かなかった。
この二人が、ホンっと素晴らしい。恋愛とも言い切れない、まさに淡い初恋。若者特有の純粋な想いに、こころ洗われた気分です。
だから、尚更、この二人に訪れた出来事にドップリと落ち込んじゃいました。
30年前の突然の失踪、これからが希望に満ちた矢先の記憶喪失・・・
その後の努力で幸せを掴むことができたのかもしれない。夢を叶えたのかもしれない。
でも、もしあそこで記憶を無くしていなければ、初恋の相手との別の幸せがあったのかもしれない・・・
それを考えちゃいました。
記憶を取り戻した涙の中で、淡い初恋の想いの中で、一見ハッピーエンドに思える最後だったんですが・・・自分には、別の未来があったのかもしれないと、悔やまれる想いで哀しくなりました。
良い映画だと思うけど、切なすぎる。
Uruさんの歌も良かったです。
余談ですが、無性にバター醤油焼きうどん食べたくなります。
共感ありがとうございます。
ラスト感動したのは、序盤連打された悪意描写のせいだと解っているんですが・・偽善者発言の子たちは明らかに自分の考えじゃ無さそうで、超イラつきました。
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