劇場公開日 2025年4月4日

「老若男女全ての人に観て欲しい作品」おいしくて泣くとき にけゆけえかさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0老若男女全ての人に観て欲しい作品

2025年4月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

公開日に観て、現在4回鑑賞済。
毎回観るたびに涙量が更新されています。

主演の長尾謙杜さんの演技がとても素晴らしかったです。スクリーンに映ったそこにいるのは15歳の風間心也でした。心也にしか見えなかった。それくらい役を自然に演じていました。
元々、目で演技する、表情の使い方が特化していて、自然に演じた役になれる方なので、観る前から安心しかなかったです。
【過去作 HOMESTAY(真とシロの2役)、岸辺露伴ルーヴルへ行く(青年期 岸辺露伴役)、室町無頼(才蔵役)】

心也の葛藤、感情が溢れ出るところや、若さゆえの行動。観ていて羨ましくもあり、心が痛くなったり、応援したり、あたたかい気持ちになったり、あなたはどう考える?と問われてる気持ちにもなりました。

予告にもありますが、心也と夕花の雨のシーンは本当に美しく儚げでした。実際に雨も降ったと聞き、雨も味方してくれて、「笑ってるけど心では泣いている」素敵なシーンになっていました。

心也と夕花のお話ではありますが、心也と父の関係性も本当に素敵で感動しました。
長尾くんと安田顕さん演じる心也と父の温かい親子愛、言葉ひとつとってもグッときて涙しました。父の心也に対してするある動き、私はそこが特に大好きです。

私の友人が5年前くらいからこども食堂の経営企画や援助をしています。話も聞いていたので、寄付など協力出来るところはしています。
おいしくて泣くときを見て、こども食堂がある現実と、なければいけない日本の起きている環境を知って何かを感じてもらえたらいいなと思います。

横尾監督が初日舞台挨拶で、原作が大好きで読み込んで本当は3時間超えになっていたと。
泣く泣くカットしてこの映像時間になったと話していました。いつか3時間超えの映像も観てみたいです。

ラブストーリーだけではなく、人を大切に思う気持ち、家族愛、今起きてる現実、観た人が「何か」を必ず感じられる作品です。
ネタバレできないので多くは言えないですが、
中盤以降はずっと泣いていました。
大人になって色んな事に左右されて我慢して生きていたりします。
感動だけではなく心があたたかくなる作品ですし、映像も美しいのでぜひ映画館で観て欲しいです。

にけゆけえか
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