「メガネが見つかる頃には、ご縁が見えてくる不思議ー」ユニバーサル・ランゲージ ordinalさんの映画レビュー(感想・評価)
メガネが見つかる頃には、ご縁が見えてくる不思議ー
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轟音が行き交う高速道路とその隙間の墓地や時が止まったかのような地元カフェとの対比、無機質な建物が入り組んだ凍える吹雪の街と華やかなペルシャ家具に囲まれ家族が団欒するThe幸せな家庭との対比で、観てる方まで心身ともに体感温度が変わる。
小さな都市の群像劇であり、はじめは場所も人も何だかわけがわからないが、段々線が繋がってきて、最後には一つの円になる。川が合流するウィニペグ湖のように、、、
人それぞれ、話す言語はその人の経験や歴史、居を構えた地域などを表すが、垣根を越えて繋がれるたった1つだけのユニバーサル・ランゲージとは、思いやり、なんて安っぽい複雑なものじゃなくて、我々は結局どこかで一つに繋がっているのだというシンプルな認識なのかもしれない。
そうしたニュートラルなスタンスが、いつでも誰かの涙に差し出せる全開きティッシュのような、脱力した最も強い優しさを生むのである。
人を飽きさせるくだらない大切なものツアー、地元でやってみようかなー笑
―そしてまた誰かと誰かを繋ぐかもしれないピンクのお金を、そっと凍らせる
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