「Position」ユニバーサル・ランゲージ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Position
ポスターからウェス・アンダーソン風味を感じて楽しみにしていたんですが…あらら…思ってたものとは違うし序盤から突き放されるのでなんだかなぁって感じです。
シュールというには漂う空気がどんよりしており、笑いのツボの違いはなんだか中華味も感じてしまいました。
序盤いきなりだらしないという事で先生が生徒に説教をする話から始まるんですが、意図的だとは思うんですがうっすい説教で頭がボヤボヤしました。
元々人の怒鳴り声を延々聞かされる作品ってのは苦手なんですが、奇天烈な格好で尚且つダラダラした説教の上に説得力のない展開が冒頭続くのでヤバいかも…となりました。
ツアーガイドの話も不思議な場所を巡るといったシンプルな内容なんですけれど、これまた謎すぎる世界観かつ何を見せられてるんだという映像の往復ビンタでますます置いていかれました。
男同士の入れ替わりの話もだからどうしたと言った感じの話で、何か繋がるのかなーと思いましたが、別にそんな事もなくヌルっと終わっていくのでやっぱり首を傾げざるを得なかったです。
よくよく考えたら自分は中々の鎖国主義で、日本に来たんなら日本語を喋りなはれ、喋れないなりに努力しなはれと思う堅物なので、そこまで他の国の言語に興味がないのもあり、今作の言語の違いも正直分からずだったので、根本からテーマと合ってなかったじゃんと自分を戒める結果になりました。
ウェス・アンダーソンを味わうならザザコルダまで待つべきだったなと軽く後悔。
やはり雰囲気×シュールの組み合わせは難しい。
鑑賞日 9/3
鑑賞時間 18:45〜20:15
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