神は銃弾のレビュー・感想・評価
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死と痛みは平等なのか…
行きなり、少女誘拐を日中にスーパーマーケットの玄関前で、如何にも怪し薄汚い数人の男女が手慣れたチームワークで攫って行く…
そのチームは、全身に顔にも所構わずタトゥーが刺されている。
この集団は何なのか?
こんなことが実話として何処でありうるのか?
タトゥーが苦手な僕は帰りたくなった。
わかったことは、
アメリカでカルト集団で、拐った少女を薬漬けにして、売春させたり、カルト儀式の生贄にしているようだが…
いや、
新年前にこの映画鑑賞は、
ヤバイ!
キモイ!狂ってる!
ありえない!
ホンマかいな?
凄いやん!
ケースちゃん、やるやん!
腹の切り傷、自分でホッチキス止め出来るか?
元事務方警官が殺し捲るか!
元カルトメンバーと退職警官が、
カルト集団に復讐と誘拐された娘の奪還に死にもの狂いとなって、
カルト集団を正体を暴きだす。
痛快ノワールアクションだった。
ケースちゃんの名言
「体は奪われても、心は渡さない!」
これがほぼ実話なら、
親子ほど歳の差のあるケースとボブのその後を知りたいものだ。
ケース役のマイカ.モンローよくやり通し可愛かった。
今年の5/100に入る秀作だなぁ
(^ω^)
神は銃弾
劇場公開日:2024年12月27日 156分
「ジョンQ 最後の決断」「きみに読む物語」の名匠ニック・カサベテスがメガホンをとり、
カルト教団に元妻を殺され、娘を拉致された男の怒りの追走劇を描いたノワールアクション。
「このミステリーがすごい!」2002年版海外編で第1位を獲得するなど、
日本でも高く評価されたボストン・テランのベストセラー小説「神は銃弾」を映画化した。
クリスマスの夜、刑事ボブ・ハイタワーの元妻とその夫が惨殺され、
娘のギャビもこつ然と姿を消してしまう。
その背後には、悪魔のようなカルト教団「左手の小径」の影がうごめいていた。
絶望と怒りにさいなまれたボブは、
かつてそのカルト教団に誘拐されたものの生還を果たした経験を持つ女性、ケース・ハーディンと出会う。
ケースは心に深い傷を負っていたが、
ボブの苦悩と覚悟に動かされ、彼に手を貸すことを決める。
法の力も及ばず、正義の限界を悟ったボブも、刑事の職を捨て、
その忌まわしい世界へと足を踏み入れることを決意。2人は痛みと怒りを武器に進んでいく。
主人公ボブを「ゲーム・オブ・スローンズ」のニコライ・コスター=ワルドー、
ボブとともにカルト教団の闇に挑むケースを「HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ」「グレタ GRETA」のマイカ・モンローが演じた。
そのほか、「Ray レイ」「コラテラル」のオスカー俳優ジェイミー・フォックスが共演。
神は銃弾
劇場公開日:2024年12月27日 156分
心は渡さない
カルト集団に元妻を殺害され、娘を誘拐された刑事が、団体から抜け出してきたという女性と協力し囚われた娘を取り戻しに行くが…といった物語。
直視するのも辛い現実をこれでもかと見せつけてくるサスペンス作品。
尺は2時間半超えと非常に長いが、中々一枚岩になれなくとも、目的に向かい協力する2人の姿は見応えがあるし、テンポもよく冗長さを感じさせない作りがお見事。
生きているかどうかもわからない娘を探す焦燥感に加え、少しずつ明らかになるケースの過去。そしてお互いに心を開いていく様…。それでも降りかかってくる困難はどれもキツいですね。
相手は悪魔崇拝者…ということのようだが、一応それらしい描写がないことはないものの、どちらかというと普通の(?)麻薬ギャングと言った印象。その他にもアイツやらアイツやらも何となく怪しい雰囲気が漂い…。
とにかく終始緊張感の漂うサスペンスフルな展開はヒリヒリするし、忘れた頃に回収される伏線たちには一本取られた気分‼
…からの、クライマックスのギアチェンジはある意味圧巻(笑)‼めちゃくちゃやりますやんw‼まぁここも見応えがあってこれはこれで◎
物語はここで終わりかなぁ…って所からも、ちゃんと最後までアレコレ回収してくれるし、中々に辛い描写も多いものの、長尺を感じさせない重厚なサスペンス作品としてとても面白かった。
こんな恋😌🌸💕もありだな〰️
娘をカルトに奪われた男と、そのカルトから脱退した女とのバディも...
娘をカルトに奪われた男と、そのカルトから脱退した女とのバディものロードムービー、そして実話が元、という外枠からは想像を絶するヴァイオレンス満載のトンチキ映画である。現代を舞台にランボー×マッドマックス!?みたいなノリで、最終決戦は石切り場で大爆発に大殺戮!警官とはいえ事務方で堅物そうなイケオジが、パンク娘に導かれ、カルト潜入のためとはいえ全身タトゥーまみれになるのはなかなかの性癖…とか脱カルト者の苦悩とか、そういうのリアリティラインもろとも全部吹っ飛ぶやり過ぎ感。色々と盛り込み過ぎて冗長だったり、カルト首領を単なる暴力チンピラに描きたいのか、複雑な背景を入れたいのかはっきりしなかったり、警察周りの陰謀譚は余分だろう、とか言いたいことはたくさんあるが、ラストシーンの余韻ですべて許せる気もしないではない怪作。
長いのに雑
乾いた…
乾いた暴力の予感を常に孕んだままタイトに展開する2時間半。ヴィルヌーヴの「ボーダーライン」をも思わせる雰囲気で実に好み。ニック・カサヴェテスの方が先輩とは思うが…ww
冒頭、この勢いで2時間半って大丈夫かな、と思ったが杞憂。息つく暇もなく追い込み、追い込まれる…
ともにすべてをカルトに奪われたケースとボブ。神の恩恵に照らされていると思っていた世界は実は神の恩恵が届かない暗部を多々抱えた世界だったということ、神はキリスト教徒が思うような善良な神ばかりではないこと、に気づく…そして一切の救いもなく、ただ娘だけを奪還するための、それも間違いなく傷付けられているだろう娘を奪還するだけの闘い。
主人公のボブが「デスク・カウボーイ」だということで観客もともに暴力描写にだんだんと慣らされていく訳だが、その痛みにはやはり慣れることはない。それをちゃんと意識した演出だったと思う。そこが良い…
ただ鑑賞にあたっては、かなり厳しい(性暴力を含む)暴力描写があるので要注意。RもPGも付いてないのが不思議なほど…
ジェイミー・ラニスター(としか思えないのよもはや…)もマイカ・モンローも文句なく良かった。
過激で長いですけど、かなり良かった
70~75点ぐらい。マイカ・モンローが不良役。
けっこう重厚だったけど、なんか安っぽさも感じた。
マイカ・モンローが、今までのイメージを覆すような不良役を頑張って演じてますが、やっぱり軽いかも?
脚本も…かな…?
後半のアクションシーンは顕著に安っぽさを感じた(笑)
あと長い…156分(笑)
先にアラばかり書いたけど、引き込まれて観れたし、けっこう面白かったです。
前述したネガティブなトコが気になって、手放しで4つ星の80点を付けれないだけ(笑)
デヴィッド・ボウイの「ROCK 'N' ROLL SUICIDE」やディランが流れたり、エンドロールで気付いたけどデッド・ボーイズが使われてたり、音楽も良かった。
言われないと分からないジェイミー・フォックスも出てます(笑)
残酷表現が少し?けっこう?あります。
『ドラゴン・タトゥーの女』っぽさを感じます。
事実に基づくフィクションだそうですが自分が調べた限り、チャールズ・マンソンの事件を基にしているみたいで、ほぼフィクションっぽいです。
原作小説は読んでいない僕のレビューでした。
悪魔の羊と神の羊
悪魔崇拝ギャングに攫われた娘を救出に向かう警察官の父親と、元犯人グループの仲間だった女性の話。
クリスマスの夜、父親が仕事に出かけた自宅に犯人達が押し入って、妻が殺され娘が攫われ6週後、手掛かりを掴めない警察に元グループのメンバーという女性から連絡があり事が動き出す。
イマイチ信用出来ない女と共に、怪しいタトゥーバリバリのヤク中軍団に近づき、犯人に近づいていくサスペンスフルな展開と、メイン2人の機微のドラマが濃厚で、156分の尺でもところどころ駆け足に感じるほど。
かと思いきや、ラスト30分ぐらいのところでは突然のエンタメ感満載ヴァイオレンスアクション?w
ただ、黒幕パートは実話だったら仕方ないけれどちょっと取ってつけた感が。
そんな空気感のチグハグさはあったし、どこまでが実話ベースなのかはわからないけれど、とても面白かった。
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