神は銃弾のレビュー・感想・評価
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娘をカルトに奪われた男と、そのカルトから脱退した女とのバディも...
娘をカルトに奪われた男と、そのカルトから脱退した女とのバディものロードムービー、そして実話が元、という外枠からは想像を絶するヴァイオレンス満載のトンチキ映画である。現代を舞台にランボー×マッドマックス!?みたいなノリで、最終決戦は石切り場で大爆発に大殺戮!警官とはいえ事務方で堅物そうなイケオジが、パンク娘に導かれ、カルト潜入のためとはいえ全身タトゥーまみれになるのはなかなかの性癖…とか脱カルト者の苦悩とか、そういうのリアリティラインもろとも全部吹っ飛ぶやり過ぎ感。色々と盛り込み過ぎて冗長だったり、カルト首領を単なる暴力チンピラに描きたいのか、複雑な背景を入れたいのかはっきりしなかったり、警察周りの陰謀譚は余分だろう、とか言いたいことはたくさんあるが、ラストシーンの余韻ですべて許せる気もしないではない怪作。
長いのに雑
乾いた…
乾いた暴力の予感を常に孕んだままタイトに展開する2時間半。ヴィルヌーヴの「ボーダーライン」をも思わせる雰囲気で実に好み。ニック・カサヴェテスの方が先輩とは思うが…ww
冒頭、この勢いで2時間半って大丈夫かな、と思ったが杞憂。息つく暇もなく追い込み、追い込まれる…
ともにすべてをカルトに奪われたケースとボブ。神の恩恵に照らされていると思っていた世界は実は神の恩恵が届かない暗部を多々抱えた世界だったということ、神はキリスト教徒が思うような善良な神ばかりではないこと、に気づく…そして一切の救いもなく、ただ娘だけを奪還するための、それも間違いなく傷付けられているだろう娘を奪還するだけの闘い。
主人公のボブが「デスク・カウボーイ」だということで観客もともに暴力描写にだんだんと慣らされていく訳だが、その痛みにはやはり慣れることはない。それをちゃんと意識した演出だったと思う。そこが良い…
ただ鑑賞にあたっては、かなり厳しい(性暴力を含む)暴力描写があるので要注意。RもPGも付いてないのが不思議なほど…
ジェイミー・ラニスター(としか思えないのよもはや…)もマイカ・モンローも文句なく良かった。
過激で長いですけど、かなり良かった
70~75点ぐらい。マイカ・モンローが不良役。
けっこう重厚だったけど、なんか安っぽさも感じた。
マイカ・モンローが、今までのイメージを覆すような不良役を頑張って演じてますが、やっぱり軽いかも?
脚本も…かな…?
後半のアクションシーンは顕著に安っぽさを感じた(笑)
あと長い…156分(笑)
先にアラばかり書いたけど、引き込まれて観れたし、けっこう面白かったです。
前述したネガティブなトコが気になって、手放しで4つ星の80点を付けれないだけ(笑)
デヴィッド・ボウイの「ROCK 'N' ROLL SUICIDE」やディランが流れたり、エンドロールで気付いたけどデッド・ボーイズが使われてたり、音楽も良かった。
言われないと分からないジェイミー・フォックスも出てます(笑)
残酷表現が少し?けっこう?あります。
『ドラゴン・タトゥーの女』っぽさを感じます。
事実に基づくフィクションだそうですが自分が調べた限り、チャールズ・マンソンの事件を基にしているみたいで、ほぼフィクションっぽいです。
原作小説は読んでいない僕のレビューでした。
悪魔の羊と神の羊
悪魔崇拝ギャングに攫われた娘を救出に向かう警察官の父親と、元犯人グループの仲間だった女性の話。
クリスマスの夜、父親が仕事に出かけた自宅に犯人達が押し入って、妻が殺され娘が攫われ6週後、手掛かりを掴めない警察に元グループのメンバーという女性から連絡があり事が動き出す。
イマイチ信用出来ない女と共に、怪しいタトゥーバリバリのヤク中軍団に近づき、犯人に近づいていくサスペンスフルな展開と、メイン2人の機微のドラマが濃厚で、156分の尺でもところどころ駆け足に感じるほど。
かと思いきや、ラスト30分ぐらいのところでは突然のエンタメ感満載ヴァイオレンスアクション?w
ただ、黒幕パートは実話だったら仕方ないけれどちょっと取ってつけた感が。
そんな空気感のチグハグさはあったし、どこまでが実話ベースなのかはわからないけれど、とても面白かった。
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